M君の死
朝メールを開くと、大学の英語会の仲間の訃報が入っていた。それも、いちばん元気だった男だ。私は会社に勤めなかったので、同窓会に顔を出してもあまり話が合わず、ずっと参加していなかった。ただ数年前、彼が近くに住んでいるというので遊びに来てくれて歓談したことがある。トヨタのミッドシップに乗り、ハンチングをかぶったかっこいいおやじになっていた。
よく歩く男で、美術館めぐりなどが好きだった。2年ぐらい前だったか、明大生田校舎の中にある陸軍登戸研究所の資料館に行った帰りも、治療室に寄ってくれた。
ことしの6月ごろだったか、ZOOMで6人ぐらいを招集し、2時間ぐらいみんなで喋ったのが最後になったようだ。人なつこい男で、壁のないのがいい。本人の意思を尊重して、葬儀は家族葬で終わらせたらしい。
まさか
まさか
まさか
あいつが
逝くとは


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