2020.07.02

五行歌誌・投稿歌(7月号)

満員電車は
三密の極致
ここで
感染しないのは
奇跡

マスクを
忘れて
散歩に出ると
すれちがう人が
よける

みんな
マスクなので
誰だかわからず
あいさつに
とまどう

ヨーロッパ人が
持ち込んだ
ウイルスが
インカ帝国を
滅ぼしたらしい

むかし
恋人が利用していた

通り過ぎるたび
胸がくすぐられる

子どもは
みんなつぼみ
この先
どんな花を
咲かせてくれるだろう

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2020.06.28

青田

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何千年も
お米を食べて
生きて来た
稲は
いのちの緑

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2020.06.23

アガパンサス咲く

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アガパンサス(紫君子蘭)が咲いた。ヒガンバナ科かと思ったがユリ科。

新型コロナウイルスでいろんな行事が中止になるし、行きたいところも閉まってる。そんなわけで蟄居ぎみ。マスクは必需品になったし、ソーシャルディスタンスを保つように気を使う。そんなのが積もってストレスになる。

しかも、梅雨入りで低気圧が行ったり来たりで、からだも重い。でも、私は五行歌集が作れたから、まあまあか。治療室も開けておけば、ポチポチ患者さんが来てくれる。ただ、猛暑日はいやだな。

梅雨空は
気まぐれ
降ったり
照ったり
光ったり

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2020.06.20

五行歌の手本

けさの「よみうり五行歌欄」の特選は、常連の志村さん。先生の評は、歌はこのように書くといいという出来、と高い評価。私も思わず「うまいなあ」と唸りました。

すべすべに        志村礼子 小田原
磨かれた
廊下
風が
ころがる

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2020.06.17

しんゆり五行歌会(6月)

きのうは久しぶりの「しんゆり五行歌会」がいつもの会場で開かれた。6月の例会ということになる。

3、4、5月は、新型コロナウイルスの感染防止のため会場が閉鎖され、歌会は紙上歌会になった。メールやファクス、あるいは郵送などで資料や採点表などを何度も往復させるため、事務局はたいへんだったと思う。

会場は30人部屋だが、半数の15人以内、食事は禁止との条件。それで学校の教室みたいに一方向を向いて座る会だった。しかも、マスク着用のため聞きずらいところもあったが、やはり直接みんなと会うのはいい。

突然倒れた老婦人を     良元(一席)
抱き起こしもせず
一一九番通報
コロナが恐くて
優しさも消えた私

午後七時三十分       冨樫(二席)
ホタルの照明
カエルたちの輪唱
六月の里山ステージ
開園

ドクダミの            リプル(三席)
白十字の花に
問いかける
ウイルスのこと
なんとかならない?

外は花いっぱい        浅井
緑いっぱい
でも心が寂しい
わたしはやっぱり
人が好き

顔をすっぽり被うほどの    大橋
でっかいマスクで
目だけ出した様なお嬢さん
そおまでしなくてもー
美人が台無しよ

待ちつづけて43年       佳子
めぐみさんに
とうとう会えず
天国へ
横田滋さん逝く

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2020.06.16

『リプルの歌』の感想

五行歌集を
あちこちに贈った
褒め言葉の波に
呑まれて

おぼれそう

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2020.06.12

タウンニュースに載る

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先日出版した五行歌集『リプルの歌』が、今朝の新聞のチラシ・「タウンニュース誌」多摩区版に紹介された。「人物風土記」の下のコラムだが、わりに丁寧に書かれているので嬉しかった。やはりプロの記者は違う。

ただ、写真はけっこう白髪が目立つ。天井灯の反射かもしれないけど、悲しいけかな、年をとるのは早い。新型コロナウイルスのため治療室がヒマになってしまったので、過去の五行歌を整理して歌集をつくることができたわけだが、たのしい作業でもあった。

五行歌は文字数に制約もないし、文語の知識もいらない。俳句の季語などのような約束もない。いまの気持ちを、いまの言葉で、いま書けばいい。できれば、ちょっと詩歌の雰囲気をのせて。

こんな記事に目を止める人は少ないかも知れないが、五行歌の普及の一助となればさいわいに思う。

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2020.06.04

『五行歌』6月号・投稿歌

今回は、去年の8月27日に脳梗塞になった経験を歌にした。特集「言葉がもつれたら」という表題で15首投稿した。新型コロナウイルスを話題にした歌が多いと思ったから、あえて違うものを出した。

朝起きたら
口のまわりが
はばったい
言葉が変よと
妻が言う

タ行
ナ行
ラ行
などの
発音がおかしい

午後
内科に行くと
左顔面マヒを
指摘される
右脳梗塞らしい

手のひらを
上にして
両腕を伸ばすと
左腕が
下がる

脳神経外科で
MRIの検査
それはまるで
土木工事の
現場だった

画像に
美しい星が
輝いている
そこが
患部らしい

紹介先の
多摩病院で
右脳梗塞と
診断され
そのまま入院

採血やら
点滴やら
看護師の
手際のよさに
見とれる

症状が
悪化する場合も
あると言われ
妻は
眠れなかったらしい

普通は奇跡
とよくいうが
普通で
なくなってみると
本当だ

5メートル先の
トイレに行くにも
ナースコールの
ボタンを押す
申し訳ないことです

点滴棒を
押しながら歩く
ドラマの
主人公に
なった気分で

リハビリは
手足の運動と
文章の朗読だ
一字一字
ゆっくり読む

病室の窓から
多摩川の花火が
遠くに見えた
音は聞こえないが
じつに綺麗

脳梗塞の原因は
高血圧だったようだ
教訓、
言葉がもつれたら
即救急車を呼べ

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2020.06.02

キンシバイ

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金糸梅(キンシバイ)

私の五行歌集『リプルの歌』は五行歌の会本部を介して、100支部以上の代表に配られた。その礼状が毎日数通ずつ来る。ハガキのものもあれば、封書でていねいな感想を述べているものもある。メールのものもある。それを読むのが楽しい。やはり、作品をひとつの本にまとめるというのはいいものだ。自分の心の整理にもなるし、このように読んだ感想もいただける。

私は長いあいだ「しんゆり五行歌会」の代表をしていたが、そのとき代表宛に送られてくる本に礼状を書いたことは一でもない。恥ずかしいかぎりである。もちろん、会員には紹介し、目を通してはもらっていたが、返事はださなかった。どこかの代表が「私は一通も出していません」と言ったのを真に受けていたようだ。いまさらながら、申し訳ないことをしたと思う。

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2020.05.28

五行歌集への礼状

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ガウラ(白蝶草)

数日前、私の五行歌集『リプルの歌』を、各五行歌会(104支部)の代表やしんゆり歌会の会員に贈った。そうしたら、その礼状がハガキやメールでぞくぞくと届く。それを読むのが楽しい。やはり、褒められると人間はうれしいものだ。今日もまた何人かに歌集を送った。

新型コロナウイルスの感染予防のため、3、4、5月と歌会が持てず、紙上歌会になった。だが、6月は歌会ができそうな感じだ。みんなと会うのが楽しみだが、感染の第二波が来ないことを祈るばかりである。

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