2008.07.18

キリギリス

Kirigirisu

玄関に迷い込んだ
キリギリスを
草むらに戻そうと
指でつまんだら
片足がもげてしまった

Kikyou

キキョウの
色は
限りなく
ブルーに近い
むらさき

Mitsubaci

人の目を楽しませ
虫や蝶に蜜を与え
無心に咲く花たち
そこに
さとりの境地を見る

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2008.07.14

サトイモの露

Tsuyu

大きく丸まった
宝石のような
サトイモの露
あしたが
映っている

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2008.07.11

からだを感じる

Youga

こころを落ち着けて
自分のからだを
感じとってみよう
生かされていることが
理屈抜きに分かる

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2008.07.07

七夕

Tanabata織姫と
彦星の
逢瀬は
梅雨空の
雲の褥か 

褥:しとね

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2008.07.06

夏まつり

蒸し暑い一日だった。夕方すこし涼しくなったので、登戸神社の夏祭りに行った。7月はたった一日の祭りだが、すごい人出だった。自宅のほうの氏神様は枡形神社だが、治療室のあるのは登戸だから、ここの氏神様にはよく来る。

自分の信仰が何であれ、氏神様にお参りするのはいいことだと思っている。その土地の人たちが昔から心を向けてきた場所だから、大きなエネルギーが集まっているはずだ。江原啓之流に言えば、その地域のパワースポットになっている。そこに行って、お礼をしたり、報告をしたりすることは、いいことだと思う。

Natsumatsuri011

Natsumatsuri007

Natsumatsuri001

Natsumatsuri003

Natsumatsuri005

Natsumatsuri004

Natsumatsuri012

夏祭りはにぎやか
浴衣姿もちらほら
神様に
手を合わせる人少なく
平和だなと思う

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2008.07.05

風蝶草

Cleome
クレオメ (西洋風蝶草:spider flower)

先日セレサモスで買ったクレオメの一つで、白に薄い紅を差している。これを見た人が花魁草(おいらんそう)だというので、ネットで調べてみた。そうしたら、花魁草はぜんぜん別の花だった。このクレオメは夕方咲き始めて、翌日の昼ごろ萎れる一日花だそうだ。この色の他に、ピンクと白があるが、花の勢いがないので写真に撮らなかった。夕方が見ごろらしい。英語では spider flower というそうだ。長い髭のような突起が蜘蛛を連想させるのだろうか。こわい名前を付けられたものだ。

洋花が増えて
名前が覚えにくい
クレオメは
「くれよ、オメー」
と覚えた

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2008.07.04

7月号投稿歌

神さまは
慈愛の波動を
送っているのに
受信機が壊れていては
どうにもならない

ひとの痛みは
分からないけれど
想像はつく
分かろうとする
心があれば

こころの芥

少しずつ
洗われてゆくようだ
それを励みに
また五行歌をよむ

九羽のヒナは
離合集散
シンクロナイズ
カルガモの母の
その目は優しい

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2008.07.02

ねじばな

Nejibana1草取りをしていると、雑草のなかにネジバナが一本混ざっていた。どこからか種が飛んできて根付いたのだろう。ピンク色の小花が確かに捩れて伸びてゆく。不思議な花だ。捩れることで何か得るものがあるのだろうか。

なぜ
らせんを描きながら
上昇してゆくの
そういうDNAを
持っているからさ

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2008.07.01

みんな生きていればいい

録画しておいた「課外授業・ようこそ先輩」を見た。タイトルは、「みんな生きていればいい」だ。先生は東大助教授の福島智さんである。福島さんは3才から9才にかけて視力を失い、さらに18才までに聴力を失った。全盲ろうという重複障害者である。

Fukushima 1983年、都立大に入学し、盲ろう者として日本で初めて大学進学を果たした。大学では教育学を専攻し、卒業後、都立大助手、金沢大学助教授を経て、2001年、東京大学助教授となった。現在、東京大学先端科学技術センターにおいて、バリアフリー研究に力を注いでおり、2008年5月、博士号を取得している。

目が見えないということだけでも大変なのに、そのうえ耳が聞こえないとなると、自分と自分以外のものの接点は、触覚、嗅覚、味覚しかない。お母さんが指点字という方法を開発し、点字を打つ指を福島さんの指に重ねて打つようにした。それに慣れると、かなりの速度で話を伝えることができるようになった。福島さんは他の人とコミュニケーションがとれないのが一番つらかったという。

Miyazaki01  Miyazaki02

小学生たちが耳にヘッドホンをつけ、さらにアイマスクをかけて、もう一人に先導されて飲み物を取りに行くシーンは感動的だった。目が見えないから思うように歩けない。耳が聞こえないから、言葉で注意しても伝わらない。先導する友達の手が離れたときの孤独感といったらない。

Miyazaki03  Miyazaki04

全盲ろうの人は自殺を試みる人が少なくないそうだ。福島さんもどん底に陥ったが、「これは神が私にくれた苦悩なのだ。この苦悩を一生懸命乗り越えていこう」と決めたそうだ。そうしたら気がらくになったという。

最後に子供たちからの質問があった。「いちばん辛かったことは?」という質問には、「人間はひとりでは生きていけない。なのに、コミュニケーションが取れなかったことです」と答えた。「いちばん嬉しかったことは?」とい質問には、しばらく考えてから、「いま生きていることです」と言った。目頭にツンと来るものがあった。

Miyazaki00

いちばん嬉しいことは何ですか
と小学生にたずねられ
いま生きていることです
と全盲ろうの東大助教授
生きていることは至福なのだ

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2008.06.29

もどり花

Modoribana

剪定した
白藤が
新しい花をつけた
狂い咲きと言わず
もどり花と呼ぼうか

Kikyou

桔梗の
つぼみに
雨粒ひとつ
あしたにも
開きそうだ

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2008.06.27

枇杷の実

Biwa02

毎朝見る
枇杷の実が
食べごろになった
よその庭なのに
涎が出てしまう

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2008.06.26

ボツ

きょうの読売新聞に載るかもしれなかった歌、というか、われわれが投稿した二首を載せておこう。じつはボツだった。上の歌はわたし、下の歌は妻のもの。やっぱり入選した歌に比べると、なんとなくパッとしない。(^-^)

平凡であること
なにげないこと
それが最高の幸せ
そのことを
失う前に知ろう

あすは食べごろと
楽しみに残した
キュウリ二本
鳥に食べられ
ころがっている

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2008.06.25

新百合ヶ丘・五行歌会

きょうは「新百合ヶ丘さつき五行歌会」の発会の日だ。おもに「よみうり五行歌」に投稿している人たちが招待を受け、約50人ぐらいが集まった。うち30人ほどが新しい人たちだという。場所は、新百合21(トゥエンティーワン)ビルの会議室だった。京子は、ラウンドのフラワー・アレンジメントをつくってお祝いに持って行った。

Hakkai02
笑顔の絶えない草壁焔太主宰

わたしは五行歌を初めてもう5年ぐらいになるが、体調がいまいちすぐれなかったので、いままで歌会に出たこともなく、また主宰の草壁焔太先生にもお会いしていない。たまたま、この会が水曜日に開かれたおかげで、歌会に出席することができ、草壁先生にお会いすることができた。ふたつの願いがかなって、二倍うれしい。

Hakkai01
盛況だった新百合ヶ丘さつき五行歌会の初日

はじめに一時間ほど、焔太先生の講演「誰の心にも名作がある」があった。先生はユーモアを織り交ぜながら、五行歌の由来、特徴、利点、効用などについて、楽しく講演をされた。印象に残った話は次のような内容である。

・古代の謡曲は天皇や位の高い人たちの歌が多く、自由律だった。

・漢詩が五言絶句、七言絶句などと、五文字や七文字で書かれているので、それにとらわれて、五七調・七五調が尊重され、それが延々と千年以上つづいた。

・五七調は哀調を帯びている。だから、どの歌も悲しく、寂しい歌になってしまう。

・思いを口語で表現するようになってから、まだ100年あまりしかたっていない。

・五行歌によって、思いのままを自由に歌にすることができるようになった。

・悲しい歌であっても、それに共感し、自殺を思いとどまった人もいる。

・思いを表現するとすっきりし、ストレスが解消され、健康になってゆく人が多い。

実作練習に入って、参加者が一首ずつ歌をつくり、それに焔太先生が講評を加えられた。うまい歌、楽しい歌、悲しい歌などがあったが、それぞれの歌にその人柄が出ているようで面白かった。京子の歌と私の歌はこんな風だ。ほとんど即詠である。

「うまい!」           京子
その一言で
むくわれる
一時間かかった
梅味噌づくり

毎朝              ripple
仏壇に手を合わせ
無数のご先祖様の
笑顔を見て
一日が始まる

他の人の五行歌も味のある歌が多かった。すこし紹介しよう。

本命の長男は         まもる
音沙汰なし
大穴の二男から
芋焼酎
父の日に届いた

ご近所の             しおん
強面のおじいちゃんが
孫と歌ってるキラキラ星
夕暮れと共に
優しく舞い込む

ごめんね             泰子
つらいよね
オムツ交換
寝たふりをして
あなたは受け入れる

なきがら             圭子
なりし愛娘の唇に
我れ
万感を込め
紅を引く

その後、「三色菫」で茶話会を開き、いろんな人と歓談した。きょうは、とてもいい気をめぐらすことができて幸せだった。

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2008.06.14

矢車草

Yagurumasou2

青い矢羽根が
たくさん刺さって
文字通りの矢車草
風が吹けば
回転しそうだ

Asa004

こんなに
可愛い
ヒマワリもある
梅雨明けは
いつだろう

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ドバト

Asa001

なんだハトかと
バードウォッチャーには
見向きもされないが
あんがい絵になる
ときもある

Asa002

チュンは
仕草が
可愛いが
その目は
射るようだ

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2008.06.09

オレンジ色の百合

Yuri

梅雨空の下
目の覚めるような
オレンジ色の百合を
見つけて
気分は晴れ晴れ

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2008.06.06

山あじさい2

おととい撮ったヤマアジサイの写真を追加しよう。いずれも鎌倉は長谷の光則寺で撮影したものである。ヤマアジサイは本当にかわいい。

小振りの
ヤマアジサイは
どれを見ても
小憎らしいほど
かわいい

Sinonome1_2
東雲(しののめ)

Aihime
藍姫七変化

Hamabijin
浜美人

Momoiro
ももいろ

Fugennohana
普賢の華(ふげんのはな)

Kochounomai
胡蝶の舞

Tiara
ティアラ

Setonotsuki
瀬戸の月

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6月号投稿歌

ひとは間違える
自分も間違える
おたがいさま
という心が
大切なのだ

なにごとも
自分自身が
体験したことだけが
真実となり
拠り所となる

まわりに
一人や二人はいる
嫌なやつ
自分がその一人である
可能性もなくはない

夕暮れの空は
神様のキャンバス
色も多彩だが
筆づかいも鮮やかだ
しかも変化してゆく

                ー『五行歌』誌、6月号ー

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2008.06.03

ぐみ

Gumi

かわしんの前に、ツツジの花壇がある。そこを通るとき赤い丸いものが見えた、近寄ってみるとグミの実である。毎日ここを通っているのにグミの木があるとは気がつかなかった。もっとも、ここは露店の花屋さんが出る場所なので無理もないか。ネットで調べてみると、どうやらナツグミという種類らしい。

うちにもタワラグミがあったが、あまり実がつかないし、太い棘があって剪定しにくいので処分してしまった。もともと野鳥が糞を落とし、そこから生えたものだろう。花は地味で、たしか白い小さなラッパ状をしていたと思う。雨が降っているので味見するのを忘れたが、子供の頃はよくグミを食べたものだ。この赤い色がいろんな記憶を呼び覚ます。

ユスラウメ
グミにクワ
ちょっと失敬して
夏を走った
少年時代

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2008.05.31

柿の赤ちゃん

Kakimi

禅寺丸は
クリーム色の
花を散らせたあと
かわいい実をつけた
もう姿は一人前

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2008.05.30

さつき

Satsuki1

いま咲いてるのがサツキです
ツツジより葉が濃くて小さくて
産毛がみたいのが生えています
ついこのあいだ知ったことを
自慢そうに話す私が恥ずかしい

Ajisai2

雨に誘われて
色づき始めた
あじさいの花
今年もまた
よろしく頼むね

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2008.05.26

ドクダミ

Dokudami1

薄暗がりに
くっきり浮かぶ
白い十字架
ドクダミは
魔除けの花か

*匂いが強烈です

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2008.05.23

ユキノシタの花

Yukinosita1

Yukinosita2

思いのほか
長い茎を出して
ユキノシタが咲く
白い妖精が
飛び交う

冬の寒さに
雪の重さに
耐えた
ユキノシタ

薬効に富む

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2008.05.22

五行歌は楽しい

Uta_2ひさしぶりに、「よみうり五行歌」に入選した。だいたい毎週投稿しているのだが、このところずっと拾ってもらえなかった。また今回もダメだろうと思っていたところ、予想に反して入選したのでとくに嬉しい。

投稿歌には、自信のある歌もあるし、最初からこれはダメだなと思う歌もある。自信のある歌が入選しなかった場合は、選者と意見が合わなかったのだなと思うことにしている。もちろん、他の人のすぐれた歌があるので、すなおに納得せざるをえない場合も多い。とにかく五行歌づくりは楽しい。カルガモを詠んだ歌がもうすこしあるので、それを載せておこう。

母親に付き従う
九羽のヒナが
かわいくて
かわいくて
ひたすら後を追う

ちょこまか動く
九羽のヒナたちを
優しく気遣う
カルガモの母親
たいへんだねえ

すばしっこい奴
のろまな奴
すでに個性的な
九羽のヒナたち
カルガモの母はえらい

Karugamol  Karugamol2  Karugamol3 ←拡大可

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2008.05.17

熱い唇

Sage
チェリーセージ ”ホットリップス”

庭のセージが満開だ。始めは真っ赤だったのがだんだん白が入り、いまは全部この色になった。なんともかわいい花である。

禁断の唇に
触れてみたい
そんな
気持ちにさせる
”ホットリップス”

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2008.05.16

ベーグルがうまい

青色申告会の会報に「なかま」という欄があって、そこに「ベーグルカンパニー」というお店が紹介されていた。ベーグルがピンとこなかったが、京子が「ほら、あのもっちりしたパンよ」という。きのう枡形神社に行った帰りに寄ってみた。セサミ、サラミチーズ、シナモンレーズンを買い、おやつに食べてみたが、これがうまい。ずっしりと重みがあり、もっちりとした歯ごたえのあるパンだ。牛乳やバターを使っていないのでヘルシーでもある。

Bagel03
焼きたてのベーグルが並ぶ

きょうの昼休みにタネ屋さんに行った帰り、また「ベーグルカンパニー」に寄って、ダブルチョコ、チョコバナナ、オレンジと、菓子パン風のものを買った。これもいいが、わたしはやはり、オーソドックスなベーグルのほうが好きだな。

Bagel01
立て看板、右は旧登戸病院へ向かう道

ちょっと分かりづらいが、五反田川を渡って旧登戸病院に行く道をすこし行き、すぐ左に曲がって坂道を下ると、右側に「ベーグルカンパニー」がある。曲がり角に、BAGEL COMPANY と小さな看板が立っている。土日祝日は休み。

Bagel02_2
「ベーグルカンパニー」は坂の下にある

ずっしり重く
もっちりした食感
なぜか懐かしい味
ベーグル
くせになりそう

→ベーグルカンパニー

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椎の花

Siihana
シイノキの花

栗や椎の花は
正直言って
精液のような
臭いがする
オスなんだな

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旬のメジロ

Mejiro05

ケヤキの梢で
ひねもす囀る
元気なメジロ
それだけに
哀れでもある

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2008.05.13

オキザリス

Okizarisu2

Okizarisu

黄色のオキザリス
花びらの付け根が赤い
芸が細かいね
マクロ写真を見て
ひとり呟いた

花が終わったあと
かたばみの莢に触れると
種がパッと弾けとぶ
子供のころ
これでよく遊んだものだ

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シランの花

Siran

いただいた
たった一株の
シランが増えて
庭の一隅が
赤紫色に染まっている

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2008.05.12

無心に生きる

あれこれ
思い悩むより
野の花のように
無心に
生きればいいのだ

鳥のさえずり
花の香り
小さな幸せを
見つけてゆけば
それが至福になる

髪はたまに切る
髭は毎朝剃る
眉はそのまんま
当たり前だけど
不思議なことだ

呼吸ができる
ものが食べられる
おしっこが出る
ありがたいことは
山ほどある

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2008.05.10

綿毛

Watage3
たんぽぽの綿毛が抜ける

Watage4
風に吹かれてどこまでも

Watage2
パラシュートの設計は精巧である

一陣の風とともに
ミニパラシュートが
舞い上がる
遠くへ遠くへと
運ばれるままに

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2008.05.08

5月号投稿歌

天才も
バカも
凡人も
生きて死ぬ
可もなく不可もなく

万物は
同じ宇宙エネルギー
からできている
なのに
私は私であろうとする

親は大切
子は宝
誰にもあった
いるだけで
喜ばれる日々

受け容れる
ということを
実行できれば
平和への道は
遠くない

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2008.05.07

恋するメジロ

Mejironaku1

Mejironaku5

小さなからだで
声の限りを尽くして
囀りつづけるメジロ
わたしはあれほど真剣に
生きたことがあっただろうか

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2008.05.04

ムラサキツユクサ

Tsuyukusa

ムラサキツユクサが
咲いている
それぞれの紫が
微妙に異なって
自己主張をしている

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2008.05.02

ライラック

Lira0

Lira2

甘い香り
恋の媚薬
リラの花
知らぬまに
理性を奪われている

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2008.05.01

すずらん

Suzuran3_2

みどりの妖精が
ベルを鳴らしているのが
見えるかい
メロディーが
聴こえるかい

Suzuran1_2

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2008.04.26

ピンク

Pinkt

みんなより
あとから咲いた
チューリップ
末っ子だけに
余計かわいい

長いあいだ
チューリップの
名前の由来は
TWO LIPS だと
思い込んでいた

TWO LIPS:二つのくちびる

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藤の白

Sirofuji1

Sirofuji2

小さな白頭巾が
たくさん集まって
房をつくり
垂れ下がり
藤の花となる

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2008.04.25

つつじ

Tutuji1

Tutuji6

Tutuji3

ツツジが
咲いている
このときと
ばかりに
歓喜している

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2008.04.21

タケノコごはん

Takemesi

竹の旬は
筍なのか
その旺盛な
生命力を
いただこう

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2008.04.18

ドウダンツツジ

Doudan001
満天星躑躅(どうだんつつじ)

雨の中でも
輝いている
ドウダンツツジ
そこだけが
ポッと明るい

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2008.04.15

名残り花

Nagori
ソメイヨシノ(土渕不動院)

早い遅いは
あるけれど
いずれ
散り行く
桜も人も

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2008.04.14

Carolina Jasmine

かわしんの東側のマンション、ハイデンスの駐車場の階段に黄色い花が咲いている。遠目には、ヤマブキのようにも見えるし、蔓バラのようにも見える。そこで、けさ小雨が降っていたが、近寄って写真を撮ってきた。そばに行くと、なかなかいい香りがする。インターネットの図鑑で調べてみると、カロライナ・ジャスミンという花だそうだ。ジャスミンとは関係がないが、米国カロライナ州原産のジャスミンのような香りのする花というので、そう名づけられたらしい。

Caljasmine1
カロライナ (or カロライン)・ジャスミン

Caljasmine2

殺風景な階段に
香りのよい
黄色い花を
這わせた人
やってくれるじゃん

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新芽に春雨

Amekaede

Amemomiji

Ameume2

甘露の水に
濡れそぼつ
カエデの新芽
じっと
エネルギーを蓄える

梅の花
自らを散らして
実を結び
いのちを伝え
いのちを育む

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2008.04.07

トキワマンサク

Tomoemansaku
ベニバナトキワマンサク

濃いピンクの小花が
密に咲いて眩しい
なんという花ですか
常盤満作と申します
なるほど満作の花だ

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4月号投稿歌

素粒子の向こうは
無の世界
愛の世界
無が有をつくる
南無阿弥陀仏

自然の作るものは
ひとつとして
同じものがない
それらがすべて
傑作ぞろいときた

ひとつの言葉が
刃にもなれば
宝石にもなる
受け手の
こころ次第で

汽車の絵を描いて
褒められたから
何枚も何枚も描く
褒めることは
育てることである

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クレーン2台

Haru006

日曜日には
きちんと並んで
休んでる
職人気質の
クレーン二台

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2008.03.25

神の造るものは

神の造るものは
どれも傑作
カモミールも
ヒアシンスも
白花沈丁花も

Camomile
カモミール

Hyacinth2
ヒアシンス

Wjin3
白花沈丁花

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2008.03.17

ハナニラ

Hananira

ハナニラは
なんという
清らかさだろう
姿かたちも
バランスも

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2008.03.14

ラッパ水仙

P1030921

P1030953

わが家の
専属合唱団
水仙の花が
口をそろえて
春を歌う

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2008.03.13

曖昧な日本

大江健三郎がノーベル文学賞をとったとき、受賞者の演説が行われたが、そのタイトルが、たしか「あいまいな日本」だったと思う。英語では Ambiguous Japan だ。曖昧というのは明確でないという意味だから、あまりよくないことである。しかし、見方を変えればそうとばかりはいえないように思う。

日本人は
曖昧なところがある
その曖昧さが
醸し出す
魅力もある

日本人は
曖昧だといわれるが
なんでも
白黒をつければいい
というものではない

和を以って
貴しと為す
というのも
けっこう
曖昧である

神前結婚
クリスマス
仏式葬儀
曖昧であって
融通無碍でもある

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わすれな草

Forgetmenot

ちいさな 
控え目な
わたしだけど
忘れないでね
忘れないでね

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2008.03.10

今夜の月

今夜の月は
細い細い
下弦の月
慈母観音の
口元のよう

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翡翠

Blue

繁殖期に入った
カワセミの青は
ますます美しく
晴れた日の飛翔は
宝石と見まごう

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2008.03.08

毛づくろい

Neko2

暖かい日は
のんびりと
毛づくろい
ああ
気持ちがいい

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2008.03.06

3月号投稿歌

五行歌誌3月号への投稿歌。3首目が佳作入選。

湯たんぽの
残り湯で
顔を洗う
寒い朝の
ちいさな幸せ

枯れた
石蕗の花    (石蕗:つわぶき)
一仕事終え
至極
満足そう

寡黙な男の
一言は雄弁で
饒舌な人の
何倍も
説得力がある

食道がん
と告知された友
淡々と
身辺整理をしなくちゃ
と呟く

つぎの歌は「よみうり五行歌」に投稿してボツになったもの。
自分ではなかなかよくできた作品だなと思ったのだけれど。

女らしさ
男らしさ
その
らしさがいい
雛人形

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2008.03.04

青色LED

Inufuguri3

朝の光を
浴びて
青色LEDのように
輝いている
イヌフグリの花

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2008.02.26

素粒子の向こう

素粒子の向こうは
無である
ブッダは
これを
自分のからだで体感した

自然の作るものは
ひとつとして
同じものがない
それがすべて
傑作ぞろいときた

受け容れる
ということを
実行できれば
いさかいは
解けるものだ

天才も
バカも
凡人も
生きて死ぬ
可もなく不可もなく

同じような
くしゃみを
耳にして
おお、君も
花粉症か

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2008.02.22

花笑み歌会

千葉の美伊奈栖さん主催の「花笑みメール歌会」に参加した。お題は雪。先日、結果が届いたが、わたしの歌はもう一人の人と同点で二席をいただいた。ここに歌と講評を載せておく。

雪の夜
寒さを
口実にして
ふたり
抱き合う

【歌評抜粋】
・リアル感のある歌、個人的には4行目と5行目を入れ替えたほうが、
 やわらかくなるかなって思いました。
・デート中、自然に抱き合ってしまったふたり、そんなふたりを折からの雪が
 ふんわりぼかしてくれる。恋するふたりはいつも一緒ですよね。
・これは夫婦でしょうか、今はあまり抱き合わない夫婦で、寒い日に
 抱き合って、お互いの体温でからだを温めている、そんな光景。

パッと頭に浮かんだのを歌にしたもので推敲が足らない感じがするけれど、分かりやすいのがいいと自分では思った。一席は、花笑み歌会の主宰の美伊奈栖さんで、すてきな恋歌を披露した。恋の歌を作らせたら、この人の右に出る者はない。

窓に
吹き寄せる雪
指で追いかける
ガラス一枚
あなたに渡れない

このあいだも、こんな歌が「恋の五行歌展」の秀作に選ばれていた。
気球が二つくっついて空に上がろうとする写真に添えられた歌だ。

あなたに
飛んで
キスしたまま
上昇気流に
乗る

美伊奈栖さんへの返歌として、以前、こんな歌を作ったことがある。
これは三日月を見て作ったものだ。まだまだ修行が足りない。

今夜の月は
ヴィーナスに
導かれて
夜空をすべる
ゴンドラ
   

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2008.02.21

梅の花

Ume011
白加賀

Sidareume01
枝垂れ梅

衣食住足りて
花を愛で
鳥の囀りを楽しみ
このうえ
何を望もう

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2008.02.19

光の春

Ume001

梅の花に
ふりそそぐ光
日に日に
つよく
なってゆく

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2008.02.17

sweetpea

Sweetpea 

 

 

 透ける
 ピンクのフリル
 妖しい香り
 わたしを惑わす
 スィートピー

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2008.02.16

17時17分

Sunset1

Sunset2

ビルの谷間の
狭い空に
夕陽が沈む
17時17分
あしたは晴れ

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2008.02.08

2月号投稿歌

ものが豊かになった
時代だなあと
つくづく思う
それでも幸福感が弱い
人間の欲が深いのだ

ふつうだと
思っていることが
奇跡ばかりだ
と気づいて
たじろぐ

疎抜きのかぶらたち
発育盛りをごめん
美味しく食べるから
わたしの中で
もう一度生きて

電車が着くたび
向ヶ丘遊園
向ヶ丘遊園
とアナウンスが流れる
遊園地はもうない

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2008.01.31

応募歌

寒さに耐え
けなげに咲く
水仙の
ふくよかな
かほり

枯れた
石蕗の花
一仕事終え
至極
満足そう

石蕗:つわぶき

よみうり五行歌に応募したけれど、みごと落選した歌。
上は妻の、下はわたしの五行歌。(^-^)

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2008.01.29

つわぶき

Tuwabuki

枯れた
石蕗の花
一仕事終え
満足そうに
見える

石蕗:つわぶき

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2008.01.28

蝋梅

Roubai

蝋梅の
放つ香りは
密の味
理性さえも
とろけそう

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2008.01.25

あと5分

あと5分
もう5分
布団の
温もりに
縛られる朝

いさぎよく
起きてしまえば
なんともない
かえって
冷気が気持ちよいのに

本当に今年は寒い日が続くな。

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山茶花

Sazanka
サザンカ

花の少ない
冬の日に
そっと
心なごます
山茶花の紅

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2008.01.22

レッグウォーマ

Legwarmer
legwarmer

いきなり足の写真などを出して恐縮だが、 これはわたしの左足である。底冷えする日が続くので、数日前にレッグウォーマを買ってきて履いている。タイツの上にかぶせているが、とにかく暖かい。柄が派手だが、ズボンの裾を下げれば見えなくなるから問題ではない。

エアコンの暖房で部屋は暖かくなるが、天井が高いのでどうしても熱が上にたまり、足もとが冷える。人工の暖房は熱が上下に分離してしまうのだ。サーキュレーターもあるが音がちょっとうるさいし、足もとが狭くなるので使っていない。最初は京子がレッグウォーマを使い始めた。そうしたら調子がいいので、わたしも使うことにしたのである。

病の大半は
冷えと疲労
が背景にある
大切なのは
保温と休養

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2008.01.20

新しいブラインド

Shade開業以来つかっていたブラインドの紐が擦り切れた。暮れに「インテリア宮前」に修理を頼んだが、新しいのを付けた方が早いという。今日その取り付けをした。業者は30年近く持ったことに感心していたが、複雑な構造ではないので無理をしなければ長く使えるものだ。ブラインドが新しくなると部屋まで新しくなったように思える。

工事の前に、ブラインドまわりや机や本棚のまわりを掃除した。また仕事がしやすいように大きなものを移動した。工事が終わってからも掃除をした。

そのうち、ガスのファンヒータが止ってしまった。マニュアルで点滅信号を調べると、不完全燃焼かフィルタのつまりとある。ところがフィルタを掃除しても点滅が止まらない。これも10年以上使っているから寿命かもしれない。あしたは雪が降るというから、エアコンだけでは寒いかもしれない。ま、なんとかなるだろう。

形あるものは
壊れる
他人事のように言うが
自分自身も
例外ではない

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2008.01.17

湯たんぽの歌

Yutanpo

久しぶりに私の五行歌が新聞に載った。あまり自信がなかったので「特選」とは驚いた。最初の三行は決まっていたが、あとがなかなかできなかった。この歌に決める前は、こんなのもつくった。

湯たんぽの
残り湯で
顔を洗う
やわらくて
温もりいっぱい

湯たんぽの
残り湯で
顔を洗う
なんと優しい
温かさなのだろう

湯たんぽの
残り湯で
顔を洗う
寒い朝の
小さな幸せ

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2008.01.08

ミニシクラメン

Cyclamen2

去年の11月ごろに買ったミニシクラメンが、まだ元気に咲いている。蕾が次から次へと上がってきて、真っ赤な花を咲かせてくれる。シクラメンという花は下向きに咲き、花びらを反らせるようにして上にまとめていく。西洋名ではブタクサなどとも呼ぶそうだが、和名は「かがりびばな」だ。篝火の炎のように見えるからだが、なかなかお洒落な名前ではないか。このごろは色も種類が増え、ちりめんもあれば八重もある。このミニシクラメンなんか外の寒さにも強いし、部屋の暖房にも負けない。

強いといえば、きょう夕方みえた患者さんは肩こりがひどかったが、お正月休みを利用して一人でモロッコを旅してきたという。あのカサブランカやマラケシで有名なところだが、広い砂漠の、しかもイスラム教の国である。バックパックを背負って、かたことの英語とフランス語で、あちこち旅をしてきたという。おとなしそうに見えるが、やることがでかい。最近の女性はいろんな意味で強くなった。男性が弱くなったのかもしれない。世の中、人間が中性化していく傾向があるようだ。

うつむいてはいるが
人目を気にすることもなく
ひたすら自分を
咲ききろうとする
健気なシクラメン

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2008.01.06

肌荒れ

Simobasira3

奥さま
お肌の曲がり角ですよ
顕微鏡下で見る
皮膚のような
けさの霜柱

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2008.01.05

1月号投稿歌

観察力がつき
小さなことにも感動し
よく考えるようになり
毎日が豊かになった
五行歌のおかげ

寒い夜は
熱燗もいいが
ほんものの
人肌が
もっといい

愛することで
歓びも味わえば
哀しみも味わう
恋は
心を豊かにする

なければ
なくてもいい
そんなもので
世の中は
いっぱいだ

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2008.01.01

霜柱かがやく

朝はかなり寒く、庭には厚い霜柱が立っていた。先日雨が降ったおかげで、地面に水分が多かったせいもあるだろう。みごとな氷柱が小石を持ち上げていた。それが朝日を受けて輝いている、

Simobasira

寒気に
力をもらって
ぐいっと
背伸びをする
氷柱群

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2007.12.31

水仙の花

Suisen2
日本水仙

寒風に
背筋を伸ばして
春を呼んでいる
水仙の花
明日はあかるい

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2007.12.28

正月飾り

けさは比較的あたたかかった。週末は天気が荒れるというので、第六天神の注連縄や、門松、自転車と自動車にお飾りをつけた。29日は苦しむの「く」がつくからだめ、31日は一夜飾りになるからだめ。そうなると、お飾りをつける日は28日と30日ぐらいしかないのである。車飾りをつけて通勤してきたが、お飾りを付けた車には一台も遇わなかった。もっとも最近は、正月になってもお飾りを付けた車は少ない。すべてに神様の力が働いているのに。ものが豊かになったぶん、無信心の人が増えているのだろう。

Dairoku

Kurumakazari
パッソに付けた正月飾り

ものが豊かになった
時代だなあと
つくづく思う
それでも幸福感が薄い
人間の欲が深いのだ

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2007.12.14

食道がん

食道がん
と告知された友
淡々と
身辺整理をしなくちゃ
と呟く

死は誰にでも
やってくる
だが
本当にやってきたら
どうなるだろう

絶対わるいこと
ばかりではない
マルセ太郎さんなんか
がんでよかったと
何度も言っていた

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雨あがり

Asahi

雨あがりの朝
陽だまりで
暖を取る
はとの群れ
気持ちよさそう

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2007.12.11

ひよどり

Hiyo

あたりに
気を配りながら
残り柿を
突っつく
ヒヨドリ

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2007.12.09

はと

Hato

神社の境内は
銀杏の落ち葉で
まっ黄色
陽だまりに憩う
ドバト一羽

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2007.12.08

12月号投稿歌

さくら葉の赤もいい
公孫樹の黄色もいい
それよりも
柿の紅葉がいい
やわらかな色だもの

みんな
五角形の星を
描いたりするけど
月も星も
本当は丸いんだよ

やわらかく
なびいて
風をやり過ごす
ススキのような
人生もわるくない

人生に
無駄はない
無駄があるなら
それを知ったことが
すでに有益

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2007.12.07

心の扉

心の扉を
開けるには
鍵が必要
その鍵は
「共感」

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黄色い絨毯

Nasiyama_2

梨の葉が
散り敷いて
黄金色の
点描画のように
朝日に輝く

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2007.12.06

枇杷の花

Biwahana

寒に耐えて
枇杷の花が咲いている
実が熟れるのは
夏だというのに
気が長いやつだなあ

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2007.12.04

イルミネーション

Illumination

12月に入ったら、とたんに、あちこちでクリスマスのイルミネーションが灯り始めた。マンションの上階を一回りするような大きいものもあれば、一戸建ての庭木に飾り付けているところもある。それらが点滅するのでとても綺麗だ。雪だるまやサンタさんの人形もあって、孫のために飾っているのだろう、豊かな時代になったものだとつくづく思う。そのうちがクリスチャンであるかないかなど問題ではない。

貧乏性のわたしは、他人のことながら、電気代を心配したり、植木はだいじょうぶなのだろうか、などと気を揉んでしまう。街では星も見えないから、子供に夢を与えるにはこういう方法も仕方ないのだろうが、モンゴルやアフリカの大地で、本物の天の川を見られる子どもたちのほうが幸せではないかなどと考えてしまう。

世の中には
物があふれている
でも
本当に必要なものは
すくない

なければ
なくてもいい
そんなもので
世の中は
動いている

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2007.11.26

治療家の喜び

乗馬をやっている40代の女性が治療に来ている。二度落馬して左でん部を傷めて、ときどき左の足底にしびれが走るという。検査をすると坐骨神経痛に似た症状が出ている。鍼ででん部の痛みを取り、左骨盤の前転と、腰椎のねじれを矯正する。落馬してから時間がたっているので、腰椎のわきに温灸をする。きょうで8回目の治療をした。

初めて治療してから
どのぐらいよくなりましたか
九割ぐらいよくなりました
そうですか
それはよかった

医者も同じだろうが、治療家にとって、患者の苦しみの軽減ほど嬉しいものはない。だからまた、仕事をつづけられるのだ。

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2007.11.24

初霜

Simo2

Simo1

寒い朝だ。窓を開けると、畑がうっすらと白くなっている。霜が降りているのだ。きのうも寒かったが風があって霜が降りなかったようだ。タマネギのほうは霜柱が立って、植えたばかりの苗がかなり持ち上げられている。ま、11月は霜月というから、このぐらいの気候がふつうなのだろう。最近は暖かすぎる。

初霜が降りて
畑は薄化粧
冬に備えて
清めの塩が
撒かれたよう

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2007.11.21

メジロ

Mejiro5
メジロ

Mukudori
ムクドリ

Sijukara
シジュウカラ

Suzume
スズメ

熟れた柿を
カラスがつつき
ヒヨドリが食べ
やがてスズメや
メジロたちも

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2007.11.20

誕生日

J0296986 きょうは11月20日。わたしの誕生日。それがなんと還暦を迎えることとなった。京子が朝、お赤飯を炊いてくれた。神棚、仏前、それに第六天神さまに挨拶をし、きょうまで無事過ごすことができたことを感謝した。童謡にも「村の渡しの船頭さんは、ことし60のお爺さん」とあるが、お爺さんのほうに近くなった。嬉しいような、悲しいような、ちょっと複雑な気持ちである。しかし、まあ人生の再出発と考えて、ますます前向きに生きていこう。人生、どれだけ楽しく生きたかがカギだろう。

きょう
還暦を迎えた
赤飯を供え
神仏に祈る
ただただ感謝

きょう
還暦を迎えた
若者と年寄りの
境目あたり
と思うことにしよう

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2007.11.19

木枯らし一号

寒い朝だ
風もつよい
きっと
木枯らし一号
にちがいない

掃いても
掃いても
枯れ葉が落ちる
カラカラカラっと
せせら笑うように

鼻水が
お湯のように
流れてこまる
ブタクサだろうか
秋の花粉症

けさは寒かった。北海道や東北では雪が降って、真っ白だ。
自転車にしようかと思ったが、車で来てしまった。
先週、那須・塩原に行ったが、あそこも雪らしい。

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2007.11.09

ヒイラギ

Hiiragi1

けさ自転車に乗って来たが、登戸の長念寺のあたりでいい匂いがした。「あっ、ヒイラギだ」と気づいて、自転車を止め、コンパクトカメラを取り出した。ヒイラギはモクセイの仲間なので、つよい香りを放つのだ。ここのヒイラギは大きな塀の屋根から頭を出すほどの大木だ。大木のゆえに老木であり、おおかたの葉は棘がなく丸まっている。ひこばえだけがとげを持っている。若いときはトゲトゲしく突っ張っており、歳をとると丸くなるのは人間に似ている。

Hiiragi2

Hiiragi4

Hiiragi6

長念寺の掲示板には、こんな言葉が貼ってあった。
いかにもその通りだ。世の中で本当に必要なものは少ない。
ほとんどが、無ければ無くてすむものである。もったいない時代だ。

Hosii

なければ
なくてもいい
そんなもので
世の中は
いっぱいだ

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2007.11.05

11月号・投稿歌

笑い顔の仮面が