« ノウゼンカズラ | トップページ | 7月1日、寿福寺へ »

2020.06.30

肋骨から五十肩

先週の月曜日に、左肩が痛いという女性がみえた。ちょうど50歳ぐらいなので、五十肩だ。もっとも五十肩は俗称で肩関節周囲炎という。しかし、それとて大ざっぱな病名だ。肩は前に後ろに横に上げる筋肉がある。腕を内外にねじる筋肉もある。肘を曲げる、あるいは伸ばす筋肉もある。

その女性は肩を覆う三角筋がいちばん痛いようだ。そこで、肩関節の神経の元になる首を検査する。僧帽筋と中斜角筋がかたい。そこに細めの針を打ってほぐす。もちろん背中の筋肉も関係するから、そちらもほぐす。帰りにはだいぶ楽になったようだ。

先週の土曜日に二度目の治療をした。そのとき、特に左腕が横に上がりにくいようだった。そこで左の第一肋骨と第二肋骨を押してみると、かなり痛がる。これはカウンターストレインの診断法で、左側の肋骨が下がっているとみる。胸郭がゆがんでいるのだ。

治療法は、患者を仰向けにして患者のあごの先を圧痛点の方に向けるようにして頭を持ち上げてゆけばよい。すると圧痛が消える場所がある。その位置に頭を2分ほど固定し、ゆっくりゆっくり元にもどす。これで圧痛は消える。座りなおしてもらい、左腕を横に挙げてもらうと、痛みがほとんど消えている。めずらしいケースだから、久しぶりだが、肋骨の位置異常が腕の横上げを制限していたのだ。

今日、火曜日は三度目の治療。肋骨はこのあいだの治療が効いている。今回は上腕二頭筋の短頭に圧痛がある。それと肩甲下筋の緊張をとる。あとは、そこを支配する神経の出るところ、やはり中斜角筋に鍼を打つ。簡単な体操を指導しておしまい。

きょうの記事はちょっと専門的すぎるが、自分の治療の記録にしたいので書いておく。

カウンターストレインについてはこちら

« ノウゼンカズラ | トップページ | 7月1日、寿福寺へ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ノウゼンカズラ | トップページ | 7月1日、寿福寺へ »