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2012.12.23

上野、鈴本演芸場

東西の女流落語家が競演するというので、上野の鈴本演芸場に行った。新宿の末広亭はよく行くし、浅草演芸場も何度か行ったが、鈴本は初めてだった。午後一時開演だったが、すこし早めに行って、湯島天神をお参りした。時節柄、そして休日ということもあって、受験生やその家族らしき人でにぎやかだった。いざとなると神仏に願いを託す気持ちは分からないでもない。それにしてもすごい絵馬の数だ。天神様もさぞや忙しいことだろう。

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湯島天神のまわりの商店街は白梅商店街という。湯島の白梅といえば、泉鏡花の『婦系図』を連想させる。天神様から鈴本演芸場までは5、6分ほどだった。

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年末特別興業「東西女流華乃競艶会」。すごいタイトルだ。競艶会というのが女らしい。正直言って、女性の落語というのは聞いたことがないので、どんなものか心配だったが、蓋を開けてみると、これがなかなかいい。とくに子供や色っぽい女性を演ずるときはいい。男の落語家がいくら子供の声色を使っても、品を作っても、女にはかなうまい。逆に、女が男の大家なや年寄りを演じるのはなかなか難しい。

関西の女性落語家はともに創作落語で、こちらは漫才みたいに楽しかった。露の都という年増の落語家はとくに面白かった。「こんなこと言っていいかしら」なんて気を持たせ、聴衆の注意をそらさない。もう一人の若いほうも、神戸、大阪、京都の女性3人を登場させて、それぞれの方言や気質を交えて面白い話をしてくれた。江戸屋猫八もうまかった。トリは菊千代さんの落語「子別れ」だった。女の落語家もあなどれない。

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徳大寺

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それからアメ横に行った。秋田の親戚を送り迎えするために、上野駅やアメ横にはよく行ったが、もう何十年も前のことで、本当に久しぶりだ。休日で正月が近づいていることもあって、人が多い。どれもお買い得だが、荷物になるので見るだけ。途中、徳大寺という日蓮宗のお寺にお詣りをする。京子はフクロウの模様がついた黄色い財布を買って、喜んでいる。屋台みたいな店でマグロ丼を食べた。600円というから驚くが、ネタがいいのでまた驚く。人が集まるわけだ。

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アメ横は
元気がいい
不況とは
無縁の街に
見える

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コメント

こんな店並み
母と歩きたかった
何もない時代
愚痴る事もなく
生きた人

★tamaさん、
アメ横はもともとが闇市。
そんな雰囲気がいまなお
残っています。上野駅も
ずいぶん変わりました。

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