健康長寿フェスタ

ピンポーンが鳴ったので出ると、「町内会のものですが、お渡しするものがあります」という。玄関扉を開けるとうちの組の組長さんがのし袋を手渡してくれた。敬老の日のプレゼントを配っているのだ。えっ、うちにも？　

そう、私が後期高齢者なのだ。コロナのせいで去年はなかったようだが、今年はいただくことになった。クオカードが入っていた。嬉しいような悲しいような変な感じがする。

フロンタウンでなにか催し物をやっているとおいいうので行ってみた。富士通などがスポンサーになって「健康長寿フェスタ」というのをやっている。最初はゲームのコーナーに行く。パラリンピックで金メダルをとったボッチャというのをやらせてもらった。

車椅子の選手がやっていたやつだ。ルールは簡単で、自分玉を的玉に近づければいい。あるいは相手の玉を的玉から遠ざければいい。だが、やってみるとなかなか思うようにはいかないものだ。ボッチャの玉は適度に重く、あまり弾力がないが、手ざわりがいい。大きめの革製のお手玉のような感じだ。明大生がボランティアで来ていたらしい。

つぎはナッジゴルフとかいうゲームで、プラスチックのクラブで球を打つ。なかなか難しい。慣れると面白くなる。景品にお茶をもらった。

それから下駄を履いて歩き回るゲームもあった。下駄の前半分だけのものを履いて歩いたり、一本歯の高下駄を履いて歩いたりした。左右のバランスがとれないとうまく歩けない。われわれは下駄で育ったので、指に力が入るから問題なし。

フロンタウンのリハビリセンターのの先生たちが来場者のからだの状態をチェックし、軽く調整をしてくれるコーナーもあった。四つん這いになって、猫のポーズと犬のポーズをとり、姿勢を整える方法などを教わった。

体組成の検査をするコーナーもある。骨量、筋肉量、体脂肪などをチェックしてくれる。糖化度をみたり、咀嚼力をみてくれる。内臓脂肪、体脂肪、皮下脂肪などもみてくれる。私はだいたい適正だが、たんぱく質などは少なめだった。筋肉がだいぶ落ちているようだ。

太鼓の演技もあった。われわれが見たのは和太鼓の演奏。女性だけのグループだったが、5人が同時に打つとかなり腹に響く。それも、ほとんど30分たたきっぱなしだった。太鼓はいいね、盛り上がる。右の男性は指導者のようだ。

セレサモスの店があったので、野菜や果物を買って帰る。シャインマスカットは800円だったが、安かったらしい。