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2021.11.12

五行歌全国大会

7月に募集が始まった書面による五行歌の全国大会の結果が冊子になって届いた。コロナのため参加者が一堂に会することはできなかったが、メールや郵送にて投稿できるため参加作品は376首と多かった。それだけに気に入った歌を100首えらぶ作業が大変だった。さらに5作品にはコメントを書くことになった。

20首までが入選と言うことで、私は18席だったので、かろうじて入選した。ミニ表彰状と図書券をいただいた。だいぶ前のことなのでどんな歌を出したか忘れていた。これがその作品。

ことばも            リプル
こころも
飾れば
飾るほど
嘘っぽくなる

短く分かりやすい歌なので共感を得ることができたのだと思う。文字通り、飾らない歌だ。コメントも手書きで10人からいただいた。うれしい。上位の歌など、いくつか紹介しておこう。

蝉時雨さえ           須賀知子(一席)
断ち切るような
泣き声
幼子の
命がほとばしる

今日              原田理絵(二席)
これが食べたいと
思うものがある
案外それは
幸せなこと

思い出さえ           おれんじ(三席)
消えてしまいそうで
いつまでたっても
消せない
携帯の名前

おばあちゃんが         わがまま(四席)
うっかり
朝寝坊して
家族全員
遅刻した

合鍵を             福島吉郎(リプル賞)
たやすく
作って
渡せていない
今日も

二十手三十手先は        兼子利英子
楽に読めると豪語する
囲碁アマ四段が
妻の
一手先が読めない

「稀に見るいい女ですからね」  恵 遊
酔った母が未来の婿に
言い放ったのは
娘自慢かそれとも脅し?
嫁ぐ娘へ 餞の言葉

そのままの           島田正美
自分でいいのだと
納得すれば
心は
安住の地を得る

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