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2022.11.16

しんゆり五行歌会(11月)

月が天王星を           きさき(一席)
パクっと食べた
やがて
地球に
食べられた


高齢者騙す            としお(二席)
コマーシャルが
増えた
いつまでも若い肌の
クスリなど


色とりどりの           のぶ(三席)
国旗はためく国連
この星に旗は
一つあれば
丸くおさまる


すぐそこに            浅井
座っていたのに
逝ってしまった
残された歌集が伝える
心いっぱいのひと


祖母の作るカルメ焼き       内藤
火鉢の周りで
みな固唾を吞む
重曹投入でぷわーっ!
喚声がうわーっ!


里からきた            えんみ
ホトトギスの花が
ひっそりと咲く秋は
母が訪ねてきたようで
面影が偲ばれる


小春日和に            平田
誘われて
枯葉も
ツツツと寄ってくる
蒼空の下


小田急線が            リプル
多摩川を渡る手前から
ダイヤモンド富士が見えた
すぐ日は沈み
山には後光が差した

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