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2021.06.20

イチジクの葉

水たまりに
雨が降る
つぎつぎに
輪が生まれては
消えてゆく

今日で
緊急事態宣言は
終わるが
居酒屋さんたちは
どうなるのだろう

イチジクの葉が
大きくなっていく
アダムとイブは
あの葉で
あそこを隠した

あそこは
性交の道具が
ついているが
いのちを生む
神聖は処である

録画で見た
井上尚弥が
左ボディーで
勝った試合を
いまは無敵だな

2020.10.21

新百合ヶ丘まで歩く

水曜日。しんゆり五行歌会の日。うちから新百合ヶ丘の会場まで歩いてみた。生田浄水場に添って歩き、それから日本女子大の長い坂を登る。正門を下れば読売ランド前駅。そこを右折し、世田谷街道沿いを歩く。歩道が狭かったり、段差があったりするが百合丘の駅を左に見てさらに進む。ここからは下り坂だし、歩道が広いので歩きやすい。

11時半ごろになったので、新百合ヶ丘の大戸屋で昼食を食べる。コロナのため席数を減らしているので、外で少し待つ。それから会場の「やまゆり会館」に行く。1時間20分ぐらい歩いただろうか。気温は涼しいくらいだし、いい運動になった。

歌会の出席者は10人。古くから会員だった高岡さんが亡くなられてとの報告あり。花キューピットで花のアレンジメントを贈ることを決めた。高岡さんは「歌がどんどんわきでてくる」といっていたくらいの根っからのうたびとで、存在感があった。さみしい。

歌会のあとは、喫茶店でおしゃべりをした。みなさん、コロナで巣ごもり生活がつづくので、会話が楽しそうだった。おしゃべり、難しく言うとコミュニケーションだが、これはとても大切なことだなとわかる。

帰りは生田駅まで電車で行って、そこでちょっと買い物をして、タクシーで帰る。けっきょく、9000歩ぐらいにしかならなかった。しかし、歩くと楽しい。ふだん見えないものが見えて、それだけで面白い。

2020.06.25

患者の側

きのうのギックリ腰で、治療室へ行けるかどうか心配だったが、すこし痛みはおさまった。雨なので車で通勤し、妻がいろいろ手伝ってくれた。4人患者さんを治療したが、治療中は痛みを忘れていた。床に落とした物を拾うときなどはズキンとくる。患者の合い間に「お尻ころがし」などをやって腰をゆるめる。

午後、妻に鍼治療をしてもらう。太めの針を刺し、低周波をかけてもらう。だいぶ楽になった。患者の側に立つと、いろいろなことが分かる。ツボの位置の取り方、鍼を刺す瞬間の緊張感、鍼先のひびきなど。鍼のあと温灸をしてもらう。少し休むと、ずいぶん楽になった。痛いときほど、鍼がよく効くのが分かる。これから治療はよりていねいになるだろう。

ところで、学生時代の英語会の友達が、私の五行歌集『リプルの歌』を仲間に紹介してくれた。すでに読んでいて、面白かったという感想をくれた人もいる。五行歌という言葉さえ聞いたことがない人が多いだろう。しかし、五行歌は短歌のあの哀調を帯びた七五調には絶対表現できない自由がある。大らかさがある。今の思いを、今のことばで、今伝えるからだ。

短歌や俳句のファンは多いが、少しでも五行歌ファンが広がることを祈っている。

2018.09.24

叔母は元気印

栗平の西食亭に行って、食事をした。近くにお寺があるので、この時期の休日は客が多い。アルバイトの人も変わっていた。なかなか愛想のいい人で、聞けば高校生のとき西食亭でアルバイトをしていたことがあるそうだ。

叔母は畑にいるというので、食事のあと行ってみた。坂道を下ると、草取りをしている叔母の姿が見えた。それほど長い坂ではないが、坂は坂。ここを往復し、畑仕事をしているので、叔母は足腰が達者である。猛暑の頃は4時ごろから畑に出たというが、それでもまだまだ暑かったろうに。88歳、まったくタフな人だ。

となりの植木屋さんに、「叔母がいつもお世話になります」と挨拶すると、「世話になっているのはこっちのほうだよ。すごい人だよ」と笑う。

モロヘイヤ、ピーマン、空芯菜などをいただいて帰る。

2008.02.07

鬼の顔

Muku
ムクドリ

雨戸を開けると、また雪。と思ったが、この間ほどではない。道路の雪は溶けている。木々の雪も溶け始めている。それでも野鳥たちは餌探しに苦労しているに違いない。ムクドリ、ヒヨドリ、雀、キジバトなどが飛んでいる。

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長念寺の掲示板

野鳥がいるかと思って長念寺のほうを回って見たが、さっぱりだった。そのとき、ふと、お寺の掲示板に目が行く。「福願うこころの裏に鬼の顔」という一首が貼ってあった。幸福はだれもが願うところだが、人間というものはけっこう欲が深い。だから、笑顔の裏に鬼が潜んでいる可能性がある。そんな意味だろう。先日、豆まきをしたばかりなので、この言葉は胸をつく。これ以上の福など願わず、いまが最高と思って生きていこう。