引き渡し式
いろいろ事情があって、いま住んでいる家の前に新しい家を建てた。それが完成し、今日の午後、家の「引き渡し式」のようなものが行われた。建築会社や大工さんがお祝いの挨拶を述べてくれた。地鎮祭、工事の過程、打ち合わせなどをまとめて、しゃれたDVDもつくってくれた。ちょっと胸にせまるものがあった。
去年の今ごろはまだ家を建てる話も出ていなかった。五月の連休ごろから話が進み、だいたい予定通りに完成に至った。
つねに、ご先祖様ありがとうございます、という気持ちは変わらない。同時に、ご先祖様に申し訳ありません、という気持ちも強い。それは古い家を解体しなければならなくなったことだ。長老は「時代だよ」と慰めてくれるが、実際、世の中の変化が早すぎて戸惑うことばかりだ。心の落ち着きを保つのがむずかしい。

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