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2024.04.19

竹は竹である

きのうの歌会でこんな五行歌を出した。


 竹は           リプル
 木なのか
 草なのか
 竹は
 竹なのだ

あまり得点は入らなかったが、文字数が少なすぎたか、簡単すぎたか、真意を読み取った人は少なかったようだ。私はものごとを決めつけるのは問題だということを言いたかったのだけれど。

農林省のホームページにこんなふうに載っている。

タケはイネ科タケ亜科に属する常緑性の多年生植物です。日本に生育するタケ亜科(タケ類とササ類)の植物は約130種類、そのうちタケ類は種としては20種ほど、変種・品種なども含めると50種ほどではないかといわれています。タケには草のような特徴もあれば樹木のような特徴もあり、草とも木とも違う生態を持っています

身近で不思議なタケの生態に迫る!:農林水産省 (maff.go.jp)

イネ科というと草のようにもみえるが、竹林を通るときなどまるで木のように思える。草の多くは毎年花を咲かせるが、竹の花は毎年は咲かない。マダケとハチクは120年周期に花を咲かせ、その後死んでしまうという。

むかし、子ども電話相談室で無着成恭先生がこんなふうに答えていたのを思い出す。「竹は草か木かというけれど、草でも木でもないものがあるんだよ」。それを聞いて、そうなんだ、なんでも白黒をつければいいというものではないということを学んだ。男でも女でもない人がいるのも不思議ではないのだ。

この歌を書いたきっかけは、朝採りのタケノコをいただいたことだ。その筍を若竹煮にしたら美味しかった。それでこんな歌をつくった。


竹かんむりに
旬と書いて
タケノコか
ちょっと
箸をおく

これをSNSに出したら、タケノコは10日で一人前の高さまで伸びるから旬という字を使うのです、という回答をいただいた。10日は一旬。たとえば、一ヶ月を上旬、中旬、下旬と分けるのと同じだ。果物や野菜の旬についてはまだ調べていない。

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コメント

筍は、今年は1000円未満で買う事できました。
実家の時は京都が有名で売りに来るおじさんから「雨後の筍」条件が整うと次々伸び始め一日1メートル以上という記録の異常さを聞いたことがあります。

雨が
やんだら
筍が
続々生える
竹と筍の歴史本


SNS派されるのですね。

★E.A.さん、

これはナビトモというシニアの会で、画像や歌などを自由に載せられます。
日本全国に知り合いができます。


タケノコは
ぐんぐん伸びる
そばに居たら
その音が
聞こえそう

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