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生田浄水場のあとのフロンタウンの中を歩いていると、入って右側のジョギングコース沿いにクローバーが植えられている。きのうの夕方、散歩しながら四葉のクローバーを探したが、見つからなかった。道端の人に踏まれそうなところによく見つかると聞いたのだが、かんたんには見つからない。だから、見つかったときの喜びが大きいのだろう。
サッカー場は2面とも試合が行われていて、応援の人もかなりいて賑やかだった。一回りして帰るとき、出口のそばのテーブルにクローバーの花輪が置いてあった。女の子ふたりで作ったものだと思うが、そのママかもしれない。私もちいさいとき作ったことがあるから、あんがい男の子かもしれない。
クローバーは白詰草(シロツメクサ)ともいうが、ヨーロッパからガラスや陶器を輸入するさい、これを乾燥させてクッションにつかったらしい。その種がこぼれて日本中に広まったとか。苜蓿(ウマゴヤシ)と呼ぶこともある。
クローバーの
花を集めて
花かざりをつくる
けっこう
夢中になったな
谷川俊太郎(たにかわしゅんたろう)さんはおもしろい。正直な人だ。大学を出ていないので、生活費を稼ぐために詩を書いた。そうしなければ仕方なかった。だから、依頼者の意向にそった詩を書いたこともある、と認めている。
三回結婚して三回離婚している。父は谷川徹三という哲学者。
私の妻の伯父が彫刻家の長谷川昂先生で、その個展があるたび見に行ったが、そのカタログのなかに谷川徹三氏が一文を載せていたことがある。長谷川先生のお宅には何度か伺ったことがあるが、近所に谷川さんの家があることを知った。なのでなんとなく親近感を覚える。
それ以前に、鉄腕アトムの歌の作詞者だったり、むかし「詩のボクシング大会」で優勝したりしているので、現在詩人のなかでは一番知られているのではないだろうか。ことしで92歳かな。
谷川俊太郎さんには、面白い詩がたくさんある。こんなのがYouTubeに載っていた。ま、笑い飛ばしたらいいだろう。放送禁止用語が入っているので、YouTubeにリンクを貼れない。次のことばで動画検索すると見られると思う。
【谷川俊太郎に聞きたい】 動画検索
谷川俊太郎の"スゴい"詩7選 | 小説丸 (shosetsu-maru.com)
苧環、別名は糸繰草 苧環(オダマキ) (hana300.com)
近くのマンションの入口付近に、いろんな草にまみれてオダマキが咲いていた。糸繰り車に似ているといえば似ているかもしれない。日陰でがんばって咲いている。
有名な静御前の舞を思い出す。
しづやしづ
賎(しづ)のおだまき
繰り返し
昔を今に
なすよしもがな
つぎつぎに花が咲く
色、かたち、香り、
あしたは
どんな花に
めぐりあうだろう
一日中、雨が降ったり止んだりして寒かった。午前中、トヨタに行き、パッソの一年点検をしてもらった。自転車で通勤しているので、車は300キロぐらいしか乗っていない。それでも、お寺に行ったり、くろがねやに買い物に行くときなどは必要だ。だから、このまま乗り通そうと思う。夏にバッテリーを交換したが、今回はタイヤのヒビが深くなっているから、次回はタイヤの交換をしましょう、なんて言われた。先日、自転車のタイヤは交換したのだが。
午後、中野島駅前のヒロに行って散髪をしてもらった。いまヒロさん一人でやっているので、携帯で混み具合をみて、空いている時間帯に行った。床屋さんは小一時間かかるので、いろんな話が聞ける。亡くなった人、入院した人、お祭りのことなど、知らなかった情報が入る。ヒロさんは、神奈川県の理容組合の多摩区・麻生区の代表となり、月一で横浜あたりでの会議に出なければならなくなったとか。大変だ
夕方、小雨の中、フロンタウンの中を歩いた。行く途中でオオデマリが咲いていたので写真を撮った。
大谷翔平は二試合連続の6号ホームランを打っている。暗いニュースが多いなか、ホッとする。
自分が
打つわけじゃないのに
大谷がホームランを打つと
なんか
誇らしく感じるんだよね
散髪はいい
洗髪し
ヒゲをあたり
耳毛を剃ってもらい
まどろむ
妻のアップルパイ
米粉のスポンジに
りんごが並ぶ
メープルシロップを
垂らしていただく
日曜日、BSで「沈没船クエスト」なる番組を見た。巨額の財宝を積んだ大航海時代の船、2,000年まえの古代ローマの船や、奴隷船などの調査が紹介された。
スウェーデンでは海底から引きあげられた400年前の軍艦に特別に乗船。世界中で大活躍する水中考古学者・山舩晃太郎と山口智子。フォトグラメトリと呼ばれる最新の3D技術で海底に眠る歴史の謎を解く。
映像がきれいで、沈没船の迫力が伝わる。沈没船からは往時の文化、国々の交流など多くのことが分かるそうだ。
私は22歳のとき、ユーレイルパスというフリー切符を買い、ヨーロッパを自由に旅し、ロシア経由で帰国したことがある。そのときストックホルムでこのWASAの保存館に行った。
当時はWASAは海底から引き揚げられて20年ぐらいしかたっていなかったと思う。それで、沈没船が乾かないようにずっと船全体に海水のシャワーが掛けられていた。木が乾くとボロボロになり壊れてしまうのだ。沈没船を引き上げても保存が大変なのだなと思ったことを覚えている。
今はWASA号は立派な博物館の中に収められている。なんでも木が乾かないような薬品を何年もかけて浸みこませ、海水を掛けなくても保存できるうようにしたらしい。軍艦がみごとに復元されている。
ただWASAは設計ミスで、ストックホルム港を出で1キロあまり先で横風を受けて転覆したそうだ。大砲の放列を2層にしたため、船の重心が高すぎて不安定になったためらしい。だから沈没したところの海が浅く引き揚げもうまくいき、原型を復元することもできたようだ。
前にも書いたが、ストックホルムではスカンセンという古民家の公園にも行った。それをモデルにして生田緑地の日本民家園ができた。その苦労話は、川崎市民劇団の「日本民家園物語」という舞台でたんのうした。
必見!「日本民家園ものがたり」: きょうの発見 (cocolog-nifty.com)
海は
宝の山
海は
人類の
故郷
ベニカナメモチの葉は赤くきれいで、よく垣根に植えられている。以前、名古屋のほうでたくさん見たが、最近では関東でも増えたようだ。
これは私の利用するバス停の後ろにある垣根である。赤い垣根がつづくときれいなので人気があるのだろう。植木のアルバイトをしている人に聞くと、レッドロビンともいうらしい。
バス停のベニカナメモチに花を見つけた。白い小さな花だ。木の花は例によって地味だ。ベニカナメモチの葉の赤は最初、目立つがやがて緑色に変化してゆき、それほど目立たなくなる。花は見たことがなかったので、なんか得した感じだ。
赤は目立つ
火の色
血の色
お日様も
真っ赤になる
きのうの歌会でこんな五行歌を出した。
竹は リプル
木なのか
草なのか
竹は
竹なのだ
あまり得点は入らなかったが、文字数が少なすぎたか、簡単すぎたか、真意を読み取った人は少なかったようだ。私はものごとを決めつけるのは問題だということを言いたかったのだけれど。
農林省のホームページにこんなふうに載っている。
タケはイネ科タケ亜科に属する常緑性の多年生植物です。日本に生育するタケ亜科(タケ類とササ類)の植物は約130種類、そのうちタケ類は種としては20種ほど、変種・品種なども含めると50種ほどではないかといわれています。タケには草のような特徴もあれば樹木のような特徴もあり、草とも木とも違う生態を持っています。
身近で不思議なタケの生態に迫る!:農林水産省 (maff.go.jp)
イネ科というと草のようにもみえるが、竹林を通るときなどまるで木のように思える。草の多くは毎年花を咲かせるが、竹の花は毎年は咲かない。マダケとハチクは120年周期に花を咲かせ、その後死んでしまうという。
むかし、子ども電話相談室で無着成恭先生がこんなふうに答えていたのを思い出す。「竹は草か木かというけれど、草でも木でもないものがあるんだよ」。それを聞いて、そうなんだ、なんでも白黒をつければいいというものではないということを学んだ。男でも女でもない人がいるのも不思議ではないのだ。
この歌を書いたきっかけは、朝採りのタケノコをいただいたことだ。その筍を若竹煮にしたら美味しかった。それでこんな歌をつくった。
竹かんむりに
旬と書いて
タケノコか
ちょっと
箸をおく
これをSNSに出したら、タケノコは10日で一人前の高さまで伸びるから旬という字を使うのです、という回答をいただいた。10日は一旬。たとえば、一ヶ月を上旬、中旬、下旬と分けるのと同じだ。果物や野菜の旬についてはまだ調べていない。
人生は「思い出作り」 澤田(1席)
誕生してから
一歩ずつ一歩ずつの旅
休むことなく
終着駅へ向かう
今時の 大橋(2席)
若いママさん
育児に向き合わず
真剣な顔で
スマホと向き合う
姉が逝って一年 えんみ(2席)
空き家の家は
自慢げに咲く
椿の花だけが
何事もなかったかのように
気合入れ 有水(3席)
両腕に娘二人
ぶら下げて
父が重機となる
さくら下
「そんな昔のこと」 内藤(3席)
と夫は呆れるが
半世紀前のことだって
つぶさに記憶しているのが
女なのです
川面を埋め尽くす のぶ
花筏
優雅に流れて
石を投げても
すぐ元に戻る
最近は 小日方
ごめん
申し訳ない
そんな言葉を
繰り返す前日です
遅めの桜 平田
一斉に芽吹いた銀杏
鶯の声
生きとし生けるもの
輝くいのち
それぞれの新芽に 市田
そっと
手をやり
かわいいね~と
ご挨拶
久しぶり 室川
にぎやかな車座
桜の花も
うれしそうに
花を降り注ぐ
あっ、まちがえた 京子
こんな時
「人は間違える」
の言葉に
救われる
竹は リプル
木なのか
草なのか
竹は
竹なのだ
今日はいとこの勝己君の13回忌。寿福寺に集合し10時から法事を行い、その後、墓参りをした。東日本大震災の翌年、小田原の海で亡くなったのが、ついこの間のように思い出される。54歳だった。
和尚さんの話があった。「人生100年時代といっても、50代で亡くなる人もいれば、生まれて1年で亡くなる人もいる。与えられた人生のなかで、精一杯生きることが大切だと思います。今日は亡くなった人のことを思い出して供養してください」
墓参のあと、登戸の柏屋に行って昼食をご馳走になった。柏屋の3階からは多摩川が見渡せる。春の花や木々の新芽がきれいだった。小田急線のロマンスカーも見える。自然にみんなで昔話に花が咲いた。
きのうハガキを出すときに、机の中に絵葉書を見つけた。星野富弘美術館で手に入れたものだ。このハガキは投函してしまったが、いい詩なので、それをコピーし、けさスキャンした。
星野さんは中学の体操教師だったが、空中回転の模範演技中、頭から落ちて頚椎を損傷し、両手足マヒになった。その後、口に筆をくわえて絵を描くようになり、詩を添えている。絵もいい、詩もいい。心に刺さる。母が色をつくり、一枚の絵を15日間ぐらいかけて描き上げたという。何度かテレビで紹介されたことがある。結婚し、キリスト教徒になった思う。いま、77歳。
痛みも 悩みも
傷つくのも
生きているから
私は今
かなり生きているぞ 富弘
桜も葉が出て、もう見納め。日曜日には花見の人でにぎわっていたのに、今朝はだいぶ散り、小川には花びらがたくさん流れていく。花筏なんて洒落た言葉を思い出す。いかだって筏と書くのかと、変換された文字を見つめる。風が吹くとハラハラと花吹雪。
吉田兼好の言葉を借りれば「花は盛りを、月は隅なきを見るものかは」で、花が散っていくところ見るのも風情があるものだ。散る桜、残る桜も散る桜か。
区役所うらの通りにはハナミズキが咲き出した。ツツジもかなり咲いている。いい季節だが、まだ寒暖差は大きい。今日はどんよりして薄ら寒く、日曜日は夏日になるとか。熱中症に注意。からだが暑さになれていないからね。
さくら花
散り敷いて
祭りのあとの
静けさ
ひとしお
向ヶ丘遊園駅のダイエーの跡地に複合型商業施設「クロス」ができて、きょう開店。チラシが入っていた。郵便局に行った帰り、道路にガードマンが立っていて「クロス満車、時間をずらしてお越しください」という看板を持っていた。チラシによると、イオン、ノジマ、セリアと歯科、メガネなどの店が入ったらしい。また、バス通りが渋滞するようになるから、嫌だけど仕方ない。
最近、救急車のピーポーが多く聞こえるが、人口が増えたのだから当然か。高齢者も増えたし。渋滞が起きると救急車も大変だろう。
けさは霧雨のなかを自転車で来たが、一日中どんよりした空で、寒い。あしたは曇りの予報だが、暖かくなり、花見はできそうだ。梨の花も咲き、八重桜まで咲いている。うちではチューリップとゼラニウムが咲いている。柿の葉がういういしい。
4月3日、朝9時ごろ、テレビを見ていたら、緊急地震速報のチャイムが流れた。沖縄や宮古島方面に津波警報が出て、「いますぐ逃げてください」とアナウンサーが叫んでいる。1月に能登半島地震があり、その後も余震が続き、千葉や福島などでも地震が起きているから「またか」という感じだった。
それから、震源は台湾の東海底らしいことがわかり、花蓮、台中などでも大きな被害が出ていることが分かった。太魯閣という観光地では、岩山が崩れ、道路や橋がこわれ、トンネルなどがふさがったというニュースが流れた。
学生時代、沖縄・台湾・香港と一人旅をしたことがある。花蓮にも一泊した。当時はまだ日本統治が終わって、あまり時間がたっていなかったので、中高年の人はみんな日本語がわかり、流暢に話した。それは不思議な感じだった。日本は台湾を占領し、日本語教育を強いたのだ。それでも台湾の人は日本人に好意的だった。
台中からの留学生のお宅でお世話になったこと、日月湖や太魯閣の絶景などを思い出す。台中から花蓮までは「金馬号」という名のバスに乗った。第2外国語が中国語だったので、旅は楽しかった。もっとも台湾は漢字(旧字体)を使っていたので筆談もできたから、親近感が持てた。
映画の看板に「骨まで愛して」らしきものが「愛你入骨」になっていた。岩下志麻も人気があった。ユワンシャーツーマーだったかな。驚いたのはソフィアローレンなど、外国人の名前もぜんぶ漢字にしていたことだ。蘇俳亜僂蘭なんて感じかな。
先日、お彼岸のとき、客人と富士山噴火や南海トラフ地震の話をしたが、災害は忘れた頃にやってくるのではなく、忘れないうちにもやってきそうだ。
地震は
こわい
いつどこで
どんなのが
来るのか
風は
まっすぐに
吹き
もどることが
ない
神仏を
信じなくてもいい
でも誰が
この心臓や肺を
動かしてるのだろう
左側だけ乗り
右側は誰も乗らない
エスカレーター
左右に乗れば
二倍運べるのに
ためしに
右側に立ってみる
誰も乗らないが
ちょっと
うしろが気になる
菜の花の
向こうに
白い富士
雲さん
少しどいて
囲炉裏の
火
ゆっくり揺れて
ほっぺ赤々
心ほかほか
きのうは暑かったが、今日は20℃ぐらいで、過ごしやすい。あさ、あるお宅の塀からトサミズキの花が顔を出していた。トサミズキかどうかは自信がない。ミズキ科は種類が多いから。
梅や桃、桜などは派手だが、木の花は一般に地味なので見過ごしてしまう。だいたい高いところにあるから気がつかない。
ドジャーズの大谷翔平は、開幕戦からあまり当たっていなかった。もと通訳の水原一平が違法賭博の借金を大谷の口座から送金し、ドジャーズを解雇された。その額が6億円というから、とんでもない額だ。そういうことが影響しているのかもしれないと誰もが考える。
しかし今日は二塁打を放ち、その後ホームを踏み、逆転勝利につなげた。バットの振りも鋭いし、そのうちホームランが出るだろう。
土曜日に自転車の前輪を新しくしたので、乗り心地がぐんとよくなった。タイヤの溝がなくなっていたので、替え時だと自転車屋に言われていた。もう十年近く乗っていると思うが、ブリジストンのもので気に入っている。雨ざらしにしていないから、まだじゅうぶん乗れそうだ。
ヘルメットの着用が努力義務になったが、まだ野球帽で乗っている。ただ、むかしより注意を心がけている。無理をしないようにしている。人口が増えたし、車も自転車も増えた。
自転車は
走るところがない
車道に
自転車マークがついているが
あそこは大型車にひかれる
広い歩道なら走るが
電動アシストや
サイクリング車
ベビーカーや
人でいっぱいだ
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