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2015.11.07

白い杖

狭い道に荷下ろしの車が停車し、それを乗用車が追い越そうとしていた。すると前方から、白い杖をついた男性が歩いてくる。乗用車は停車したが、男性はまっすぐに乗用車に向かって進んでくる。乗用車の後ろにいた私は、とっさに車の前に出て、男性の腕をつかみ、道路脇に寄せた。乗用車の運転手は「ありがとうございました」といって走り去った。

男性は私の手を払って、こんどは私の腕をつかんだ。そのほうが歩きやすいらしい。「どこへ行くのですか」と聞くと、「東秀です」と言う。そこで「いっしょに行きましょう」と言って、50mぐらい先の中華料理店まで行った。路肩いっぱいまで自動販売機がせり出していたり、スーパーの前には高い段差があったり、自転車が何台も置いてあったりして、歩きずらいといったらない。目が見えていても歩きずらいのだから、目が見えなかったら危険がいっぱいだ。

目的の店に着くと「ありがとうございました」と言って、男性は慣れた足取りで店に入っていった。盲人は勘がいいけれど、騒音の多いところなどでは戸惑うことも多いだろう。そういうときは声を掛けてもらうと助かると聞いている。道路状況を教えるとか、肩を貸すか腕を貸すだけでいいのだ。勇気をもって声をかけたい。

白い杖を
ついている人も
今を
生きている仲間
神の子


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コメント

リプルさま凄い良いことされましたね。
ちょっとそうして手を貸してあげる事が出来たら自動車に乗っている人もお互い助かりますよね。
それをサッと出来る勇気見習いたいですね。ありがとう。

投稿: tama | 2015.11.10 10:53

★tamaさん、

音や匂い
風が頼りの
人にとっては
街は
ノイズが多い

投稿: リプル | 2015.11.10 14:12

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