2018.10.17

しんゆり歌会(10月)

                            浅井
ほら・・ ほら・・
あれ・・ あれ・・
あの人・・ あの人・・
あせるほどに
脳の奥へ

                            リプル
カメラを持たず
バラ園をあるく
花たちが
ずっと
身近になる

                            のぶ
だれも
使わなくなった
公園のブランコ
風があそんで
さみしく揺れる

                            熊田
クラッシックは
耳だけの鑑賞がいい
LPに針おとし
真剣に鑑賞した
懐かしき青春の日々

                            有水
「疲れたね」
小石みたいな
ひと粒の
ぶどう吸って
皮だけにする夜

                            冨樫
忘れた帽子を
店に迎えに行く
「惜しい」以上の愛情
ウチの子に
なったのだもの

                            内藤
人間四十にして不惑
のはずが逆に
わがまま度が
右肩上がり
ああ 不惑にはほど遠い

                            京子
これも
あれも
それも
みんな
ダリアだ

                            澤田
「山行かば草むす屍 ♪」は
どうもね 
眼窩から
ぺんぺん草なんて 嫌だ
晩秋に ふと思う

                            えんみ
貴女に会うと
私の眠っていた
やる気が
起き上がる
言葉の栄養かも

                            早川
暑かった
夏が過ぎ
果たして
今年の紅葉は
どうなるだろう

                            高岡
桔梗の花の如き母は
十月十五日生まれ 天秤座
穏やかな
この季節のような
生涯でした

                            市橋
行合う空に
金木犀香る
初恋の想い出
鼻腔を広げ胸一パイに
あなたを私の中に閉じ込める

                            大橋
突出した
名作
書ける訳もなし
そこそこのレベルであれば
良しとしよう

                            平田
孫の運動会
ヒヨコの声援を受けて
じいじ得意満面
景品は人参二本
馬鈴薯 玉葱 は?

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2018.10.16

秘密

だれにも
言えないことが
いくつかある
自分にさえ
言えないことが

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2018.10.12

しんでくれた

しんでくれた    谷川俊太郎

うし
しんでくれた ぼくのために
そいではんばーぐになった
ありがとう うし

ほんとはね
ぶたもしんでくれてる
にわとりも それから
いわしやさんまやさけやあさりも
いっぱいしんでくれてる

ぼくはしんでやれない
だれもぼくをたべないから
それに 
もししんだら
おかあさんがなく
おとうさんがなく
おばあちゃんも
いもうとも

だからぼくはいきる
うしのぶん ぶたのぶん
しんでくれたいきもののぶん
ぜんぶ

そう、その通りだな。なにも言うことなし。

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2018.10.06

蝉も蚊も

蝉も
蚊も
少なかった
あの
暑さでは

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2018.10.05

『五行歌』誌・投稿歌

八時十五分
百万度の熱が
広島を焼いた
放射線が
遺伝子を分断した

観測史上初が
つづく
豪雨に猛暑に
台風の
逆走ときた

青梅で
四十度を越したという
夜は
網戸にして
パンツ一つで寝る

思い切って
盆踊りの輪に入る
炭坑節以外は
見よう見真似
踊る阿呆だ

硬い地面に
いくつもの小穴
無事に
羽化しただろうか
鳴けるだけ鳴け

カナカナとは
聴こえないけれど
やはり
カナカナしかないな
蜩の声は

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2018.10.04

神仏混合

神仏混合の
高尾山薬王院
宗教って
けっこう
適当なんだ

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2018.09.20

歌会の得点の公表

きのうのしんゆり五行歌会は14人が出席した。今回はそれぞれの作品の得票点をぜんぶ発表していった。ほとんどの歌会がそういうやり方をしている。しかし、しんゆり歌会ではずっと上位の作品だけ、一席から五席ぐらいまでを公表し、点数の低いものはその点数を発表しなかった。

五行歌の歌会では提出された作品の半数ぐらいに投票することになっているから、だいたいみんなに点が入る。参加者が少ないときなど、たまに零点の人が出ることがある。自分がいいと思って書いた作品が零点となると、気落ちする。だから、得点の低い場合、点数は言わないようにしているのだ。全国大会などでは低い歌の点数は * 印で印刷されている。ぜんぶ公表してほしいと言う人もいれば、上位の人だけでいいと言う人もいる。微妙なところである

今回はぜんぶの点数を公表し、一席が17点の京子の作品だった。平凡な話題だが、簡明に表現されたのが受けたようだ。そのあと、しばらく缶詰談義に花が咲いた。

サバ缶がいいと      京子(一席)
テレビで言えば
スーパーから
一斉に
サバ缶が消える

私の作品には4点しか入らなかった。最下位である。キシリトールというのは虫歯予防の甘味料で、ねり歯磨やガムなどに含まれている。だが、その言葉を知らない人が多かったようだ。キシリトールがコソギトールような感じがしたので、歌にしてみたのだが惨敗だった。

歯垢を            リプル(最下位)
こそぎ取ってくれそうな
名前にひかれて
選んでしまう
キシリトール入り

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2018.09.19

しんゆり五行歌会(9月)

秋のお彼岸は明日からだが、寿福寺にお墓参りに行った。植木屋さんが入ったり、家の建て替え工事が始まったりして、なにかと忙しいのである。そして、午後からは「しんゆり五行歌会」に行った。私は資料を作るから休むわけにはいかない。会員には新書版の『五行歌って面白い』を配った。五行歌を知ってもらうにはいい本である。

                     有水
駅ごとに
普通電車が
風を押す
泣き笑いした
四角い顔で

                     市橋
生かされて
ストレッチに
励む老の身
いつ散るのか
淡々と受けとめる

                     佳子
庭の片すみで
彼岸花が咲き出した
しばし見とれる
暑さ寒さも・・・
もう お彼岸だ

                     のぶ
お~やったね!
日本人の
快挙
良くネバリ抜いたね
大坂なおみ   

                     平田
♪わたしのすきな
おじいちゃま
いつもやさしい
おばあちゃま♪
百歳以上が七万人超え 

                     澤田
前例のない猛暑を続けて 
申訳ありませんでした と
急速に気温低下 台風
神様 例年並みが良いのです
もっと マジメにやれよ

                     京子
サバ缶がいいと
テレビで言えば
スーパーから
一斉に
サバ缶が消える

                     浅井
抗いようのない
自然災害
地球が怒ってるんだ
ひれ伏して許しを乞うしか
ないのだろうか

                     えんみ
やっとこ
秋の扉があいた 
虫たちの
音楽祭も始まっている
焦げるような夏だったなぁ

                     早川
大型台風に続き
北海道大地震
次は何か・・・と
大変気になる
天災大国

                     リプル
歯垢を
こそぎ取ってくれそうな
名前にひかれて
選んでしまう
キシリトール入り

                     内藤
背広姿の若者
エレベーターに
ふわっ いい香り
男性もするんだね
朝シャン

                     冨樫
会社時代のOB会
ひとりずつ近況を語り
あーだこーだと
話が広がる
五行歌の歌会のよう

                     大橋
達磨さん
面壁九年 なんて
止めれば良かったのに
だから ほら
手も足も出ないじゃん

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2018.09.12

日暮れが早い

車の整備点検
皮膚科の診察
草むしり
あっという間に
一日が終わる

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2018.09.10

蝶の飛び方

蝶の
飛び方は
ほとんどでたらめ
なのにちゃんと
花にとまる

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