フォト
無料ブログはココログ

« 2023年8月 | トップページ | 2023年10月 »

2023年9月

2023.09.30

綿花

P1100141
わたの木(アオイ科)@民家園

夕顔のような、オクラのような花が咲いたあと、実がなり、それがはじけて種が飛び、綿毛が出る。うちでも栽培したことがあるが、なんとも不思議な植物である。世界中の繊維の70%が綿花を材料にしているから、長いあいだ生活必需品として重宝されている。

絹は高価だし、化学繊維も増えているが、やはり綿は体にしっくりくる。綿毛をつんで糸をとり、機織り機で布に仕上げる作業はたいへんだったろう。

映画『風と共に去りぬ』では、広大なコットンフィールドで黒人たちが綿花を摘む情景が描かれていた。黒人奴隷である。とつぜん、コットンフィールドの歌を思い出した。

コットン・フィールズ / Cotton Fields CCR 1963 / 歌詞 - YouTube

by CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL (CCR) - Lyrics


綿の木
桑の木
お蚕さま
麻も藍も
天の恵み

2023.09.29

今夜は十五夜

P1100143
お月見:芋、豆腐、だんご、柿、そば、ぶどう、それにススキ@民家園

中秋の名月。きのうもほぼ満月が見えたけど、今日も晴れてくれるといいな。上り始めのオレンジ色っぽい大きな満月が好きだ。小さい頃、うちでは、ススキとお団子とお芋を飾ったような。風流な時代だった。時間がゆっくり流れていて。


暑さ
寒さも

彼岸まで
たまには
例外もある

2023.09.28

野鶏頭

Nogeitou
ノゲイトウ

生田緑地の手前の飯室自治会がしゃれた花壇をつくっている。そこに紫色の棒状の花がニョキニョキ伸びている。画像検索をしたらケイトウとかノゲイトウとか出た。セロシアともいうが、ギリシャ語の「燃える」から派生したことばらしい。

これが赤なら炎のように見えるだろう。しかし、鶏頭(ケイトウ)とはニワトリのトサカに似た花だ。これはその園芸種らしいが、トサカには見えない。鶏冠(とさか)はもっと平たくて上部が厚く、波を打ったように見える。他にもハーブがいろいろ植えられていたが、私はあまり詳しくないのでわからない。

とにかく花屋さんにも外来種が多く、鶏冠ならわかるが、舌をかむような長いカタカナの名前が多い。牧野富太郎博士が存命だったら、頭がこんがらかってしまうだろうな、なんて思う。


長いカタカナの名前が
いっぱいの花屋さん
覚えるのも大変だろう
牧野博士も
面食らうにちがいない

2023.09.27

日本民家園

P1100129
白い曼珠沙華

朝、草取りをして、シャワーを浴び、一休みしてから生田緑地の日本民家園に行った。

入口の展示室で、古民家の構造や、道具、かやぶき屋根の造りなど、いろんな資料をゆっくり見学した。美輪明宏の「よいとまけ」の歌に出てくる、土を固めるやぐらの模型もあった。大きな滑車を使ったようである。

重機のない時代、人力で古民家を作るには大勢の人が協力しなければならない。暑い日も寒い日も、雨の日も風の日もあったろう。写真を見ていると胸がつまる。

ある古民家の裏で、白い彼岸花が咲いていた。白は早く枯れるのだが、場所がよかったのかもしれない。菖蒲田のまわりには、たくさんの赤い彼岸花が咲いていたがあまり元気がない。草の方が勢いがあった。日当たりの強いところでは、すでに枯れかけている。

途中、耐震工事をしている古民家があった。曳家という文字のついたトラックがあり、鉄のレールが何本も積まれていたから、いったん家を移動させ、鉄骨の土台を組んで補強してから元へ戻すのだろう。古民家の維持はたいへんだ。

白川郷の一階のそば屋は閉まっていた。訪問者がまばらだから商売にはなるまい。奥の池のそばの出入り口は通行禁止になったいた。スズメバチが飛び回っているらしい。それで西門まで登った。途中、藍染め工房の中を通ったが、その発酵つぼのにおいの臭いことといったらない。

中央広場に出ると、親子連れやグループが遊んでいた。15時からのプラネタリウムが終り、観客がぞろぞろ出てきた。あさって、中秋の名月には特別プログラムが組まれているようだ。

何度か、モズの声を聴いた。木のてっぺんに止まっているのが遠目にも見えた。

 

母ちゃんのためなら
エ~ンヤコ~ラ
父ちゃんのためなら
エ~ンヤコ~ラ
今も聞こえるあの歌が~

2023.09.26

曼珠沙華

P1100115


とつぜん
炎を上げて
彼岸花
もえる
もえる

2023.09.25

たま寄席

Tamayose

きのうの日曜日は、午後4時、たま寄席に行って来た。今回は林家正蔵も出演。歌手の原田悠里、三味線やマジックなどの色物もあり、豪華だった。前座は若い女性の落語家だった。正蔵は「松山鏡」を一席。うまいものだ。枕に小噺をちりばめて、鏡を知らない時代のはなしで笑わせた。

三味線の響きもいいが、尺八で「バラ色の人生」も聞かせてもらってうっとり。それにマジック。特別出演の原田悠里はちょっとした歌謡ショー。「木曽路の女」は昔カラオケで私もよく歌った。いい席だったので、踊りのあでやかさに見とれた。桂米太朗は改名して一玄亭米太朗となった。そのへんの話が枕。ガマの油売りを披露したが、いつもより元気だったのがいい。

6時半に寄席が終わる。外に出ると、調布の花火が始まったばかりで、ビルの間から大きな花火がよく見えた。そういえば、米多朗師匠が調布の花火とかちあったので満席にできなかったと悔やんでいた。


その道の
プロはすごい
客を
ぐいぐい
引き込む

2023.09.24

マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)

P1100093
マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)

けさは涼しかった。自転車だと寒いぐらいだ。

道端に小さな朱色の朝顔のような花を見つけた。画像検索すると、マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)という花だそうだ。中米あたりから観賞用に輸入されたのが野生化したらしい。以前は西日本に多かったが、温暖化とともに関東地方でも見られるようになったという。

帰化植物の多くは強く、あっという間に日本中にひろがるような気がする。温暖多湿の日本の気候が多くの植物に適しているのかもしれない。そのぶん在来の植物が駆逐されていく感じがしてさみしい。

ちなみにとは、糸すじ、細い糸、糸のように細く続くものとある。縷々説明するなどと、こまごま述べるというような意味で使う。最初、ヘクソカズラみたいだと思ったが、そのカズラやツルのことだ。

朝ドラの「らんまん」はあと一週間で終るらしいが、牧野富太郎博士はこの花をご存知だっただろうか。

2023.09.23

秋分の日

P1100077
ヤブラン@寿福寺


お墓参りに行ったときはまだ霧雨が降っていたが、帰ってきてしばらくすると雨は上がった。その後はずっと曇り空。温度は25℃ぐらいで過ごしやすかった。

妻はいつものようにお赤飯を炊く。以前はおはぎを作っていたが、それだと他のことに手がまわらないし、来客も減ったので、数年前からお赤飯にした。

午後は道路沿いのオオムラサキツツジの植え込みの中から飛び出している木の枝を切ることにした。桑の木ともう一種、名前は分からないが、こっちが曲者だ。シュロやカヤなどもあった。電線にとまった鳥が糞をして、その中に種が入っていて増えるのだろう。1か月ぐらい前に役所で刈り込んでくれたのに、もうニョキニョキ伸びてしまってみっともない。

飛び出した枝を揺すり、その根元を探して、強力な枝切りバサミで切る。通販で買ったキリンとかいうもので、テコの原理を使っているので直径4㎝ぐらいの木の幹もらくに切れる。それを引き抜き、小枝を10㎝以内ぐらいに切り70リットルのゴミ袋に詰める。近所の人も出てきて、草取りなども5人でやったから、短い時間でだいぶきれいになった。

なにしろ暑くないので仕事がはかどる。翌日が美化運動の日になっているが、一日早く終えてしまった。

あとは一人で柚子の徒長枝を高枝切りで取り、それを刈り込み鋏で細かく切り新聞紙に巻いてゴミ袋に入れた。

2023.09.22

蓑虫・ミノムシ

P1100071

雨なのでバスを使った。バス停の近くの垣根に何かがぶら下がっている。よく見ると蓑虫ではないか。山茶花の木らしいが、定かではない。見回すといくつもある。もう抜け殻のようだが久しぶりに見たので写真に撮った。

ネットで検索すると、蓑虫は蛾の幼虫であり、夏から秋にかけて蓑をつくり、その中で冬眠するそうだ。メスは口も手も退化し、卵を産んだあと、蓑のなかで死んでしまうらしい。

実は絶滅危惧種!? 成虫のオスとメスの違いに驚き 

電気の接続につかうピンチもビニールが巻いてあるので、パーツやさんに行くとミノムシとして売っている。私も低周波治療器のコードの接触が悪くなると、このミノムシを変えることがある。コードを切って半田づけをすればいい。
Photo_20230922163201 

2023.09.20

しんゆり五行歌会・9月

9月は題詠で「虫」

          

                 室川(一席)
腹の虫にも
強弱があるらしく
私のはすぐ治まるが
妻のは
なかなかしぶとい

 

                 熊田(二席)
外国人には
雑音(ノイズ)にしか聞こえない
鈴虫の鳴き声
日本人で良かった
秋の風物詩

 

                 山本(三席)
腹の虫がおさまらない
どんな虫で
どんな場面で
どんな状態で
治める策はどうする

 

                 内藤
山の宿
かすかに虫の声
廊下に置かれた
ガレのランプの
淡い灯り

 

                 有水
校庭の
ムカデ走
30人つながって
大騒ぎ
声高く四匹回る

 

                 えんみ
夏に強い
ゴキブリも
猛暑続きに
降参したらしい
一匹も出てこない

 

                 京子
外に出ると
虫 虫 虫の
大合唱
あの小さな体で
羽をふるわせて

 

                 リプル
なんと
蛇が
とぐろを巻いた
形が
虫なんだって

2023.09.19

むかご

1100068

零余子という字を見て「むかご」と読める人は多くないだろう。長いもを育てているご近所から頂いた。さっそく、むかごごはんにしたり、味噌汁にしたり、秋の味を楽しんだ。


辞書を引くまでは
むかごを
零余子と書くことを
忘れていた
また忘れるだろう

2023.09.18

酔芙蓉

P1090976
8時

P1090983
午後3時

やっと大きな花が咲き出した酔芙蓉。 彼岸花も遅れているそうだが、猛暑と雨不足で花にも異変。

朝は純白、昼ピンク、そしてよるは深紅と色を変える酔芙蓉。 花が酔っぱらうようだ、とみた人が名づけたらしい。 花のつけねから3センチぐらいのところに節があって、翌日はそこからぷっつり花が切れて落ちる一日花だ。 この色の変化を見るのが楽しみである。

小さな鉢植えの酔芙蓉を買って地植えしたら、今では2.5mぐらいのおおきな株になった。匂いはほとんどないが、花蜂などが飛んでくる。


さすがに
昼間の酒は
効きそうだ
夜は
泥酔している

2023.09.17

初雪草

P1090984

真夏に長いあいだ咲いているのに初雪草とは、こんな名前を誰がつけたのだろう。盆棚に飾っているうちもある。白くてきれいな花だから目立つ。花びらのように見えるのはガクで、花は中心部に小さくまとまっている。やや黄色く見えるのが花である。


猛暑なんて
関係ないと咲く
初雪草
君はえらいね
暑さは続く

2023.09.16

赤とんぼ

P1090980


アキアカネが
飛びまわり
羽が光る
もっと赤いのは
いないかな

2023.09.15

ヒガンバナの遅れ

ヒガンバナの咲き具合はどうかと、府中郷土の森博物館のようすを見たら、まだ茎が出たばかりだった。猛暑と水不足でかなり遅れていると説明があった。そういえば、うちの酔芙蓉も咲き具合がわるい。数個しか咲いていない。蕾はたくさんあるから、たぶんお彼岸を過ぎてから咲き出すのかもしれない。


自然相手の花
通常通り
咲くときもあれば
早いときも
遅いときも

2023.09.14

白ナス

P1090974

妻が普通のナスと白ナスを植え、毎日のように食べている。白ナスは皮は硬めだが、中がとてもやわらかい。焼くとジューシーといってもいいほどだ。ナスも水不足であまり採れなかったが、切り戻しをして水をせっせとやったらよく生るようになった。

秋ナスは嫁に食わすなというが、あれはどういう意味だったっけ。調べると、こんなことが書いてあった。

 

  • 秋茄子は美味しいので、嫁にはもったいないという嫁いびりの意味。
  • 秋茄子は体を冷やすので、嫁の体を気遣うという優しさの意味。
  • 秋茄子は種が少ないので、子種ができなくなるという心配の意味。

鍼灸の勉強に来ていたレバノンのサミアさんという女性がうちに遊びにきたことがある。米ナスを丸焼きにして、中身をほぐしニンニクを混ぜて作ってくれた料理だが、とても美味しかったことを覚えている。彼女はイスラム教徒でなくキリスト教徒だった。

2023.09.13

ミソハギ

P1090971
ミソハギ(盆花、みずひき)

新盆も旧盆も
過ぎたのに
雨を受けて
ミソハギの花
お彼岸まで咲きそう


午後、カットイン・ジョリーに散髪に行った。店主も耳の周りまで刈り上げて、いわゆるツーブロックっぽくなっている。だいぶ流行っているようだが、私は好きになれない。もっとも頭に大きなヤケドのあとがあるので、私は髪を短くできないのだ。店主と話をしていたが、髭を剃ってもらっているあいだにひと眠りしたようだ。相変わらず外は暑い。

夕方、妻と1時間ほど瞑想し、それから南武線の稲田堤駅のほうまで散歩した。駅は橋上駅舎になるようで立川行きのほうは上下のエスカレーターができていたが、川崎行きのほうは工事中だ。中野島駅にはエスカレータはないが、稲田堤駅は京王線との乗り換え駅であるため先にエスカレータが作られたのだと思う。

お腹がすいたので、富士そばで、ミニ丼セットを食べた。食券を買い、出来上がるのを待っているとき、そばを茹でるところが見えた。そば粉を練ったかたまりを筒に入れ、上からプレスをかけるとミンチのように数人前のそばが湯に落ちる。それを数分茹でるとモリやカケになる。だから、絶えず茹でたてのそばが食べられるようになっているのだ。ちょっと固めだったが、腰がつよいとも言える。

2023.09.12

レインリリー

P1090968

タマスダレを植えた鉢にピンクの花が咲いている。妻に聞いたらレインリリーというそうだ。レインリリーというのは「雨の百合」という意味なのかな。タマスダレの一種らしいけれど、ちょっとおしゃれ。花びらにやや赤みがさして、ユリのように開いている。さわやかな花である。

猛暑のあとは
秋の花が
咲き始める
まずは
ヒガンバナかな

2023.09.11

栗の実

P1090960

イガイガで
たいせつに

守られてきた
栗の実が
割れ始めた

2023.09.10

天神社の祭礼

P1090958
長尾子ども太鼓

今日は枡形の天神社のお祭り。残暑が厳しいので3時過ぎに行った。お参りをして、奉納金を納めた。そうしたら、世話人に「遅いね。もう神楽も歌も終わったよ」と言われた。神事は午前中に行われたようだ。今年はうちのほうは事情があって神酒所も出ない。

焼き鳥と焼きそばを食べ、お茶を飲んで、余興を観た。マジックや風船つくり、長尾子供太鼓の演奏などを楽しんだ。大太鼓を叩かせてもらうと、祭り気分が高まる。自転車なので、いちおうアルコールは遠慮した。暑かったが少し風があったのでまあまあだ。これが二日前だったら台風でおジャンだ。

天神社も昔はプロの芝居の剣劇や、江戸神楽があり、てき屋が並んだ。しかし、10年ぐらい前から、的屋を入れず、専修大学の鳳祭の学生が手伝ってくれるようになり、地元のバンドや祭囃子などが舞台を賑わせている。参拝者も境内一杯になるぐらいになった。コロナ禍に見舞われたが、ことしは通常のお祭りに戻った感じがする。

2023.09.09

中国の覇権主義

China2

インドで開かれるG20では、習近平もプーチンも欠席するが、西側の会議には出ても批判されるからだろう。最近発表された中国の地図には南シナ海のほとんどが含まれている。台湾はまだ中国の一部ではないし、フィリピンや、ベトナム、ボルネオなどもぎりぎりまで自分の海域だと言っている。あきれて、モノが言えない。

きょう、たまたま武田邦彦さんのYouTubeを見ていたら、もともとの漢民族の領土は本来それほど広くないと言っていた。満州は女真族だし、新彊ウイグル地区はトルコ系のイスラム教徒の土地だ。軍隊を持たないチベットからはダライラマを追い出して、ラサまで新幹線を敷いてしまった。ウイグルやチベットでは中国化をすすめ、中国語教育や中国文化を押し付けている。反対すれば収容所行きだし、そこで再教育。言うことをきかなければ拷問にかける。モンゴルも南部は中国化されている。

China

私は以前、チベットの実情を映したBBCのビデオの翻訳をしたことがあるが、収容所に入れられた人は10万人以上だったと思う。拷問も残虐で、かなり多くの人が処分されている。

【公式】武田邦彦の「ホントの話。」第143回 2023年9月8日放送 - YouTube

 

中国は
多民族国家であり
不満がひしめく
やがて
それは爆発する

2023.09.08

雨台風13号

天気予報で関東地方は台風13号の影響で風雨がつよいというので、きょうは臨時休業した。伊豆諸島、房総半島、茨城などは、線状降水帯が発生し、記録的短時間大雨警報が出た。河川の氾濫や崖くずれなどが起きている。台風の中心には雲がなく、その北東に雨雲が集中した。のろのろ台風で、けっきょく静岡県に上陸する前に熱帯低気圧になったようだ。

雨なので一日中、家にこもり、瞑想したり、体操したり、「五行歌」9月号を読んだり、録画したものを観たりして過ごした。Eテレの「あなたもスマホの達人」シリーズは勉強になった。しかし、あまり使わないから忘れてしまいそう。


猛暑
水不足
豪雨
みんな
極端すぎるよ

2023.09.07

仙人草

Photo_20230907162701
仙人草、キンポウゲ科

白いかわいい花を見つけた。名前は仙人草。クレマチスの仲間で、花が終わると長いヒゲのような蔓をだすので、それが仙人を連想させるのでその名があるらしい。花弁は4枚のものもあれば5枚のものもあるという。


ヒマラヤには
何百年も生きる
仙人がいるという
瞑想して
霞でも食っているのか

2023.09.06

心エコー

脈が10回に1回ぐらいとぶ。5回に1回ぐらいのときもある。それで先週、医者に行った。不整脈のある人はあんがい多いから、ほっておいた。でも庭仕事のあとなど、少し息苦しく感じることがあるので、念のためチェックしてもらおうと思ったのだ。

レントゲン、心電図、採血をして、最後に24時間のホルター心電図をつけてもらった。ホルターは翌日はずしに行った。

今日の夕方、心エコー検査を受けた。ていねいに検査してくれたが異常なし。ホルター心電図の結果は10%ぐらい期外収縮があった。症状がとくになければ20%ぐらいまでだいじょうぶという。ただ、血液検査でクレアチニンの値が高く、腎臓があまりよくないと指摘された。それに貧血があると言われた。

クレアチニンのほうは前から高め、尿酸値も高め、それで薬をのんでいる。医者には減塩食と血圧のコントロールをするように言われた。うちはだいたいが薄味なのだが、腎臓がよくないのは不思議だ。他に原因があるのだろうか。家系的に高血圧の傾向があるので、遺伝的なものなのかもしれない。でも、ひとまずチェックをしてもらったので安心した。

あとは、22歳のときに交通事故で背中を打撲しているのが関係しているのかもしれない。


心エコーの
ビデオに映る
心臓の弁の動き
われわれは
生かされているのだ

2023.09.05

月刊『五行歌』9月号投稿歌

会場のトイレの
スリッパを
きちんと揃えている
七十代の男性
三つ子の魂だな

蜩が鳴いている
カナカナカナとは
聞こえないが
カナカナカナとしか
表現できない

水琴窟のような
澄んだ響きと
余韻のある
五行歌を
作ってっみたい

カキーンと
乾いた音
大谷にホームランを
打たれ
うなだれる投手

イカを
写生していると
だんだん
イカが
愛おしくなる

不気味な
夕空を背に
ゴジラのような
黒雲が
立ち上がる

2023.09.04

ビパッサナー瞑想

けさ来た女性の患者さんは、きのうビパッサナー瞑想の10日間コースを終えてきたばかり。9日間、無言ですごし、一日10時間以上の瞑想をしてきたのだ。始めは足や腰が痛くて大変だったが、なんとか終了できた。辛かったこともあったが、行って本当によかったと言っていた。

お盆のコースに申し込んだが満員だった。そのあとのコースはコロナ患者が出たとかで、人数もすこし少なかったらしい。私が初めて京都でビパッサナー瞑想のコースに参加したときは、新しい生徒は9人の大部屋だったが、千葉のコースではみんな個室が与えられたらしい。瞑想センターもだいぶ改善されているようだ。

その患者さんの治療をして驚いたのは、からだがとても柔らかくなっていたことだ。瞑想は座っているだけだから、からだが硬くなりそうだがそうではない。呼吸やからだの感覚に意識をめぐらすと、血行がよくなり、コリがほぐれてやわらかくなるのだ。雰囲気もやわらかくなり、おそらくいろんな変化が起きているのだろうと思う。

10日間コースに参加すると、自分も変わるし、周囲の環境も変わる。人それぞれだから具体的にはいえないが、それがいいほうに変わってくるように思われる。

くわしいことはこちらのHPに書いてある。

日本ビパッサナー瞑想協会

2023.09.03

登戸神社のお祭り

P1030512-640x480

今日は登戸神社のお祭り。きのうは宵宮であったが、通行規制がされているので寄らなかった。けさ自転車で通るときに寄って、お参りをしてきた。9時前なので人影は少なかったが、ガードマンが4,5人立っていた。テキヤさんのお店のテントがあるし、通行止めの箇所もあるからだ。登戸で治療室を開いているので、お世話になっているし、患者さんも登戸の方が多いのでお礼をした。すでに陽射しが暑い。

今日の患者さんは健康維持のための人。歩くのが好きなのに、暑いので出かけることができないと嘆いていた。

たまたま夕べ、アド街ック天国とかいう番組で登戸と向ヶ丘遊園が取り上げられていた。そのとき登戸神社も登戸稲荷社として紹介されていた。この地域は昔から左官業が盛んで、神社の本殿の外壁には漆喰で見事なコテ絵が描かれている。ガラス張りになって保護されているが、よく見るとなかなか緻密で、職人の腕のよさが分かる。

番組では、枡形城址、生田緑地、日本民家園、岡本太郎美術館、プラネタリウム、それから飲食店などが紹介されていた。私たちは近いので何度も行っている。とりわけ野鳥観察に凝っている頃はよく出かけたものだ。

自宅のほうは枡形の天神社の氏子になっており、来週の日曜日にお祭りが行われる予定だ。むかしは自宅のほうにも神社があったが、日露戦争のときに合祀されたという。こちらは専修大学の学生さんが手伝ってくれたり、世話人が出るが、テキヤさんは出ない。コロナで4年ぶりになるのではないだろうか。

2023.09.02

縁(えにし)

もうひとつ、小野龍光さんのYouTubeを紹介したい。琵琶湖のほとりで開かれた講演会の様子である。ちょっと、ちっちゃい子の声が騒がしいが、そいうものに一切動じず、淡々と話す龍光さんに、さすが得度をしたお坊さんだなと感心する。しかし、話の内容はやさしく、ユーモアにあふれていて楽しい。得度をするということは、ブッダのファンクラブにはいるようなものです、なんていう。

 

【小野龍光】ナゼ出家の道を?風景は自分(セカイ)につながる【講演会in滋賀】 - YouTube

 

【17LIVE CEO→インド僧 小野龍光】/出家の理由/2500年前から人間の悩みは変わっていない/ - YouTube

 

【欲望地獄】100億稼いでも満たされない社会-承認欲求を蝕む仕組み-【Guest 小野龍光】 - YouTube

 

東京は今日も暑い。室外34℃、室内28℃、湿度40%。お昼の弁当を食べた後、ブログを書いている。暑いので患者さんも少なく。建築関係の仕事をしている男性と介護職の中年女性を治療しただけ。男性は腰と左親指、女性はひざと右肩。これも縁といえば縁だ。

夕方、瞑想をしてみたが、どうも集中できない。

2023.09.01

貧乏を楽しむ

202392
フロンタウンの西の空

 

【インド僧 小野龍光】どうすれば日本人は幸せになれるのか?/いつしか数字に縛られていた/出家の理由/2500年前から人間の悩みは変わっていない/貧乏を楽しみ、心を喜ばせよ - YouTube

 

きょうも、小野龍光さんのYouTubeをいろいろ見た。

金融資本主義の限界と幸せについていろいろ語っていたが、とくに「貧乏を楽しむことができる」といい、ということばが耳に残った。欲望にはキリがないから、その限りにおいて一時的な幸せは得られてもそれは続かない。だから、ちょっと昔を思って、貧乏を楽しむというような心を持ったらいいという。

今年のように猛暑だと、エアコンが無いと熱中症になり、命に関わる。これは地球温暖化もあるが、自然を壊して大都市にしてしまったこともある。これからは少子化に向かうのだから人口が減る。経済の伸びもそれほど期待できない。

むかしは電気製品がなかった。テレビも洗濯機も、エアコンも冷蔵庫もなかった。自動車もトラックも少なかった。新幹線も飛行機もなかった。プラスチック製品もなかった。蚊取り線香や蚊帳で暮していた。井戸水を飲みかまどに薪をくべた。水道もガスもなかった。

ぜんぶを元に戻すわけにはいかないが、すこし戻せば無駄がなくなり、ゴミも少なくなるのではないだろうか。ま、貧乏を楽しむぐらいの気持ちになったらいい。不便さのなかに生きがいのようなものが見つかるかもしれない。

小野さんは自分が正しいと思うことをしていたつもりだが、ひとを傷つけることもけっこうしていた。だから、いつもその矛盾に悩み、いつか会社をやめようと思っていた。そんなときインド旅行に誘われ、佐々井秀嶺師に出あい、これだと思って得度した。そうしたら肩の荷が降りて、心が落ち着き、あるがままの幸福感を味わえるようになったという。とくに、日の出の方向を向いて瞑想すれば、こんな幸福なことはないという。

« 2023年8月 | トップページ | 2023年10月 »