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2018.07.03

『五行歌』誌・7月号投稿歌

藤の花
垂れ
桐の花
立つ
山の薄紫

生垣に
ヤマホロシの名札
通る人に
何度も何度も
訊かれたのだろう

草むしりして
蚊に刺された
草も蚊も
必死で
生きている

こころと
行動が
一致しない
ときどき
自分が他人になる

古民家の
小窓から
細い光が差し込む
そこは天使の
通り道

カンカンカンカン
遮断機が下りると
カンカンカンカン     
踏み切りも
周囲に気を遣っている


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