2009.12.28

クリムト

K4_3録画しておいた「日曜美術館」を見た。グスタフ・クリムトの作品や、その生涯についての話だった。金色をふんだんに使った背景やエロティックな女性の絵が知られているが、今回の放送では、興味ある指摘があった。

1)クリムトはウィーンの金工芸師の家に生まれたので、幼いときから金細工や金箔を使うことに馴染んでいた。かなり高度な技法も駆使している。

2)当時流行した日本画の手法の影響をつよく受けた。尾形光琳の「紅梅白梅の図」の中央に描かれた川の曲線と、「アデーレ・ブロッホ・バウアーの肖像」の背景の曲線とがよく似ている。大小の四角い金箔を貼り付けている手法も酷似している。

3)ビザンチン帝国のモザイク画の影響を受けた。

上の絵は「ユディット」、下の絵は左から「接吻」「ダナエ」「アデーレ・ブロッホ・バウアーの肖像」。

K1 K3 K2

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2009.12.19

長谷川TKO勝ち

厳しい練習
過酷な減量
孤独な戦い
ボクシングは
真剣勝負

速い
強い
正確
長谷川穂積の
必殺ブロー

力まず
練習通り
やれたので
勝てたのだ
と思います

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2009.12.08

12月8日

きょうは真珠湾攻撃を行った日だ。あの強大な国、アメリカに戦争をしかけたらどうなるか、分かっていたろうに。日露戦争の勝利に味をしめた、ほんの一握りの人たちの判断で、というか判断の誤りで、日本人300万人以上の命が失われた。アジアの人たちを含めると500万人ぐらいになったであろう。組織は、個人の意志にかかわらず、勝手に動き出してしまうことがある。

Pearlharbor
真珠湾攻撃

きのうの夜、「海軍の反省会」というNHKの番組で、その録音テープを流していた。皇族が海軍の軍令部の長だったこと、戦争に反対した高官たちが排除されていったこと、軍が金を湯水のように使ったこと、現場を知らない人たちが作戦を立てたこと、などが指摘された。戦場に散った無数のいのち、あるいは民間人犠牲者、かれらの死はなんだったのだろう。

終戦日より
開戦日のほうが重大だ
そもそも
なぜあんな戦争を

起してしまったのだ

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2009.12.07

トカゲも友だち

日曜日はいろんな番組を予約録画、録音している。短歌、俳句、やさいの時間、ようこそ先輩、将棋の時間、笑点、夢の扉、坂の上の雲など。ラジオは、こころの時代、文化講演会、それにAFNのDr.Lauraの人生相談などだ。もちろん、ぜんぶを見る時間はないから、早送りして要所だけ見るものが多い。つまらなければ即、消去する。きょうの「ようこそ先輩」はよかった。

Komiya

上野動物園園長の小宮輝之さんが、今回の先生だ。小宮さんは母校の小学生に、「動物を捕まえて飼育する」という授業をした。まず上野動物園の爬虫類館で、大きな蛇がネズミを丸呑みする様子を観察させる。生き物は他の生き物の命を食べて生きていく、という現実を直視させる。それから、実際に学校の周囲の草むらなどをめぐり、カエル、カナヘビ、トカゲ、アリなどを捕まえて飼育させる。それぞれに名前をつけると、いっぺんに親しみが増す。コオロギを捕まえてヒキガエルにやったり、捕まえたときにケガをしていたトカゲが死んでしまったり、いろんなことが起こる。

10日後、動物たちを捕まえた場所に戻す時がきた。 みんな淋しそうだ。とくに、ニホントカゲのしんちゃんの世話をしたはなちゃんは、しんちゃんとすっかり仲良しになったので、別れを惜しんで泣き出した。先生は「毎日ここに見に来ればいいんだよ」と慰めた。いのちの大切さを、いのちそのものを、子どもたちに実感させるいい授業だった。

ヘビも
トカゲも
じっと見ていると
愛着がわく
話がしたくなる

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2009.11.30

内藤大助、お疲れさま!

心配だった。内藤が入れ込み過ぎている。感情が先回りしている。WBCはオープン・スコアリング・システムをとっており、4回と8回に採点が公表されるから、最初にリードしておこうと思ったのだろうか。一方、亀田は妙に落ち着いている。負けてもともとだから、ふだん通りの力を出せばいい。そんな感じで、力みがない。試合は案の定、内藤が攻め、亀田がかわすという構図になった。どちらがチャンピオンで、どちらが挑戦者か分からない。

Kame内藤大助は積極的に前に出た。手数も多かったが、やや大振りの感じがした。亀田興毅はアウトボクシングに徹し、カウンター狙いで、コンパクトなパンチを出した。2ラウンド、亀田のノーモーションの左ストレートが内藤の顔面をヒット。いきなり飛んでくる強烈なパンチだ。内藤の顔がつぶれ、一瞬、腰がぐらついた。鼻はみるみる腫れ上がり、血が流れ落ちた。この一発が流れを決めたように思う。手数では内藤が上回ったが、有効打、ガード、試合の主導権、は亀田が握った。亀田の懐に入れない内藤のもどかしさが伝わってくる。入ろうとすると、カウンターが飛んでくる。しかし、これもボクシングだ。現実はきびしい。

亀田興毅はこの試合のため、特別なトレーニングを積んだという。科学的な筋トレだ。だいぶ筋力アップを図ったらしく、リングに上がったとき、首や腕が一回り太くなった感じがした。パンチも強くなったに違いない。首まわりの筋肉が強くなったぶん、打たれ強くなったのかもしれない。けさTBSの「朝ズバ」に生出演していたが、試合前のような悪たれはつかず、内藤選手をたたえ、感謝していた。精神的にも大人になったようだ。

試合は3-0の判定で亀田の勝ち。がんばった内藤大助さんにも、拍手。

燃い内藤は
前に出る
冷めた亀田は
カウンター
いい試合だった

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2009.11.28

上から目線

視線という言葉に代わって、目線という言葉をよく耳にする。もともとは、映画・演劇・テレビ界の用語だったらしい。いわゆる業界用語というやつだ。視線というと、その語感から、なにやら細い鋭い見方のような印象をうける。目線というと、もっとやわらかく俗っぽい響きがある。視線というと文章的で、目線というと会話的な感じもする。目線というと、以前はかなり違和感があったが今ではあまりない。慣れてしまったのだろう。

目線はまた、「上から目線でものを見る」などというようにも使われる。この場合は、目上のものが目下のものを見る、というような意味だ。威張ってる、お高く止まっている、に近い。文字通り「見くだす」ことで、あまりいい意味では使われない。だが状況はよく分かる。これを「上からの視線でものを見る」とやっても、ピンとこない。言葉は本当に生き物だと思う。ただ、この「目線」という言葉が「視線」を駆逐するかどうかは分からない。

目線という言葉は
普段着で
わかりやすい
視線はちょっと
よそいきになるかな

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2009.11.11

点と線

Photo2_3録画しておいた松本清張原作のドラマ「点と線」を見た。ビートたけしが福岡の田舎刑事役を演じたが、刑事コロンボを彷彿させる出来栄えだった。ただ、たけしは役者上がりではないので、ちょっと台詞がこもって聞きにくいところがある。コンビを組む警視庁の敏腕刑事は高橋克典で、いかにも都会的でスマートだ。この強烈なコントラストがドラマを面白くしていた。

大学生のころ、松本清張の推理小説の虜になったことがある。読み始めると止まらず、朝になってしまうことも少なくなかった。そのころ「点と線」も読んだが、今回のドラマは昭和30年代前半の雰囲気をうまいこと再現していた。ほとんどわざとらしさがない。制作スタッフの力の入れようが伺われる。

松本清張という人はすごい人だ。その推理小説は単なるトリックに終わることは絶対ない。想像をめぐらして書いたものでなく、地道な取材に裏打ちされている。戦争の傷跡に触れて反戦を説く。弱者の立場に立って、世の中の矛盾を暴く。政財界の闇の部分を告発する。どの一冊をとっても、胸を打つものがある。まことに社会派と呼ぶにふさわしい。またあの衝撃的な処女作「ある小倉日記」を読みたくなった。

点をつなぐと
線になる
当時は
斬新な
トリックだった

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2009.11.06

松井秀喜MVP

Matsui


松井秀喜MVP
手首骨折
膝手術
辛かったぶん
喜びも特大ホームラン

地道に
こつこつやっている人に
大きなプレゼント
お天道様は
見ている

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2009.10.10

ノーベル平和賞、オバマ大統領に

Obama
けさの新聞の一面

夕べのニュースで、アメリカのオバマ大統領にノーベル平和賞が与えられることを知った。核兵器のない世界をつくろうと主張したことが認められたらしい。就任してまだ一年たっていないのに、ちょっと早すぎるが、それだけ核兵器への危機感が高まっているともいえるだろう。核兵器を完全に排除できるかどうかは難しいが、その方向へ進むことは望ましい。また、その方向に進まなければならない。どこかの馬鹿が核のボタンを押せば、人類は滅亡してしまうのだから。

同じ
ノーベル平和賞でも
オバマ氏と
佐藤氏では
ちょっと違う

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2009.10.08

幸せの扉

Rui1毎週水曜日、夜11時半、ラジオ日本で藤間瑠依の「幸せの扉」という番組が始まった。これは五行歌のホームページで知った。番組のなかで「五行歌の扉」というコーナーをつくるので、藤間さんが主宰に挨拶に行ったそうだ。くわしいことはオフィシャル・ホームページや藤間さんのブログにまかせよう。

藤間瑠依オフィシャルサイト
http://fujima-rui.com/

藤間瑠依のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/gmmassociates

夜遅い時間なので、ふだんなら私は寝てしまうが、若い人は意外にたくさん聴いているかもしれない。藤間瑠依さんは芸能界10年のキャリアがあるとかで、初めての自分の番組なのに驚くほど淡々と話す。力みがなく、落ち着いているのがいい。スタジオに来る前に受け取ったメールを題材にして五行歌を詠んだ。それから人間の声に感動したことを詠った五行歌も紹介していた。素直でいい。

朝一番
がんばれの
メール
向かう足が
軽くなる

人の声
オペラも邦楽も
みな同じ
人の声
一番の楽器

人間の声に関連してかけた曲が、ジョニー・シンバルの「ミスター・ベースマン」だったが、これが私には涙が出るほど懐かしかった。高校生のころだったろうか、よく真似をして歌ったものだ。

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