関東合同新年五行歌会
コロナが少しぶり返し、インフルエンザも流行っている頃が申し込み時の状況だったのか、参加者は86名だった。以前の半分ぐらいだ。4年ぶりだし、10月に全国大会があったこともあるだろう。でも、新しい出会いがあったり、話したことのない人と話したり、楽しい時間を過ごせた。静岡や長野、茨城など、遠方の方もみえた。
入賞作品
一席(菊池牧子)
なるようにしか
ならない
あきらめではなく
覚悟を決め
老いを生きる
ニ席・草壁賞(静御飯)
空
海
風
すれ違う人さえ
私を包む 故郷
三席(永田和美ナゴミ)
やさしさは
「熱」かもしれない
たった一言で
こころの棘が
溶けていく
四席(平井千尋)
言ってしまった禁句 の
残響
深く
鈍く
骨にひびく
四席(葉翠)
これでいい?
と
訊く人がいなくなった
母を亡くした
初めてのお雑煮
フリーマーケットで 太田京子
奥さんに内緒で
負けてくれるご主人
思わずパンを
お裾分け
困ったときの リプル
神頼み
さて
あなたの日頃の
行いは?
一席の方から 今の能登地震の声と共通すると思います。
リプルさんのお歌も3〜5行目がいい 良い歌ばかり並びました。京子さんの歌に近い経験を読みました。😆
「奥さんひき肉
100gおまけ」
精肉店の店主
コロッケひとつ「これおまけ」
妙に嬉しい「おまけ」の日
奥さんはパンを差し出すあたり優しい人柄が見えてきます。
投稿: E.A | 2024.01.16 09:38