木が痩せた
木から
椋鳥の群が
飛び去った
あっという間に
木が痩せた
きのうのよみうり五行歌欄の特選歌だ。常連の志村さんの作品で、じつにうまい。ムクドリは群れをなし、街路樹のユリノキなどに集まって眠る。葉が落ちたら別のところにねぐらを探すだろう。
枯れ木に止まったムクドリの大群が飛び去ったら、いっぺんに木が痩せて見える。そうだ、その通り。情景が目に見えるようだ。とくに木が痩せたというのがいい。こんな歌が書けたらいいなと思う。
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木から
椋鳥の群が
飛び去った
あっという間に
木が痩せた
きのうのよみうり五行歌欄の特選歌だ。常連の志村さんの作品で、じつにうまい。ムクドリは群れをなし、街路樹のユリノキなどに集まって眠る。葉が落ちたら別のところにねぐらを探すだろう。
枯れ木に止まったムクドリの大群が飛び去ったら、いっぺんに木が痩せて見える。そうだ、その通り。情景が目に見えるようだ。とくに木が痩せたというのがいい。こんな歌が書けたらいいなと思う。
昼休みに生田緑地に行ってきた。そろそろ紅葉もまっさかりだろうと思って。民家園の入口の少し先の左の谷のモミジは見事に黄葉していた。緑、赤、橙、黄色と、文字通り錦織りなす景色だ。ちょうど逆光になるところなど、とても美しい。
その先のいろはモミジも真っ赤だったが、すでにピークは過ぎていてだいぶ散っていた。カメラを構える人が多い。
芝生広場の右手にある「香りの木」のところに行って、なんとか柊ヒイラギを見つけたが、ぜんぜん花がない。今ごろ花が咲くころなのにショック。ヒイラギは木犀科なので、いい匂いがする。金木犀ほど強烈ではなく、なかな上品な匂いがするのに残念だ。
生田緑地を往復するといい運動になる。今日は暖かいので汗をかいた。
遠くへ
行かなくても
近場で
じゅうぶん
紅葉を楽しめる
きょうは暖かい。小春日和を通り越して汗ばむくらいだ。朝はすこし寒かったのでダウンを着て散歩に出かけ、暑くなったのでそれを脱いで歩いたが、さらに暑くなり、家に引き返した。Tシャツは汗でびっしょり。
昼は久しぶりに「はま寿司」に行った。むかしは回転寿司っだったが今は回転しない。タブレットにタッチして注文すると、ベルトコンベアに乗った寿司が、注文した席に来てピタッと止まる。だから乾いた寿司など来ない。ネタもシャリもちっちゃい寿司だが、安いので文句は言えない。いろんな種類のものを食べられると思えばいい。
近くの農家からサトイモをいただいた。それを煮てもらったが、やわらかくて美味しい。
録画したテレビを見たり、YouTubeを見たりした。
髙橋洋一さんが新型コロナの対策費用の計算をしたときの話が印象的だった。前代未聞の事件をどう乗り切ったのか。その裏話を聞いて感慨深かった。インフレと失業率を最小限にするための手段として、国が100兆円を拠出した話だ。
毎週「こころの時代」を録画して見ている。きのうは再放送で「戦場から祈りへ」というタイトルで、写真家の桃井和馬さんの話だった。強烈な番組だった。
友だちを後ろにのせてバイクに乗り、乗用車と衝突。友だちは意識不明の重体。彼が助かるように祈りに祈った。もし助かったら洗礼を受けると約束し、助かったのでキリスト教徒になる。彼の命と入信との取り引きだったという。そのつぎに、幼ななじみにスケートボードを貸したら、その彼が転倒して頭を打ち、死んでしまった。死の現場に2度も直面したのだ。
それから戦地のカメラマンになることを志し、世界140か国をまわり、紛争の現場を訪れて写真を撮りつづけた。その写真が凄惨で目をそむけたくなる場面が多かったが、それが現実だった。中東やアフリカの内戦、ペルーや中南米の紛争地帯。週刊誌の依頼を受けていたので、戦地と日本とを頻繁に行き来する。やがて、そんな生き方に疑問をいだく。
奥さんの死もあって、それから桃井さんはいのちを撮り、祈る人々を撮るようになった。そして大学で教鞭をとるようになる。若い人に自分の見てきた世界を教えようとするが、どうも伝わらない。知識は豊富だが、体験がないから分からない。
そこで、スペインのサンチャゴ巡礼の旅を企画し、学生たちを歩かせることにした。12人の若者といっしょに旅をする。780kmを35日間で歩き通すという過酷な旅だ。頭をもぎとり、感覚で体験する。この旅で彼らが変わっていく。
この番組をつづけて二度見てしまった。
今日は勤労感謝の日。あちこちでイベントが催されているが、近くのフロンタウンでフリーマーケットが開かれているので行ってみた。
菅の星が丘で行われていたものを、去年からこちらに移したものだ。あちらは山の上の細い道で、行くのも大変だったが、こちらは平地だし野球場より広いからいい。お店は100以上出ていたように思う。とにかく大勢の人が集まったものだ。風は冷たかったが、日が出てからは暖かくなった。
私はセーターを買い、妻は毛糸の帽子を買った。あとは布の端切れやひざ掛けを買った。いろんなお店をまわり、物色するのは楽しい。市の衛生局のコーナーもあり、ゴミの分別方法のクイズがあった。妻はすぐぜんぶ当て、景品やトートバッグをもらった。
昼近くなると、パン、やきそば、コロッケ、コーヒー、豚汁などの食べ物屋に人がならぶ。舞台では菅のお囃子や、獅子舞などが披露された。二時間ぐらい、歩き回って帰る。
フリーマーケットは
蚤の市のこと
古市場のこと
freeは自由だが
fleaはノミのこと
きさき(一席)
願い
望むものは
いつでも
幸せだと思える
心を持つこと
市田(二席)
顔や手の皺は
年々深く
脳の皺は
年々浅く
記憶は素通り
えみ(三席)
小春日の公園
降り積もった
銀杏の木の下で
老夫婦が寝そべっている
一枚の絵のようだ
熊田
老年の誕生日は
ここまで生きたという
お祝いの日 でも
残りの人生思う時
本人の心は矢張寂しい
内藤
標識の下に
置かれた
菊の花束
秋の風が
やさしく
のぶ
義母が逝き
女中勤めも終わり
これより先は
妻と母として
生きたしと娘の言う
京子
ロマンスカーの
連結部の切り離しを
小田原駅で見る
全部自動
夢中で見てしまう
リプル
淡い色で
描かれた
ちひろの子どもたち
その目に
笑いはない
驚いちゃうね
もう
喜寿だって
ただただ
感謝!
生まれた日のことは
覚えていないが
大勢の人に
祝福されたような
気はする
いきなり寒くなったが、昼頃は日が差して来ていい天気になった。生田緑地まで散歩した。桂の葉が色づいていないかと思ったが、まだ少し早いようだ。バラ苑アクセスロードにはまだ秋のバラがたくさん咲いていた。ボランティアの人が草むしりをしている。
こちらはプリンセスミチコ、美智子上皇后さまの若い時の名前だ。ちょと控えめなのがいい。
生田緑地から帰るとき、バス停に3人が待っていた。時刻表を見ると2分後に来るという。パスモがあるので、そのバスに乗った。停留所ひとつだが助かる。歩くと景色がよく見える。建物が変わっている。
今日は
12月上旬の陽気
ほんとに
秋が
みじかくなった
11月から自転車の運転をきびしく取り締まるようになった。大幅に事故が増えているかららしい。またスマホを片手に運転しているのを見ると危険だと思う。電動アシストの自転車も多く、スピードが出るのでこわい。違反は5万円以下の罰金。
私も自転車通勤をしているが、ヒヤリとすることが多い。登戸は再開発が進んでいて人口が増え、自転車に乗る人も多くなった。
いちばん困るのが、自転車が走れる道が少ないということだ。自転車は軽車輛だから、車道の左側を走ることになっているが、車道はこわい。広い道路ならいいが、狭い道がおおい。車がとばしているし、大型トラックなどが来るとすれすれに追い越されるときなど危ない。前に駐車している車があると、いったん降りなければならないときもある。
歩道が広くて余裕があれば、歩道を走らせてもらう。そのへんは常識で判断しているが、対向車が来たり、電動に追い越されたりして、こちらも安全とはいえない。電動でなくても、サイクリング車をとばしていく奴もいる。それから車の侵入を防ぐポールが歩道の真ん中に立っていたりする。
歩道を走っていいケースもある。子供の自転車だ。70歳以上の高齢者もいいらしい。私はそれに該当するが、一体どうやって見分けるのだろう。
きのう治療に見えた植木屋さんが「こんなの知ってますか」と、自分のベストを指して言う。左胸にスイッチがあって赤とか青とかつく。「ヒーターが内臓されているんです。あったかいですよ」だって。バッテリーはファン付きベストと同じようなもので、15時間ぐらい持つらしい。
仕事で北海道に行くらしく、寒いところなので買ったそうだ。からだの前と後ろを温めるから、らくだろうと思う。「なんでもいろいろ進歩していますね」とその人。ワカサギ釣なんかにもいいだろうと思った。
名前は、ヒーターベストとか発熱ベストとかいろいろある。
寒い日も
これさえあれば
安心
電熱ベストで
ほっかほか
通販のコピーみたいになっちゃった。
桜の木にエナガの群れを見つけた。猛暑のためか、葉っぱがみんな散っているのでよく見える。ただしエナガは小さくすばしっこいので撮影がむずかしい。コンパクトカメラでズームインして、なんとか証拠写真が撮れた。中央左上に2羽、右下には羽ばたいてホバリングしているのが1羽写っている。
エナガはスズメより小さいが尾が長い。その尾をひしゃくの柄に見たててエナガと名付けられた。鳴き声は、ジリッジリッと小さめだが、やさしく耳に心地よい。群れで来て5分から10分ぐらい遊んでいくから、そのアクロバティックな飛行を楽しめる。
仲間のシマエナガは顔が真っ白で、テレビなんかで見ると思わず「かわいい!」と叫んでしまう。なにかのCMに使われていたような気がする。北海道に行かないと実物は見られない。
*とり忠兵衛さんの画像
穏やかな秋晴れなので、小田原に行ってきた。往復、新百合ヶ丘駅に停まるロマンスカーに乗れた。途中4駅に停まるが、快速急行よりずっと速いし楽だ。何より進行方向を向いて座るのがいい。
空気がきれいなせいか、大山や塔ノ岳が近くに見える。富士山は雪がなく、青く霞んで見えた。いつもなら真っ白なのに見える頃なのに。木の葉は黄葉しているが、あまり赤いのはない。もみじ刈りは11月下旬か12月になるだろう。
久しぶりに小田原城の天守閣に登ってみた。大人510円。エレベータはない。最上階から展望台に出てみると、小田原の街、伊豆半島、相模湾、三浦半島などが見える。大島は霞んでいて、目を凝らしてみるとやっと分る程度だった。陽ざしが暑いくらいだったが、ときおりいい風が吹く。
天守閣を出ると、下の広場では菊花展をやっていた。桜の木にエナガが遊んでいた。大好きな鳥だが、動きが速いので写真に撮るのはたいへん。ま、証拠写真を何枚か撮った。人がいても逃げないので、お城のあたりを縄張りにしているのだろう。
ここには以前動物園があり、象や猿、鳥たちがいたが、いまはもうない。
お城を出て国道1号線まで歩き、そこから「かまぼこ通り」に向かう。いつも休憩させてもらう「なりわい館」は耐震工事中で入れなかった。親切な人がいて、いい食事処を教えてくれた。そこで昼食。
妻は籠常というお店でカツ節を削ってもらった。呉服店や食事処、梅干し屋さんなどといった古い店が多く、そんな店には街角中博物館というのぼりが立ててあった。
ロマンスカーの切符を買い、時間があったらもう少し散策しようとしたが、ちょうどすぐ発車するのがとれたので、そのまま電車に乗る。おみやげも弁当も買わず、電車が発車。おかげで明るいうちに家に着いた。
ちなみに、帰りのロマンスカーの運転士は女性だった。今は新幹線の運転士も女性がいる。
先々週の日曜日の朝だったと思う。NHK短歌で枡野浩一さんが面白い短歌を紹介していた。「いただきます、ごちそうさま」という題で、応募してきたいくつかの作品だ。
死ぬまでに
一度でいいから
「ごちそうさま」
できれば「おいしかった」
と言ってよ
幸せに
なれるものなら
なってみな。
いただきますも
言えないくせに
口は無料 タダ
言っておいたら
よかったな
「いただきます」も
「ごちそうさま」も
番台へ
「ごちそうさま」と
言いそうで
言わないように
気をつけて出る
これは57577の文字数だが、それ以外は五行歌と同じだ。五行歌は文字数は問わない。この歌も口語で会話体だから分かりやすく簡潔でいい。ごくありふれた状況や思いを素直に詠んでいる。「もののあはれ」の片りんもないが、クスッと笑ってしまいそうな歌だ。こんな歌が書けたらいいなと思った。
そのままを
五行に書けば
いいんだよ
気取らなくても
うまくなくても
あらま、五七調になってしまった。五七調のリズムがうつっちゃった。
けさは寒かった。12℃ぐらいしかなく、そこに強い北風が吹いたので、体感温度は冬だ。木枯らし一号が吹くかもしれないと言っていたが、いま見たらその発表がでていた。また週末は気温が上がるらしいが、ほんとに秋らしい日がない。
富士山の初冠雪も発表されたが、平年より一ヶ月遅いとか。冠雪といっても、おしるし程度だ。スペインやイギリス、イタリアの洪水とか、インドネシアの火山の噴火とか、落ち着かない。
今朝の新聞には、「トランプ氏再選」とあった。きのうから、ハリス氏を破るのは分かっていたが、かなりの差をつけていた。インフレやガザ攻撃を支援しているようなところが、民主党に票が集まらなかった理由らしい。
ますます、アメリカ・ファーストが強まり、日本への締め付けもつよくなるかもしれない。少数与党の石破さんで大丈夫だろうか。
どこの国も自国ファーストなのだろうが、あまりその傾向が強いと争いごとが起きる。
富士山の冠雪は
おそく
木枯らし一号は
はやい
こんな年もある
雀の急降下は
ほとんど落下
寸前に軟着陸
なんという
やつだ!
鉄路の
先に
沈み行く
晩夏の
日輪
猛暑だ
外仕事の人は
みんな
ファン付き上着で
命をまもる
とにかく
湿度がいけない
じめじめ
べとべと
だらだら
日本人は
投資が下手
みんなアメリカに
吸い取られる
ウォール街に
長生きは
ありがたいが
医療の進歩で
死ぬに死ねない
人も
ビジターセンターのところまで来たら、ちょうどばら苑行きのシャトルバスが出るところだった。それに乗せてもらいばら苑まで行く。バスは坂を上り、ばら苑の裏側の駐車場まで連れて行ってくれた。これは助かる。あの心臓やぶりの階段を登らなくていいからだ。
秋晴れで清々しい。バラは猛暑で焼けたようだが、ちょうど見ごろだった。ただ夕べの雨に打たれてうなだれているのが多い。秋のバラは元気がないが、色に深みがあるといわれる。そうかもしれない。
おととい、佳子さんが来られたところだ。ロイヤル・ガーデンを背にして写真に写っていたから、だいたい場所がわかる。ロイヤル・ガーデンというのは高貴なお方の名前がついたバラを植えてあるところだ。プリンセス・ミチコもあれば、クイーン・エリザベスというバラもある。その両側にはピースが控えている。私のお気に入りの花だ。
今日はブルガリアデーとかで、ブルガリアの民族舞踊が披露された。ブルガリアの古代文字や、クルミのクッキー、組み紐などのテントが並んでいた。午後2時から、マリエタなんとかという女性のブルガリア大使がスピーチを行った。それから大使館のスタッフが、映像を見せながらブルガリアの紹介をした。陽ざしが強く暑い。
バラ苑をもう一回りして、シャトルバスで生田緑地までもどる。
今日は日曜日、文化の日。いろんな催し物をやっていそうなので日本民家園に行った。いい天気なので人が出ている。
ビジターセンターの脇の通りには、竹で組んだアーチに紅白の布がたくさん垂れ下がっていた。東京芸大の学生さんのプロジェクトの一つらしい。なるほど文化的だ。
あまり床に上がったことのない古民家では、靴を脱いでボランティアの説明を聞くのも楽しい。薬屋さんの百葉箱や天秤ばかり、箱階段など。昔の人の暮らしをしのぶ。囲炉裏の煙が目にしみる。これが懐かしい。丁稚が逃げないように、夜は箱階段の箱をはずしたとか。
竹細工、わら細工、機織り、藍染めなどの作品もあり、販売もしていた。紅葉にはまだ早い。
ワタ、ミツマタ、藍などが植えられているところがあった。藍の花はちょっと短いアカマンマに似ていた。
奥の門から出て、アケボノスギの林へ出る。ここにも芸大生の作品が飾られていた。藍染めの布のようなのが吊るされており、ときおりドライアイスの煙が流れる。アートである。
芝生広場では舞台が置かれ、歌や踊り、バンドの演奏、武芸の披露などがあった。ボタニカルアートの展示もある。キッチンカーがならび、アイスだのクレープだの店が5,6台、人を集めていた。
機関車の前では抹茶のサービスがあり、ご相伴に預かった。愛媛から坊ちゃん電車のサブレを取り寄せて、それをお茶のお菓子としていただいた。こころも体も休まる。
自然のままに
古民家を
たくさん展示している
ほんとにいい仕事を
してくれたものだ
運転免許の
更新手続き
合格
あと三年は
大丈夫
今日から
自転車の
取締り強化
片手運転
酒気帯びなど
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