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2014.11.25

胸郭がやわらかい人

月に一度ぐらいの割合で鍼治療にみえる男性がいる。私と同じ団塊の世代だから還暦を過ぎて古希に近づいている。イタリアレストランをやっていたが、いまはそこを閉じ大きな食堂の厨房で働いている。休みの日には必ずといっていいほど泳ぐ。公営のプールだと300円ぐらいで泳げるらしい。夏には泳ぎ過ぎて腰を傷めたぐらいだ。

さて、この男性、泳いでいるせいか遺伝的にそうなのか、とても痩せている。余分な脂肪がぜんぜん付いてない。そして、からだがとてもやわらかい。いちばん驚くのは胸郭の柔軟性だ。うつ伏せにして両手で胸郭を揺すると、まるでゴムまりを揺すっているようだ。小さな子を揺すっているようにやわらかい。

胸郭は英語でribcage(肋骨のかご)というように大切な内臓を入れておくところだから、ふつうはけっこう硬い。しかし、硬すぎると肺の動きなどがわるくなり、いろいろ障害が出て来る。たとえば、背中が丸い人、猫背ぎみの人は、胸郭が硬くて、呼吸が浅かったりする。

かつて胸郭が驚くほどやわらかい人を治療したことがあるが、それは社交ダンスの先生だった。女性でスマートで、同じようにうつ伏せにして胸郭を揺すると、ぐにゃぐにゃだ。ダンスは全身運動だし、女性の場合は後ろに大きく反れるほうがいい。男女の胸の間が大きく開き、花が咲いたようにきれいに見えるからだ。ふたりがくっついていては美しくは見えない。

一般に、女性は男性に比べて関節が浅いので、からだがやわらかい。そこに脂肪がついてより女らしくなるのだ。しかし年を取っても運動を続けていれば、男でもけっこうからだをやわらかく保つことができる。とくに水泳やヨガなどで肩甲骨を動かすといいだろう。

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