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2020.03.12

古い友人との食事

きのうの夕方、武蔵新城の「大衆鉄板・たこ一・はなれ」で、学生時代の友達と食事をした。この店は、安くて、うまい。新型コロナウイルスの影響もなさそうだった。妻も一緒だ。

友人はアメリカでMBAを取り、石油関係の仕事をしていたが、会社を替わったり、別の会社の顧問をやったり、ベンチャー企業に投資したりしている。いわゆる成功者だ。第一線で働く人の話はスケールが大きく、驚くことばかりだ。

わたしは組織に属した事がないが、聞いているだけで面白い。わたしは成り行きで鍼灸師の道を歩いてきた。鍼灸以外にはカウンターストレインという手技療法を勉強し、治療の半分はそれを使っている。英語ができるので創始者のロレンス・ジョーンズ博士の本も翻訳させてもらった。あとはヴィパッサナー瞑想のテキストにあたる『ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門』を訳した。

おととい春秋社から、その本の16刷が贈られてきた。だいたい増刷のたび、翻訳者に献本が来る。地味な本だが着実に売れている。この本を読んで「ヴィパッサナー瞑想」に関心を持つ人も少なくないようで、最近は10日間コースもすぐ満員になってしまうらしい。

昔、彼といっしょに勉強したグンナール・ミュルダールの『アジアのドラマ』の話も面白かった。低開発国の経済問題を説い本だが、ミュルダールの知識の深さ大きさといったらない。わたしはミュルダールは必ずノーベル経済学賞をとると言ったが、数年後それが実現した。ただ、そこで学んだことの1%も、わたしには役に立っていない。ま、人生はそんなもんだろう。

古い友との食事
楽天家の彼は
仕事も人生も
ぜんぶ楽しんでいる
ちと羨ましい

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