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2024.02.08

針供養

もう10年ぐらい前のことになるが、2月8日、新宿の正受院というお寺で針供養が行われるというので行った。12月8日に行う所もあるらしい。

だいたい裁縫などにつかう縫い針が多いが、折れたり曲がったりした針を豆腐に刺し、供養するのである。治療に使う針も供えている。当日は甘酒がふるまわれたそうだが、雨が降って来たので、早めに撤収してしまい、われわれは本堂にお参りしただけだった。

以前、鍼灸師たちが浅草の伝法院に集まって針供養を行っていたが、あれは真夏の8月9日だった。はりきゅうの語呂に合わせてそう決めたのだ。本堂いっぱいに鍼灸師があつまり、講演会や籤引きなどを行ったのを懐かしく思い出す。あれはいつのまにか立ち消えになってしまった。

今は、ときどき江の島に行き、針の管(くだ)を創案した杉山和一先生のお墓参りをしている。その管を毎日使わせてもらっているからだ。折れ曲がった針は、医療廃棄物の業者に出している。

正受院にはりっぱな針塚があった。養老孟先生の虫塚にくらべたらかなわないが、道具に対し、生き物に対し、ねぎらいの心を持つことはいいことだと思う。


イチローも
大谷翔平も
道具を大切にする
そこらへんから
違うんだな

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コメント

おはようございます.
「針供養」は嫁ぐ前まで「和裁 洋裁」と資格取り、大阪天満宮に先生と生徒でお参りしましたそんな思い出があります。自分の着物は自分仕立てで持ってきました。洋裁は「紳士服の肩身作り」卒業の作品。今でもあるのかなぁ?ドレメ洋裁学校。


あ イタタァー
いつも指差しを
上手く使えず
先生の呆れ顔
お残りも又 よいものとして

「編み物 お茶お花」と習い、明治 大正の親は就職よりも食うに困らないように我が身につけろと入った。1週間は習い事の繰り返し。25歳は適齢期から外れる「脱皮」だ.そこからの人生がーーーー。笑

★E.A.さん、

あらま、ずいぶん立派に花嫁修業をしたものですね。お茶お花だけでなく、
編み物、和裁洋裁ですか。お料理のほうもかな。それでは旦那さんにとって
いいお嫁さんが来たということになるでしょうね。いまは、和裁をやる人は
ほとんどいませんね。着物を着ることも少ないし。
昭和は遠くなりにけりですね。

鍼供養のお寺があるのですね?
先生には大変お世話になっていますが、いろいろな治療をおこなった鍼で
供養していただいてるんですね・・・ありがとうございました。

★がっぽりさん、

道具が
なければ
始まらない
小茶碗と
お箸のように


ほんと、道具は大切ですね。

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