牧野記念庭園
朝ドラ「らんまん」の主人公、牧野富太郎の住居があった練馬の大泉学園に行ってきた。駅から5分ほどのところに、こじんまりした「牧野記念庭園」があった。いまは練馬区が管理しているらしい。
「らんまん」の放映が終わってから一段落したせいか、訪問者は思っていたほどでなかったが、祝日なのでだんだん増えてきた。多いときは入場制限をしたらしい。
入場は無料で、入口を入ると、さっそく「スエコザサ」が出迎えてくれる。妻の壽衛の名をつけたササである。仙台で発見したという。クマザサよりほそく表面にうぶげが生えており、すこし内側に丸まっているのが特徴らしい。そこには博士が妻に捧げた句碑がある。
家守り 妻の恵みや 我が学び
世の中の あらんかぎりや スエコザサ
記念館には博士の遺品や関連資料が展示されている。ここには植物採集の道具、描画道具、手書きの植物図、出版物などが展示されている。朝ドラを見てきたこともあるが、その本物に出会えて感慨も一入である。とくにムジナモという食中植物の絵は非常に細密で、これを仕上げるのに何日かかっただろう、などと想像してしまう。
書籍展示室は博士が暮らしていた旧居であり、分厚い図鑑や洋書がならぶ。そこには新聞紙に挟まれた標本もうず高く積まれていた。本物は大学や高知の牧野記念館に寄贈されているらしい。ここはよく再現されていて、当時がしのばれる。
講習室というのもあり、そこではセミナーや植物標本をつくる実技なども教えることがあるという。ビデオがあって、見たいものを押すと、牧野庭園の紹介や、植物の説明などが映像でながれる。
裏庭にキッチンカーが止まっていて、コーヒーを売っていた。豆から挽く香りのいいコーヒーで、それを呑みながら庭のベンチでくつろぐ。博士はコーヒー好きだったらしい。きょうは暖かいが、まだあちこちに雪が掻き寄せてあったから、練馬は寒いのだろう。
牧野博士も
さかな君も
ひとつのものに
とりつかれ
鬼になる
人は何かに暴騰すれば、世の中の出来事など殆ど垣間見ることはない。
逆にそれは幸せであったりもする筈。
奥様には感謝の念。
部屋が広すぎてもダメ
狭すぎてもダメ
正座から
すぐ手を差し伸べて
書物取れるほどが丁度いい
お掃除も小さな箒でシャシャシヤと履く様だ。
投稿: E.A | 2024.02.13 15:20
★E.A.さん、
牧野富太郎は
女房にたいへん
苦労をかけた
偉人は
似たり寄ったりだ
実際の牧野家はこの写真の右側に和室の資料部屋があり
本で埋まっていましたよ。研究者ですからね。
投稿: リプル | 2024.02.13 17:23