過去の歌会作品
第13回新百合ヶ丘さつき歌会
平成21年7月15日
園芸店の外庭は 望月浩子
夕方の人で
賑わう
ひとときの
まわり道
千一体の観音像の前に立つ 黒田ハマ
そのお一方お一方に
亡き夫が重なる
あゝ今
何処の空に在します
井戸で冷やした西瓜 高岡蘭
縁側で
種を飛ばしながら
みんなでかぶりついた
昭和の夏
ふわふわと 神川知子
息の
くすぐったさ
幼子との会話を
耳たぶで聞く
梅雨の晴れ間 山口イチ
のうぜんかずらの
二番花が咲き誇る
ヒヨドリ一羽
夢中になってミツを吸う
地中七年 ripple
地上七日
蝉たちよ
命の限り
飛べ歌え
名も知らない 石橋シズ
コンクリの亀裂に草の芽
見渡せど草の身内見当たらず
生命の力強さに
明日も逢いに
表情の豊かさが とし子
顔の魅力とか
鏡に向かい百面相
隣で孫が
にらめっこ
初生りのトマト 中川宣義
絵てがみに描く
愛用のパレットに
バーミリオンを
たっぷりと溶いて
ユニークな字体を 片野明子
書きたい
書いても書いても
自我が捨てられない
ことに気付く
姑と嫁 橋詰光恵
独身(ひとりみ)同士が
だまって
茶をすする
雨上がりの午後
強風にさからわず 太田京子
自在に枝を
くねらす
富士五合目の
松たち
もうこんなに 早川季良
来てしまった
この道程(みちのり)
どうしよう
戻る事も出来ない
我がボケの虫 澤田たかし
どこまで
成長したのだろうか
ハンチング帽が
ぶかついて来た
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こんにちは.
懐かしいでしょうね。
リプルさんご夫妻 のぶさん 澤田さんは今も活躍して頂いて。高岡さん 茗水さん 早川さん懐かしい人の名前に共感覚えます。
やっぱりその時代の歌も、真剣そのものです。
今更だけど
未来はと聞かれる
いく通りもあった
取り戻すための処方箋
見つからないだけ
長い歳月振り返ればその時の「歌」はその時を反映して作っていたのでしょうね.
投稿: E.A | 2025.07.11 15:40
★E.A.さん、
始めの頃は「第13回新百合ヶ丘さつき歌会」だったのですが、
あまり長いので、私が代表を受けるとき「しんゆり歌会」と替えました。
半分ぐらいはご存じない方だと思いますが、みないい歌を書き、
歌会は楽しいものでした。
季語がなくても、口語でも、いい歌を書いているでしょう。
投稿: リプル | 2025.07.11 16:32