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五行歌・詩

2026.08.10

雷雨

昼間暑いと
夕方雷雨
そんな日が
全国的に
つづくよう

 

ピカッと
稲光り
息を止めて待つ
つぎの
轟音を

2026.08.03

五行歌8月号投稿歌

聴こえなくても
聴こえたふりを
してしまう
その気持ち
今わかります

 

学校から帰ると
縁側から
裸足で跳び出して
遊びに行った
極上の日々

 

そろそろかな
と思うと
足もとに咲いてる
そんな花だ
ネジバナは

 

叔母の面会に行く
ありがとうね
気をつけて帰ってね
九十五歳
こっちが励まされる

 

ふれあい祭りでの
身障者のダンス
親もまざって
みんな笑顔
なんかいいなあ

 

パーフェクト・デイズ
すごい映画だった
もう悟りの世界だ
無心で公衆トイレを
掃除する役所広司

2026.07.31

エアコン様様

暑い暑い
ほんとに暑い
エアコンを
つけっぱなしにして
眠る

 

日没は
早くなったが
依然として
暑い
うだる暑さだ

 

フランスや
スペインの
山火事
やはり
なんかおかしい

 

フランスの
エアコン普及率は
二割あまり
死人のでる
暑さのなかで

2026.07.23

大暑

今日は
二十四節気の
「大暑」
そして
酷暑

 

二十三日は
ふみの日だが
葉書や手紙を
書くことは
なくなってしまった

 

むかし
毎月23日は
名古屋に行った
神ごとに
縁があったから

 

ときどき
あれはなんだったのか
と思うことがある
こころの修行
そう思う

2026.07.22

医者通い

あさイチで
歯科へ
つぎに
泌尿器科へ
夏のある日

 

新しく
命名された
「酷暑日」が
さっそく
大活躍

2026.07.21

昭和の夏

7月21日というと
特別な響きがある
そう
今日から
夏休みだ!

 

地面があり
草や木があり
田んぼがあり
池や川があり
井戸があった

 

蚊帳を吊った
蚊取り線香を焚いた
冷蔵庫もエアコンも
なかった
扇風機さえ

2026.07.11

下村和子さんの五行歌

ふっと
力を抜いて
しゃがむ
噴水の
ひと休み

 

絵手紙から
スイカが
はみ出して
じたばたしても

 

編み棒の
ふれ合う音の中に
居る
あなたへの想いが
かたちになっていく

 

舞い降りる時
飛び立つとき
蝶は
蝶の重さで
ふわりと決心する

2026.07.02

五行歌日誌

五行歌誌の末尾に主宰の五行歌日誌がある。かなり具体的にくわししく書いてあるので面白い。今月のものから三つ引用する。最初は高市首相、つぎは五行歌を創ったこと、最後は自分の性格を詠んでいる。

 

女の首相は
どこか当たりが
柔らかくていいね
とくに
外交にはいいような

 

五行歌は
日本文芸史の
破れから生まれた
短歌の哀調は
古代になかったものだから

 

自分の性格で
一番いいところは
傷つかないこと
何と言われようと
気にしない

2026.07.01

五行歌誌投稿歌(7月号)

千年楠に   
両手を広げて
抱きつく
もう
離れられない

 

木は
移動できないが
何千年も
生きるやつがいる
何千年もだよ

 

車道は危ない
歩道もこわい
自転車は
いつも
迷走している

 

みんな
自分のために
生きている
人の為というのは
偽り

 

自分が
大切だから
他人の
自分も
大切にする

 

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2026.06.27

からだは借り物

 

息を止めてみる
がまんできなくなって
大きく息を吸う
からだは必死で
生きようとしている

 

自分のものであって
自分のものではない体
神様からの借り物というが
そうかもしれない
そうとしか言えないかも

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