詩のボクシング
20年以上も前になるが、NHKで「詩のボクシング」という番組を放映していたことがある。赤コーナーと青コーナーにわかれて、二人が順番に詩を朗読し、勝ち抜き戦をやるのだ。即興の詩をつくるときもあった。
高校生が競うときもあれば社会人のときもある。ことばの力、とくに声に出すことばの力を感じることができて面白かった。
YouTubeでその動画を見つけた。なかでも、先日亡くなられた谷川俊太郎とねじめ正一の戦いは面白かった。黙読したものより朗読したほうが詩がいきいきと立ち上ることが分かる。目で読むのと、耳で聴くのとは大違いなのだ。
朗読は、声の質、スピード、大小などが混ざり、読む人の人格までが表れる感じがする。
3から聴いても面白い。「ねじめのけじめ」がいい。
とくに7の即興詩が最高。
五行歌は
歌というぐらいだから
声に出して読む
あるいは歌ったら
いいのかもしれない
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