2009.11.15

七五三

Kiku

毎月1日と15日は氏神様参りをしている。家の氏神様は枡形神社だが、仕事場は登戸神社になる。けさは自転車で来たので、登戸神社にお参りしてきた。枡形神社は午後行く予定だ。登戸神社の境内には七五三のお祝いの幟が立てられている。神殿の中には椅子が並べられており、七五三の厄落としをする準備ができていた。

境内の東側では菊花展をやっていた。手塩にかけて栽培されたみごとな菊が並べられている。見るのも楽しいが、つくる人の喜びはその比ではあるまい。菊は地味な花だがなんとなく安心感がある。おしたしにしたらうまそうだ、などと余計なことを考えてしまう。

その昔
子どもが
無事に育つのは
大変だった
奇跡だった

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2009.11.13

いのち

何億もの
何兆もの
微小な細胞が
懸命に
私たちを生かしている

billions of
trillions of
tiny cells
work passionately
to keep us alive

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ピラカンサス

Pira1

寒くなるほど
赤くなるもの
もみじ
柿の実
こどもの頬っぺ

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2009.11.12

洋種ヤマゴボウの紅葉

Youshu
ヨウシュヤマゴボウ

わがもの顔に
生い茂っていた
洋種ヤマゴボウも
今では大人しく
紅葉している

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2009.11.10

開かない蕾

Suifuyou5
寒さで蕾がかたまった酔芙蓉

十二分に
楽しんだ
酔芙蓉
フリーズした蕾が
無念

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2009.11.09

さざんか

Sazanka
山茶花

葉が色づくころは
花が少ない
冷たい風を
さざんかの花が
和らげてくれる

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2009.11.06

11月号投稿歌

完全を
追うものは
永遠に
不完全に
苛(さいな)まれる                

こころが
言葉になり
行動になる
こころが
すべてなのだ

嫌な奴だ
と思ったら
自分の心に
問題があると
思っていい

自分があるから
苦しんだり
泣いたりする
すべては
自分の問題なのだ

自分がなければ
苦しみも
悲しみもない
自分があるから
すべてがあるのだ

型にはまるのが
嫌いだといって
いつもどこかに
変化をつけている
それが彼の型

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松井秀喜MVP

Matsui


松井秀喜MVP
手首骨折
膝手術
辛かったぶん
喜びも特大ホームラン

地道に
こつこつやっている人に
大きなプレゼント
お天道様は
見ている

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2009.11.02

彼岸花の葉

Higanba
曼殊沙華の葉、茎が枯れて残っているのが見える。

彼岸花はなにもないところからスーッと茎を伸ばして、真っ赤な花を咲かせる。不気味な感じがするのは葉がないせいもあるだろう。いま、その葉がかなり伸びてきた。水仙の葉を細くしたようで写真のように密集している。これが来年の6月ごろまで青々と茂り、根に養分を蓄えるのだろう。そしてお彼岸のころ花だけポッと咲くのだ。根がしっかりしているのと根に毒があるので、畦道やお墓の土手などに植えられる。子供たちがそれを採らないように、死人花(シビトバナ)などと呼ぶ地方もあるそうだ。

あれだけ
存在感のある
彼岸花だ
葉も長いこと
がんばっている

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2009.10.31

心の底力

Jokeijio13
浄慶寺の掲示板

思わず、「はい、わかりました」と言ってしまいそうだ。
人は他人と書いて「ひと」と読むところだろう。
五行歌風にすると、

苦難のとき
力になるのは
金でもなく
ひとでもなく
自分の心の底力だ

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2009.10.30

寺家ふるさと村

浄慶寺の近くに寺家ふるさと村があるのを思い出して行ってみた。あちこちに「浜柿・はまがき」の即売所があった。横浜の柿という意味だろう。富裕柿と次郎柿ばかりで、禅寺丸はなかった。寺家の田んぼは収穫が終わり、稲を刈ったあとから緑の芽が一斉に伸びていた。ここは私が育った子供のころの風景に似ていて懐かしい。

Furusato6
寺家ふるさと村の風景

Furusato4

Furusato8
稲藁の列、手前はオクラの花

Furusato5
掛け干し

掛け干しの
稲藁のにおいに
振り返る
子供のころの
田んぼ遊び

「季節の家」で食事をした。お刺身と大根あら煮の定食、各1000円。どちらもランチメニューだったが、もう少し田舎料理があってもいいと思った。平日なのに道路に車がたくさん止まっていた。散歩する人、お弁当を食べる人、三脚をセットしてなにかを狙うカメラマン。驚いたことに、観光目当ての焼き芋屋の軽自動車が二台もあった。濃い紫のアザミの花が咲き、ススキが揺れていた。

Kotohira
麻生の琴平神社

麻生の琴平神社にも寄ってみた。名前は聞いているが、お参りするのは初めてだ。本殿は焼けて修復中。儀式殿のほうは七五三参りの人たちがいた。広い駐車場があり、お正月にはたくさんの初詣の参拝者が集まることだろう。

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2009.10.29

浄慶寺の冬桜

きのう初めて柿生の浄慶寺に行った。ある人のブログで冬桜が咲いていると聞いたからだ。それに面白い羅漢さんがあるらしい。浄慶寺は柿生駅の西側にある。細い道をあがっていくと左に駐車場があり、そのまわりに、なるほど冬桜が咲いていた。季節はずれの桜は寒さで縮こまっているように見える。けなげに咲いている。

Jokeijio1
浄慶寺の冬桜、奥はピラカンサスの実だろうか。

Jokeijio2

Jokeijio3

Jokeijio4
コンパクトデジカメでもマクロを使うときれいに撮れる。

Jokeijio5

北風のなか
健気に咲く
冬桜
浄慶寺を
淡く彩る

門を入ると、すぐ右側に鳥居がある。たしか、秋葉神社と書いてあったと思う。春には桜が咲いて奇麗だろう。門を入って左側が浄慶寺の庭があり、羅漢の像と庭樹が楽しめる。羅漢さんというと古いものを想像するが、ここにはカメラを持ったり、パソコンをやったり、ケータイを打つものまであるから驚く。奥に本堂があり、その右側は住職の住まいになっているらしい。数日前に「ちい散歩」という番組で紹介されたためか、つぎつぎに訪問者がやってくる。

Jokeijio6
浄慶寺入口

Akibasan
秋葉神社

Jokeijio7

Jokeijio8

Jokeijio9
カメラを持つ、パソコンを打つ羅漢さん。

Jokeijio10
ケータイ、ウォークマンといろいろです。

Jokeijio12   

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2009.10.26

毎日の瞑想

Centerもう二カ月ぐらいになるだろうか、毎日朝晩1時間ずつ瞑想をしている。これはヴィパサナ瞑想の10日間コースをとったときに毎回指導されることだが、コースを終えてしばらくすると怠けてしまっていた。ところが、なんとなく座り始めたら、これもなんとなく調子がいいのである。京子も10日間コースを3度とっているので、二人で瞑想している。もちろん、別々に座ることも少なくない。(写真は京都の瞑想センター)

はじめにアナパナ瞑想をおこない、それからヴィパサナ瞑想に移る。アナパナは鼻を通る呼吸を観察する瞑想法である。空気は右の孔を通っているだろうか、左の孔を通っているだろうか。入ってくる空気は冷たく、出てゆく空気はなま温かい。入ってくる空気は鼻の奥に当たり、出てゆく空気は鼻の孔の出口あたりで感ずる。鼻の下では息が当たると同時に拍動を感じたりする。ときにはそこがムクムクしたり、モゾモゾしたり、ピクピクしたりする。最初は雑念がわくが、だんだん呼吸を意識し続けることができるようになる。集中力が高まってくるのだ。そうしたらヴィパサナ瞑想に移る。

ヴィパサナは「ありのままを見る」という意味だが、アナパナのように呼吸だけでなく、全身の感覚を追ってゆくのである。頭のてっぺんから始め、足の爪先まで意識をめぐらせてゆく。頭のてっぺんは、くすぐったかったり、痒かったり、拍動したりしている。何も感じないときは、その位置を確認して次に移る。頭の前、後ろ、横と感覚をみてゆく。ひたい、こめかみ、後頭部などの感覚を追う。耳や目、頬など両側にあるものは、同じ感覚なら左右同時に感じることができる。唇や口の中、舌や歯茎もよく感じ取ることができる。こうして、上肢、体幹、下肢と感覚を追い、足先までゆく。わたしは片道しか行けないことが多いが、少しスピードアップすれば往復あるいは二往復ぐらいできることもある。

うまく集中できると、1時間があっという間に過ぎてゆく。だが、雑念が多いときはこの1時間が恐ろしく長い。へたをすると、雑念だけで終わってしまうこともある。人間の心というものはそれだけ不安定で気まぐれなものなのである。そういうことを知るだけでも瞑想する価値はある。ヴィパサナ瞑想によって全身の感覚を追っていくということは、絶えず「いま」に居つづけるということである。

「いま」に居つづけて、どのようなことが起きても反応しないで、心を平静にしてやり過ごしていると、心の汚れが浄化されてゆく。心が澄んでくれば、ものを見通す力がつく、判断力や処理能力がます。したがって、ものごとが順調にゆくようになるのである。いまのところ、この瞑想が習慣になってきた。瞑想をすると「こだわり」が少なくなってくる。細かいことなど気にかけなくなる。テレビも新聞もどうでもよくなる。そのかわり、感覚が鋭敏になってゆく。ほんらい、いきものとはそういうものなのだろう。

いま
この瞬間に
居つづければ
怖いものなど
何一つない

いま
この瞬間に居つづけ
心を平静にしていれば
心はどんどん
浄化される

→日本ヴィパッサナー協会

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2009.10.25

阿部市長続投

小雨降るなか、朝7時すぎに中野島中学校に行き、参議院補欠選と川崎市長選の投票をした。日曜日の7時ごろは、さすがに投票所もすいていた。雨のためか、入口や通路に誘導の人が立っていて案内をしていた。こんなことは初めてのように思う。選管の人や立会人の人たちも朝早くからご苦労様である。

参院補欠選のほうは比較的はやく結果が出たようだが、市長選のほうは接戦だった。朝刊を見ると、現役の阿部市長が三選を果たして万歳をしている写真が載っていた。政党の推薦がなく苦戦が予想されたが、一期目の財政立て直し、二期目の「音楽のまち川崎」などによるイメージアップ、が功を奏して勝利した。

民主主義の基礎となる選挙だが、投票率の低さには呆れてしまう。神奈川県の参院補欠選は民主党の金子氏が勝ったが、その投票率は28.67%。川崎市長選の投票率は36.09%。ざっと見て、三分の一だ。ということは三分の二の人たちは意思表示をしなかったことになる。いや投票をしないということが意思表示なのだろか。民主主義が泣く。オーストラリアでは選挙で投票しないと多額の罰金を課せられるという。そうまでして投票率を100%に近づけるのもどうかと思うが、せめて三分の二ぐらいは投票してもらいたいものだ。

有権者の
三分の一しか
認めていない
市民代表というのも
ちょっとおかしい

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2009.10.24

多摩病院

Tamabyohin
川崎市立多摩病院

知人が腹痛で入院したので、昼休みに多摩病院に見舞いに行った。登戸駅が橋上駅になってから南武線をまたげるようになったので便利である。多摩川側のエスカレータを降りると、病院へ続くアプローチが整備されている。屋根がついているので、雨でも平気だし、夏の暑い日には日よけにもなる。駅から病院までは150mだから近いのもいい。

病棟はみんな花の名前がついている。知人ははなみずきの棟にいた。軽い腸閉塞だったようだ。ときどき腹痛が起こり、数年に一回ひどいのが来るらしい。多摩病院は廊下も病室もかなり広い。民間の入院施設とくらべると天国だ。上の階なので景色もいい。多摩川も小田急の鉄橋だけでなく川面までよく見える。ま、いくら病院がきれいでもでも入院はしたくないけれど。

病院へ行くと
よく分かる
どれほど
健康が
ありがたいものか

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2009.10.23

坐骨神経痛

このところ季節の変わり目のせいか、坐骨神経痛の痛みを訴える人が多い。昼間は暖かくても朝晩はかなり冷えるので、持病のある人は注意したほうがいい。現代人の病気の大半は、①食べ過ぎと②運動不足である。

むかしは農作業などでからだを酷使したり、栄養不足などが原因で坐骨神経痛を患ったものだ。しかし、いまでは食べ過ぎ、太り過ぎで、足腰に負担がかかるようになったこと、運動不足で筋力が衰えたこと、などが原因となっている。だから、坐骨神経痛の予防と治療は、①体重を増やさないこと、②適度に運動をすること、それから③からだを冷やさないことだ。

うち(陽気堂はり治療室)ではまず、交流磁場治療器(ホットマグナー)で腰や臀部を温める。それから、からだを軽く優しく揺すってほぐし、血行をよくする。疼痛関連部位に細い針を打ち、温灸をする。さらにカウンターストレインという手技療法で、骨盤や腰椎の矯正する。これで相当痛みは軽くなる。それから必要に応じて、自宅でできる体操などを紹介している。整形外科でブロック注射を受けるよりずっといい治療法だ、といささか自負している。

坐骨神経痛のつらさは
患ったものでなくては
分からない
しかし永遠に続く痛み
などありえない

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2009.10.21

しんゆり歌会・10月

新百合ヶ丘さつき歌会の月例会に出た。歌会の名前が長いので、銘々者の澤田さんの同意を得て「しんゆり五行歌会」とすることにした。今日から新会員が一人ふえた。みなさんいい歌を作るので選に苦労する。上席の歌を五つを紹介しよう。

秋の陽は              光恵   
まろやか金色
木の実達に
子守唄を
聴かせているようだ

とろーりと              公子
眠気に襲われた午後
ふわり タオルケットを
掛けてくれた
至福のとき

お祭りの後のような        高岡     
静かな
夏の終り
冷たく花びらの中に
雨が沈む

カモメ達               岩重           
悩み惑う私に
自由に飛べ

見本見せ

探し続けた              知子                 
案内状
積んだ本の間に・・
しばらく ひっそりと私を
笑って見ていたらしい

京子の歌と私の歌はつぎのふたつ。
付け焼き刃ではだめだ。なかなかいい歌ができない。

きんぴら・サラダ・丸煮   京子
ハスづくしで
免疫力を高
インフルエンザを
乗り切ろう!

草履のような        ripple        
アップルパイ
大らかで
繊細な
カントリーマムの味

司会進行を神川女史にお願いしたが、とんちが効き、ユーモアたっぷりで、じつに楽しい会となった。いつもながら、ひとつの歌に対する感想が千差万別なのが面白い。

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2009.10.20

カラスウリ

Karasuuri

枯れ枝に
カラスウリの
朱が
目立つ
このごろ

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2009.10.19

つわぶき

Tsuwabuki_2

駐車場に
石蕗の花
不揃いの
花びらが
愛おしい

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2009.10.16

バクテリア

この星の
最高の仕掛けは
すべてを土に
還元してゆく
バクテリアの働きだ

the most beautiful mechanism
I find on this planet
is the work of bacteria
turning everything
way back into mother earth

微細な宇宙にも
広大な宇宙にも
自然の法則が働いている
だれかの
強い意志を感じる

both in micorcosmos and macrocosmos
there is tremendous space there
where great law of nature works,
I cannot but feel
somebody's definite intention there

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モズ逃げる

Mozu06_2裏のほうで、キキキキーツと鋭いモズの声。 カメラに望遠レンズをセットして、そうっと窓を開けると、電線にモズが止まっている。かなり近いところにいる。15メートルぐらいだから、いい写真が撮れるかもしれない。明るい空を背景にしたときは被写体が暗くなってしまうので、露出補正を+1.0かける。そしてモズを狙ってシャッターを切る。バシャバシャバシャと連写のシャッター音。その音がモズに届いたらしく、すぐに逃げてしまった。ちょっと音が大きすぎるな。こんどはカメラの下にタオルでも敷こう。

電線に止まって
ゆっくり尾を回し
目配りをする
百舌は
お空の大将

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2009.10.15

作品99

No99
妻のフラワー・アレンジメント、作品99。"Airplants' Green Bouquet"

一つ一つ
積み重なって
大きな
力となる
作品99

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2009.10.13

キンモクセイ

Kinmokusei2

甘い香りが
記憶を蘇らせる
小学校の校庭にも
咲いていたっけ
金木犀

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2009.10.11

中野島お祭り

中野島のお祭りは体育の日だったが、しばらく前から第2土日になった。かなり冷え込むこともあるので、あまり気勢が上がらない。それでも、うちから近くの氏神様なので5時すぎに参拝に行った。豊作と平和に感謝する。

境内や参道にはたくさん出店がでている。だいぶ日が短くなったので、すぐに暗くなった。焼きそばを買って、家に帰って食べたが、思いのほかいい味だった。同じ日に菅(すげ)の子(ね)の神社でもお祭りがあったが、昼間、草取りをして疲れたので失礼した。

P1170202
クレープ屋さん

P1170214
スーパーボール

P1170212
トルコ人のシシカバブ

P1170224
いちばん売れてる焼きそば屋

氏神様は
地域の守り神
長いあいだの
人々の思いが
凝集している

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2009.10.10

ノーベル平和賞、オバマ大統領に

Obama
けさの新聞の一面

夕べのニュースで、アメリカのオバマ大統領にノーベル平和賞が与えられることを知った。核兵器のない世界をつくろうと主張したことが認められたらしい。就任してまだ一年たっていないのに、ちょっと早すぎるが、それだけ核兵器への危機感が高まっているともいえるだろう。核兵器を完全に排除できるかどうかは難しいが、その方向へ進むことは望ましい。また、その方向に進まなければならない。どこかの馬鹿が核のボタンを押せば、人類は滅亡してしまうのだから。

同じ
ノーベル平和賞でも
オバマ氏と
佐藤氏では
ちょっと違う

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2009.10.09

爪切り

Nail
やっとこ型の爪切りとヤスリ

登戸駅前の週替わり店舗で、金属の小道具を売っていた。産地直送なんていう札が貼ってある。店員の話によると、燕三条市から来ているという。そこでニッパー型の爪切りを買った。意外に値が張る。上は7~8千円ぐらいのものまであり、さすがにいいものは触った感じがぜんぜん違う。いろいろ見てから3900円のものを買った。

治療室に戻ってから足の爪を切ってみたが、なかなか切れ味がいい。ただ、切った爪が飛び散るのでビニールの袋かなにかをかぶせたほうがいい。魚の目の治療をすることがあるので、そのときに角質を切り取るのにも使えそうだ。高いほうを買っておけばよかったかなとも思ったが、執着は捨てよう。そうそう、ジャガイモをつぶすマッシャー(マッシュポテトを作る)とゆで卵切り器も買った。マッシャーはすりこぎよりは便利だろう。

やっとこ型の
爪切りを見て思った
両方の刃を
ピタリと合わせるのは
とんでもない技術だと

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2009.10.08

自分のものって何

言葉も
思いも
はじめは借り物
自分のものって
何だろう

words
and thoughts
are borrowed at first
what is it
that is truely mine?

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幸せの扉

Rui1毎週水曜日、夜11時半、ラジオ日本で藤間瑠依の「幸せの扉」という番組が始まった。これは五行歌のホームページで知った。番組のなかで「五行歌の扉」というコーナーをつくるので、藤間さんが主宰に挨拶に行ったそうだ。くわしいことはオフィシャル・ホームページや藤間さんのブログにまかせよう。

藤間瑠依オフィシャルサイト
http://fujima-rui.com/

藤間瑠依のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/gmmassociates

夜遅い時間なので、ふだんなら私は寝てしまうが、若い人は意外にたくさん聴いているかもしれない。藤間瑠依さんは芸能界10年のキャリアがあるとかで、初めての自分の番組なのに驚くほど淡々と話す。力みがなく、落ち着いているのがいい。スタジオに来る前に受け取ったメールを題材にして五行歌を詠んだ。それから人間の声に感動したことを詠った五行歌も紹介していた。素直でいい。

朝一番
がんばれの
メール
向かう足が
軽くなる

人の声
オペラも邦楽も
みな同じ
人の声
一番の楽器

人間の声に関連してかけた曲が、ジョニー・シンバルの「ミスター・ベースマン」だったが、これが私には涙が出るほど懐かしかった。高校生のころだったろうか、よく真似をして歌ったものだ。

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2009.10.07

台風18号

雨のせいにして
テレビを見たり
数独をやったり
ごろごろして
一日を過ごす

あしたは
台風18号が
上陸するようだ
猛烈だが
足早なのがいい

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2009.10.06

雨の酔芙蓉

Suifuyoh
雨にうなだれる酔芙蓉

ここのところ雨模様だが、酔芙蓉は一生懸命咲いてくれる。9月15日ごろから咲き始めて、お彼岸を過ぎたころからは毎日8個から12個ほどの花をつけてくれる。あさ真っ白の花が、午後にはピンクになり、夜は濃くなって、翌朝しぼむ。雨の日は色づきが遅く、夕方でもまだピンクが淡い。休日には一日その色の変化を楽しませてくれる。

「ほら、ほんのりと色づきはじめた」
「このぐらいのピンク色もいいね」
「もう、こんなに色がついきたよ」
「この色もいいな」
「よくもこんなに色が変わるものだね」
「うわー、真っ赤になった」 

おととし1500円で買った苗がこんなに楽しめるとは思わなかった。すでに延べ200個ぐらいの花をつけてくれたことになる。ありがとう、酔芙蓉さん。

朝は純白
午後は淡いピンク
夜は濃いピンク
毎日毎日ありがとう
酔芙蓉さん

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2009.10.05

秋明菊

Shumeigiku
シュウメイギク

キク科ではなくキンポウゲ科、赤やピンクの花がある。アネモネの仲間である。濃いピンク色の花は京都の貴船地方に多いので「貴船菊」とも呼ばれる。中国原産で、漢名は「秋牡丹」としゃれている。ぽっちゃりした愛らしい花だ。

ふわっと
咲きながら
恥じらいを
隠せない
秋明菊の白

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2009.10.04

10月号投稿歌

あの世が
あるかないかは
分からないが
あると思うのも
わるくない

すること
なすことに
自分が現れる
やはり
自分を磨くしかない

影があると
ものは
立体的に見える
おそらく
私たちの心も

歌が
分かりにくいとき
それは
その歌に問題があると
思ってもいい

流暢な言葉は
意外に心に残らない
たどたどしい言葉は
聴き手が聴こうとするぶん
思いが伝わる

月から
地球を見たら
増殖する
人類は
がん細胞か

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2009.10.03

五輪はブラジルへ

次々回の
オリンピックは
リオデジャネイロ
だれが見ても
妥当だろう

五輪は
五大陸の象徴
一度やった都市は
百年以上
やらなくていい

東京招致へと
駆り出された
アスリートたち
さあ
サンバを踊ろう

国民は冷静 (yahooニュースより)
2016年夏のオリンピックの開催地選びで、東京が落選したことについて、半数を超える人が残念に思っていないことがJNNの世論調査でわかりました。 調査はこの土日に行いました。
 2016年夏のオリンピックの開催地選びで東京が落選したことについて尋ねたところ、「残念に思う」人は46%で、逆に「残念に思わない」という人が52%と半数を超えました。国民が今回の東京立候補を冷静に見ていたことを示す結果と言えそうです。

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ムクドリ

Mukudori01

このムクドリは
嘴が黄色いから
まだ若い
白塗りの顔も
あどけない

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2009.10.02

完全主義者

完全を
追うものは
永遠に
不完全に
苛まれる               苛まれる:さいなまれる

a perfectionist
will suffer
from
endless
imperfections

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2009.10.01

穂波

Inaho1

Inaho2

昼休みに氏神様にお参りに行った。登戸神社の裏の通りを中野島のほうに行くと、南武線の線路沿いに田んぼが二枚ある。そこの稲穂はじゅうぶん実っていた。豊作の予感がする。こういう景色を見るとホッとする。ことに近頃は田んぼが減ってしまったので、なおさらである。

黄金色の
穂波ほど
うれしく
たのもしい
光景はない

稲には
まったく
連作障害がない
これは
ほとんど奇跡である

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2009.09.30

世田谷美術館

雨の休日、こんな日は美術館に行くのもいい。世田谷美術館で「オルセー美術館展」というのをやっているというので行ってみた。パリのアール・ヌーヴォー展で、19世紀末の家具や工芸品、絵画などが展示されていた。オルセーはパリ万博のときに完成した駅の名前で、いまではそこが美術館になっているそうだ。

アール・ヌーヴォーというのは曲線を取り入れた様式だということは頭にあったが、アールは半径のアールだから丸いカーブだろう、なんて漠然と思っていた。いい加減なものだ。考えてみれば、アールは英語の半径 radius の略号Rだからフランス語ではない。アール・ヌーヴォーとは New Art のことで、日本語にすれば「新芸術」という意味だ。ボジョレ・ヌーヴォー(ボジョレ産の新ワイン)のヌーヴォーなのだ。

Newart解説によると、アール・ヌーヴォーとは、19世紀末にヨーロッパに広まった、植物の枝や蔓を思わせる曲線の流れを特色とするデザイン思潮とある。たしかにベッドやテーブル、椅子などに曲線が取り入れられており、随所に花や蝶、小動物などがあしらってある。日本の浮世絵や焼き物も影響しているらしい。それらの繊細な作りには目を見張るものがあった。

二階では「和のいろ・かたち」という収蔵品展をやっていたが、やはり、こちらのほうがしっくりくる。北大路魯山人の陶器には、形も色も図案も強くわれわれを引きつけるものがある。吉田義彦の淡い日本画や山田貢の麦の穂をデザインした友禅染めなどは実に美しい。けれども、風土的な距離感を除けば、洋の東西を問わず人間が感動するものは同じであるような気がした。それぞれの作品をつくる作者の機微を垣間見られたことは幸せである。 →世田谷美術館

ほんものの
絵画を
見つめていると
一瞬
作者に同化する

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2009.09.25

モズの高鳴き

20日に寿福寺でモズの姿を見たが、望遠レンズがなかったので証拠写真にもならなかった。あれから、ときどきモズの鳴き声を耳にしている。けさ、生田浄水場のヒマラヤ杉の天辺にモズがやってきた。キーキッキッキッと甲高い声で鳴いている。いつもは十月に入ってからなのに、ことしはだいぶ早い。黒い眼帯があるからオスだ。そうっと近づいていったら感ずかれたらしく、どこかへ飛んで行ってしまった。これから縄張りが確定するまで高鳴きを聴くことになるだろう。

Mozu03
モズ♂、目のところに黒い眼窩線が見える

Mozu04
からだの大きさからは信じられないほど大きく通る声で鳴く

ウグイスが
春告鳥なら
モズは
秋告鳥だな
おかえり

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2009.09.20

レモンの実

Lemon
レモンの実

二、三年前に植えたレモンの木が実をつけ始めた。柑橘類だから柚子やスダチのような花を咲かせるが、実はやはりレモンの実だ。先端がピョコッと飛び出しており、小さいが一人前にレモンの格好をしている。「幼なじみの思い出は、青いレモンの味がする」という永六輔作詞の歌があるが、黄色いレモンでもじゅうぶん酸っぱい。わたしは、"Lemon Tree" という歌が好きでよく歌った。けっこう英語の勉強にもなったように思う。

果物には
旬がある
人工的に
旬を変えるのは
どうなのだろう

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2009.09.18

千住真理子リサイタル

Senju2

麻生市民館の「千住真理子、ヴァイオリン・リサイタル」に行った。芸術の秋だからというのではなく、千住真理子のファンだから行ったというべきだろう。丁寧に思いを込めて弾く彼女の姿勢が好きだし、名器スラディバリウスの音がまた格別だからだ。

夜7時開演。千住さんは、はじめにバッハとモーツアルトの小品を演奏した。ピアノ伴奏は、グレーの髪をボサボサにのばしたお茶の水博士のような藤井一興(かずおき)氏。千住真理子さんは赤味がかった金色のドレスに大小の黒い水玉をあしらった衣装で登場した。笑顔が素敵である。メインはベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第7番。低い音が唸り、高い音が空気を切り裂く。この曲は上質な教会音楽のような感じがしたが、あまり馴染みがない曲だったので、後半は少し眠気が来てしまった。

休憩後は音楽評論家の日下部吉彦氏とのトークがあり、日下部さんは千住さんの人柄をよく引き出していた。千住さんのヴァイオリン「ディランティ」はわがままで24時間ケアしないといけない、ボーイフレンドをつくる暇もないという。それから、ヴァイオリンの演奏には体力が欠かせないので、最近、千住さんは生卵を二つ三つ飲んでいるようだ。

プログラムの曲を演奏したあと、鳴り止まない拍手に千住真理子さんは再び舞台に出てきた。「愛の挨拶をやってくれるといいね」と京子に言うと、アンコール曲は期待にたがわずエルガーの「愛の挨拶」だった。2曲目は、兄千住明作曲の「風林火山」。そして、アンコール最後の曲は「チャルダッシュ」だった。これはフィギャスケートの浅田真央が好んで使っていた曲である。乗りのよい曲で、締めくくりにふさわしい。

若い演奏家は楽譜に忠実に弾くが、「はい弾きましたよ!」という感じで終わってしまうことが多い。テクニックはすぐれているが何かもの足りない。ところが千住さんぐらいになると、非常に表現が豊かになり、思いが伝わってくる。ていねいに、しかしメリハリをつけて演奏し、ヴァイオリンがあたかも生き物のように歌い出すのだ。

気に入ったCDを2枚買い、列に並んで、本人にサインをしてもらった。元気あふれる笑顔がいい。握手した細い手があの演奏をしていたかと思うと感激である。サービス精神も旺盛な方だ。幸せな気分で外に出た。

三百年以上も
前に造られた
ヴァイオリンが
現代人の胸に
ひびく

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2009.09.16

しんゆり歌会9月

世の中は、きょう成立する鳩山内閣やインフルエンザの話題でいっぱいだ。いい天気だ。暑いくらいである。そんな中、新百合ヶ丘の歌会に出かけた。麻生区役所の食堂で昼食。イワシのつけ焼きとチキンの南蛮風煮込みの定食に小松菜のごま和え、冷や奴、カボチャの煮物、ナスの揚げびたし、をとって食べた。どれも少し薄味で健康に配慮されていると感じた。ご飯も麦ごはんで美味しかった。

歌会出席者は14人。いい歌がたくさんあって投票に迷う。上位の歌をいくつか載せよう。ただし、順には便宜上のものであり、第一印象と、コメントや作者の解説を聞いたあとではだいぶ違ってくる。うちに帰ってから読み返しても、また違う。きわめて流動的なものである。

二時間後に                      知子(一席)
焼かれるはずの
秋刀魚を選ぶ
ぱっちりと澄んだ瞳と
目が合う

巻貝の中に           中川(二席)
入ってゆく心地して            
一人地下街に
降りてゆく
螺旋階段

モルモットの                      とし子(三席)
暖かな鼓動を
腕の中に慈しむ
童女の頬に
秋の陽かかる

鮮烈な              ripple(四席)
朱色が揺れて
秋彼岸
曼殊沙華は
律儀者

この上位三席はうまい。五行歌ならではの表現ともいえる。他にも印象的な歌が多かった。どれを選ぶか苦労する。つぎの一番下の歌などは、はじめは見過ごしてしまったが、何度か読んでいると、かなり重く、ズンと心に迫る歌である。

観客は              浩子(五席)
興奮の余韻を纏って
夜のとばりの中
現実の海へ
とけ込んで往く

きいてみたいな         京子(五席)
おしろい花や
酔芙蓉に
時を
なんで知るのかと

一期一会が           光恵(六席)
身にしむような
友の報せに
ただ溜息が
受話器を行き交う

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2009.09.14

イチロー快挙

200_4イチロー
9年連続200本安打
大リーグ記録達成
8年連続は
108年前の話

小さなことの
積み重ねが
とんでもないことになる
イチローは
淡々と語る

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2009.09.12

サンマの塩焼

Sanma_2

そんな目をして
見ないでくれよ
君の命は
粗末にしないからね
秋刀魚くん

Sanma2

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秋のバラ

Bara

バラは
あまり
季節感がないが
綺麗としか
言いようがない

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2009.09.11

黄花コスモス

Kibanak

散歩すると
キバナコスモスが
目につくようになった
秋色が
少しずつ濃くなる

ここそこに
キバナコスモスが
目につく
季節が確実に
動いている

here and there
orange-colored cosmos
are flowering
to prove
the turn of seasons

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イタドリの花

Itadorihana
イタドリの花(雌雄異株だそだが、こちらはどちらだろう)
イタドリはスイバ、スカンポなどと呼ばれる。
由来:、痛みを取る=いたどり。利尿、緩下、止血、軽い鎮痛作用がある。

近寄って見ると
イタドリの小花が
ぎっしり並んでいる
いのちが
輝いている

Hekusokazura
ヘクソカズラ(屁屎葛、別名・早乙女花)

かわいい
花なのに
悪臭があるので
ひどい名前を
つけられたものだ

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2009.09.09

巨峰

Kyohou

間引かれず
自由に育ち
押しくらまんじゅうして
いびつになる
巨峰もある

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2009.09.08

小学生もマスク

Mask1
マスク姿の小学生

JR南武線に乗ったら、小学生の団体に出くわした。それが、男の子も女の子もみんなマスクをしているので驚いた。新型インフルエンザが流行しつつあるので、うがいと手洗い励行、それから始業式は放送で行った、というニュースは聞いているが、先生も生徒もみんなマスクをしているとは。

Mask2
小学生がみんなマスクをしている

小学生の団体は登戸駅で降りた。生田緑地のプラネタリウムか自然科学館、あるいは日本民家園に行くのだろう。団体通用口から出てくる子供たちがみんなマスクをしている、というのはちょっと異様な光景だ。もっとも、新型インフルエンザは10代、20代といった若い人がかかりやすいというから、無理もないか。

小学生もみんな
マスク
マスク
インフルエンザ
やだもんね

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稲穂

Ine

日照不足の
夏だったけれど
稲穂が垂れ始めた
豊作になると
いいな

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2009.09.07

イチロー、メジャー2000本

Ichiroイチローは
かっこいい
大男たちを
翻弄するところが
たまらない

地道に
こつこつ
積み重ねて
いまがある
と天才の弁

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2009.09.06

秋祭り

きょうは登戸神社の秋祭り。うちの氏神様は枡形神社だけれど治療室が登戸にあるので、登戸神社もよくお参りをしている。とくに祭礼のときは、かならず足を運ぶようにしている。ここのお祭りは9月の第1日曜日なので暑い。以前、9月1日がお祭りのことがあったが、猛暑で熱中症になりそうだった。たこ焼きやお好み焼きを売る店の人たちも、それこそ茹でダコのような顔をして暑さに耐えていた。きょうも、かなり暑い。

Noborito01_2 Noborito04 Noborito09 Noborito07

Noborito08 Noborito06 Noborito13 Noborito11

奉納金の受付では、年配の方がノートパソコンを前に座っていた。奉納者の名前と金額を入力してB4の紙に筆文字でプリントアウトし、それを張り出すらしい。伝統行事にもITの波が押し寄せている。返礼は豆絞りの手ぬぐいだ。われわれが行ったのは午後4時ごろだったが、徐々に神社に来る人が増えていく。夜はにぎやかになるだろう。

奉納金の
文字がうまい
うますぎる
あれま
パソコンだ

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2009.09.05

だからどうした?

Tsuyukusa3
ツユクサ

野の花は
迷うことなく

ひたすら
おのれを
咲かせている

だからどうした?
とあなたは
言うかもしれないが
歌とは
そういうものなのだ

"so what?"
you may say
to different poems
and I say
poems are like that

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冬瓜

Tougan

スパッと
冬瓜を切る
あなたの
いのちを
頂戴します

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2009.09.04

OLFA

カッターナイフのメーカーがほとんどOLFAになっているが、あれは日本の会社なのだそうだ。これは先日、テレビで得た知識である。OLFAはオルファと読めるが、ちょっと「黒いオルフェ」みたいで、いかにも外国の会社の名前のよう気がする。たとえば、フランスとかスイスとか、あるいは南米の会社とか、そんな雰囲気がある。

そのオルファの名前の由来が「折る刃」だと聞いて驚いた。つまり、カッターナイフは日本人の発明で、世界中に広まったものなのである。発明者は岡田さんという大阪の人で、切れ味の落ちないナイフはできないものかと思案していた。あるとき偶然、ガラスの破片で紙を切っている人を見た。刃先が切れなくなったら、新しくガラスを折って切っている。それで刃をつぎつぎに折って行けばいい、と気がついた。これに板チョコの原理を取り入れて、連続して折れるような刃を考案したというのである。

何度も何度も試行錯誤を重ねて、やがて、いまのようなカッターナイフができあがった。刃を折る部分の角度は59度、折り幅は小さいカッターで4mm。いずれも現在、世界基準になっているそうだ。カッターの名前は「折る刃」だからOLHA、しかしHを発音しない国もあるから、それをFにしてOLFAとした。いまや、そのOLFAのブランドが世界を席巻しているのである。

●カッターナイフの誕生秘話→OLFAのホームページ

わたしたちが
漠然と見ているものでも
求めている人には
宝石のように
輝いて見えるのだ

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2009.09.03

部でやろう

Manner
電車内のマナー広

小田急線の中吊り広告のところにあったマナー広告。これも「~しないでください」とか「~してはいけません」と言わず、逆に、やるのなら「部でやろう」、「アスレチッククラブでやってください」と、やんわり諭している。以前紹介した新多摩川線の車内コピーが、「妖怪もおどろく車内化粧」とやったのに似ている。わたしも若いころ、吊革にぶら下がって遊んだことがある。吊革は体操用にはできていないから切れるかもしれない。そうでなくても傷むのは確かだろう。もちろん、まわりに人がいたらいい迷惑になる。

先日の選挙の際も、自民党が民主党のマニフェストに対してネガティブキャンペーンを展開した。新聞の一面に「民主党が政権をとったら、~になってしまいます」というような文章がいくつも並んでいたが、それを読むのはあまり気分がいいものではない。じゃあ、あんたらなんでこんな国にしたんだ、と言いたくなる。他人のあら捜しはやめて、いいところを見つけるようにしたものだ。と、あらさがしをしたりしている、から油断ならない。

やめろと
言われると
かならず
やる奴が
いる

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2009.09.02

のんびりと

曇り、ときどき小雨。はっきりしない天気だ。きのうは暑かったが、きょうは涼しい。けさ最後のデラウエアを収穫した。一房ずつ袋を掛けたので、ことしはあまり鳥に食べられず、けっこうたくさん収穫できた。正真正銘の無農薬ブドウなので、そのまま食べるのがいちばんうまい。

昼に来客があり、栗平の「西食亭」に行った。従弟の店だが、ここのトンカツは生パン粉をつけてグリルで焼いたもので、油で揚げたものとは違い、しつこくない。お肉も柔らかくて美味しい。客人も「はるばる食べに来るだけの価値がある」と絶賛していた。

西食亭ホームページ

うちでは瞑想をする関係でほとんど肉食はしないが、たま西食亭のトンカツを食べたくなることがある。ひとを誘うこともあるが、みんな喜んでくれるので張り合いがある。こんどランチに格安のかつ丼をメニューに入れたというので、その写真を撮った。わたしが西食亭のホームページを管理しているので、あとでその新メニューを加えるつもりである。京子がかつ丼を注文し、わたしも試食した。見栄えはイマイチだがタレの味がいい。これで600円ならお客さんも喜ぶだろう。

Katsudon
タレがうまいカツ丼600円、大盛り+50円、味噌汁+100円

テレビは9月16日に成立する民主党政権についての話題ばかりだ。民主党は参議院で過半数がとれないため、社民党や国民新党との連立を目指している。はたして、小異を捨てて大同につくことができるだろうか。

天気が曇りで涼しいと、なんとなく気分が落ち着く。のんびりできて、いい休日だった。

曇天も
わるくない
気分が落ち着き
ゆったりと
時間が流れる

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2009.09.01

駅の売店

Odakyushop

駅の売店が
お洒落になって
おばさんじゃなく
おねえさん風が
顔を出す

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むかご

Mukago
長芋のむかご

むかしは
貧者の食事
いまは
料亭の一品
むかご

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2009.08.29

ニラの花

Nirahana2

切っても切っても
伸びるニラ
いまでは
長いも短かいも
花を咲かせている

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2009.08.28

あさって投票日

わたしの一票が
国の流れを
変えるだろうか
民主主義は
いいと思うのだが

I wonder
if my vote will affect
the national politics
though I nearly almost
blieve in democracy

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2009.08.27

朝顔に

Asagao5

朝顔に
扉とられて
まわり道

朝顔: morning glory

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2009.08.26

大腸内視鏡検査

予約しておいた大腸の内視鏡検査を受けた。きのうの午後9時以降の食事をしないで、けさ8時から「ニフレック」という経口腸管洗浄剤を飲む。粉末を2リットルの水に溶かし、2時間かけて少しずつ飲むのだが、これがけっこう辛い。軽くレモン味がついているが、水を2リットル飲むのは楽ではない。飲み始めて1時間もすると便意を催し、それから頻繁にトイレに通う。10時を過ぎると、お腹が空っぽになった。余談だが、「ニフレック」の袋には味の素の製品と書いてある。

12時に病院に行き、まもなく検査室に呼ばれる。服を脱いで、後ろあきの紙の使い捨てトランクスをはいて、ベッドに横になる。左の人差し指に血流計のようなものをはめ、右手の静脈に鎮静剤の点滴を受ける。それから左を下にして横を向き、いよいよ検査が始まる。

肛門にファイバースコープが入ってくる。大腸の検査三度目だが、今回は非常によく内視鏡の動きを感じた。腸の内壁が過敏になっているようだ。10分ほどで盲腸あたりに到達し、それからあちこち丁寧に内視鏡が動いてゆく。わたしの視野にディスプレが二つあり、一つにはビデオの映像が、もう一つには途中で撮影した静止画が写っている。動画はボケて見にくいが、静止画はきれいだ。ピンク色の大腸がはっきり写っている。

→大腸内視鏡検査(動画)

盲腸の上の部分とS字結腸の部分にときどき違和感があるといったので、先生はその部分をていねいに検査してくれているようだ。内視鏡の位置によるのだろうが、かなり痛いところもある。ウッと声をあげてしまうほどで、まるで腸の中を蹂躙されているようだ。ファイバースコープがお尻から抜けたときは、さすがにホッとした。

着替えをして診察室に入ると、もう結果が出ている。先生はくわしく大腸のどこを見たか、どんな様子だったかを説明してくれた。一部、白っぽいものが付着していたが、「これはコンニャクでしょう」という。たしかに前夜、コンニャクを食べている。「コンニャクは腸の掃除にいいですね」と先生。けっきょく、わたしの大腸はとてもきれいで何の心配もない、とのことだった。ありがたい。

もう20年ぐらい玄米食を続けているが、それが効いているのかもしれない。免疫療法の権威・新潟大学の阿保徹先生が『壮快』に書いているが、大腸がんの予防には玄米食をすすめているという。ご自分も実践しておられるようだ。今回は検査が苦しかったので、大腸の内視鏡検査は1年置きにしようかな、などと考えている。しかし、鳥越俊太郎さん等が説いているように、早期発見が大切なのに変わりない。

ぐりぐりと
腸をまさぐる
内視鏡
少し痛いが
感謝いっぱい

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2009.08.24

驟雨

Shuu
驟雨(しゅうう)

頭が重くなり
来るなと思ったら
来た
夕立だ
スコールだ

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自分を磨く

Wan_3 
読売朝刊・読者投稿欄のカット

新聞の読者投稿欄のカットが目に入った。シャボン玉と遊ぶ子犬が、じつに可愛らしく描かれている。 わずかな線で犬の表情をたくみに表現している。こういう絵が描けたらいいなとつくづく思う。つぎに題字にも目が行った。丸く柔らかい、温かみにある文字である。なんと、それは榊莫山先生の書ではないか。力の抜けた、我のない、いい字だ。まったく惚れぼれしちゃう。

以前、京都の東寺で弘法大師直筆の般若心経の復刻版を買ったが、弘法大師・空海の書もみごとだった。書き慣れた筆遣い、強い意志が感じられる。どこのお寺だか忘れたが、聖徳太子の書も癖のない優しい字だった。絵も人なり、書も人なり、である。

Kukai
弘法大師・空海の書、般若心経の冒頭。

すること
なすことに
自分が現れる
自分を
磨くしかない

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2009.08.23

栗の実

Kuri
栗の実

なにをそんなに
懸命に守ろうと
しているのだろう
イガイガに
かたい栗の皮

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2009.08.22

ねこじゃらし

Sinkawa3
エノコログサ(ねこじゃらし)

ねこじゃらしで
うなじや頬を
くすぐっては
はしゃいだものだ
風はもう秋

そういえば、ここにときどき書き込みをしてくれるnamikoさんのブログは「猫じゃらし」だ。ねこじゃらしはエノコログサの異称だが、最近、エノコロさんという方もコメントを書いてくれるようになった。おふたりとも絵が上手である。エノコロさんは、わたしのブログをリンクをしてくれた。この場を借りて、お礼申し上げます。

namikoさんのブログ→猫じゃらし

エノコロさんのブログ→絵てがみ~雑草のひとりごと

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2009.08.20

しんゆり歌会

きのう、第14回新百合ヶ丘さつき歌会があった。暑いのにもかかわらず、参加者は十四人だった。新しい方が一人加わった。一席の歌は二首。

いつまでも来ない友     中川(一席)
待ちながら
風船ガムの銀紙に
くすんだ街を
包んで捨てる

シャボン玉の                 とし子(一席)
虹の色
幼子は
両手に包む
夢まで一緒に

中川さんの歌は「風船ガムの銀紙に、くすんだ街を包んで捨てる」という表現がじつに詩的でうまい、うますぎる。いつまでも来ない友に多少いらだちを感じながら街を見ると、曇り空の下にくすんで見えた。その街を捨て去ったという。この表現力は見習いたい。とし子さんの作品。シャボン玉が飛んだら、子供は好奇心を全開にしてはしゃぐ。大人もなぜか楽しくなる。虹色に輝くシャボン玉には夢がある。いつまでも夢を追いかけていたいものだ。

向かいあって         神川(二席)
そうめんを啜る
いつかは終わる
子と過ごす

母親が子供の将来を気にかけている景である。いつまでたっても子供は子供だけれど、いずれ別れなければならない時がくる。こうして素麺を啜るのもこの夏が最後だろうか、などとしみじみ思う。細く長いそうめんが効いている。うどんでは、こうはいかない。

寄り添いて           黒田(三席)
よりそいて見る
遠花火
思い出した様に
ドーン

おはよう!と声をかけると  片野(三席)
”ニコーッと振り向き
いっぱいの皺と細めた目が
同化した笑顔”は
母の武器

黒田さんは、ご主人との思い出を詠んだ。なぜか、思い出したようにドーンというのが面白い。そんな時もあったなあ、とみなさん述懐。ご主人もときどきドーンと現れるのかもしれない。片野さんのお母さんは百五歳。健康でなんでもできる。顔の皺と細めた目が一体になって、ニコーッとやられたら何も言えない。

沖縄の             高岡(四席)
海と空の中間に咲く
真紅のハイビスカス
まるで
この世とあの世を結ぶような

自然界の動物は       京子(四席)
病気を自分で治すのに
人間は
どこでどうして
その力を失ったのか

沖縄の真っ青な空と海、そして真っ赤なハイビスカス。色が鮮やかで美しい。沖縄といえば、太平洋戦争のとき本土の防波堤となって多くの尊い命が犠牲になったところ。あの世とこの世を結ぶように真紅のハイビスカスが咲いている。さもありなんと思わせる。京子の歌は簡単明瞭である。動物は本能と直感力がすぐれているから、自然治癒力を最大限に生かして病気を治すが、人間は頭が優先するから、そういう感覚は衰えてしまった。考えてみれば、病院で出産するなんてちょっとおかしな話だ。軽い病気でもすぐ大学病院に行くのも変だ。回虫がいなくなったからアトピーが流行るようになったという説もある。

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2009.08.18

日本の夏

Himawari

お盆さま
列島こぞって
大移動
これが
日本の夏なのである

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2009.08.17

ヴィパッサナーの瞑想

Sng先日、youtubeを見ていたら、たまたまヴィパッサナー瞑想法の動画に出くわした。指導者ゴエンカ師のビデオもあれば、10日間コースの風景や体験者の感想などもある。なかでも国連の世界宗教者会議におけるゴエンカ師の演説はすばらしいものだった。体験者のビデオのなかに、「自分は一年間は朝晩一時間ずつの瞑想をつづけると決心した」という話があり、それに触発されて13日から朝晩、瞑想をすることにした。

→ゴエンカ師の演説(英語)

パニック障害をわずらったりして体調があまりよくなかったので、ずいぶん長いあいだ瞑想をしていなかったが、やってみると案外できるものだ。おもにアナパナという瞑想法で、鼻の孔を出入りする空気に意識を集中する。眠くなったり雑念がわいたら、ほんの少し強めの呼吸をして意識を鼻の下に戻すようにする。調子のいいときは、これにヴィパサナ瞑想を加える。ヴィパサナは、からだの感覚を感じ取ってゆく瞑想で、頭のてっぺんから足の先までの皮膚を直径5㎝ぐらいの範囲で感じ取ってゆく。あまり集中できないときは、頭全体、顔全体、からだの前、後などと、大きなブロックごとに感覚を感じていってもいい。

基本的には、アナパナで集中力を高め、その研ぎ澄まされた感覚でからだの感覚を見つめていくのである。皮膚が一通りすんだら、からだの内部の感覚も追ってゆく。心臓や肺は動いているので感覚をとらえやすい。あるとき、全身の感覚を一度に感じとれる瞬間がくる。そういうものに執着しないで、ひたすら座り続けると、少しずつ心の汚れが取れてゆくというのである。事実、朝晩一時間ずつの瞑想でも、なんとなく体調がよくなるし、ものごとが順調に進んでゆく感じがする。京子も座っている。いや、むしろ彼女のほうが熱心だ。

Pagoda
ヴィパッサナー瞑想センター(インド)

ヴィパッサナー瞑想法に興味がある方は、次を見てほしい。

→日本ヴィパッサナー瞑想協会ホームページ

→『ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門』

→ヴィパッサナー瞑想体験記(左のメニューからヴィパッサナー瞑想法へ)

いま
ここに
居つづけ
平静であれば
心は浄化される

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2009.08.16

木更津行

うちのほうは15日に送り火を焚くが、木更津では16日に焚く。だから毎年、16日の昼ごろ木更津に行っている。アクアラインが800円になったこと、高速道路が1000円均一になったこと、そして帰省のUターンラッシュが重なって、道路は混んでいる。それを予想して、われわれは路線バスを使った。今日がいちばん夏らしい日ではなかったろうか。

妹の家族たちと8人で食事に出かけた。お盆の日曜日ということで、どこも満員だった。なんとか回転寿司「磯あそび」に入れた。帰りは行きよりも混んでいた。アクアライン入口のずっと手前から渋滞していた。そでも、アクアラインの定期バスは優先されるので、渋滞の列を横目でみながらスイスイ走る。それでも川崎駅には20分ぐらい遅れて到着した。

Umihotaru0
アクアラインは渋滞中。海ほたるも満車。バスが正解だった。

Umihotaru1
路線バスは、海ほたるへ優先的に入って行ける。

川崎駅前のヨドバシカメラで一眼レフ用のコンパクト・フラッシュ(メモリーカード)を買った。近頃のデジカメは連写性能がよく、動画撮影もできるのでサイズが大きくなった。8ギガ、16ギガなんていうのがある。書き込みや読み取りの速度で価格が変わるがけっこう高価だ。4ギガでも1万円はする。それから、低周波治療器のパッド、電池などを買った。

お盆さま
列島こぞって
民族移動
これが
日本の夏なのだ

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送り火

Okuribi
送り火を焚く

二泊三日の
宿だけど
ご先祖さま
お名残り
惜しゅうございます

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2009.08.15

お盆さま

Obonsama_3
お盆の飾りつけ、ボールペンと色鉛筆でスケッチ。

上は巨大な鬼灯(ほおずき)、左右に篠竹を立てる。
うしろは昔から集めた掛け軸を飾る。
真ん中に阿弥陀様、位牌をならべる。
左右に花一対、果物、野菜、お茶などを供える。
キュウリとナスで馬と牛を作り 、霊の乗り物とする。
ミソハギを束ね、賽の目切りのナスを芋の葉にのせる。
提灯を組み立てて灯りをともす。
食事は上の棚、棚下には無縁仏用を供える。

お盆に
様をつけるのは
変だけど
ご馳走様とも
いうではないか

からだは朽ちても
霊は生きている
ブッダは
そうは説かなかったが
否定もしなかった

あの世が
あるかないかは
分からないが
あると思うのも
わるくない

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2009.08.11

カヤツリグサ

Kayaturigusa
蚊帳吊草

畦道に咲く
カヤツリグサ
子供の頃は
目もくれない
雑草だった

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車内化粧やんわりNO

Keshou
みんなで いっしょに Goodマナー ! !(東武鉄道)

小用で新玉川線に乗ったら、粋な中吊り広告を見つけた。電車内で化粧するなんて、妖怪たちも驚くよ、と来た。これはうまい。単に「電車内での化粧をおやめください」なんていうよりずっとソフトで、笑えて、しかもかなり効果的なコピーだと思う。女子高生も、妖怪にされてはたまらない。いや、妖怪にまで驚かれるようじゃおしまいだ。

以前、どこかの県で、暴走族を「ダサイ族」と呼ぶことにするとあったが、あれに似ている。直接「やめろ」と言われると却って反発するが、その行為がダサイ、かっこ悪いとなれば、彼らもプライドがあるから、ちょっとは考えるだろう。

公衆トイレなどで、「きれいに使っていただいて、ありがとうございます」なんていう貼り紙を見ることがあるが、あれも先回りして下手に出て誰もが持っている公徳心をくすぐっている。「みんなのトイレです、きれいに使いましょう」となると上から目線になってしまい、ちょっと説教っぽくなる。

おいおい
お前ら
何やってんだ
車内の化粧に
妖怪もびっくり

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2009.08.09

百日紅

Sarusuberihana
サルスベリ

槿                むくげ
夾竹桃             きょうちくとう
百日紅             さるすべり
これを名づけて
夏の三大木の花

わたしは勝手にそう呼んでいる。

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モミジアオイ

Fuyou
モミジアオイ

とにかく
でっかい
芙蓉の花
日本
亜熱帯化

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2009.08.08

やぶからし

Yabukarasihana

白やピンク
オレンジ色
ヤブカラシの
小粒な花も
見ていて飽きない

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蝉しぐれ

Aburazemi

遅ればせながら
アブラゼミが
やかましく鳴きだした
おかげでやっと
夏らしくなった

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2009.08.07

25,000

ヒロシマ型より
はるかに強力な
核弾頭二万五千発
人類の破滅は
夢じゃない

25,000 is the estimated number of
nuclear missiles in the world,
all of which are far more powerful
than the little boy, Hiroshima type.
The dream might come true any moment now.

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2009.08.06

8月号投稿歌

Tanbo_2

広大無辺の宇宙
点にも満たない
わたし
問題など
何一つないのだ

他人の            他人:ひと          
こころは
変えられないよ

梅雨空がささやく

あちらに行った
人たちと
ねんごろに
会話をする
これが私のお盆

人は切羽詰まると
信じられないほど
力を出す
自分を追い詰めるのも
ひとつの手だ

水に浮かぶ
貴婦人のような
睡蓮
花びらの尖りに
芯の強さを見る

鉄筋を組む
男たちの
赤銅色の肌
滲む汗が
尊く見える

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2009.08.04

やぶみょうが

Yabumyoga
枡形神社の鳥居のわきで、涼しげに咲く藪茗荷の花

Yabumyoga2

ヤブミョウガは
あまり美味しくないのかな
だれも食べようとしない
これも一つの
植物の知恵なのだろう

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わかりにくい歌

分かりにくい歌に出会ったとき
自分は頭が悪いのか
と思ったりしたが
悪いのは歌のほうだ
と受け流せるようになった

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2009.08.03

ハイビスカス

Hibiscus

アロエや
ハイビスカスなど
熱帯の花を
よく目かける
やっぱり温暖化?

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2009.08.02

クモの巣にかかった蝉

Semikumonosu
クモの巣にかかって暴れているセミ

蜘蛛の巣にかかって
もがいている蝉
地上に出たと思ったら
これだ
油断もスキもない

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2009.08.01

カラスウリの花

カラスウリが裏の竹やぶに巻きついて、花を咲かせている。写真に撮ってみたがうまく写らない。そこで、近所の梨園にカラスウリがいっぱいあることを思い出して、自転車でのこのこ出かけた。着いてびっくり、たくさんのカラスウリの花が咲いており、妖しい匂いも充満していた。カラスウリのフェロモンなのだろう。さっそく写真を撮った。フラッシュを焚いて何枚も撮った。たまに通り過ぎる人たちが、訝しげに私を盗み見ているのをからだで感じた。とにかく不思議な花だ。夜はレースのような花を開くが、朝には硬く閉じて、萎んでしまう。

Karasuurihana2
カラスウリの花、夜9時ごろ

Karasuurihana3
きれいなレース状の花びらを開く

Karasuurihana4
一輪とってきて、コップに差す

Karasuurihana5
けさ7時、もう閉じている

緻密な
レースの花を編み
一夜を謳歌して
人知れず終わる
烏瓜の妖艶

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2009.07.31

アジアの歌姫、リンダ・コラソン

Linda4

ゆうべ新百合ヶ丘21ホールで「リンダ・コラソンのリサイタル」が行われた。主催者が向ヶ丘遊園駅の茶舗「つるみ園」さんなので、チケットを買って行ってみた。リンダさんはフィリピン人歌手で、マルチリンガル、踊りもうまい。とても声量があってこういうのが本物の歌手だなという感じがした。

Linda1

前半は日本の歌謡曲、演歌を披露、後半はピアノとパーカッションを加えてのポップスや映画主題歌などを歌った。アカペラで歌った美空ひばりの「みだれ髪」なんかしびれる。日本語はたどたどしいが、そのぶん余計に善意が伝わってくる。タガログ語で、母はイナイ、居てもイナイ、父はイタイというそうだ。ちなみに、コラソンは心とか気持ちの意。むかし、メロンの気持ち、とかいう歌が流行ったことがある。♪コラソンデメロン、デメロンデメロンメロンメロンロンメロン・・・

Linda2

流暢な言葉は
心に残らないことが多い
たどたどしい言葉は
聴き手が聴こうとするぶん
思いが伝わるようだ

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2009.07.28

ビキニスタイルのお嬢さん

ビキニスタイルのお嬢さん、この歌の原題は"Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka-Dot Bikini"で、「めっちゃちっちゃな黄色い水玉のビキニ」という意味だ。itsy bitsy を辞書でひくと、itty bitty と同じで,「ちっちゃい」ことを表すとある。teenie weenie も teeny-weenyと同じでちっかゃいの幼児語のようなもの。わたしが中学生ぐらいのころ流行った歌だと思う。この歌は乗りがよく、坂本九やパラダイスキングがカバーしていた。

NHKの語学講座のホームページから、ラジオ英語会話に行くと前週の番組をぜんぶ聴くことができる。7月23日の放送で、この歌を取り上げていた。昔はさっぱり分からなかった歌詞が、今になってやっと理解できる。これを歌ったブライアン・ハイランドは当時16歳だったという。コ二―・フランシスなんかも歌っていたように思う。こんな歌を聴くと、甘酸っぱい青春の思い出がよみがえる。

She was afraid to come out of the locker
She was as nervous as she could be
She was afraid to come out of the locker
She was afraid that somebody would see
One, two, three, four, tell the people what she wore

[It was an itsy bitsy teenie weenie yellow polka-dot bikini
That she wore for the first time today.
An itsy bitsy teentie weenie yellow polka-dot bikini]
So in the locker she wanted to stay.
Two, three, four, stick around we'll tell you more

She was afraid to come out in the open
And so a blanket around she wore
She was afraid to come out in the open
And so she sat bundled up on the shore
Two, three, four, tell the people what she wore
[repeat]

So in the blanket she wanted to stay.
Two, three, four, stick around we'll tell you more

Now she is afraid to come out of the water
And I wonder what she's gonna do
Now she is afraid to come out of the water
And the poor little girl's turning blue
Two, three, four, tell the people what she wore
[repeat]

So in the water she wanted to stay.
From the locker to the blanket
From the blanket to the shore
From the shore to the water
Guess there isn't any more.

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紫陽花その後

Kareajisai

七変化した
紫陽花が
なお
ドライフラワーになって
踏ん張っている

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2009.07.27

異常気象

Kumo
帰り道、西の空がおかしい

北九州山口大雨
群馬館林竜巻
長引く梅雨空
わたし夏風邪
なにかおかしい

夏風邪の対処法は
胸と背中に糸状灸
蓮と生姜の絞り汁
オムロン吸入器
熱にみみずエキス剤

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2009.07.26

やっぱり風邪

Asagao_2
アサガオ

咳をすると
胸の真ん中が
焼けるように痛む
数十年ぶりに
夏風邪をひいた

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2009.07.25

夏かぜ?

咳が出る
吐く息がひっかかる
言いたいことを
抑えているのかな
などと考えてみる

胸に
小粒の灸を
すえる
熱さが
心地よい

これできっと楽になるだろう

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2009.07.24

しんゆり歌会の記事

Gogyoka
 ↑拡大可

けさのタウンニュースの多摩区版と麻生区版に、わたしたちの五行歌会、「新百合ヶ丘さつき歌会」の記事が載った。7月15日の歌会のときに取材したものだ。タウンニュースはミニコミ紙で月二回発行され、三大新聞の朝刊に折り込まれるから、そうとう多くの人の目にとまることだろう。五行歌会は年配の人が多いので、もう少し若い人にも参加してもらうと話題が広がって面白くなるのでは、などと密かに思っている。

時間がなくて校正をしなかったので、五行歌なのに詩となっているところが多いけれど、詩も「うた」と読めるのでまあいいことにしよう。写真も歌会の雰囲気がよく出ているのではないだろうか。五行歌の普及に寄与することができればと思う。

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2009.07.22

メタボ検診

きょう、近くの個人病院にメタボ検診(特定健康診査)に行ってきた。ウェストは84cmで合格? ついでに、胃と大腸内視鏡、および内臓エコー検査の予約をしてきた。あまり好きじゃないが、病気は早期発見が鍵。背に腹はかえられない。

いま
食べ過ぎと
運動不足が
命の輝きを
曇らせている

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2009.07.20

古代ハス

朝五時半に家を出て、薬師が池公園に大賀蓮の花を見に行った。海の日ということもあって、早朝なのに駐車場はほぼ満車だった。みんな蓮の花を見に来ているのだ。傘の代わりになりそうな大きな蓮の葉のあいだに、ピンク色の美しい蓮の花があちこちに咲いていた。桃の実のような蕾や咲き終えたシャワーのような実も面白い。曇り空だったので撮影にはちょうどよかったが、逆光の写真は撮れなかった。

Hasu03_2

Hasu02

Hasu01

Hasu04

Hasu05
カメラマンが多いのにびっくり

ふっくらと
大きなピンクの
蓮の花
卑弥呼の時代も
知っている

悲しみも
苦しみも
掬ってくれる
蓮の花は
観音様の化身

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2009.07.19

調布の花火大会

きのう夕食を食べていたら、とつぜん、ドンドーン・バリバリ・パラパラと大音響。そうだ調布の花火大会があったのだ。食事をすませてから、自転車で花火を見にでかけた。いつもは布田のダム付近で見ていたが、ダムの張り出しが邪魔になるので、今回はそれよりも上流に行ってみた。そちらのほうが河川敷が広いし、二か所の打ち上げ花火がよく見える。浴衣に団扇を持った女性の姿が目に付く。やはり多摩川土手までいくと、花火の迫力が違う。大きな花火や連続打ち上げ花火が上がると、喚声が上がり拍手が広がる。ここの花火はスケールが大きい。

Hanabi01 Hanabi02 Hanabi03 Hanabi04

Hanabi05 Hanabi06 Hanabi08 Hanabi07

Hanabi09 Hanabi10 Hanabi11 Hanabi12

ドーン、パチパチ
花火の音が
山側から聞こえる
多摩丘陵から
こだまが返るのだ

花火は
瞬間芸術
宇宙時間では
人の一生も
こんなものだろう

思いっきり
飛び跳ねて
花を咲かせ
いさぎよく
散ってみたい

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2009.07.16

桔梗

Kikyo1
キキョウの花

昔から
桔梗といえば
紫に決まっている
白やピンクは
あくまで脇役だ

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2009.07.15

しんゆり歌会:7月

きのう梅雨明け宣言が出された。きのうも暑かったが、今日はもっと暑い。湿度も高いが、風があるので少し救われる。15日なので、あさ、枡形神社と登戸神社にお参りする。それから「寿ゝ木」で羊羹と饅頭を買った。羊羹は親戚のお盆様にお供えし、饅頭は歌会の茶菓子用だ。

新百合ヶ丘さつき五行歌会は、毎月第3水曜日の午後、新百合ヶ丘の市民交流会館「やまゆり」で開いている。駅から5分ほどだが、そこまで行くだけで汗だくになってしまう。しかしまあ、新百合ヶ丘駅のまわりは人が多いな。

Interview
歌会風景、休憩時間(窓際では取材中)

歌会はいろんなタイプの歌が提出され、それぞれの評価も様々で、笑い声が絶えなかった。途中、ミニコミ紙「タウンニュース」の取材を受けた。来週の金曜日の三大新聞に折り込まれる予定だという。どんな記事になるのか今から楽しみだ。高得点の歌を紹介しよう。

嫁と姑             一席
独身(ひとりみ)同士が
だまって
茶をすする
雨上がりの午後

嫁と姑はもともと他人だから、衝突があり、軋轢があり、葛藤がある。そういう濃厚なふたりの歴史も、時を経ておだやかなものになり、お互いに自然とわかり合えるようになった。それが「だまって茶をすする」によく出ている。最後の「雨上がりの午後」が二人の関係を象徴的に表しているようで、ピシッと決まっている。

井戸で冷やした西瓜     二席
縁側で
種を飛ばしながら
みんなでかぶりついた
昭和の夏

今では、西瓜を冷やす井戸も腰掛けて種を飛ばす縁側も、みんなでかぶりつくほどの大家族もほとんど見なくなってしまった。昭和の夏、じつに郷愁をくすぐられる光景である。映画「ALWAYS:三丁目の夕日」の時代を彷彿させる歌だ。

ユニークな字体を       三席
書きたい
書いても書いても
自我が捨てられない
ことに気付く

相田みつをや片岡鶴太郎のようなユニークな字を書きたいが、自分の字はなかなか変えられない。文字を通じて自我が捨てられないことに気付く、というのが面白い。それぞれが個性的であっていいのではないか。

京子は先日の行った富士山の歌を、わたしはセミの歌を詠んだ。

強風にさからわず       京子
自在に枝を
くねらす
富士五合目の
松たち

地中七年            ripple
地上七日
さあ蝉よ
命の限り
歌へ飛べ

夜はMLBオールスターを録画で見た。イチローは3打数1安打だった。肉食の巨漢を相手に9年連続オールスター出場というのは、とてつもない記録だと思う。日本のみならず、世界のどれだけ多くの人を勇気づけたことだろう。

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2009.07.13

あたりまえ

当たり前と
思われることを
奇跡のように
ありがたいと
感じていたい

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ダリア

Daria
ダリア(キク科ダリア属)

庭にダリアが咲いている。少し小振りだが白くて清楚だ。よく見ると、ダリアは菊の花に似ている。ネットで調べてみると、果たして、キク科ダリア属とある。原産地はメキシコで、なんとダリアはメキシコの国花なのだそうだ。ダリアという名前は、18世紀のスウェーデンの植物学者 Dahl さんに因んで名付けられたらしい。別名、天竺牡丹(テンジクボタン)ともいう。天竺はインドだから、インドのぼたん、というわけだ。

たくさんの小花が
寄り集まって
一輪のダリアが
完成する
秩序ある美しさだ

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2009.07.12

それは私です

ほかの
だれでもない
私が
私を
私にしている

nobody else
but me
who make
me
myself

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2009.07.11

花と蝶

Chou1

花と蝶
それぞれが
自分を生きて
まるく
おさまる

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2009.07.10

らしさ

男と女は違う
逆立ちしても
男は子供を産めない
もっと「らしさ」が
あってもいい

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ぶどうの袋掛け

親戚からいただいた葡萄の木が、毎年たくさんの実つける。デラウエアという昔からある品種だが、とても甘い。ただここ数年、カラスやヒヨドリ、スズメなどの被害を受けるようになった。鳥の脳を惑わすという強力磁石をつるしたが、さっぱり効果がない。葡萄棚にネットをかぶせても、下から入って食べられてしまう。そこでやむなく今年はブドウに袋をかけることにした。専用の袋もあるようだが、流しの排水口に置く不織布の袋を代用することにした。ブドウの房に袋をかけ、上をホチキスで止めてしまえばいい。この作業は上を向くので首が疲れるが、なんとか9割ほど袋がかかった。残りは鳥さんにあげよう。

Budou0_2
デラウエアの房

Budou1
袋を掛けたところ 

むかし
目白や
山鳩は
家の周りには
来なかった

鳥たちも
住むところや
餌が減って
暮らしにくく
なったのだろう

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2009.07.08

富士山五合目

日帰りバスツアーで、桃狩り、ブルーベリー摘み、河口湖オルゴールの森、富士山五合目などに行ってきた。前々からこの水曜日は雨だという予報だったので覚悟はしていたが、あにはからんや、雨はわずかで、ほとんど曇り、たまに日が差すという天気だった。添乗員さんが自信をもって「私は晴れ女ですから大丈夫でしょう」と言っていたが、その通りになった。

Momo02
今が旬のモモ

Momo03
熟したのを見つけるのは意外にむずかしい

Kyohou
大事に育てられる巨峰

いきなり石和(いさわ)のモンデ酒造でワインの試飲をしたが、ここは以前、何度も行ったことがあるので懐かしかった。モンデとはmondeで、フランス語の世界という意味だと初めて知った。そういえば「ル・モンド」という新聞がある。抹茶リキュールというのが美味しかった。ふだんアルコールを飲まないので、よく回る。つぎは御坂(みさか)での桃狩り。桃の王様「白鳳」の食べ放題。だが大きくて熟しているのを捜すのは意外と難しい。高いところのものが熟れており、赤味の度合いはそれほど関係ないことがわかった。今が旬なので、平日にもかかわらず観光バスが続々とやってくる。

Bberry1
ブルーベリーは5、6個採って、口に放り込む

Bberry2
黒く大きいのが甘い

昼食後、こんどは河口湖でのブルーベリー狩りだ。河口湖は雨だったが、ブルーベリー農園に入ったら、雨はほとんど止んだ。うちでも少しつくっているので、甘い実をみつけるのは早い。食べ放題なので、取っては食べ、また取っては食べた。貪欲まるだしだ。それから「オルゴールの森」に入り、生の弦楽四重奏を聴いたり、いろんなオルゴールの演奏を聴いた。ここは箱根のガラスの森ミュージアムとよく似ていた。どうやら、経営者が同じらしい。雲が晴れて富士山が見えた。天辺にかさ雲が乗っていたが、それも愛嬌だ。晴れ女の添乗員さんに感謝しよう。

Orgel02
オルゴールの森、午後三時の人形時計と噴水ショー

Orgel06
池には白鳥が遊んでいた

Orgel03
ばら園 

Orgel01
弦楽四重奏

Orgel04
大オルゴールが奏でるダンス音楽

Fuji01
オルゴールの森から仰ぐ富士山 

最後は、富士の五合目までドライブだ。20代のころ、自分で運転して五合目まで登ったことがあるが、当時にくらべて木が深く繁っている。五合目の近くにもかなり木がある。むかしは岩ばかりだったと思う。温暖化の影響なのかもしれない。バスを降りたら、すごい風でおどろいた。台風みたいで、吹き飛ばされそうだ。まともに風を食らうと息ができないし、立っているのもおぼつかない。おまけにかなり寒い。頂上付近では、建物の外に出ることはできないだろう。自然の脅威を垣間見た感じだ。

Fuji06
五合目の小御嶽神社

Fuji05
頂上は雲の中、赤紫の山肌と残雪

Fuji04
五合目からの眺望、雲の下に山中湖が見える

Fuji08
風に吹かれるままに曲がった松

Fuji07
五合目から見た空

頂上のほうは雲に隠れていたが、五合目から上は赤茶けた色の岩や砂がのぞき、雪も縦に残っていた。雲の下には、遠く河口湖や山中湖が眺望できた。荒れ模様の空に出る雲は奇怪であった。コンパクトデジカメしか持っていかなかったので、いい写真が撮れなかったのがちょっと心残りだ。

梅雨空の中の
日帰りバスツアー
添乗員の口癖が
耳に残っている
「行ってみなければ分かりませんが」

そりゃそうだ。天候も道路状況も人出も、正直なところ行ってみなければ分からない。経験を積んだ添乗員ならではの言葉だなと思った。

一体全体
なんで
富士山の五合目に
大きなお土産屋さんが
あるの?

What the heck
is the idea
of having big souvenir shops
halfway up on the side
of the great Mt. Fuji?

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2009.07.07

ギボシ咲く

Gibosi012、3年前に妻が買ったギボシが今年になって初めて花をつけた。ほとんど白い花だが、うっすらとピンクが入っている。葉もきれいなので、この花を見るまでは観葉植物ではないかと思っていた。ユリの仲間だそうだ。わたしは以前からギボシと呼んでいる。橋の欄干にあるタマネギ状の飾りもギボシだと思っていた。しかし漢字では「擬宝珠」と書くから、ギボウシュ、転じてギボウシと読むのが正しいらしい。宝のたまになぞらえる、という意味だ。

葉っぱを
楽しんでいたら
思い出したように
花をつけたギボシ
七夕ぼたもち

(5行目はしゃれです)

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2009.07.06

カワセミ幼鳥

Kawa06
カワセミ幼鳥♂

日曜日の午後、野川に行った。神明橋のそばの駐車場がなくなったので、世田谷トラストの裏に車を置き、30分ほど野鳥を観察した。カワセミの幼鳥が遊んでいたが、全体にくすんだ色をしているので親鳥ほどきれいではない。ただ、しぐさが子供っぽいので可愛い。色のくすみが取れてきたのが兄姉、発色がわるいのが弟妹ということになる。たしかに先に生まれたほうが魚を捕るのがうまい。

Kawa01
発色がいい下が兄貴、くすんでいる上が弟

Kawa02
兄弟げんか?

Kawa04
兄貴は首尾よく獲物をゲット

Kawa05
また別の獲物を捕った兄貴にせまる弟

Kawa07
飛ぶ宝石、まだ磨きが足りない   

ツバメも幼鳥が群れて飛びまわっていた。パッと見、茶色っぽいので別の鳥かと思ったが、飛び方がツバメである。4、5羽が戦闘機のように飛び回っていた。

Swallow01
ツバメの子の編隊飛行、4羽。右上がちょっと分かりにくいかも。

愛らしい
あどけない
いたずらっぽい
たまらんね
幼子たちは

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2009.07.05

7月号投稿歌

五行歌誌・7月号投稿歌

電球を
発明した
エジソンは
不登校児だった
なぜか嬉しい

不幸にも
女性は
顔やスタイル
服装などが
注目される

外見に
惑わされず
内面から滲み出る
人柄を
見抜こう

頭が
何を考えようと
からだは
必死で
生きようとしている

ぬるめのお湯に
沈んでいると
じつに
気持ちがいい
子宮の中みたいだ

自然は
無駄なものは
つくらない
あらゆるものに
役割がある

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2009.07.04

ヒマラヤスギは松

天気がいいので、昼休みに自転車で生田緑地に行ってきた。紫陽花、合歓の花、泰山木の花などが咲いていたが、どれももう盛りを過ぎて、枯れかけていた。木々の緑はいっそう濃くなっている。プラネタリウムの前のヒマラヤ杉を見ていたら、松ぼっくりみたいなのがいっぱいついている。「あれっ、杉なのに松ぼっくりとはおかしいな」と思って、反対側にまわると、ヒマラヤスギ(マツ科)と名札がぶらさがっていた。松の仲間なのにヒマラヤ杉という名前がついているのだ。

Himarayasugi1

Himarayasugi2

杉の木に
松ぼっくりが
ついている
いや、松なのだ
ヒマラヤスギは

生田緑地の奥には、メタセコイアの林がある。メタセコイアは日本語で「あけぼの杉」と呼ぶが、こちらの名札にはちゃんとスギ科と書いてある。もしこれがスギ科でなかったら、疑心暗鬼になるところだ。

Metase1
メタセコイアの林、ここはいつも涼しい

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2009.07.03

のうぜんかずら

Nouzen2

Nouzen1
登戸東通り商店街

凌霄花と書いて
ノウゼンカズラと読む
つるが這い上り
霄(そら)を凌ぐ
という意味だそうだ

凌霄花の
淡く優しい
朱色が好きだ
濃すぎず
薄すぎず

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2009.07.02

キュウリの双葉

Futaba

ことしの梅雨は
梅雨らしい梅雨
キュウリの双葉が
甘露の雨を受けて
喜びを隠せない

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宇宙のささやき

ふと
思いつくこと
その多くは
宇宙の
ささやき

いいことをすれば
気持ちがいい
だから
そうやって
生きてゆこう

ideas
that occur to your mind
may be in most cases
the whispering
of the universe

if you do good
you feel good
and
that's the way
you 'd better be going

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2009.07.01

おくりびと

このあいだの日曜日、ラジオ文化講演会で「いのちのバトンタッチ ~映画「おくりびと」の世界~」という話を聞いた。アカデミー外国映画賞をとった映画「おくりびと」の原作者である青木新門氏の話だ。本木雅弘くんから電話があって、青木氏の著書『納棺夫日記』の一文を自分の本に引用したいと言ってきたこと。しばらくして、それを映画化したいと言ってきたこと。それからシナリオが来て、試写会を見て云々。

Okuribito1

映画「おくりびと」はオスカーをとったこともあるが、その内容がたいそう評判がいいので見たい見たいと思っていたが、なかなかその機会がなかった。きのうインターネットで調べたら、新宿ピカデリーで上演していることが分かり、きょう京子と観てきた。水曜日はレディーズデーだし毎月一日は映画の日だから混んでいるだろうと予想していたが、10:30の一回目ということもあって、観客は15人ぐらいしかいなかった。

実にいい映画だった。それはそれは見ごたえがあった。雄大な山形の自然をふんだんに盛り込みながら、納棺師を通して生と死の問題を淡々と描いていくのがいい。バックを流れるチェロの音が重く、しかし柔らかく響いていた。山崎努と本木雅弘の納棺の所作の美しさといったらない。死者を丁重にあつかうと、遺族もいい別れができるようだ。重すぎる題材を、余貴美子のけだるい演技や、や広末涼子の妙な軽さが救っていた。これは、とにかく必見の映画である。すこし遅れてしまったが、本当にいい映画を見せてもらったと思う。これからゆっくり回想するとしよう。

映画「おくりびと」
納棺師の事務所
一階は柩が並び
上階は植物がいっぱい
花、花、花

新宿ピカデリー

新宿ピカデリーは、むかしは松竹ピカデリーと呼んでいたと思うのだが、紀伊国屋書店旧館の裏手にある。久しぶりに行ったそのビルはきれいに建てかえられていた。外壁は光沢のある白いタイルのような感じである。このビルは11階建てで、いわゆる、シネマ・コンプレックスになっており、上映ホールが10個もある。2階がロビーになっていて、そこですべてのチケットが手に入る。となりのカウンターは飲食物を売っている。音響も防音もしっかりしているし、椅子もゆったりしていて、リピートしたくなる。

Eiga1

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睡蓮の花

Suiren1

Suiren2

水に浮かぶ
貴婦人のような
睡蓮
花びらの尖りに
芯の強さを見る

尖り:とがり

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2009.06.30

トウモロコシの花

Obana   Mbana
オバナ                      メバナ

けさ小雨の中、トウモロコシの様子を見に行った。もう雄花も雌花も咲いている。てっぺんの雄花の花粉が風で散って、下の雌花の雌しべに付くと受粉が成功する。トウモロコシは以前も作ったことがあるが、ほとんど歯抜けだった。それは受粉が不完全だったかららしい。

一本のトウモロコシの雄花と雌花は開花時期がずれるので、自家受粉はしないそうだ。だから、たくさん植えたほうがいいのだが、うちでは10本しか植えてない。雌花の細い繊維の数だけトウモロコシの粒ができる。だから、今年は人工授粉をしてみようと思う。上の雄花の実った穂を取って、その花粉を下の雌花の雌しべにていねいに降り掛けてやればいいのだ。それから、一本の苗には一本のトウモロコシの実だけを残し、あとは間引いてしまう。そうすると太くて甘いのができる。

花粉付けは晴れた日の朝がいい。あしたは定休日だけれど雨らしい。農業はじつにむずがしい。毎年、毎回、条件が違うからだ。

まがりなりにも
自分で世話をしてみると
野菜作りはむずかしい
こんなに安くていいの
なんて思ってしまう

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2009.06.29

no problem

Yuhi

問題なんて
絶対ない
問題がある

思わなければ

there are
absolutely
no problems
unless you think
there are

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月に隈なきを

昨夜、9時半頃の月の写真を撮った。梅雨の月は雲に隠れることが多い。しかし、雨の夜に月を想像したり、雲に見え隠れする月を見るのもまた乙である。こんなことを書くと、『徒然草』の「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは」などという文章を思い出す。

Mooncloud_3

徒然草137段の最初の部分を引用してみよう。

花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。雨に対ひて月を恋ひ、垂れこめて春の行衛知らぬも、なほ、あはれに情深し。咲きぬべきほどの梢、散り萎れたる庭などこそ、見所多けれ。歌の詞書にも、「花見にまかれりけるに、早く散り過ぎにければ」とも、「障る事ありてまからで」なども書けるは、「花を見て」と言へるに劣れる事かは。花の散り、月の傾くを慕ふ習ひはさる事なれど、殊にかたくななる人ぞ、「この枝、かの枝散りにけり。今は見所なし」などは言ふめる。

現代語訳(私訳)

さくらの花は満開の時だけを、月は影のない満月だけを楽しめばいいというものだろうか。雨の夜、雲の向こうに浮かぶ月を恋しく思ったり、カーテンを閉め切って春の終わりを見届けることができなかったとしても、また、ほんわかと優しい気持ちになるものだ。蕾がこぼれ落ちそうなさくらの枝や、花びらが散り敷いた庭だって見所は多い。短歌の添え書きに「お花見に行ったのですが、すでに散っていまして」とか、「急用ができて花見に行けなくて」などと書いてあるからといって、「満開のさくらの下で詠みました」と書いてある歌に劣るといえるだろうか? 花が散り、月が欠けていくのを切ない気持ちで見つめるのは自然な感情だ。この気持ちを理解できない人が、「この枝も、あの枝も、さくらが散ってしまった。もう花見など出来ない」などと無粋なことを言う。

満月もいいが
半月も三日月も
味わいがある
雲間に覗く月なども
なお趣がある

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2009.06.27

左手のむくみ

4月に梨山で枝に頭をぶつけてから、左腕、とくに左手の指がむくむようになったといって治療に来ている60歳の男性がいる。首が胴体にめり込んだようだったという。初診が6月16日だから、事故から2ヶ月ちかく時間がたっている。病院には行かなかったらしい。検査をすると、首にはほとんど異常がみられない。しかし胸椎の3番と4番の左側に硬いシコリが触れる。頭を打ったときの衝撃がそこに集中したらしい。

胸椎と腰椎からは交感神経が出ている。上部胸椎からの交感神経は、頭や顔、上肢、上胸部などに分布している。交感神経が異常興奮すると、血管が収縮して血行がわるくなる。この患者さんも、左腕が冷えている。また静脈血やリンパ液のもどりが悪くなって、むくみを起こしている。

Mukumi

問題の胸椎のきわに鍼を刺し、低周波通電をして、筋肉や靭帯をゆるめる。とうぜん、脊柱起立筋の硬いところもほぐす。むくみのある左手にも鍼をして電気をかける。これで手のはばったい感じがらくになった、といって帰っていった。

3日後にまた来院し、同様の治療をおこなった。左腕がすこし温かくなってきている。こんどは鍼と半米粒大の直接灸をする。さらに胸椎3番と4番の後屈を、カウンターストレインの手技をつかって矯正した。治療姿勢が気持ちがいいのだろう、患者さんはスヤスヤと寝てしまった。カウンターストレインがうまく決まると、患者さんが眠ってしまうことがよくある。

それから6日後、おととい、3回目の治療に来た。左手のむくみはもう大体とれてしまった。手の甲のシワがよく見える。なによりも、本人がむくみの取れたことをはっきり自覚している。思った以上に治療が効いている。前回と同様の治療をおこなったが、あと2、3回の治療で完治するだろう。

上肢のしびれ、痛み、むくみなどは、首から来ることが多い。しかし、このように胸椎の異常から来ることも少なくない。重要な症例なので、ここに記録しておく。

腕の痛みが
首からくる
とはかぎらない
背中からくる
こともあるのだ

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2009.06.26

趣味人(シュミート)

二ヶ月ぐらい前から、中高年のミクシィといった感じの趣味人倶楽部に入っている。趣味人倶楽部と書いて「シュミートクラブ」と呼ぶところなんぞは洒落ている。ミクシィは、はじめは面識のある人たちだけが紹介し合うコミュニティーだったが、だんだんその原則が破られ、若者に占拠されてしまったところもある。そこへ行くと、趣味人倶楽部の人たちは良識も礼節もあって、落ち着いた雰囲気である。ここで私は、英会話、五行歌、山野草、健康法、写真などのグループに入っている。

ありがたいのは、花の名前などが分からないときなど、掲示板で尋ねると、すぐ教えてもらえることだ。わたしがお知らせすることもあるが、ベテランが多いので、ほとんど教えてもらうことばかりである。先日も、うちの庭に妻が植えたヒマワリの名前が分からなくなってしまったので、写真をアップロードして訊いてみた。これは難解だったらしく、キバナコスモスとかキンケイバイといった名前が出た。

けさ、宿根ヒメヒマワリ(ヘリオプシス)だと教えてくれた人がいて、その名前で画像検索をしたら、間違いないことが分かった。そのとき、ヒマワリはキク科であること、ヒメヒマワリはキク科ヒマワリ属だが、宿根ヒメヒマワリはキク科ヒマワリモドキ属であることがわかった。そもそも、向日葵がキク科であることを知ったのも今日である。

Himehimawari2
宿根ヒメヒマワリ

Himehimawari1
宿根ヒメヒマワリ

それから、おととい鎌倉で紫色の花をつけたネムノキのような木の名前も知りたかったので、きょう写真をアップした。そうしたら昼休みにはもう一発で回答が出ていた。ジャカランダという名前の木だそうだ。アルゼンチン原産で街路樹などに植えられるが、その神秘的な美しさから、だれがどう決めたか分からないが「世界の三大名花」の一つなのだそうだ。場所を教えたら、さっそく見に行くという人がいるから驚いた。でも、たしかに一見の価値はある。しかも、花はこの時期しか咲かない。そんなわけで、趣味人倶楽部には大変お世話になっている。

Jacaranda1
ジャカランダの花

Jacaranda2
ジャカランダの花

趣味人を
シュミート
と読んで
粋な
コミュ

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2009.06.25

ホトトギス

朝の浄水場
鶯と時鳥の
歌が聴こえる
託卵を想うと
ちょっと辛い

時鳥:ホトトギス(カッコウの仲間)

カッコーは
ウグイスの巣に
卵を産み
育てさせる
不条理なことよ

a cukcoo
lays an egg
in a warbler's nest
and lets it hatch and feed;
what an abusurdity!

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2009.06.23

けさの花たち

庭の桔梗が咲いた。紫と白とピンクの種をまいたのだが、紫が咲き、白とピンクの中間ぐらいのも咲いた。白い桔梗なのだろうか。それからアガパンサスが咲き始めた。ツユクサも咲いた。いまごろは紫の花が多い。どこから種が飛んできたか、またネジ花が咲いている。黄色い花はなんだったけ。うちで種を播いたのに袋が飛んで名前が分からなくなってしまった。あとで調べよう。畑のカボチャも順調に成長している。

Kikyou_2
桔梗 

Kikyosiro
ピンクがかった白い桔梗

Agapanthus01
アガパンサス

Tuyukusa_2
ツユクサ

Himawari

Kabocha  

キキョウは
秋の七草なのに
梅雨に咲いている
じつは秋に
もう一度咲くのだ

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2009.06.22

合歓の花

昼休み、ぎっくり腰の人から電話があって、かなり苦しそうなので久しぶりに往診をした。まだ授乳中の女性で、部屋に入ると会社を休んだ旦那と赤ちゃん、それに助っ人に来た義母がいて、事件になっていた。腰に鍼をして、温灸をし、それから骨盤と腰椎の矯正をした。矯正がうまくいったので数日以内に治るだろう。

帰り道、このあいだ白花ネムノキを見つけたうちの庭に、こんどはふつうのピンクのネムノキの花が咲いていた。すでにピークを過ぎたらしく、落ちた花も見える。霧雨が降っているので花はしおれがちだが、コンデジで写真を撮ってみた。

Akanemu1

Akanemu2

綿毛のような
合歓の花が
小雨に濡れて
悲しそう
きょうは飛べない

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2009.06.21

キャンドル・ナイト

土曜の夕方、登戸東通り商店街で「わくわくないとバザール」が開かれた。今回はエコ運動を盛り上げようと「キャンドル・ナイト」と銘打っている。梅雨の晴れ間で、雨に降られずにラッキーだった。JA前の広場では、キッズのヒップホップ・ダンスが披露された。小学校の子供たちが全身をくねらせて元気よく踊っていた。ダンスっていいなと思った。そのあとは殺陣(たて)の実演が行われた。日本刀のさばきが見ものだった。それから、マリンバとギターとの演奏もあった。

Candle01
道端に並べられたキャンドル・グラス

Candle10
キッズ・ヒップホップ・ダンス 

Candle11

Candle15
殺陣の演技

Candle12
マリンバとギターの演奏
 

東屋米店前のステージでは、4組のバンドが自慢ののどを聴かせていた。MAIさんは初めての出演らしい。そのほか、リサイクルの店、あめ細工、ヨーヨー、魚釣り、物々交換、輪投げ、スプーン投げなどのゲームには大勢の人が群がっていた。とくに子供が多い。人をよけて歩くようだった。食べ物屋もたくさん出た。焼きそば、ジャガバター、焼き鳥、豚汁、ハヤシライスとチキンカツ・サンド、ケーキ、綿菓子など、にぎやかだった。こういう行事を何年も続けてきた商店会の人々の苦労と喜びが偲ばれる。

Candle02
右が東屋の店長さん、声が甘く、しびれる。

Candle08
初登場のMAIさん

Candle13
ロコスのデュオ

Candle04
かえっこバザール

Candle03
どれにしようかしら?

Candle06
スプーン投げ

Candle07
ヨーヨー釣り

Candle16

Candle17

Candle20

Candle18
お花屋さんの店先、風車が回っている。

わたしがいつものように、お目当てのお店でハヤシライスとチキンカツサンドを買ったのはいうまでもない。

小さな
商店街には
スーパーにない
コミュニケーションが
いっぱい

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2009.06.20

鉄筋を組む腕

鉄筋を組む
男たちの
赤銅色の肌
滲む汗が
眩しく光る

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くちなしの花

Kuchinasi

神社の境内で
ひっそり咲く
一重のくちなし
その白の
清々しいこと

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2009.06.19

蚊が飛ぶ

蚊が飛ぶ
蠅が飛ぶ
と思ったら
あれま
飛蚊症だ

年をとると
年をとらなければ
分からないことが
いろいろ
分かってくる

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2009.06.17

しんゆり歌会

しんゆり歌会
一周年
あんな歌が
こんな歌が
思い出されます

新百合ヶ丘さつき五行歌会も、きょうで12回目を迎えた。去年の6月に草壁焔太主宰に特別講演をしていただき、翌7月より歌会を始め、無事一周年を迎えることができた。この会の発足に尽力された澤田隆さんに感謝申し上げる。

→去年6月の主宰の講演会「だれの心にも名作がある」

会員のひとり、中川さんにケーキを持ってきていただいて、ささやかに一周年を祝った。ケーキといっても、食べやすい胡麻プリンにしてもらったが、濃厚で美味しかった。歌会は最初よりやや人数が減ったが、会員16名というのはほどよい人数のように思える。少なすぎれば歌会は寂しくなるし、多すぎれば好評などがだらけてしまう。では、上席の歌を載せよう。

そのまんま
帽子にしたい
夢色の
あじさい
小花の球体

百歳迄は無理だけど
九十歳迄は生きようね
八十歳迄には
逢いに行きます と
七十歳のラブレター

だましだまし使う
古びた身体
近頃なかなか
騙されて
くれなくなった

わたしは次の歌が気に入った。

人から人へ
感染力が強い
目も心も快癒する
薬用の花
笑顔

京子とわたしの歌は次の二首である。

お見舞いに行った
病院での
ロビーコンサート
童謡を口ずさみ
身も心も癒される

他人(ひと)の
こころは
変えられないよ

梅雨空がささやく

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昭和音大カフェ

Ondaicafe
カフェ&リストランテ、「イル・カンピエッロ」

歌会があるので早めに家を出て、新百合ヶ丘の昭和音楽大学キャンパス内のカフェで食事をした。il campiello という名前のお店で、下はレストランになっている。ネットで調べると、il campiello(イル・カンピエッロ)とはイタリア語で「小さな広場」という意味らしい。また、 同名のオペラがヴォルフ=フェッラーリという音楽家によって作曲されているという。ヴェネツィアにある小さな広場を舞台に繰り広げられる、愛と人情味あふれる楽しいオペラだそうだ。ヴェネツィアなまりで歌われるそうだ。

ここは人通りが少なく、あまり混んでいないので、隠れ家的なお店である。スパゲッティーがイケる。美しい芝生の緑を眺めながら、くつろいで食事ができるかなりぜいたくなスペースである。

音大の
カフェは
オペラの名前を
冠した
〔小さな広場〕

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2009.06.16

名残りの花菖蒲

昼休みに、山岸たね屋さんに注文しておいたサツマイモの苗を取りに行った。その帰り道、東高根森林公園に寄ってみた。まだ花菖蒲が咲いているかなと思って行ったのだが、ほぼ終了で、元気なのは数えるほどだった。雨が降ったので池の水は濁っており、カワセミ君はいなかった。

Shoubu01

Shoubu02

Shoubu03

Asaza
アサザ

Kurinsou
クリンソウ

Kibana
マルバマンネングサ

Hangesho
半夏生

Salvia
サルビアとマリーゴールド

梅雨は
うっとうしいが
適当に晴れれば
野菜も草木も
大喜びだ

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2009.06.15

サカキの花

Sakakihana01

こうべを垂れて
出しゃばらずに
生きてゆくと
いいことがあるよ
と榊の花

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2009.06.14

梅みそ礼賛

Umemiso

Morokyu

女房が
汗をかきかき
梅味噌を作ってくれた
これをつけて
キュウリを齧る

ほどよい
酸味が効いて
食欲が増す
茹で野菜に
つけてもイケる

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2009.06.13

オーガニックカフェ

昼休みに、自転車で中野島プチマルシェに行った。ミミズハウスには、天然酵母のパン、カンボジヤの肉まん、オーガニックカフェとクッキーの店、ピザ包み焼きなどの店が加わって賑やかだった。エコ志向の人たちは優しくおだやかだ。

Puti01
プチマルシェ、ミミズハウスのテラス

奥では、子供たちが小麦粉粘土でいろんなものを作っていた。小麦粉だからといって、あとで食べるわけではないらしい。パン細工なども知っているが、われわれの世代は食べ物でものをつくるというのには若干抵抗がある。でも、楽しそうだった。

Puti02
小麦粘土いじり

午後1時から「絵てがみ教室」が始まったので、それに参加してみた。筆のてっぺんをつまんで、できるだけゆっくり筆を動かすといいらしい。まず横線を引く練習をし、つぎに縦線を引く。それから円を描く。縦線をかくのが意外に難しい。だいたい、筆の端を摘んで描くだけで、右腕がひどく疲れる。それから、トマトを写生してみた。顔彩を塗ると、けっこうトマトらしくなった。わたしの初めての絵てがみ作品のできあがりである。

Etegami
わたしの処女作品

帰りに道端で、夏椿の花を見つけた。いわゆる、沙羅双樹という奴だ。それから、大きな枇杷の木にたくさんビワがなっているのも見つけた。きのう関東地方の梅雨入りが宣言されたが、着実に季節は真夏に向かっている。

Natutubaki
夏つばき

Biwa
枇杷

梅雨に入り
空気が湿って
重く感じる
枇杷の実も
重そうだ

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2009.06.12

ねじ花

Nejirel

ねじ花は
賢い
らせん状に咲いて
効率的な推進力を
得ている

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2009.06.09

野菜の芽

自分が
播いた種が
気になって
毎日朝夕
菜園に行く

Everyday
morning and evening
I visit the yard
where I sowed
MY lettuce

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2009.06.08

タチアオイ

Hanaaoi01

Hanaaoi02

華麗なる
タチアオイの美女たちに
迎えられて
レッドカーペットを
すすむ気分

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2009.06.07

岡田ジャパン勝つ

Okazaki_2
asahi.comより

昨夜の
ウズベキスタン戦は
岡崎のダイビングヘッドで
辛勝
頭は使いようだ

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2009.06.06

6月号投稿歌

心臓は
死ぬまで
拍動をつづけている
すごいなんて
もんじゃない

寝ても覚めても
いのちを
生かしている
自律神経って
神様と同じだ

からだは
からだのことを
ぜんぶ知っている
医者は
ほとんど知らない

私は鍼灸師だが
病気をなおしたと
思ったことは
ただの一度もない
なおったのだ

病気とは
健康なからだの
最善の反応だから
感謝しても
いいぐらいだ

こころの病気が
増えている
ひとは
自然から
遠ざかりすぎたようだ

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2009.06.05

南天の花

Nanten4
南天の花。よく見ないと小さくて見過ごす。

Nanten1
ナンテンの花(花びらは雨に当たると落ちやすい、花びらは6枚)

Nanten3
花びらが落ちると黄色いおしべがむき出しになる

南天のつぼみをよく見かけるようになっていたが、なかなか花を開かない。2、3日前から花が咲き始めたので、けさ雨のなか写真を撮った。1センチにも満たない小さな花で、花びらが雨に弱いらしく、6枚そろっているのはなかった。花びらが落ちると、黄色いおしべと白いめしべが剥き出しになる。この時期雨に当たると実が付かないらしい。

南天といえば赤い実が思い浮かぶが、花を見たことのある人は少ないのではないだろうか。見てはいても、いざ南天の花となると思い出せないないだろう。それはそうと、写真を撮っているあいだに、あっちこっち藪蚊に刺されてしまった。痒いったらない。

農家の家には
かならず南天がある
福寿草と合わせて
難を福に転ずる
という

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2009.06.04

くれない

Yamaajisai002
くれない (鎌倉・光則寺)

山あじさいの
色は多彩
その可愛さに
魅せられて
ただ立ち尽くす

赤い花
青い花
山紫陽花のティアラ
ヘプバーンの髪に
そっと載せたい

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白花ネムノキ

おととい見た不思議な花の正体が、namikoさんのコメントで判明した。シロバナネムノキという花だそうだ。昼間はしぼんでおり、それがまるで綿のように見えたのだ。カラスウリなどのように、夜、花が咲くという。そこで夕べ8時ごろ同じ場所に行ってみたら、みごとに白いネムノキの花が咲いていた。じつに綺麗なものである。

Sironemu1
シロバナネムノキ

Sironemu2
シロバナネムノキ

Sironemu3
シロバナネムノキ

夜に花咲く
白花合歓の木
葉は眠る
昼は花しぼみ
葉が目覚める

花が咲くと
耳かきぼんぼん
しぼんで垂れると
神主のお祓い棒
不思議な花だ

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2009.06.03

草とり

きょうは一日曇り。絶好の外仕事日和? てなわけで、枯れたキヌサヤとスナップエンドウをかたずけ、草取りをしたり、いんげんの種を蒔いたり、剪定をしたり、三時間ほど庭仕事をした。午後から、あじさい見物にでも出かけようかと思っていたが、くたびれたのでごろ寝。BSでイチローを見たり、撮りだめしたビデオを見たりした。

休日菜園は
お天気だのみ
雨も困るが
晴れても焼ける
曇るぐらいがちょうどいい

五月は
雨が多かったので
草ぼうぼう
抜きやすいけど
泥だらけ

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2009.06.02

ロマンスカー

Romancecar
小田急線の旧型ロマンスカー

枡形神社の踏切が閉まっていたので、電車を撮ろうとコンデジを出して待っていた。そうしたらロマンスカーがやってきた。しかも、このタイプは最近ほとんど見なくなった旧型である。わたしが中学生の頃にも走っていたやつだ。最近はもう少し地味な色のやつと、超新型は真白、というかアイボリーのスマートなロマンスカーになっている。地下鉄千代田線に乗り入れているブルーの列車もある。さらに、御殿場線に乗り入れている小田急の白と水色のロマンスカー、JRの紺色の車両などがある。

旧型の
ロマンスカーを
見たとたん
いろんな思い出が
噴き出した

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不思議な花

昼休み、枡形神社に行った帰りに見つけた花だが、名前が分からない。葉っぱはオジギソウか合歓の木に近いのだけれど、このワタのようなものが花なのだろうか。よく分からない。趣味人(シュミート)のコミュニティー「庭の花」に出して訊いているが、まだ確実な名前は分からない。他のサイトも見てみたが各当するものがない。不思議な花だ。

Nemu

花にとっては
植物にとっては
名前などどうでもいい
人間だけが
こだわっている

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2009.06.01

ヨコミネ式教育法

きのう岡田ジャパンはベルギーと親善試合を行い、なんと4-0で勝利した。細かく速いパス回しに肉食の大男たちもついていけない感じだった。小柄な日本人選手が大男たちのあいだを縫ってゴールを決めるのは小気味がいい。

そのあと、チャンネルをいじっていると、エチカの鏡とかいう番組に目が止まった。横峯吉文という人が独特の幼児教育をしているという話だった。この人は女子プロゴルファー・横峯さくらの叔父さんらしい。幼稚園児たちが逆立ちをして歩いたり、高い跳び箱を跳んだり、漢字や九九をやっている。人間の脳みそは3歳から5歳ぐらいにかたまってしまうので、そのころまでに「やる気」を起こさせて、いろんな可能性を引き出してやるのだという。横峯氏によると、子供を「やる気」にさせるには、四つのスイッチを入れてやればいいそうだ。それは、

1.子供は競争したがる。駆けっこ、逆立ち、跳び箱など。順位をつける。
2.子供は真似をしたがる。絶対音感をつける。
3.子供は少し難しいことをやりたがる。文字の学習。カタカナ→ひらがな。
4.子供は認めてもらいたがる。読んだ本のタイトルを記入していく。達成感。

つい、こんな教育をしてもらったらよかったなあと、思ってしまう。小さいうちにからだを充分動かしておけば、小脳や大脳が発達し、判断力や記憶力がつくことは間違いない。所詮、実社会は競争ではないか。負けることに耐える強い心も養える。可能性を広げてやれば選択肢が増えて、いろいろその後の人生に役に立つだろう。

子どものうちは
辛いことも
けっこう平気で
乗り越えて
行くものである

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2009.05.31

昼顔

Hirugao

カトリーヌ・ドヌーヴ
にくらべて
君はなんと
可憐な花なんだ
昼顔くん

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2009.05.30

キウリの花

Kyurihana
キウリの花

花は
みずからを
枯らして
実を
むすぶ

flowers
fade away
so as to
bear
fruit

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2009.05.29

雨に咲く花

Ameaisai

このところの
長雨を
梅雨と決め込んで
アジサイが
咲き始めた

Amesatuki

旧暦の
五月に合わせて
雨の中を
サツキが
咲いている

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2009.05.28

阿弥陀如来

この宇宙も
大自然も
いのちも
すべて
阿弥陀如来

こんなに
みどり色が
心安らぐなんて
上高地
行ってよかった

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2009.05.25

ロミオとジュリエット

ラジオで、小田島雄志先生の「シェイクスピアより愛をこめて」という講演を聞いた。先生は、早口で少し口ごもる、しかし親しみのある独特の話しぶりで、シェイクスピアの作品の魅力について語っていた。シェイクスピアは難しくない。当時の一般大衆が見て楽しめる娯楽的な芝居なのだという。みずからをシェイクスピアのセールスマンと呼んで、はばからない。

有名な台詞(せりふ)について解説していたが、もっとも有名なのは「ロミオとジュリエット」のバルコニーのシーンだろう。ロミオが隠れているのを知らずに、ジュリエットがバルコニーに出てきてこんな台詞を述べる。「おお、ロミオ、ロミオ、あなたはどうしてロミオなの」と。ジュリエットの台詞は16行あって、そのなかで11回もロミオの名前を呼ぶのだそうだ。

わたしはジュリエットが悶々としてただ「あなたはどうしてロミオなの」と言っているのだと、軽く考えていた。ところが小田島先生によると、ジュリエットのキャプレット家とロミオのモンタギュー家は敵対関係にあるから、その名前が二人の恋の障害になるというのである。だから、名前がなければ二人はなんの障害もなく結ばれるのに、とジュリエットは嘆くわけだ。彼女は、名前と実体とは別のものであることに気がついたのである。バラはバラと呼ばなくても、そのままで美しい、というわけである。

わたしたちも名前に振り回されていることが少なくないように思う。会社や学校の名前、ブランド商品など、その本人を表すものではないものに翻弄されることがある。名前なんかより、その実体が重要なのだという指摘、これがこの台詞のカギであるというのである。そのほか、ハムレットの「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」などといった台詞についてもユニークな解釈をされていた。とにかく、シェイクスピアは思ったより身近な人間だったと思っていいらしい。そういえば、「恋に落ちたシェイクスピア」という映画でも、かなり軽い感じに描かれていた。「アマデウス」ではモーツアルトも音楽以外ではダメ人間だった。あんがい、そんなものかもしれない。

シェイクスピアは
近寄りがたい
存在だったが
どこにでもいる
愛すべき人らしい

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ぶ~ん

降って照って
降って照って
ワッと
蚊が
わいた

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2009.05.24

アルストロメリア

朝から小雨が降っている。かわしんの横の通りで、アルストロメリアの花が雨に濡れていた。以前は名前を知らなかったが、妻がフラワー・アレンジメントをやるようになって、この花をけっこう使うので自然に名前を覚えてしまった。アルストロメリアはスエーデンの植物学者アルストロメール氏の名前に由来するそうだ。別名、「百合水仙」とか「インカの百合」と呼ぶ。南米原産だそうだ。舌を噛みそうな名前だが、アルストロメリアで通すことが多い。わたしは「インカの百合」と呼ぼうかな。

Alstroemeria
アルストロメリア

アルストロメリア
おまえの祖先は
インカの
人々の目も
楽しませていたのだね

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2009.05.23

いい気持ち

Oofuna163

はり治療の前に
からだを揺すって
関節を緩めていくと
思わず吐息をもらす
うわ~、いい気持ち~

みなさん、お疲れさま!
らくになりますからね。

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ドクダミの花

最近、朝ご飯前に草取りをしている。前回あたりから蚊が出てきた。襟首や耳の後ろなどを刺された。また、しゃがんでいるので、お尻の下のほうをズボンの上から刺してくる。パンツのところは厚いので、その下を狙って刺すのだ。そこで、きょうは前掛けをお尻のほうに掛けて、つまり後掛けにして防衛した。それから襟首には蚊避けのスプレーをかけた。これで、あとは蚊に刺されずにすんだ。

Dokudami1

ドクダミの花が咲き始めた。白い十文字のかわいい花だ。花びらの大きさが均等でないところが面白い。ドクダミは独特の臭いがする。サロメチールのような、ハッカのような、一種の清浄な匂いといってもいいだろう。ドクダミの葉は乾燥させて利尿剤などに使われるが、その用途が広いので、薬局では「十薬」という名で売られている。むかしは軽く火であぶってしなっとさせて、血止めに使ったり、鼻に入れたりしたものだ。千葉の大多喜では、薬用のドクダミを栽培しはじめたところ、村の人たちがみんな健康になったという。さもありなん、と思う。

Dokudami2
前、横二枚、そして後ろの花びら、という順に咲いていく。

木陰に白く
くっきり咲く
四弁の花
ドクダミには
薬効あまた

自然は
無駄なものは
つくらない
あらゆるものに
役割がある

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2009.05.22

匂番茉莉

女性の患者さんが、「庭に咲いた茉莉花を持ってきました」といって、鉢植えをくれた。「種がこぼれて、いくらでも増える丈夫な花ですから地植えにするといいですよ」という。茉莉花といえばジャスミンのことだ。ところがこの花、まったくジャスミンには見えないのである。匂いを嗅ぐとたしかにジャスミンの香りがするが、見た目はほとんど日々草のような花なのだ。

Banmaturi1
匂番茉莉(ニオイバンマツリ)

少なくとも、わたしの知っているジャスミンとは似ても似つかない。さっそくネットで調べると、これはナス科の番茉莉、または匂番茉莉(ニオイバンマツリ)という花であることが分かった。別名、アメリカジャスミンともいう。たしかにジャスミンの匂いはするが、いわゆるジャスミンとは違う花なのだ。プレゼントの主は、「この花は白と紫を咲き分けるんですよ」と言っていたが、咲き始めは濃い紫色で、だんだん色褪せていって白くなるらしい。とにかく、庭に地植えしてみよう。

Banmaturi2
ニオイバンマツリ(アメリカジャスミン)、実際はこんな感じに咲くらしい。

Jusmine1
一般的なジャスミンの花

Carolinajasmine1
カロライナジャスミン

中国料理には
不思議と
香りのつよい
ジャスミン茶が
よく合う

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白い妖精

庭のユキノシタが満開だ。まだ一つも花びらが落ちていない。近寄ってみると、ちょうど大文字草みたいに見えるが、大文字草もユキノシタ科なのである。わたしにはサーカスのピエロのようにも見える。足の長い小人のピエロが踊っているようだ。暗い所では白が際立ち、さながらたくさんの妖精が集まってにぎやかに騒いでいるようにも見える。ユキノシタのつぎはドクダミの花だ。もう早いのは咲き始めている。

Yukisita1
ユキノシタの花

Yukisita3

Yukisita2

Yukisita4

Yukisita5
ユキノシタの葉は、この葉の特徴から虎耳草とも呼ばれる。

雪の下が
葉っぱの間から
長い茎を突き出し
たくさんの妖精を
遊ばせている

雪の下の花が
満開になり
暗がりが
ほんのりと
明るくなった

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2009.05.21

ブドウの葉

朝5時ごろ雨戸をあけると、ブドウの葉に光るものを見た。ブドウの葉を縁取るように小さな水滴がついているのだ。他の植物の葉にはついていないから夜露ではないらしい。成長が盛んなブドウの新陳代謝の結果、このような水滴がついたのではないだろうか。それが朝の光に照らされて、キラキラ光っている。なんという美しさだろう。

Budouha1

Budouha2

ブドウの葉を
縁取るように

水滴がつき
朝の光を受けて
煌めいている

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2009.05.20

明日の神話

渋谷駅で井の頭線から東横線に乗り換えるとき、コンコースに壁面に飾りつけられた「明日の神話」を見た。岡本太郎の絵で、彼の死後メキシコで発見されたものを修復したものだ。わたしはこの原画を川崎市の岡本太郎美術館で見たことがある。中央に骸骨を廃止、第三次世界大戦を想像させるような、なんとも不気味な絵である。原爆が爆発したのだろうか。鮮やかな色遣いが初めてここを通る人の度肝を抜く。

岡本太郎は生前、「絵はきれいであってはならない。なんだこれは、というように見ている人が驚くような絵がいい」と常々言っていた。大阪万博の太陽の塔もそうであったが、この明日の神話にも、その精神が如何なく発揮されている。岡本太郎はこの壁画を通して、戦争のむごたらしさ、恐ろしさを人々に伝えているのだろう。

Asunosinwa2

Asunosinwa3

Asunosinwa1

将来のある日
原爆が炸裂し
ありとあらゆるものが
破壊され
燃やし尽くされるだろう

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五月の歌会

きょうは真夏のように暑くなった。午前中は草取りをしたり、梅の剪定をした。午後からは「新百合ヶ丘さつき歌会」に出かけた。今回から、新百合ヶ丘の昭和音楽大学のそばにある麻生市民交流館「やまゆり」の集会室を借りることになった。駅から五分ほどのところにある新しい建物で快適だ。新会員も二人加わった。高得点の歌を挙げておこう。

さやさやと           知子
生きよう
まだ
出来ることがある
あしたがある

舞い上がる噴水        とし子
水の粒子が
幼子の歓声と
空で交じり合い
初夏が光る

初夏の風は          光恵
緑と一緒に
ウツも連れてくる
たぶん一生
変らない行事

年頃とはいえ         圭子
生意気な奴
別れ際に見た
まろやかなその眼差し
それですべてを許してしまう

次に、わたしと京子の歌を載せる。ともに内容は簡潔明瞭であるが、若干深みに欠けたかもしれない。

ぬるめのお湯に        ripple
沈んでいると
フハーッ
いい気持ち
子宮の中にいるみたい

チョコチョコと         京子
草を取る私に
近づいてくる
人なつっこい
セキレイの子

わたしの歌は、こちらのほうがよかったかもしれない。

ぬるめのお湯に        ripple
沈んでいると
なんともいえない
心地よさを感じる
子宮の中にいるみたいだ

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2009.05.19

キバナフジ

Kibanafuji
黄花藤

この花はどうみても藤に見えるが、藤ではない。マメ科の植物で、どちらかというとエニシダに近い。英語では Golden Chain (金鎖、キングサリ)と呼ぶそうだ。葉を見ると藤ではないことが分かるが、ちとややこしい。そういえば、ニセアカシア(ハリエンジュ)なども豆科で、このような白い房をたらす。キバナフジはヨーロッパではよく見られるようだが、日本ではあまり見かけない。

毎年
かならず
めずらしい花に
出会い
感動がある

去年
見た花も
今年はまた
新しい顔で
ほほえむ

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2009.05.18

カモミール

Kamomiru
ジャーマン・カモミール

カモミールは
かわいい
夏の帽子
こんなデザイン
あってもいいじゃん

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馬鈴薯の花

Jagahana
ジャガイモの花

じゃがいも
馬鈴薯
ポテイトウ
なんと呼ぼうと
こんな花

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2009.05.17

ヒスイカズラ

Hisuikazura
ヒスイカズラ(大船フラワーセンター)

緑青                      緑青:ろくしょう
のような輝き
反り返る角
ヒスイカズラの前に
ただ立ち尽くす

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2009.05.16

天の思惑

Hebiichigomi
ヘビイチゴの実 (クローズアップ)

巨大隕石が
地球にぶつかる
という映画があった
ヘビイチゴのアップで
思い出した

宇宙から
地球を見ると
先進国は
夜でも明るいそうだ
なにかおかしい

ひとは
自然から
遠ざかり過ぎたよう
温暖化異変は
天の怒りか悲しみか

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2009.05.15

ニワゼキショウ

Niwazekishou4
ニワゼキショウ

好きも
嫌いも
コンタクトはつよい
この反対が
無関心

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レモンの花

Lemon3

三年前に買った
レモンの苗が
たくさん花をつけた
ことしは採れそうだぞ
オー、スッパ!

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とべら

Tobera
海桐花(とべら)の花

歩道の脇の植え込みに白い小さな花が咲いていた。甘い匂いがする。葉っぱは放射状に出ていて車輪梅のようだが、ちょっと花が違う。みかんの花のようでもあるが、花びらが太い。いろいろ考えていたら、ふと「トベラ」という名前が浮かんだ。以前、鎌倉の鶴岡八幡宮で、植木屋さんがこの木の剪定をしていたので名前を尋ねたら、「トベラ」だと教えてくれた。そのとき、「いい匂いがしますね」と言ったら、植木屋さんは笑いながら「そりゃあ好き好きだよ」と言っていたのを思い出したのだ。なんとなくその笑い方が気になって、トベラという名前が記憶に残っていたのだ。

インターネットで調べてみると、漢字では海桐花と書くそうだ。茎や葉に一種異様な臭気があり、むかし、除夜や節分の日に扉に挟んで、疫鬼を防いだという。トビラノキがトベラになったらしい。ニンニクの臭いででドラキュラを防ぐようなものだ。それで、あの時、植木屋さんが変な笑い方をしたわけが分かった。花は甘い香りがするが、トベラの木自体は悪臭を持っているのだ。わたしが「いい匂いがしますね」といったので、それを否定するわけにもいかず、「そりゃあ好き好きだよ」と言ったのだ。とべらの葉っぱは、また靴べらにも見える。

除夜の鐘で
厄を払い
とべらを
扉に挟んで
厄をよける

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2009.05.14

エドはるみの課外授業

録画しておいた「課外授業・ようこそ先輩」を見た。今回は、お笑い芸人のエドはるみだった。サブタイトルが「無我夢中ってグ~!」だから、見る前から楽しそうだ。生徒は母校の小学六年生。教室へ入ると、いきなり服を脱いで赤シャツと黒いスパッツ姿になり、例の「調子はどう~」という掛声とともに、グーッを連発して生徒たちを笑いの渦に巻き込んだ。

そして、黒板に「無我夢中」と書き、その面白さを伝えるというようなことを話した。「頭で考えるより、実際にやってみよう。そうすればいろいろな発見があるから」と言い、まずは生徒たちに雑巾がけをさせることになった。長さ120mもある廊下を休まず一気に拭いてゆくというのだ。最初にエドさんが手本を見せる。息も絶え絶えになんとかこなす。それから、生徒が一人ずつ雑巾がけをする。途中で膝をついてしまったり、止まるものもいたが、なんとか全員クリアする。やればできる、達成感がいいなどと、生徒からプラスの感想も聞かれた。

Edoharumi2

その日の宿題は、生徒の親から無我夢中になった体験を聴くこと。仕事に夢中だった、恋に夢中だった、子育てに夢中だった、など、ふだん聞けないようなことも両親から聞き出した。

さて、翌日は玉拾いのゲームだった。丸い円のなかに玉入れで使う赤い玉を100個ばらまき、1分間で何個入れることができるかというゲームだ。手近なものから拾って中央の篭に入れるもの、赤い玉を篭のまわりに集めてから入れるもの、いろいろだ。それでも6人だったかな、ぜんぶ篭に入れることに成功した。最後にエドさんが挑戦。大人であることもあるが、左手に篭を持ちながら、40秒ぐらいでぜんぶの玉を拾いあげてしまった。もちろん、これは競争でなく、自分との戦いを体験させたのだ。

一生懸命やること、無我夢中でやること、そこから新しい発見が生まれ、新しい自分が見つかる、そんなようなことを知ってもらいたかったのだ。文字通り、からだを張った授業である。最後に、エドはるみは自分の半生を語りながら涙を流していた。一緒に雑巾がけをし、一緒に玉入れをした生徒たちも大きく心を動かされたのが分かった。とにかく、考えるより行動に出ることの大切さはじゅうぶん伝わったのではないだろうか。

からだを張って
子供たちに
無我夢中を教えた
エドはるみは
無我夢中だった

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蚊連草の花

Karensou1_2

蚊よけに買った
蚊連草
効き目は定かではないが
二年目の今年
可憐な花を咲かせてくれた

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2009.05.13

あんどん

Andon
あんどん仕立て

野菜作りのプロの畑を見ると、ナスやトマトの苗に一つずつ丁寧に風よけのあんどんが掛けられていた。四本の支柱に肥料の袋などを巻きつけるようにして張り、風や寒さから守っている。その数がまた半端ではない。ここのナスなど2メートルを越すほどの丈になり、遅くまで実をつけている。いいものを作るには、それだけ手をかけなければならないのだ。わたしみたいに休日菜園ではこうはいかない。だから収穫も味もイマイチだ。ま、新鮮さだけが取り柄かな。

野菜は
手を掛けただけ
味や
かたちで
答えてくる

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スィートピー

Sweetpea

Sweetpea5

Sweetpea2

秋に播いた
スィートピーが
咲いている
三色のフリルが
風と遊んでいる

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2009.05.12

柿の花

Kakihana

ちいさな
ちいさな
柿の花だけど
座布団は
もう立派

Kakitubomi

つぼみは
おちょぼ口で
大事そうに
しべを
包んでいる

メロンの肉色をした
四つの花びらを
見てごらん
絵にも描けない
かわいさだね

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2009.05.11

ユキノシタの花

Yukinositahana
雪ノ下の花 、第1号

日の当たらない
湿ったところにも
白い妖精が
生まれ
やがて賑わう

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おいしいケーキ屋さん

きのうの夜、読売ランドのゴルフ場の山道を走っていたら、車を止められた。「この先で車が燃えていて通れないから、ここでUターンしてください」という。「どうしたんですか」と訊くと「交通事故です」という。そう教えてくれた人は事故のうしろを走っていた人らしく、みんなに迂回するように知らせているらしかった。Uターンしてすぐ警察官のオートバイと救急車にすれ違った。そういえば、何かが燃えているような臭いがする。

読売ランド駅のほうに向かっているとき、五行歌の仲間が近くでケーキ屋さんをやているのを思い出した。名前は忘れたが、場所はだいたい知っていたので注意して走ると、そのケーキ屋さんが目に入った。そうだ、「パルテール」という名前のお店だ。たしか、フランス語で「花壇」という意味だと聞いている。

Partel1
自家製洋菓子の店、「パルテール」

ご主人は驚いていたが、とても喜んでくれた。奥さんも感じのいい人だった。店内にはご主人の趣味の絵てがみや水墨画などが貼ってあった。母の日でケーキの売れ行きがよかったらしく、陳列棚には少ししか残っていなかった。それだけ、お得意さんが多いのだろう。うちでも、シュークリームやアップルパイなどのケーキを五つ買った。交通事故のせいで迂回をしたおかげで、この店に寄ることができたというわけだ。

Partel3
アップルパイ、シュークリーム、チーズケーキ、コーヒーロール、ブランデー入りのチョコレートケーキ

こちらが、そのケーキ。だ。母の日だから、まず仏壇にお供えし、ほどなくして我々がご馳走になった。シュークリームのクリームがとろけるようで、うまい。チーズケーキが濃厚で、うまい。ショコラはブランデー入りで、少し苦味のきいた大人の味で、これまたうまい。きょう、アップルパイを食べたが、酸味のきいたリンゴとパイの焼き加減が抜群で、うまい。コーヒーのロールケーキも外側にナッツの粗挽きがまぶしてあって、バタークリームがうまい。 歌会の仲間だからというわけでなく、お世辞抜きに美味しいケーキだ。

Partelmap
パルテール: 麻生区高石3-35-25、水曜定休、(道路の反対側にあり)

美味しいものを
いただくと
つくった人の
優しさが
伝わってくる

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2009.05.10

母の日

Oofuna147miwaku
バラ(大船フラワーセンター)

母とは生き別れ
義母はよく
陽ちゃんは
ピンクのカーネーションだね
と言っていた

わたしを
産んだ日
母は
命がけだった
かもしれない

義母を
お母さんと
呼んだことはない
おばちゃんだった
自然だった

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栃の木の花

Tochihana1

Tochihana2

栃木県は知っているが、栃の木を知っている人は少ないかもしれない。マロニエといったほうが分かるだろう。マロニエもトチノキ科だから葉っぱが似ているが、あちらは棘がある。ともに大きな葉をつけるので、夏はいい日よけになる。栃の木の花となると、あまりお目にかからない。これはきのう帰りに見つけた栃の木の花だ。甘い匂いがするのでミツバチなどが舞っている。白花もある。栃の木は里山の暮らしに密着していたらしい。この実を粉にして栃餅などを食べたという。そう、栃の花のハチミツも多い。

木の花は
高い所にあるし
地味なので
見過ごしがちだが
発見の喜びが大きい

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2009.05.09

キウイの花

Kiui1

Kiui2

あまい
あま~い
キウイの花の匂い
いつまでも
ついてまわる

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ヘビイチゴ

Hebi15

子供のころ
踏みつけて歩いた
ヘビイチゴ
今は
愛おしく見える

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2009.05.07

情熱

Oofuna05kotonoakebono
古都のあけぼの(大船フラワーセンター)

passing sixty
before I knew it
I still have
burning
passion inside

知らぬ間に
還暦を越したが
まだまだ
燃え上がる
情熱はある

火の色
血の色
恋の色
そして赤は
危険信号でもある

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作品77

No77
妻のフラワー・アレンジメント、作品77。"Flower Box"
シルバーデイジー、ヘリクリサム、サリグヌム、ムルニア、シトリフォリア

干からびて
なお
人の目を
楽しませる
花もある

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2009.05.06

『五行歌誌』5月号投稿歌

人混みの中に
いるのに
いや、だからこそ
たまらなく
寂しいことがある

子供のころ
掛けてもらった
優しい褒めことば
いまでも
胸が熱くなる

深呼吸して
心を落ち着かせよう
すると
見えないものが
見えてくる

怒ってなんかいない
と怒鳴る人がいる
泣いてなんかいない
と涙を流す人がいる
心はままならない

突っ張らないで
しなやかに
生きるほうがいい
春の嵐になびく
草木をごらん

やったことの
結果は出る
もちろん
やらなかったことの
結果も

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日比谷公園

きょうは、ほとんど一日中雨だった。先日野菜の苗を植えたので、いいお湿りをもらってホッとしている。長いあいだ降ったので、かなり水が地面に浸み込んだと思う。

出光美術館
昼ごろ、水墨画展を見に日比谷の出光美術館に行った。となりの帝国劇場では森光子の「放浪記」が上演されていた。出光美術館は立派な美術館で、展示されている水墨画も、雪舟、阿弥派、狩野派、富岡鉄斎、尾形光琳、浦上玉堂、仙涯、俵屋宗達、長谷川等伯、北斎、などそうそうたる面々の作品ばかりだ。大胆な渇筆、たらしこみ、緻密な線画など、達人たちの意気込みを感じさせてもらった。南画の遠近法などにも味わいがあった。水墨画を鑑賞したあとは、皇居の見える展望室で休憩した。桜田門や富士見やぐら、お濠(ほり)、霞が関の官庁街などが小雨に煙っていた。

Hibiya021
左から、合同庁舎ビル、警視庁、皇居と桜田門

Hibiya02
内濠、中央右は帝国劇場

山野草展
ひさしぶりに日比谷に出てきたので、日比谷公園に足をのばした。雨も小降りになってきた。小さなレストランを借り切った結婚式が行われていた。また「山野草の展示会」も行われていて、珍しい植物を見ることができた。たちまち、小さな花たちの美しさに見とれてしまう。

Hibiya01
日比谷公園

Hibiya031
山野草展

Hibiya05

松本楼
小腹がすいたので、松本楼に寄って名物のカレーを食べた。ハイカラ・ビーフカレーはコクがあってクリーミーで、とても美味しかった。病みつきになりそうな味ね、と京子。760円とは良心的な値段である。公園の木々の葉が雨に濡れて、その色をいっそう濃くしていた。バラも咲き始めている。

Hibiya04

日比谷公園内の
松本楼は
創業なんと百六年
味にも雰囲気にも
風格が宿る

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2009.05.05

神さま

神さま
神さまは本当に
おられるのですか
何度もたずねた
我が青春時代

これは『五行歌』三月号に投稿した私の作品の一つである。歌だけみると、いるかいないか分からない神に、いるかいないかを尋ねるというのは矛盾している。しかし、当時の私は神さまは存在すると思っていたが、確信がなかったのである。そこで、神さまがおられる証拠を見せてくださいと尋ねていたように思う。おととい届いた『五行歌』五月号の「作品評」の欄で、ある人が私の歌を取り上げて寸評を書いてくれた。それをここで引用する。

確かに、青春期には幾度となくこういう思いになった気がする。そして作者は他にも神について詠っておられ、それぞれ納得のいく作品だった。ただ神を詠うのは難しいし、神の字を使わずに神を表現したいというこだわりも私にはある。美しい、愛しい、そして驚き、喜び…人間が感動するもののすべてが神ではないかと思えている。

あまたある作品のなかで、私の五行歌に目をとめていただいたことが嬉しい。「神の字を使わずに神を表現したい」、という気持ちもよく分かる。私自身は、今では神の存在を確信している。ただ、それはキリスト教やイスラム教のような一神教ではないし、多神教でもない。やや多神教に近いかもしれないが、万物に神が宿っているという考えで、アニミズムといってもいいだろう。それも生物だけでなく、無生物にも、目に見えないものにも、神が宿り、その力が働いている。この宇宙を創造した力、万物を制御している無数の法則、細胞やDNAの構造や機能などをコントロールしているもの、それらすべてを神と呼んでいいと思っている。神ということばを使おうが使うまいが、そういう力が存在することは疑う余地がない。

きのう、大船植物園フラワーセンターでいろんな花を見てきたが、どの花も精緻をきわめ、色や香り、姿かたちも、可愛く、美しく、ユニークで、感動の連続だった。なにがそういうものを造っているのだろう。自然といえば自然だし、神といえば神である。いままで以上に、神を敬い、自然を愛し、わるいことをしないで生きて行きたい。

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2009.05.03

ポピー

Poppy1

Poppy2

白と黄色の
ポピーがきれい
みんな背伸びして
太陽の光を
求めている

Nagamihinagesi
ナガミヒナゲシ

先日は花だけだったが、最近はたくさん実をつけている。たしかに長い実だ。それで、ナガミヒナゲシという名前をつけられたという。

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2009.05.02

ジャスミン

Jusmine1

Jusmine3

ふいに
甘い香りに
おそわれた
ジャスミンだ
茉莉花だ

路地の奥に
ジャスミンの
生垣があり
白い小花が
光っていた

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2009.05.01

すずらん

Suzuran1

神田の
すずらん通りの
街灯は
こんなカサを
つけていたかもしれない

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スナップエンドウ

Snap

採りたての
スナップエンドウを
食べる
あなたの命を
いただく

2分ほど茹でると、ぐんと甘くなります。

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2009.04.30

花、花、花

毎日
次から次へと
花が咲くので
追いかけるだけで
精いっぱい

everyday
so many different flowers
are coming out
I can hardly
catch up with them

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ねぎ坊主

Negibouzu

浅葱色とは          浅葱色(あさぎいろ)
うすいネギの色
浅黄色でなく
すこし水色が
入っている

ま、
そんなことは
どうでもいいよ

葱坊主

Kinsenka

もう終わった
と思っていた
キンセンカ
また咲いて
得しちゃった
 

Sharinbai
車輪梅

Blueberry

寄り添って
ひそひそ話を
しているみたい
ブルーベリーの
小花たち

Barbena1
バーベナ

Barbena2
バーベナ

Karinmi

くれないの
花が終わると
花梨の
実がふくらむ
頬を赤らめて

Siransiro

真っ白な
シランも
わるくない
見ているだけで
心がやすらぐ

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2009.04.28

にほんブログ村

五行歌で検索してたら偶然、「にほんブログ村」に出た。そこのサブカテゴリーに「短詩・五行歌」というのがあり、それをヒットしたのだ。けっこう五行歌を書いている人がいるようだ。このブログ村に登録すると、人気ランキングにも入れるし、アクセス数が増えるというので、登録した。ブログのサイドメニューにバナーを貼ったり、pingを送ったりと、ややこしかったがなんとか手続きが完了した。

さて「短詩・五行歌」のカテゴリーの中に、「五行歌。まわり道」というブログがあった。人気ランキングの一位だ。なかなかいい歌が載っている。とくにこの歌が飛びぬけていい。思わず笑ってしまった。公開しているので、引用させていただこう。

気がつけば           ゆうゆう
寝間の灯りを
消すことに
何のためらいもなく
何のときめきもなく

思えば新婚時代は、寝室の電気を消すときには、ためらいもあったし、ときめきもあったものだ。それがどうだろう。いまはもう機械的に紐を引っ張って「おやすみなさい」なんて言って、電気を消している。色気もなにもありゃしない。へたをすると、家庭内別居なんてところもある。そういうところを、さらりと歌っているところが心憎い。

このブログには、福山五行歌会というのが発足したと書いてある。このあいだ、私たちの新百合ヶ丘五行歌会に来てくれた五行歌会副主宰もお祝いに駆けつけているようだ。五行歌が着実に広まっていることを知って嬉しくなった。

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2009.04.27

シランの花

Siran
シランの花

見て、見て
今年も
シランの花が
こんなに綺麗に
咲いたよ

Hebiitigo
ヘビイチゴの花

ねえ
知ってた?
蛇いちごの
花びらって
ハート形なの

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ベリーダンス

土曜日の「わくわくないとバザール」のときに、かわさきFMのパーソナリティーであるNISHIさんのベリーダンスを見た。素晴らしいからだの動きである。とにかく、からだの軟らかさに圧倒された。カメラの動画機能をつかって、初めて動画を撮ってみた。それをアップロードしてみる。

女性のからだは
信じられないほど
軟らかい
ベリーダンスを見て
圧倒された

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2009.04.26

雨あがり

Sasatsuyu

雨あがりの朝
小笹の葉に
千粒万粒の
宝石が
煌めいている

Lira

天から
潤いを
いただいて
喜びを隠せない
リラの花

Kurume

小振りながら
精一杯
深い赤を
装う
久留米つつじ

Saya

美しい花を
かなぐり捨てて
つぎつぎ

実をむすぶ
エンドウマメ

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2009.04.25

英語五行歌

きょうは本格的な雨。草木や野菜たちがさぞや喜んでいることだろう。

雨は
天のめぐみ
芽吹いた
草木が
歓喜している

五行歌のアメリカ版ホームページができた。abaoutに載っている草壁焔太先生の写真がいい。こぼれるような笑顔が五行歌のすばらしさを語りかけてくるようだ。このホームページができたことで、五行歌が海外に普及していくだろう。とくにアメリカは自由の国だから、英語でも五行歌のその自由さが受けるに違いない。

してやったり
えんた先生
満面の笑み
アメリカ版ホームページ
堂々の船出

国内でも五行歌の英語版BBSができた。そこにわたしもいくつか英語の五行歌を書いてみた。日本語で書いた五行歌を英訳するのではなく、ダイレクトに英語で五行歌を書くと、けっこう歌らしくなる。ニューヨークのエリザベスさんが英語をチェックしてくれるのがありがたい。いくつかわたしの歌を載せる。

Coming home
from shopping
my wife caught
a sakura flake
on the hair

買い物から
帰ってきた
妻の髪に
おみやげ一つ
桜の花びら

Did
shooting rockets
to the moon
make us
any happier now?

月面に
ロケットを
打ち込んで
人は
幸せになっただろうか

God tell us
way of life
all the time
only
we don't listen

天はいつも
生き方を
説いているのに
ひとは
耳を貸さない

The whole universe
is filled with
vibrations
You just tune in
to the right ones

宇宙は
波動で
満ちている
いい波動に
合わせよう

Live
in gratitude
Reckon
one is supported
by so many

感謝して
生きよう
たくさんの人に
支えられていることを
忘れないで

kids born to
international couples
used to be called "half"
but now "double"
both in name and reality

国際結婚で
生まれた子は
ハーフと呼ばれたが
いまじゃ名実ともに
ダブルだ

So easy
to find faults
with others
So difficult
the other way round


ひとの欠点は
目につくが
いいところは
なかなか
見えない

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2009.04.24

きぬさや

サヤエンドウの
初ものが採れた
茹であげの緑が
口の中で
シャキッと鳴った

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2009.04.20

卯の花

Unohana
卯の花(ウツギの花)

歌にあるように
卯の花は
垣根や地境に
植えられる
根が腐りにくいのだ

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2009.04.18

つつじ咲く

Tutuji

Tutuji2

Tutuji3

Tutuji4

満を持したように
躑躅が咲いた
街が
いっぺんに
明るくなった

Kodemari2
コデマリ

白くて
可憐な
コデマリたちも
街を
照らしている

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2009.04.17

イチロー

満塁ホームランで
通算最多安打日本タイ記録
翌日の今日
すぐこれを更新
神がかりのイチロー

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2009.04.15

しんゆり歌会

きょうは定休日。新百合ヶ丘さつき五行歌会があった。十回記念とわたしの新代表就任をかねて、五行歌副主宰の三好叙子先生や他の会の人々を招いて17人の歌会となった。京子は農協の会合があって欠席した。季節がら桜の歌が多かったが、それぞれ味があって甲乙つけがたいものばかりだった。前半はわたしが、後半は澤田さんが司会を担当した。上席の歌はつぎの三つ。

満開の夜桜は         橋詰光恵
妖気漂い
ゆららゆらと
誘うように
枝をゆする

太古の                       三好叙子
光のかけらか
ゆっくりと
らせん状に散る
深山の桜

黒潮を吸い上げて       澤田たかし
雲をつくり
降り積もった白雪が
一日百万トンの湧水となる
この壮大な輪廻

わたしの歌は、その次に選ばれた。いまは新芽の呼吸を肌で感じること、またそれゆえに景色の輪郭が滲むことを詠んだが、すこし説明っぽい感じがある。まだまだ推敲が足りない。

草木の新芽が          ripple
ハーッと
息を吹きかけるから
春の景色は
輪郭がおぼろ

Utakai
しんゆり歌会の出席者

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2009.04.13

ルッコラの花

Rukkora
ルッコラの花

ルッコラの花は
十字架みたい
その昔
修道院の庭に
咲いていたのかな

Endou
エンドウマメの花

いつ見ても
どう見ても
誰かの顔に
見えてくる
エンドウの花

Kijibato
キジバト(山鳩)

山鳩は
マイペース
落ち着きはらって
草の実を
啄ばんでいる 

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2009.04.12

オナガ4態

Onaga05

Onaga06

Onaga07

Onaga08

声は
わるいが
スタイルは
抜群の
オナガ

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2009.04.09

寿福寺の桜

きのうはお釈迦様の誕生日、花祭りだった。儀式が終わったころになってしまったが、お寺に寄った。午後4時ごろだったろうか。ここの桜もみごとである。雪のように降る花びらを想像していたが、高い所にあった桜の木が切られていて、その絶景は見ることができなかった。それでも、お寺の緑と桜はよく似合う。

Otera01

Otera02

Otera04

Otera05
フルーツパークの桜坂

Otera06
同、見上げたところ

Hiru
お昼を食べた蕎麦屋の花吹雪

買い物から
帰ってきた
妻の髪に
おみやげ一つ
桜の花びら

Coming home
from shopping
my wife caught
a sakura flake
on the hair

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2009.04.08

ホオジロ

定休日。PASSOで上川霊園にお墓参りに行く。八王子は少し寒いせいか、まだコブシやモモの花なども咲いていた。それから、ミツバツツジを植えている庭が多かった。上川霊園にもたくさ植えてあって、桜の花とあざやかなコントラストを見せていた。

上川霊園に行き
お墓の前で
千の風
を歌った
泣かなかった

Kamikawa1
ソメイヨシノとミツバツツジ

Kamikawa3
コブシ、ミツバツツジ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ

Aoji
アオジ♂

Kamikawa2
メジロ

Kogera301
コゲラ

Sirohara
シロハラ    

野鳥がいると思って望遠レンズを持っていったが、工事をしていたりして、はじめのうちはあまり見られなかった。しばらくすると、アオジ、メジロ、シロハラ、ツグミなどが見られ、最後にホウジロを観察することができた。ホオジロはつがいで来て、水浴びをしたりしていた。野生のホオジロを見たのは始めてである。ときどき桜が雪のように散っている。

Houjiro01
ホオジロ

Houjiro02
ホオジロ

Houjiro03
ホオジロ

Houjiro04
ホオジロの水浴び

Houjiro05
同上

きょうは花祭りでもあるので、帰りに寿福寺に寄っった。花御堂で仏陀の像に甘露の水をかけてお祝いし、甘茶をごちそうになった。ここの桜も風がくるたび花を散らしていた。

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2009.04.07

花かんざし

Hanakanzasi_2

妻が
一目ぼれして
買ってきた
おしゃれな花
ハナカンザシ

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2009.04.04

つくし

Tukusi

スギナは
畑の敵だが
春先の
ツクシは
憎めない

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2009.03.24

「嫁」

Yome本木光子さんの五行歌集「嫁」が届いた。農業の経験がないのに農家に嫁ぎ、大家族のなかで暮らした悲喜こもごもを五行歌にしている。大舅姑、舅姑、それに夫を見送り、自分も病にかかる。そうした現実を乗り越えてゆくなかで詠まれた歌は重みがあり、つよく胸を打つ。

機械化されたといっても、農業は重労働である。とくに嫁は休む暇もない。からだの疲れだけでなく、心の疲れも相当なものだったろう。

この家に入って
四人の親を見送った今
淋しさよりも
天井ッコ抜けたと思う
どじょうっッコのよう

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2009.03.21

極楽鳥花

Gokurakuchouka_2
ごくらくちょうか(ストレリチア)

あるお店で見かけた花。いかにも南国の鳥らしい風貌をしているので、思わずカメラを取り出してパチリ。手塚治虫の「火の鳥」のようではないか。バショウ科だから、葉が芭蕉に似ている。英語ではStrelitzia(ストレリチア)。これは、英国のジョージ三世の王妃・ストレリッツからとった名前だそうだ。もしやと思っていたが、ストレッチとはまったく関係がないようだ。

君は
そんなにも
鳥になりたいのかい
いまにも
羽ばたきそうじゃないか

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2009.03.19

みつまた

Mitsumata306
橙色のミツマタ

みつまたの幹は
三つに分かれ
枝も
どこまでも
三つに分かれてゆく

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2009.03.18

しんゆり歌会

第三水曜日は「新百合ヶ丘さつき歌会」の例会である。歌会の世話人を引き受けたので、準備がけっこう忙しかった。名簿を作ったり、ファクスやメールで送られてくる歌をまとめたり、原稿の遅れている人には催促をしたり、また歌の訂正に応じたり、いろいろやることがある。京子も歌会の場所を申し込みに行ったり、選歌用紙をコピーしたり、会計をやったり、なかなか忙しい。

いつもながら歌会に寄せられた歌は力作ぞろいで、14首の中から6首を選ぶのに苦労した。そんな中、わたしの歌が初めて一席をいただいた。ふたりが同点で一席を分け合ったのだが、わたしにとっては初めてのことなので嬉しかった。先日の嵐のような日に、風に大きくあおられるヒマラヤスギや地面に叩きつけられる水仙を見て、感じたままを歌ったものだ。「ごらん」とは自分に言い聞かせたところである。

突っ張らないで      わたし
しなやかに
生きたらいい
春の嵐になびく
草木をごらん

ほくほくと          のりこ     
残る春の日差し
こわさぬように
毛布にくるんで
とり入れる

のりこさんの「こわさぬように」は秀逸だと思う。「こぼれぬように」ぐらいなら言えるが、「こわさぬように」とはなかなか言えないだろう。他にも印象に残った歌を挙げよう。

お金で幸せは        みつえ
買えないって
いつも云ってるけど
本音は一寸
ヤセガマンなの

朝早く庭先で         のりよし     
鶯の鳴き声
どこかぎごちないが
漸く待っていた
春の知らせ

心を尽くして         ひろこ
生きて来ただろうか
軽薄に過ぎた 処生を
つらゝのごとく
回顧するとき

蟻の無知を                  としこ
笑うことはできない
地に立って
宇宙という大空間を
眺めるとき

京子の歌はモズの歌だったが、モズのことを知っている人が少なかったので、あまり受けなかった。百舌がいろんな鳥の鳴き真似をすることを知っていれば、おもしろい歌なのだが。これも実体験を歌ったものである。

電線から           京子   
スズメの警戒音
声の主は
なんと
百舌だった
 

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2009.03.17

歯の治療

きのうガムを噛んだとき、右下の奥歯の詰め物が取れてしまった。その歯も脆くなっているらしく、ガチッと二か所欠けてしまった。昼過ぎに布施歯科に電話をしたら、空いている時間があるから来てくださいという。助かった。

歯磨きがよくできているので、歯のぐらつきがなくなったと褒められたが、新たに虫歯が見つかった。詰め物が取れたところは神経が過敏になっているので、麻酔をして削ってもらった。形をとって、噛み合わせを調節して、終了。花粉症で鼻がつまっているので口で息をするしかないのに、その口をあれこれいじられたので、息苦しくて窒息しそうだった。それでも、以前のように手に汗をかくことも、動悸することもなくなった。どうやら、わたしのパニック障害はだいぶよくなったようだ。

麻酔の注射は痛い
だけど、やらなければ
のたうちまわるだろう
いい時代に生きているなと
つくづく思う

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2009.03.14

春の嵐

反発せずに
やり過ごすことも
すぐれた知恵だ
春の嵐のなか
草木に学ぶ

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2009.03.13

ラッパ水仙

らっぱ水仙の黄色はひときわ鮮やかで、本当に春が来たなと思わせる。かれらは、そのうち揃って春の歌をうたうだろう。椿の花も満開で、ヒヨドリが蜜を吸いに来る。生田浄水場の彼岸桜も満開で、ヒヨドリが嬉しそうに飛び回っている。ちょっと喧しいぐらいだ。それに、ほら、もうハナニラさえ咲きだした。ときおり、ウグイスの声も聞こえる。

Rappasuisen04
ラッパスイセン

Rappasuisen05
ラッパスイセン

Tubaki06
ツバキ

Hananira05
ハナニラとオオイヌフグリ

すこし前まで
春を探していたのに
いまでは
向こうから
声をかけてくる

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2009.03.11

「編集手帳」に五行歌が

読売新聞の「編集手帳」を見たら、五行歌が紹介されていた。その歌から小沢一郎問題に話を持って行くところなど、うまいものだ。五行歌が着々と広まっているのが分かる。公開されている記事だから、全文を以下に載せておこう。

届いたばかりの月刊「五行歌」3月号に、ほほえましい一首を見つけた。作者は「みやび」さんという。

そういう時は
ごめんなさいって
謝るんだよ、
おじいちゃん
孫娘しか言えません     孫娘:あなた(ルビ)

◆ワンマンのおじいちゃんなのだろう。家人が日ごろ思っていて口にできない諫言をさらりと告げた愛らしい孫娘、首をすくめる家族一同、にが笑いのおじいちゃん…団欒のひとこまが浮かぶ。◆民主党の小沢一郎代表がきのう、「違法献金」疑惑を初めて国民に陳謝した。1週間前には「おわびする理由は見あたらない」と語っていた人がいかなる理由を見つけたにせよ、ずいぶん遅い「ごめんなさい」である。◆政治家に妙なカネと縁切りさせるべく、国民は税金で政党交付金を負担している。潔白の主張は主張として、疑念を招いたことをまず謝るべきだと諌める孫娘は党内にいなかったか。◆首相を差し置いて閣僚が内閣改造や解散時期に言及し、やんちゃな孫だらけでおじいちゃん形無しの家庭も困る。「異議なし」の拍手に取り巻かれ、おじいちゃんが“裸の王様”の家庭も困る。憂鬱な選択の時はいつだろう。(2009年3月11日、読売新聞)

五行歌を
引用して
小沢一郎を
斬る
編集手帳

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2009.03.10

姫踊子草

Himeodoriko1
ヒメオドリコソウ

シソ科の二年草。小アジア、ヨーロッパ原産の帰化植物で、都市付近の草地、路傍などで雑草化している。春に長さ1㎝でピンク色の唇形花を葉腋に数個輪状につける。地味な花だが豪華な名前をつけてもらったものだ。そばにホトケノザの花が見られることが多い。

フラメンコダンサーにも
乞食坊主にも
見える
ヒメオドリコソウ
心しだいだ

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2009.03.08

3月号投稿歌

神さま
神さまは本当に
おられるのですか
何度もたずねた
我が青春時代

宇宙を支配する
すべての法則
連綿と続く
命を制御するもの
それが神

大いなる宇宙
有形無形の
すべての存在を
可能にするもの
それが神

神は
真実の
こころと
行動を
見ている

人やものを
大切にすれば
それは必ず
神を介して
対象に伝わる

神がいても
いいことも
悪いことも
なんでも起こる
どう乗り越えるかだ

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2009.03.07

ふっくら葉牡丹

久しぶりに晴れたので、昼休みにエリカの写真を撮りに行った。そうしたら、お目当てのお宅は外壁の塗り替え工事らしく、足場が組んであり、ビニールが巻かれていた。エリカもほとんど隠れてしまっていた。帰り道、サクラソウとハボタンが咲いていたので、足を止めてパチリ! コンパクトカメラなので、このぐらいが精いっぱい。

Sakurasou2
サクラソウ

Habotan
ふっくら葉牡丹

花の言葉が
聞こえたら
にぎやかだろうな
「いいお天気ね」
「よかったね」なんて

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2009.03.05

ミモザ

Mimoza1
ミモザの花

Mimoza2

ミモザの花は
ちいさな毛糸の
ぼんぼんみたい
びっしりついて
枝がたわんでる

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2009.03.04

沈丁花

Jinchouge1

Jinchouge2

いくつもの
花が集まって
ひとつの花になり
力を合わせて
香っている

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野川時雨

パッソを6か月点検に出した。もう秋には車検だというから、時間のたつのは早い。まったく矢のようだ。午前中は、柚子の実をぜんぶ採って剪定をした。するどい棘があるので注意してやったら、1本の木に一時間半ぐらいかかってしまった。枝は枯らしてから燃やしてしまおう。

Nogawa1
雨が降り出した野川

パッソの点検が終わったので、午後、久し振りに野川に出かけた。そうしたら途中で雨が降ってきてしまい、長居ができる状態ではなくなった。シジュウカラとコサギの写真だけ載せよう。光が弱いので、まともな写真は撮れない。

Nogawa3
シジュウカラ

Nogawa4

Nogawa2
コサギ

雨が降っても
雪が降っても
野鳥たちは
文句を言わず
淡々と生きてゆく

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2009.03.03

ひな祭り

きょうは嬉しいひな祭り。だけど、どんより曇って底冷えがする。夜には雪が降るようなことを言っている。それではあまりにも寒々しいので、松田のハーブガーデンに行ったときに見た河津桜と、「手作り雛展」で見た「ぬくもり雛」の写真を載せよう。

Sakura
河津桜

Nukumoribina
ぬくもり雛

午後みえた患者さんから、桜餅と草餅をいただいた。さっそくお茶を入れて、三時のおやつにいただいた。それぞれの春の香りを楽しんだ。

外は寒いが
桜餅と草餅が
ほのかに香って
ひな祭り気分
あとは白酒かな

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2009.03.01

五行歌の時代

短歌対五行歌
そういう時代を経て
短歌が古典に退き
日本人がみな
五行歌を詠む時がくる

まだ五行歌を知る人は少ないけれど、おのずとこういう流れになっていくような気がする。俵万智の『サラダ記念日』がベストセラーになったように、若い人たちは口語短歌ならすぐにも飛びつく。七五調のから飛び出そうとするのも時間の問題のように思える。文語は心の表現に馴染まないし、文語文法も危うい。外来語のカタカナ表現なども増えていくからだ。

俳句の切れ味や短歌の美しさは貴重だが、あの分厚い歳時記を読むのも理解するのも大変だし、文語で表現するのも一筋縄ではいかない。もちろん、ゆっくりしたペースだろうが、五行歌はじわりじわりと普及してゆくだろう。

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2009.02.26

南天と雨

Nantename_2

南天の葉に
まるまる
雨の雫
わたしの
心の
宝石
 

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2009.02.19

残月

Zangetsu_2

きさらぎの
明けの空
三日月が
刃物のように
光っている

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2009.02.18

新ゆり歌会

毎月第三水曜日は、「新百合ヶ丘さつき歌会」の例会だ。麻生市民館で知人の墨彩展をみてから、しんゆりトゥエンティーワンの研修室に行った。参加者は14人。春は季節感が強いので歌いやすいのだろう、いい歌がたくさんあった。

ふきのとう、梅の花、木蓮のつぼみ、寒椿、三寒四温、別れの季節、などが詠まれた。私の歌は、蕗の薹のてんぷら。京子の歌は絵手紙だった。別々に事務局に送っているので、お互いの歌は当日まで分からない。たまたま、二人とも蕗の薹の歌になった。

甘くて                  ripple
ほろ苦くて
なんてったって
春の味
蕗の薹のてんぷら

春の香りが             京子
ふきのとうの
絵てがみに
のって
届く

上位を占めた作品はベテランの歌で、さすがにうまい。4首ほど紹介しておこう。

今はまだ               知子
待っている
小さな沈黙分け合って
木蓮の
銀色の莟たち

だれもいない冬の公園で   宣義
ブランコだけが
揺れている
透明な天使をのせて
微笑むように

赤ちゃんは              光恵
どんな夢を見てるのか
時々エクボのせて
君の夢は
無限のひろがり

買い替えの              とし子
話が持ち上がると
急に正気に戻る
老家電の

歌会のあと、5月から使わせてもらう予定の集会所をみんなで見学に行った。川崎市の施設で、まだ新しく、明るくきれいな建物なので、みんな喜んでいた。新百合ヶ丘駅から南へ5分ぐらいのところだ。その後、ヨーカドーの5階の「つゞらお」で休憩した。空気が乾燥しているせいか、よく歩いたせいか、生ビールがうまかった。

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2009.02.17

白富士

Fuji
二子玉川から見た富士山

風が強く
寒い日の
富士は
一層凛々しく
聳え立つ

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2009.02.15

ローズマリー

Rosemary

かわしんの裏のほうに、薄いブルーのローズマリーが咲いている。丈夫な花で、ほとんど一年中咲いている。ローズマリーは地中海沿岸原産の常緑性低木樹。シソ科で、生葉もしくは乾燥葉を香辛料として用いる。また精油は薬にも用いられ、花も食べられる。

学名 Rosmarinus は「海のしずく」を意味する。や貞節の象徴とされる。花の色は、色のものがほとんどだが、白やピンクのものもある。マメ科の花のような小花が散りばめられたように咲き、なるほど「海のしずく」のように見える。ちかくに「ロズマリーノ」というイタリア料理店があるが、その店先にもローズマリーが咲いている。ロズマリーのはローズマリーのイタリア語である。

青い
波のしぶきが
魔法をかけられて
そのまま
花になった

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2009.02.12

五行歌は懐が深い

毎週木曜日はよみうり五行歌が掲載される日で、作品を見るのが楽しみだ。自分が投稿したときはどきどきする。しかし、最近あまり頻繁には投稿していない。主宰の草壁焔太先生が、新しい人や若い人にチャンスを与えようとしていると聞いたからだ。新しい人が入選すれば、たしかに、それだけ五行歌が普及する可能性が増えるに違いない。

けさの五行歌の特選は、神宮司さんという方の作品だった。一行に15文字もあったりして長く、詩や散文に近いが、内容がいい。五行歌は総文字数がだいたい短歌ぐらいか、それよりやや長めのものが多い。文字数が長くても歌らしければそれを認めるし、また極端に短いものであっても許容することがある。その自由さ寛大さが、五行歌の懐の深さであるといえる。

おしゃれに着飾った      神宮司淳子   
お嬢さん達
足元のゴミにさえ気付かない
さりげなく拾った中年女性
ずっと美しく見えました

「最近はファッションのセンスが磨かれたせいか、女性はみな美しいが、そろって軽く、品が・・・。そういうときに見る中年女性にほれぼれすることは多い」というのが焔太先生の講評だ。わたしも共感するところがあり、いい歌だと思う。つぎの作品は、以前わたしが作った歌だが、これも「よみうり五行歌」に入選した。

浮気した?           ripple
えっ
匂うわよ
なにが?
沈丁花の香り

「rippleさんは奥さんにからかわれてしまった。軽みのなかに、ドキリとするようなスリルを感じるのは選者が男だからか」、との草壁先生評。短い会話体だが、これでも一つの五行歌である。いま、ふと思いついたことを歌にしてみる。

思ったままを          ripple
感じたままを
すなおに
五行に
書いてみよう

思いや感情は、心のなかでまず口語で生まれる。それをちょっと歌らしくして五行に書いてみるといい。わざわざ、ふだん使わない文語で書く必要はない。俳句のように難しい季語や季題を入れる必要もない。最初は七五調のくせが出たりするが、五行歌をたくさん作っているうちに、たまに、いい歌ができる。そのうち、一生忘れられないような作品ができるかもしれない。そうなったらシメタものだ。

こつこつ作っていけば、かならずいいものができる。量が質に転化するからだ。ひとに受けなくても、自分が満足できるものが必ずできる。歌はそういうものだと思う。

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2009.02.11

第六天神祭

今日は建国記念日、曇り。この日は第六天神様の感謝祭をおこなう日と決めている。2、3日前から準備をしてきたが、当日なので忙しい。お供え物をそろえたり、客間の掃除をしたり、着物に着替えたり。京子はお赤飯を炊いたり、宴席の準備をしたりで大変だ。やがて、だんだん客が集まり、11時から式典を行った。

Dairoku01

Dairoku02

京子が祓詞(はらいことば)を述べ、わたしが大榊でお祓いをし、そして感謝祭の祝詞(のりと)を読み上げた。その後、参加者全員で玉串を奉納し、お神酒で乾杯をした。きょうは「のぼりとゆうえん隊」の武元さんにお祝いの太鼓を奉納してもらった。強い太鼓の響きで邪気が払われたようで、清々しい気分になった。境内の枝垂れ梅、満面の笑みである。

Dairoku04

Dairoku03 

その後、直会(なおらい)の席で、飲んだり食べたり話したり、和気藹々の時間を過ごした。参加者の顔ぶれは毎回少しずつ変わるが、それぞれ近況報告などをして楽しく過ごした。私はみんなに五行歌の宣伝をし、五行歌誌のバックナンバーを一冊ずつ持っていってもらった。おみやげは、いつもの通り、足利の「古印最中」である。

ひと
それぞれの
今がある
喜びがあり
悲しみがある

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2009.02.07

2月号投稿歌

Feb_3

月刊誌『五行歌』2月号

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2009.02.02

エチゼンクラゲがひざに効く?

Echizenkurage水面を漂うエチゼンクラゲ(北海道積丹町のマッカ岬沖で、2007年10月撮影)=小林佳代撮影 大量発生して漁業被害を出すやっかいもののエチゼンクラゲなどから抽出したたんぱく質を、高齢者のひざに多い変形性関節症の治療に使われるヒアルロン酸に混ぜると、治療効果が約2倍に上がることが分かった。

東海大と理化学研究所が行ったウサギを使った実験で判明、3月に東京で開かれる日本再生医療学会で報告される。

このたんぱく質は「ムチン」と呼ばれ、関節では軟骨を保護、修復する役割があるとされる。同研究所の丑田(うしだ)公規ユニットリーダーらが、クラゲからの抽出に成功した。

研究グループはひざ関節の軟骨がすり減った変形性関節症と同じ症状のウサギを作り、関節の中にムチンを混ぜたヒアルロン酸を注射した。10週後に観察すると、すり減った軟骨がほぼ正常に回復。ヒアルロン酸だけを注射したウサギに比べ、回復率は1・6~2・6倍程高かったという。

(2009年1月31日  読売新聞夕刊)

瓢箪から駒鳥姉妹
エチゼンクラゲから
関節軟骨修復剤
この世にゴミなんて
めったにないもんだ

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蔦の意志

Tsuta
蔦のつるの分布

となりの建物がなくなり、ビルを這う蔦が露わになった。こちら側には建物があって、しかも北側だからわずかに朝日が差すぐらいの場所だ。ここに舞い降りたツタの種が育ち、ビルの壁を覆っている。まるで、神経か血管の標本のようだ。すごい生命力である。強烈な意志表示である。うちの治療室はこの小さなビルの三階だが、小窓からツタの葉が侵入してくるし、暮ごろからは枯葉が舞い、階段の入口は毎朝この枯葉が吹きだまって大変だった。

一日数ミリ
一年足らずで
ビルを覆う
恐るべき
蔦の意志

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2009.01.27

日脚のび

Pansy
花の好きなお宅のパンジー

Pansy2

梅の花
ちらほら
日脚
延び
気分は春

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2009.01.25

御来光

Asahi01

Asahi02

あさ、トイレの小窓を開けると、東の空が明けつつあった。今年は日の出の写真を撮っていない。これからなら間に合いそうだ。そう思って、防寒ズボンをはいて、車で近くの星が丘まで出かけた。むかし、ここから初日の出を拝んだことがあるからだ。だが、家が増えたのと、日の出の位置が右に移動したこともあって、あまりいい場所ではない。

そこでよみうりランド裏の寿福寺まで行き、そこから山の上にある墓地まで登った。電線が走ったり、樹木が邪魔になったが、まあまあの写真が撮れた。時間は6時40分ごろから20分ぐらいだったろう。 日の出の勢いというが、朝日はエネルギーに満ちており、力強く、ぐんぐん空を昇ってゆく。

冬の朝も
曇りの日も
雨の日も
陽はまた
のぼる

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2009.01.22

雨つぶ

Raindrop1

ひとは
雨つぶが
ダイヤより
美しいことを
知らない

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挫折は…

けさ新聞を開いたら、「よみうり五行歌」欄に私の歌が載っていた。少し前に投稿したものなので、落選したとばかり思っていたが、拾われて嬉しかった。投稿したあと、「階段」の段と「一段一段」の段が重なるので、「一段一段」よりも「一歩一歩」のほうがよかったなと思ったが、訂正願いはしなかった。よく言われることを歌にしたものだが、自分では「踏みしめて、上ってゆくのだ」がよかったのではないかと思う。生きてゆく上でいろんなことを経験するが、何一つ無駄になることはない、といつも思っている。

Yomiuri1_2よみうり五行歌   Yomiuri2草壁焔太先生評

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2009.01.21

しんゆり歌会

きょうは「しんゆり五行歌会」の日だ。1時すこし前に「しんゆり21ビル」の研修室に行く。参加者は15人ほどで、ちょうどいい人数だった。わたしが前半の司会を仰せつかった。いい歌が多かったが、京子の歌が一席になるとは思わなかった。別にどうということもない歌だが、その場の人たちの共感をさらった。私の歌は霜柱を踏む音を詠んだのだが、四席だった。

走っているのを       京子
みているだけなのに
なぜか
夢中になる
箱根駅伝

サクッサクッ        ripple
ザクッザクッ
バキッバキッ
寒さが違うと
霜柱の音も変わる

印象に残った歌を挙げよう。なにげないけれど人生の機微をを歌ったもの、思春期の不安定な心、真冬の霊園参りなどを歌ったものなどがよかった。

明日という日は       知子
不確かな
ものだけど
カレンダーに予定を
書き入れる

捕らえられない       とし子
思春期の心
乾いた大地に
揺らめく
逃げ水のように

冬晴れの霊園は      みつえ
満天星が
真紅に映え
亡夫とおしゃべりの
一刻は静か

逃げ水:かげろう  満天星:どうだん(つつじ)

Machiya歌会のあとは、新百合ヶ丘の駅ビルの「京町屋」で新年会。美味しい京料理をご馳走になりながら歓談した。当たり前のことではあるが、それぞれの人がそれぞれの思いを持っているのが面白い。いろんな人と会話をするのはいいことだ。知らないことを知ることができて楽しい。そして、そのことが案外大切であることなんだ感じた。

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紅梅

Koubai03_2

梅の花に
長く
黄色い
蕊がなかったら
ただの花

蕊:しべ

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2009.01.20

女性の車掌さん

Shashou2
大井町線、二子玉川駅にて

女性の
車掌さんが
増えた
鉄道の空気が
やわらいだ

声を出して
指差し確認を
繰り返す
レディーたちに
心で拍手

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2009.01.19

ドバト

Dobato

野生のハトはカワラバト、それを人間が改良して伝書鳩、それがまた野生化したのをドバトというらしい。だから種類はそうとう多い。神社や河原によく見られるが、人馴れしていてぜんぜん逃げない。それどころか、何かくれと近寄ってくる。

これはうちの屋根に止まっているところだが、残りごはんを撒くのを待っている。すずめにやろうとして撒いてもも、さっさとハトやムクドリが食べてしまう。京子が庭を歩くと、ドバトはノコノコあとをついてくる。かわいいというか、こうなると図々しい。しかし、ドバトは首のところが緑から紫色のグラデュエーションになっていて玉虫色に輝くのが美しい。

先祖は
伝書鳩だった
その名残りが
首筋に残る
虹色さ

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寒中暖あり

Hakubai5

寒に咲く
梅の花
ゆうべのお湿りと
けさのお日さまに
ホッと一息

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2009.01.10

新年合同歌会

午前中で治療室を閉めて、午後は京子と池袋に出かけた。「関東合同新年五行歌会」に出席するためだ。場所は豊島区勤労福祉会館。一ヶ月ほど前に自分の五行歌を提出し、本部から参加者の歌の一覧表を送ってもらい、それに採点をして採点表を本部に送り返す。ファクスでもよい。それを本部で集計し、全体の順位が決まる。

Sinnen02_2
関東合同五行歌会風景

きょうは、10人ずつの小歌会に分かれて、その10人のあいだで歌を互選し、採点し、感想を述べる。そして、それぞれのテーブルで一番点数のよかった歌を公表する。そんな感じで歌会が進められていった。

Sinnen07_2
草壁焔太先生の講評

参加者は156人だから、会場が溢れるほどだ。本部が指定したテーブルに行く。わたしは幸運にも主宰(草壁焔太先生)といっしょのテーブルになった。全員の名前と所属歌会を紹介したあと、歌会が始まった。初めてお会いする方が多いが、五行歌という共通のツールがあるので、すぐ打ち解け、なごやかに歌会は進んでゆく。ひとつの歌に対する感じ方が、人によってまったく違ったりするので面白い。わたしの歌はこれ、ちょっと標語みたいになってしまった。

しあわせだな
ありがたいな
よかったな
そう口にしていると
心からそう思えるようになる

わたしたちのテーブルで一席になった歌はこれ。ことしは丑年だから、赤べこを登場させて、わたしもよくやる「一言多い」ことを反省。うまいなあ。

赤べこのように
うん・うんと
頷いていればいいのに
よけいなことを言ってしまった
また反省する

Sinnen04
受賞者たちと、その挨拶 

その後、休憩を挟んで、すべての歌の上位5首と草壁賞3首が表彰された。その内容は五行歌の公式ホームページにゆずり、特に印象に残った歌を載せておこう。

太く 部厚く
何本もトゲが
刺っていた
大工の父の手は
いつも木の香りがした

私の内にある
反骨は
臆病という
ラップに包まれて
沈黙している

小さな幸せは
いつも
静かにやってくる
柔らかな日の
初雪のように

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2009.01.08

感動する心

小さなことでも
感動できれば
広く豊かな心が
持てるようになる
そう信じている

初詣は
人の波
神仏の加護は
心しだい
なのだろうに

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2009.01.04

ツグミ降りる

夕方、近くの柿山や梅林に出かけて、夕食を食べにくる野鳥をねらった。光が足らないので、あまり写真は撮れなかったが、ツグミが地面に降り始めた。チョコチョコと小走りして、すくっと胸を張るところがなんとも格好いい。メジロは相変わらずチュルチュル鳴きながら忙しそうに飛び回っている。

Tsugumi2wa
地上に降りたツグミのツーショット

Tsuguhiyo
ヒヨドリが加わってスリーショットだったりして

Kakimejiro
柿がいっぱいあってご満悦のメジロ

空には半月が出ていた。英語でいえばハーフムーンだが、そんなステップがキューバンルンバのなかにあったと思う。たまたま月を写したが、帰ってからニュースを見ると、2009年は世界天文年なのだそうだ。天体観測をたくさん行う年ということらしい。

Halfmoon
半月

半月でも
球に見える
隠れた

部分を
想像するから

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2008.12.31

大晦日の夜

31moon
午後八時ごろ

下弦の月が
優しく
ヴィーナスを
見守っている
大晦日の夜

東南の空には
昔と
同じ格好で
オリオンが
移動してゆく

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2008.12.26

青い鳥

Ruribitaki
ルリビタキ→野川の四季

こんな鳥が
いるなんて
いっしょに
生きているだけで
しあわせ

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木瓜の花

Boke
木瓜(ぼけ)の花

寒気を
ものともせず
喜びと希望を
歌う
木瓜の花

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2008.12.20

公孫樹

Ichou初詣や
秋祭り
人の暮らしを
見守ってきた
神社の公孫樹

葉っぱを
脱いで
みごとな
幹を
見せている

君は
ここで
これから
何百年も
生きてゆくんだね

百年後
いったい
日本は
どうなって
いるのだろう

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2008.12.17

新百合歌会5

新百合ヶ丘さつき五行歌会」も第5回を迎えた。きょうは雨のせいか、あるいは年末のせいか、出席者が9人と少なかった。提出された歌は15首。私が前半の司会を仰せつかったが、二度目なので少し慣れてきた。

司会をすると、得点を集計したりするので、どの歌が高得点をもらったか分かる。人の好みは様々で、得点がうまく散らばる。人によって歌の解釈や反応が大きく違うのが面白い。だから、自分の尺度だけでものを見るのは危険である、ということがよく分かる。高得点の歌を二つ挙げると、

さやさやと
木の葉は互いに
別れの言葉を
交わしている
間もなく冬がやってくる

順風満帆の
日々はなかった
明日の
波濤も
乗り越えて行く

例によって、京子のほうが私よりも得点がよかった。歌の優劣ではなく、好みだとは分かっているのだが。ま、そのうちいい歌をヒットするだろう。つぎが京子の歌、その下が私の歌である。

早々と
手づくりの
宝船をかざり
変革の年を
願う

ひとは
見た目ではない
だがよく見れば
内面の美醜が
滲み出ている

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2008.12.15

残月

Zangetsu2
2008.12.15, 6:35  欠けはじめた月

寒い朝だ
雨戸を開けると
一面の霜
西の空に月ひとつ
もうすぐ日の出だ

Simo1
今朝の霜、赤いのはブルーベリーの落ち葉

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2008.12.13

浅田真央

Asada2_2シャーッ
シュワッ
氷を削りながら
自在に舞う
浅田真央

滑って
跳んで
回って
きらめく
氷上の妖精

からだの
柔らかさ
バランス感覚
優雅さは
天性のものか

首の
胸鎖乳突筋が
よく発達している
練習量は
はかり知れない

asahi.com

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2008.12.09

いちばん水仙

Suisen

一番水仙
見~つけた
可憐でいて
寒さに負けぬ
強さがいい

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2008.12.06

柚子の香り

Yuzu3

ニキビ崩れの
顔に似合わず
柚子の香りときたら
なんとまあ
清涼なことよ

ひとは
顔じゃないよ
中身だよ
柚子の実が
囁いた

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2008.12.04

12月号投稿歌

Gogyoka_2

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2008.12.02

ざわめく桜

阿島智香子さんの
五行歌が好きで
月刊誌が届くと
まずその作品を
探したりした

お会いしたことは
なかったけれど
遊びのない
真摯な歌が
胸を揺さぶった

官能の歌人
といわれたが
いのちの歌人
というほうが
正しいと思う

五行歌集「ざわめく桜」の著者、阿島さんが若くして亡くなられたという。
心からご冥福をお祈り申し上げます。

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2008.11.29

五行歌は命の恩人

五行歌の公式ホームページに行って「五行歌の会」のタグをクリックしたら、こんなニュースが載っていた。

五行歌の会事務局と事務局で働いている吉野比抄子氏が
厚生労働省の障害者支援ポータルサイト
「あたりまえプロジェクト」で紹介されています。
ぜひ、ごらんください。

http://atarimae.jp/

「あたりまえプロジェクト」に行くと、映像と記事が見られるようになっている。記事のVOL.07号に、五行歌の事務所ではたらく吉野比抄子さんと、「暮らしの手帖」の編集長・松浦弥太郎さんとの対談が載っている。ともに編集や文章表現にたずさわる者同士である。とくに吉野さんは自分の体験を話し、その五行歌も紹介している。

「五行歌の会」主宰の草壁焔太先生が「五行歌は病気をなおす力もある」とよくおっしゃっている。五行歌を書いていると、歩けなかった人が歩けるようになったり、話せなかった人が話せるようになることがある。心の重荷が軽くなるばかりでなく、実際にからだの症状も軽減してゆくのだ。わたし自身も五行歌で救われた一人だと思っている。「五行歌は命の恩人」と言われる吉野さんの言葉は本当だと思う。

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2008.11.28

黄色いバラ

Rose1

薔薇の花が
微笑んでいる
ちょっと濃い
幸せの黄色い
カスタードクリーム

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2008.11.21

有頂天

有頂天は
危ない
あとは
ひたすら
落ちるだけ

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けさの霜

Frost

けさは一段と寒く
タマネギ畑の
やわらかい土を
霜柱が
持ち上げていた

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2008.11.20

初霜

Hatsusimo寒い朝だった。日本海側や北海道では雪が降っているらしい。きのう植えたタマネギの苗を見に行ったら、うっすらと初霜が降りていた。霜柱も立っていて、足を踏み入れるとすこしザクザクする。11月の下旬だから、このぐらいがふつうなのだろう。カレンダーを見ると、11月28日が旧暦の11月1日で、いわゆる霜月に入る。

タマネギはまだひょろひょろで活着していないから凍ってしまうのは心配だけど、けっこう丈夫だから平気だろう。

きょうは
還暦後はじめての
誕生日
健康でいられることは
本当にありがたい

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2008.11.19

タマネギ植える

強い寒波が来るという予報だったが、それほどでもない。サツマイモやサトイモの残りを掘った。収穫はまあまあといった感じ。それから、きのう買ったタマネギの苗を300本植えた。ビニールを掛けるマルチはしないが、来年の6月ごろにはけっこう収穫できる予定だ。キヌサヤとスナックエンドウの種も蒔くつもりだったが、時間がないのでやめた。

午後からは、新百合ヶ丘さつき五行歌会があるからだ。パッソで歌会に行ったが、二次会までいたので、駐車料金が1800円になってしまった。駐車違反をしたことを思えば大した額ではないが、こんどは電車で行こうかな。歌会の出席者は15人だった。上位の歌二首と、京子とわたしの歌を披露しよう。

きらきらと         KN
陽の匂いさせて
子は帰る
砂場に小さな
地上絵残し

人ごみの中に       IK
逝った娘の
姿を探す
おろかさと
せつなさ

アンテナから       京子
ここにいるよと
合図を
おくる
ジョウビタキ

擦り減り          ripple
苔生した石段を
幾百万の魂が
上っては下る
古刹杉本寺

杉本寺は、先週書いた日記「鎌倉散歩」を参照されたい。
なお、元歌の「霊」を、ここでは「魂」と改めた。

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2008.11.16

ピラカンサ

Pirakansa
ピラカンサ (Pyracantha、バラ科トキワサンザシ属。ピラカンサス)

雨降りて
ひときわ赤く
ピラカンサ

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2008.11.14

新婚のころ

結婚式の翌朝
トーストと
目玉焼きと
コーヒーカップが
まぶしかった

この人と
これからずっと
一緒にいられるのかと
思い
頬をつねった

わたしは
男のくせに
細かく
君は
寛大だった

ささいな
行き違いが
生じたとき
君は黙り込むことを
知った

結婚してくれて
ありがとう
これは
いまでも私の
口癖である

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2008.11.11

孔雀草

Kujakusou

や~さしい野菊
う~すむらさきよ
なんて口ずさんで
近寄ってみたら
クジャク草だった

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2008.11.10

すぐ書ける五行歌

Hyousi_2『すぐ書ける五行歌』というタイトルの、草壁焔太先生の五行歌入門書が非常におもしろい。今年の9月30日。市井社から発売されたばかりだから、いちばん新鮮な内容が盛り込まれている。(180頁、1,100円+税)

五行歌を発想したときのことや、いろんな五行歌のサンプルが見られるので、五行歌というものがどういうものか理解しやすい。

また、「五行歌のコツ」というコラムがあって、①長くなりすぎる、②短歌調が抜けない、③文章のようになる、④書けないときは、⑤五行目の決め方、⑥勉強のしかた、⑦人のものがよく見えて!、⑧感性教育はできるか、などについて分かりやすい回答が添えられている。

その他、歌会の楽しさなどにも触れている。以前の『五行歌入門』も、古代歌謡の分析から始まり、五七調の短歌批判など、痛快であるが。こんどの本は、話し言葉や呼吸についてさらに新しい考えが盛り込まれている。

この本には、また、新しい五行歌の定義が載っている。ぜひ読んで、たくさんの人が気軽に五行歌を書いてもらえるようになるといいなと思う。

新々・五行歌五則 [平成二十年九月制定〕

一、五行歌は、和歌と古代歌謡に基づいて新たに創られた新形式の短詩である。
一、作品は五行からなる。例外として、四行、六行も、稀に認める。
一、一行は一句を意味する。改行は言葉の区切り、または息の区切りで行う。
一、字数に制約は設けないが、作品に詩歌らしい感じをもたせること。
一、内容などに制約は設けない。

Hyousi2jpg_2こちらは、もう少し五行歌の理論的な裏づけについて知りたい人向きのもの。字数の制約のない、口語の自由な表現を目指した五行歌がどのようにして生まれたかが詳しく書かれている。思いの表現はほんらい自由だった。それを歌らしくしようとしたのが五行歌である。

歌会の進め方なども書かれている。五行歌では原則として添削をしない。添削をしたら、もう作者の歌ではなくなってしまうからだ。こちらも市井社刊(237頁、1,800円+税)。

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2008.11.08

石蕗の花

Tsuwabuki
ツワブキの花、キク科の常緑多年草

濃緑色の
丸く厚い葉がてかり
あっけないほど素朴な
石蕗の黄花が
微笑んでいる

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2008.11.07

ひよどり

Hiyodori1

Hiyodori2

やかましく
いじわるな
ヒヨドリも
こうして見ると
それほどワルじゃない

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2008.11.05

サフラン

Safran1_2

庭に
紫色の花が
ポツンポツン
落ちている
サフランだった

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大腸内視鏡検査

中野島の藤田クリニックで大腸の内視鏡検査を受けた。朝食を抜き、8時から10時まで2時間かけてニフレックという腸内洗浄剤を2リットル飲む。トイレに7、8回通って、お腹を空にする。昼ごろクリニックに行き、後ろ穴あきの使い捨てパンツを履く。腕に点滴を受けながら、左下横臥位になって、その時を待つ。

例の妙な感覚でカメラが肛門に挿入される。おととし初めて検査を受けたときに比べ、今回は何度かお腹が痛くなるところがあった。しかし、先生の腕はあざやかだ。軽々とカメラは回盲部(盲腸と小腸の境)に到り、そこからゆっくり戻りながら異常がないかチェックしてゆく。ときどき写真も撮る。お腹を掻き回された感じが残ったが、やがて検査は終了。トイレに行ってガスを出すと、スキッとした。先生の診断では、異常なしとのこと。安心した。しばらくお腹が痛かったが、これぐらいはがまんしよう。

内視鏡検査
まな板の鯉
お腹の中を
蹂躙されて
蘇生する

大腸の写真
きれいな襞
赤い毛細血管
少し痛かったが
感謝、感謝

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2008.11.01

木枯らし一号

きょう
木枯らし一号が
吹いた
秋が
武者震いした

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2008.10.28

君には勝てない

だれに褒められる
ためでもなく
無心に咲く野の花
君には勝てない
と思うことがある

Not for praise
or anything
a flower is simply in bloom;
You make me think
that I can never win over you.

ー五行歌世界大会提出歌ー

あたえられた命を、ただひたすら懸命に生きる。
だれに認められようとか、褒められようとか、
そんな気持ちは微塵もない。
そんな野の花を見ていると、つい考えてしまう。
俺は君にとうてい勝てない、なんて。

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2008.10.27

GOGYOHKA

きのう傘を忘れてしまったこともあるが、外国人の五行歌に対する考え方も聞きたいと思い、京子に留守を頼み、研究会に出席することにした。今朝またグランドプリンスホテル赤坂に行った。銀座線の赤坂見付のD口よりも、半蔵門線の永田町の7番出口がホテルに近いことが分かった。会場には50人近くの聴衆がいたのではないだろうか。

World01

五行歌世界大会に出席した外国人たちが、それぞれ五行歌について思うところを述べた。アメリカのリンダ・ヴォスさんは教師をしているそうだが、「五行歌によってすなおに自分を見つめることができる。自分と自分以外の間にあるベールのようなものを打ち破って、自分と対象とがひとつになることができる」などと言っていた。「短い言葉が多くのことを語る」と話していたのが印象的だった。

World07I smell                             
My mother's cooking
At each restaurant
I pass
In Tokyo

東京の
街を歩くと
どのレストランからも
母の料理の
においがしてくる

リンダ

やはりアメリカのエリザベス・フェアさんは、「西洋にも五行歌のようなものはあるが、やはりなにかと制約があったり、五行歌をいくつもかさねて詩をつくったりしている、五行で完結する五行歌のようなものはない」と述べた。「五行歌は、簡単に、すなおに書けるのがよく、アメリカのような物質文明中心の社会には絶対必要だ」とも語った。

World08My ego deflates                  
noisily
like a balloon
I lay flat
relieved of so much pressure

わたしの自我が
風船のように
音を立ててしぼんだ
プレッシャーから解放されて
私はゆったりと横になる

エリザベス

ジョセフさんは、「アメリカの自由は幻想であり、自分を見失っている人が多い。本当の自分がわかっていない。五行歌は自分の心を見つめ、自分自身を取り戻すいい薬だ」と述べた。韓国のナ・ソユンさんは、五行歌を作る楽しみについて述べていた。ハングルと日本語は文法や漢字を由来にしているので似ており、五行歌が作りやすいという。

World09 World10
ジョセフ                    ナ・ソユン

フランス人のドミニクさんは日本語が堪能で、日本人の生徒に書かせた五行歌を日本語とフランス語で披露した。それをエリザベスが英語にして朗読した。フランスでも小さいときから詩を教えるが、韻やリズムに制約があるようだ。大人の詩はわかりにくいのが多いとも言っていた。タイからも現地の日本人夫妻が世界大会に参加されていたが、今朝のディスカッションには見えなかった。

World03
ドミニクさんの日本語、フランス語の五行歌をエリザベスさんが英語で読む

World06
研究会の聴衆の一部

きのう、入賞者の五行歌をきれいな英語で朗詠されたのには感動したが、日本語を英語に翻訳すると、その正確さを期すために英語がやや長くなる傾向があると感じた。日本語は漢字を使ったり、省略が多いから、多少説明を加えないと歌の意味が通じなくなる恐れがある。だから、英語の五行歌はやや長めになる。それは仕方がない。

しかし、上にあげた外国人の五行歌はダイレクトに英語でつくるから、簡潔で、リズミカルな美しい英語の五行歌になっている。だから、その言語言語に応じた五行歌というものができて行っていいのだと思う。その意味でも、五行歌には普遍性があり、世界各国へどんどん普及していくことは間違いないだろう。

※ 上記の英語五行歌の日本語訳はripple試訳。語順を尊重すれば、

おや、
どのお店からも
母の料理の匂い
ここは
東京なのに

私のエゴが消えた
シューッと
風船がしぼむように
ごろんと横になって
甘い解放感にひたる

などと訳すこともできよう。

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2008.10.26

五行歌世界大会

きょうは、グランドプリンスホテル赤坂で「五行歌世界大会兼全国大会」が開かれた。午前中は草壁焔太先生の講演があったが、わたしは仕事があったので京子に行ってもらった。講演の内容はICレコーダに録音してもらった。

Congress0
挨拶する草壁焔太主宰

午後2時から、合同歌会が始まった。300人近くのの参加者がほぼ10人ずつ28のテーブルに分かれ、小歌会を開いた。それぞれ10人の作品に投票し感想を述べるのである。わたしの歌は6席だった。

Congress3
小歌会で気に入った歌を選考する参加者たち

各テーブルの一席の人が紹介され賞品をもらったあと、すでに投票済みの役300の歌の上位10席と草壁賞が発表された。受賞者は舞台にあがり、草壁先生から一人ひとり賞状を受け取った。さらに、受賞者の作品が日本語と英語で詠唱された。英語はシェークスピアを学ぶ女性がイギリス英語で格調高く読み上げた。若干、日本語より長くなる感じがしたが、うまく訳してあるな、と感心した。

Congress2
表彰式

Congress1
会場を埋め尽くした300人あまりの人々(テーブル28台)   

いままで掲示板上だけの付き合いだった人とじかに対面できることは嬉しかった。想像した通りの人もいれば、意外な人もいて、スリルがあった。わたしはハンドルネームが「リプル」なので、いろんな人に「男の人だったのですか」と言われた。そのたび、リプルは「さざなみ」という意味だけど、瞑想のときに感じる波動から付けた名前だと説明した。

Congress4
入賞作品を日本語と英語で読み上げる柳瀬丈子と三輪えり花さん

Congress6
アメリカ人参加者のエリザベスとジョセフ(両脇)

午後6時半から懇親会が始まった。これも知らない人どうしが座るように工夫されていた。わたしは10番テーブルに座るように支持された。マネジメントの配慮に頭が下がる。美味しい食事をしながらいろいろ歓談し、互いに記念写真を撮り合ったりした。歌会と懇親会に出席して、なんともいえない不思議な充実感を味わうことができた。楽しい一日だった。

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2008.10.25

五行歌大会

明日はいよいよ
初めて参加する
五行歌全国大会
もとへ
五行歌世界大会

外国人も
自由に
思いを歌える
この短詩型に

共感しているようだ

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2008.10.16

しんゆり歌会

Susuki
ススキ

Hototogis
ホトトギス

午後は新百合ヶ丘さつき歌会があった。きょうで第四回だ。家から小田急線の生田駅まで歩いたら30分ほどかかり、あやうく遅刻しそうになった。途中でススキやホトトギスの花の写真などを撮っていたせいもある。反省! 

初めて咲いた酔芙蓉              わたし                   
白い花が紅く染まるという 
あたりが暗くなったころ
懐中電灯を手に
何度も何度もたしかめに行く

彫りつづけて               京子
白寿
作品から
パワーを
いただく

出席者は14人、歌は16首。毎回そうだが、人によって歌から受ける感想が大きく違うのには驚かされる。たくさんの人たちの考えを聞くのはじつに楽しい。後半は初めて司会を仰せつかった。最初なのでぎごちなかったが、だんだん慣れていくだろう。あさ胃カメラを呑み少々疲れたので喫茶店(二次会)には寄らず、ヨーカドーの5階の杵屋でうどんを食べて帰った。

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2008.10.07

10月号投稿歌

髭は毎日剃る             髭:ひげ
散髪は月一回
眉は切らない
この秩序だけをみても
神はおられると思う

われわれが
何をやろうと
何を考えようと
心臓はひたすら
血液を送り出している

食べ物が通るとき
気管に入らないように
フタが閉まる
一日何万回も
フタが閉まる

熱いものを食べても
冷たいものを飲んでも
体温はだいたい
三十六度ほど
これは恐ろしい精度だ

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2008.09.21

お墓参り

お墓参りは
気持ちがいい
ご先祖さまの
喜ぶ顔が
浮かんでくる

千の風に
なったって
お墓参りが
したくなる
ランドマークだもの

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2008.09.17

しんゆり歌会3

第3水曜日は「新百合ヶ丘さつき五行歌会」の日だ。遅くとも歌会の5日前までに自分の歌を送り、それを世話役の人が整理する。そして歌会当日、名前を隠して参加者が気に入った歌を選び、感想を述べるのである。

きょうは参加者が14人、欠席者の歌が2首で、計16首。なるべく多くの歌が選ばれるように、参加者数の半分の歌を選ぶことにする。きょうの場合は、3点を1首、2点を1種、1点を4首、合計7首を選ぶことになった。

ランダムに歌を並べ、その歌を選んだ人を中心に、一つ一つ感じたことなどを話す。歌の講評は人それぞれ個性的で面白い。批判は禁物だが、分からないところは分からない、わたしも同じような体験をした、感動した、わたしはこういうふうに理解した、などと意見を述べてゆく。1席と2席はつぎの歌だった。それぞれなかなか味わいが深い。

一日の仕事を終え      のぶよし
疲れた身体
ぬるめの湯に浸し
高野豆腐の如く
よみがえらせる

この世に一人でも      蘭
自分のことを
解ってくれる人が居たら
百万人の身方を
得た気分

京子の歌は雀の親子の情景、わたしの歌は夢で五行歌ができたこと、ともに分かりやすく、シンプルな歌で、まあまあの出来だと思う。いい講評をいただいた。

羽をふるわせ        京子
えさを
ねだる
親より大きな
子スズメ

夢の中で          わたし
いい歌ができたのに
目が覚めたら
思い出せない
そうっと目をつむる

先月は23首あって、選歌や講評に時間がかかったが、今月は16首だったので時間的に余裕があった。15人前後がいいようだ。楽しいひとときだった。

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2008.09.08

稲のようす

Ine

曇り空で
撮った写真だが
ことしの稲は
順調に育っており
豊作が期待できる

まだ青いのに
こうべを垂れようと
している稲が多い
おそらく
実が多いのだろう

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2008.09.07

たますだれ

Tamasudare2

まわりのことを
いっさい気にせず
ただ自分を咲かせる
タマスダレ
白がまぶしい

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2008.09.04

金子みすず

Misuzuきのうと今朝のラジオ深夜便「こころの時代」は、児童文学者・矢崎節夫さんが詩人の金子みすずについて語っていた。矢崎さんは子どものころから詩が好きで、自分でも詩を書き、詩人になろうと決めていたそうだ。とくに金子みすずの有名な詩「大漁」が人生を変えたという。

わたしも以前、この「大漁」という詩を読んで、ドキッとしたことを覚えている。ほかの歌も哀しいほど優しい詩が多くて、印象的な詩人である。

大漁

朝焼小焼だ
大漁だ
大羽鰮(オオバイワシ)の
大漁だ。

濱は祭りの
やうだけど
海のなかでは
何萬の
鰮のとむらひ
するだろう。

ふつうは「大漁だ」で終わるのに、「海の中では何万のイワシのとむらいするだろう」にショックを受けたそうだ。人間のまなざしでなくイワシのまなざしになって大漁を見ているのが凄いというのである。以来、矢崎さんは金子みすずの作品を探し続け、みすずの死後50年たって、童謡集を発見した。矢崎節夫さんは、現在、金子みすず記念館の館長である。他にもいくつか好きな歌を紹介していたが、わたしも心を打たれた。

わたしと小鳥と鈴と

わたしが両手を広げても
お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥はわたしのように
地べたを早くは走れない

わたしが体をゆすっても
きれいな音は出ないけれど

あの鳴る鈴はわたしのように
たくさんな歌は知らないよ

鈴と小鳥と それからわたし
みんな違って みんないい

つもった雪

上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。

下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。

中の雪
さみしかろな。
空も地面(じべた)もみえないで。

お魚

海の魚はかはいそう

お米は人に作られる、
牛は牧場で飼はれてる、
鯉もお池で麩を貰ふ。

けれども海のお魚は
なんにも世話にならないし
いたづら一つしないのに
かうして私に食べられる。

ほんとに魚はかはいさう。

「みんな違って みんないい」や、「中の雪」まで見つめる目がするどい。

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花かんざし

Nirahana03

白い花簪を
君の髪に
差してあげたい
韮の花と
だれが知ろう

Nirahana01

ちいさな
ニラの花に
ちいさな
蜂が舞う
みんな生きている

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2008.09.02

人身事故

小田急線で
人身事故があり
患者さんが遅れてきた
死ぬときぐらい
ひとに迷惑をかけるな

昼休みに
登戸駅に行ったら
小田急江ノ島線が不通
また人身事故らしい
自殺者一日90人の国

死ぬほど
辛いのは分かるが
自殺は究極のエゴだ
自分のことしか
考えていないのだから

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2008.08.28

毎日よく降る

きのうは晴れたが
ほとんど毎日
雨が降っている
秋雨前線にしては
早すぎるぞ

こんな天気が続くと
からだがだるくなり
気がめいる
きょうはお灸をして
焼きを入れてもらった

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2008.08.26

90歳の天才少女

佐々木祈美さんの五行歌集『全部愛だった』がきのう届いて、ぜんぶ読んだ。五行歌の会の主宰・草壁焔太先生も佐々木さんの歌を高く評価し、三大新聞の一面の下に広告を入れたほどである。五七五七七といった字数制限がなく、季語も文語も使わない五行歌に出会い、自由に思いを詠っている90歳の女性の姿を想像して感動した。

Zenbai

愛と言う
字を知らない
としよりの
一生は
全部愛だった

としよりの
世の中になれば
後世にのこるような
痴呆のうたなど
あるかもしれぬ

朝露に
蝉脱皮
その日から
蝉しぐれが
いとおしい

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2008.08.22

朝顔とバッタ

Asagao2

どんなワナが
仕掛けられているか
分からないが
朝顔に
吸い込まれてみたい

Batta

朝顔の葉と
同じ色をした
小さなバッタ
何を考え
どこを見ているのやら

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オクラの花

Okurahana3

薄黄色の花びらを