五行歌誌を読む
一日中雨で、外にも出られない。歌集『五行歌』の7月号を読み切っていないので、読み始めた。いい歌がたくさんある。とくに追悼特集『鈴木泥雲さん』の記事と歌がよかった。多くの方が追悼文を書かれている。私は遠出をしないのでお会いしたことはないが、遺作集を読むとなんとなく鈴木泥雲さんの姿が伝わってくる。
主宰の草壁先生は「強さで打ち出す魅力」という一文を捧げている。
僕の
全ての細胞に
泥雲と銘を打って
永遠(とわ)を
手に入れたい
これが代表作になるのではないかとも書いている。
次に「遺作集」のページからいくつか歌を引用させてもらう。
初雪の風は
冷たくて
香車のように
隙間から
攻めてくる
歌は
暇つぶしではない
一つだけの
真っ正直を
残したいのです
いま在る
私を
尊敬しようと思う
全ては
この一点から始まる
いつの間にか
善人面をしている
私
本物の悪人である
証拠なのだ
もう
幕を閉じようか
と 思う時
歌が
私の心を激しく敲く

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