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2020.12.01

官能歌

『五行歌』12月号くる。表紙歌の歌は官能歌だ。こんなすごい歌を書く人がいるのである。私には書けないセンスの持ち主だ。

 互いの        小沢 史
 隙間さえ
 もどかしい
 肌を脱ぐ
 躰を脱ぐ

草壁主宰の解説:

文芸、とくに詩歌は、人間の基本的欲望の一つである性欲を、第一のテーマとする芸術である。これが芸術になるのは、言葉という思いの道具を用いる芸術だからである。音楽や絵画では、性欲はメインテーマになりにくい。この歌は、まさしく芸術された性欲である。その瞬間以上の瞬間はわれわれにはないと宣言している。わかりやすく、力強く、言葉の極限をいく。「躰を脱ぐ」が輝点である。

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