英語五行歌
4月にアメリカ人が五行歌の勉強に来ることになった。今回来日するのは一人だが、「五行歌の会」の本部が「しんゆり五行歌会」の歌会を見学させたいという。そこで、私が通訳をすることになった。ま、歌会の雰囲気、楽しさが伝わればいいと思っている。
10年以上前に「五行歌世界大会」というのを開催したことがある。アメリカ人が5人ぐらい参加して、全国大会を拡大して行ったのだ。「五行歌の会」主宰の草壁焔太先生が、ニューヨークで五行歌のことを公園や学校などで話し、それに触発された人たちが参加したのだ。
一時は、アメリカでも五行歌のホームページができて、いろんな人が投稿していた。私も何度か投稿したことがある。英語では Five-line poetry と呼んでいる。
「五行歌世界大会」で、私が印象に残っている歌がひとつある。正確ではないかもしれないが、こんな歌だ。中年女性の歌だった。
I smell
my mother's cooking
at each restaurant
I walk
in Tokyo
東京の街を
歩いていると
どのお店からも
母の料理の
匂いがする
自然な感想を飾らずに歌ったいい歌だと思う。書き留めておかなかったが記憶に残っている。
俳句は最も短い形式をとるので英語にするのは難しいが、英語俳句をやっている人たちもいる。私がショックを受けた英語俳句がこれだ。無駄をぜんぶそぎ落としたものだ。
Red leaves
Fall
Again
Fall は「秋」であり、また「落ちる」の意味もある。イギリス英語だと秋は Autumn のほうがよく使うが、Fall に両方の意味を掛けている。音節で五七五としているわけではなく、とにかく短い余韻のある歌を作ろうとしているらしい。どうやったら日本語の俳句になるかは難しいところだ。
もみじ散る ひとひら落ちて また一つ
おそまつ!

この女性の五行歌は素晴らしいと思います。
ちゃんと五行歌ですものね。(訳がいいんですね)
英語の五行歌って、立派に成立するのですね。
ただ、英語俳句は難しそうです。
いろいろと制約や型がありますから。
短い余韻のある歌を作ろうとなさってるなんて、
余程、俳句がお好きなのでしょう。
通訳さん、頑張ってくださいね。
投稿: うきふね | 2023.01.31 19:00
四月は大切な行事おありですね。
春だから歌は「桜」にするかなぁ!
ワシントンの日米友好のシンボル「桜まつり」は世界の名所のひとつ 今年もいっぱいに咲くといいですね。国は違っても あたたかな内容のお歌に仕上がっていますね。
人の住む庭と
住まざる庭の差
花も活気あれば
人の足止める
紅梅の咲き誇り
投稿: E.A | 2023.02.01 10:13
★うきふねさん、
五行歌世界大会のあと、研究会があり、そのとき元学校の先生をしていたといいう
女性が、小歌会ではこの歌をよんだと教えてくれた。あまりに自然にできているので
その場で何度かくりかえして暗記してしまった。正確ではないかもしれないが、
だいたいあっていると思う。ふつうのことを歌っているのが好感が持てる。
英語俳句は、ほとんど分からないものばかりです。俳句は省略が多すぎて、
違う生活をしている人のあいだではほとんど無理に思います。あうんの呼吸と
いうものがありませんから。
投稿: リプル | 2023.02.02 19:03
★E.A.さん、
あんまり人数が多いと、コメントも多くなるし、通訳はたいへんそうです。
でも、五行歌の歌会の雰囲気が伝わればそれでいいのだと思います。
E.A.さんは息子さんに助けてもらって英語の五行歌をつくってくださいね。
日本語ではないのだから、やさしい英語でつくってください。
近くに
空き家がある
家は朽ちるし
草木は伸び放題
日本の未来か?
投稿: リプル | 2023.02.02 19:10