表現を抑える
立派な
妻にはなれぬが
よく笑う
妻でありたい
心にひまわり
先日のNHK短歌で、選者の永田和宏さんがこんな歌をとりあげていた。一見うまくできているように見えるが、5行目を直すともっとよくなるという。「心にひまわり」と書いて、作者はヤッターと思ったかもしれないが、それでは言い過ぎになる。言いたいことをぜんぶ言ってしまわないで、がまんして抑える。そこが上達のコツであるというのだ。では、どう直すかといういと、永田さんはこうやった。たしかに、こちらのほうが余韻が広がるようだ。五行歌を作る場合も、参考になる。
立派な
妻にはなれぬが
よく笑う
妻でありたい
あなたの横に
立派な ripple
夫にはなれぬが
よく笑う
夫でありたい
君と一緒に
コメント
立派な妻には
なれそうにない
あんたに似合う
奥さんや
バァさんって 言われるまで
「割れ鍋に綴じ蓋」「御神酒徳利」「似た者夫婦」
なんとなく それぞれが相手に合わせるようになる
諦めも たまにはいいわよねぇ〜
だって、私の連れ合いだもん 高望みしてもねぇ〜
投稿: メーメー | 2015.01.21 09:18
なるほどですね。
少しの表現で、こんなにも変わるものなのですね。
勉強になります。
投稿: 秋桜 | 2015.01.21 11:06
心は立派なんですが
貧しくて
と
恩師が言った
そんな時代だった
投稿: 荒野人 | 2015.01.21 19:00
★メーメーさん、
夫婦は
いちばん近くの
他人
明るく
やっていきたいもの
メーメーさんのところは
笑いが絶えないことでしょう、ワッハッハ!
投稿: ripple | 2015.01.22 14:31
★秋桜さん、
五行歌では添削をしません。
添削をしたとたん、その人の作品では
なくなってしまうからです。それでも
こういう指摘は勉強になりますね。
「心にひまわり」も好きです。
★荒野人さん、
稼ぎのいい
夫ではないけれど
浮気はしない
笑顔を絶やさない
約束するよ
投稿: ripple | 2015.01.22 14:37