ビパッサナー瞑想を検索しているうちに、想田和弘さんの『なぜ僕は瞑想するのか』という本をを見つけた。ビパッサナー瞑想体験記と副題がついている。私は8回ほど瞑想コースに参加し、そのつど体験記を書いてきた。だから他の人がどのような体験をしたのか気になる。
新本でもいいのが、今回は初めてメルカリというサイトを利用して半額で手に入れた。10日間コースの内容はまったく同じだが、その場所や設備、指導者やスタッフ、そして参加者が違うから面白い。朝4時半から夜9時半まで、休憩時間はあるが夕食なしで無言で座りつづけるのはかなりきつい修行である。足腰などの体の痛み、雑念や妄想、強烈な睡魔など、とてもつらかったことを思い出す。
著者も奇跡的な体験をするのだが、私の場合とはかなり違う。バンガーといって、自分の肉体が溶けて消えるのは同じだが、そのときの感覚や受け取り方が違う。ただ同じような体験をしたのだなと、読んでいてこちらも興奮してくる。
こんな紹介文が載っていた。
毎日とにかく忙しすぎるし、競争が激しく心が安らぐことがない。祖国や世界の政治状況を見ていても怒りが湧くことばかりで、心が乱されることが多い。ついでに、映画作家などというヤクザな商売をしているので、経済的な不安も常に抱えている。そういうストレスを少しでも軽減し、心の平静を保つ必要性を感じていた。―本文より
2600年前ブッダが実践したという瞑想修行に参加した映画作家想田和弘による10時間×10日間のルポルタージュ。スマホもパソコンも財布も預けひたすら座って修行する中で、著者は驚くべき貴重な体験をし、考え方と生き方を大きく変えられてしまう。「週刊金曜日」の好評連載、待望の書籍化!
【著者略歴】
想田和弘(そうだ かずひろ)
映画作家。1970年栃木県足利市生まれ。東京大学文学部宗教学宗教史学科卒。米国スクール・オブ・ビジュアルアーツ映画学科卒。
日米を往復しながら、台本やナレーション、BGM等を排した「観察映画」というドキュメンタリーの方法を提唱・実践。
監督作品に『選挙』(2007)、『精神』(2008)など多数。
著書に『精神病とモザイク』(中央法規出版)、『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社)、『カメラを持て、町へ出よう』(集英社インターナショナル)等がある。
私の体験記は昔は検索するとトップに出てきたが、最近はビパッサナー瞑想をする人が増えて、だいぶ後ろになってしまった。それでも〔ビパッサナー瞑想体験記、陽気堂〕と検索するとすぐヒットする。具体的な瞑想コースの内容は私の方がくわしく書いてあるが、想田さんは後半でコースの意義などをうまくまとめて書いている。「また座ろう」という気持ちが起きてくる。
ヴィパッサナー瞑想体験記
最近のコメント