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2014.11.30

ええねん

12私は「五行歌の会」新百合ヶ丘支部の代表をしているので、歌集が出版されるたびにその献本を受ける。単行本や歌会の冊子などいろいろだが、その数はすでに50冊を越えていると思う。献本された歌集は、歌会で紹介し、会員に回し読みしてもらう。そこで気に入れば購入する方も出る。

今回は大阪のかずみさんの『ええねん』という五行歌集を送っていただいた。表題の「ええねん」は大阪弁だが、歌のほうも大阪弁で書かれたものが多い。方言には方言にしか出せない味というものがある。

大阪弁はしゃべれないが、関西人はテレビに出ても方言を直すなんていうことをしないから、ほとんど理解できる。「なんやねん?」なんて言いながら、関西人はソフトに本音をぶつけてくる。標準語で「どうしたの?」とやっても、そのニュアンスはぜったい出ない。

こんなに気楽で
ええんやろか?
「ええやん、頑張ったんやもん」
皆そない言うてくれても
なんか、あかん気いする

髪をアップにすると
母の声が聞こえる
「あんたの衿足きれいなあ」
そこだけほめてくれた
もっぺん言うてえなあ

おほっさんに
なったあんた
あんまりキラキラ
してへんあれやろ
しっかり耀りや          
ひかり

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2014.11.29

公園のベンチに

公園のベンチに
鍵盤と音符が
描かれている
北風が
ふっとやわらぐ

               よみうり五行歌・特選(2014.11.29)

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2014.11.28

落ち葉

落ち葉
一枚一枚に
物語がある
そして
みな土に帰る

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2014.11.27

セーターを買う

ほかほか陽気
というので
薄着で外出したが
出先で
セーターを買う

あまかった。もう12月なのだ。

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2014.11.26

しんゆり五行歌会(11月)

きれいなもみじ一枚           片野明子(一席)
ひーろった
これが
今日の幸せと
きーめた

電車の中                  有水悦子(二席)
女性二人
最近おしゃれがめんどうでねと
会話すれば
私の耳は座布団の大きさ

境内に到着                 染川衛(三席)
腹ごしらえして
さあ吟行 が
腹いっぱい
頭からっぽ

泥に汚れた                 とし子(四席)
服脱がして
乾かした洗濯物を
陽の匂いごと
子に着せる

明鏡止水というけれど           高岡蘭(四席)
時々濁った気持ちで
人に接し
くもりのない相手の心に
負けたと思う

枡形山の頂上から              ripple     
東京方面を望むと
未来都市がひろがる
いまにも鉄腕アトムが
飛んで来そう

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2014.11.25

胸郭がやわらかい人

月に一度ぐらいの割合で鍼治療にみえる男性がいる。私と同じ団塊の世代だから還暦を過ぎて古希に近づいている。イタリアレストランをやっていたが、いまはそこを閉じ大きな食堂の厨房で働いている。休みの日には必ずといっていいほど泳ぐ。公営のプールだと300円ぐらいで泳げるらしい。夏には泳ぎ過ぎて腰を傷めたぐらいだ。

さて、この男性、泳いでいるせいか遺伝的にそうなのか、とても痩せている。余分な脂肪がぜんぜん付いてない。そして、からだがとてもやわらかい。いちばん驚くのは胸郭の柔軟性だ。うつ伏せにして両手で胸郭を揺すると、まるでゴムまりを揺すっているようだ。小さな子を揺すっているようにやわらかい。

胸郭は英語でribcage(肋骨のかご)というように大切な内臓を入れておくところだから、ふつうはけっこう硬い。しかし、硬すぎると肺の動きなどがわるくなり、いろいろ障害が出て来る。たとえば、背中が丸い人、猫背ぎみの人は、胸郭が硬くて、呼吸が浅かったりする。

かつて胸郭が驚くほどやわらかい人を治療したことがあるが、それは社交ダンスの先生だった。女性でスマートで、同じようにうつ伏せにして胸郭を揺すると、ぐにゃぐにゃだ。ダンスは全身運動だし、女性の場合は後ろに大きく反れるほうがいい。男女の胸の間が大きく開き、花が咲いたようにきれいに見えるからだ。ふたりがくっついていては美しくは見えない。

一般に、女性は男性に比べて関節が浅いので、からだがやわらかい。そこに脂肪がついてより女らしくなるのだ。しかし年を取っても運動を続けていれば、男でもけっこうからだをやわらかく保つことができる。とくに水泳やヨガなどで肩甲骨を動かすといいだろう。

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2014.11.24

ほっこりベンチ

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枡形山の広場

公園のベンチに
鍵盤の白黒が
デザインされている
北風が
すこしやわらぐ

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2014.11.23

いい夫婦?

うちは
毎日
いい夫婦の日だね
と言って
とりつくろう

きのうは「いい夫婦」の日でした。

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2014.11.22

千と千尋の神隠し

きのう「千と千尋の神隠し」のノーカット放映を見た。前にも見ているが、よく分からなかった。そして今回も分からなかった。飽食や汚染を取り扱っている映画であることは分かるが、見終わったあとも消化不良で胃がもたれる。絵は美しいし、化け物も凝っており、平安衣装なども鮮やかで楽しめる。六本足の釜爺にはどぎもを抜かれた。ちなみに、釜爺の声は先日亡くなった高倉健さんが担当しているそうだ。宮崎駿は人の頭を掻き回すのが得意のようだ。

「千と千尋」は
おもしろかったが
訳のわからない映画だ
何度見ても
分からないだろう

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2014.11.21

キラキラネーム

近所の子も親戚の子も変わった名前が増えている。漢字を見ただけでは簡単には読めないものが多い。まったくの当て字だったりするから、学校の先生も出席をとるのに苦労するだろう。ぜんぶにフリガナを振ったりしている。そういう名前をキラキラネームと呼ぶそうだ。そのランキングがネットに出ていた。

2014上半期キラキラネームランキングベスト10
 1位「苺愛」(いちあ、べりーあ)
 2位「黄熊」(ぷう)
 3位「七音」(どれみ、おんぷ)
 4位「姫奈」(ひな、ぴいな)
 5位「希星」(きらら、きてぃ)
 6位「彪雅」(ひゅうが、あやさ)
 7位「愛羅」(あいら、てぃあら)
 8位「今鹿」(なうしか)
 9位「姫星」(きらら、きてぃ)
 10位「琉絆空」(るきあ)

これらの名前はどれも初見では読めない。二字か三字だが、私には「じゅげむ」である。答案用紙に名前を書くのに時間がかかりそうなのもあれば、舌を噛みそうな音のものもある。いちいち名前の漢字を説明しなければならない。パソコンで変換しても出てこない。名前をつけるのは自由だから、当て字でも役所は受け付けるのだろうが、ちょっと行き過ぎの感じがする。

緑輝と書いて
さふぁいあ
と読むそうな
キラキラネームの
極みだね

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2014.11.20

誕生日

11月20日
今日は誕生日
67歳
四捨五入は
してくれるな

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2014.11.19

神楽坂ぶらさんぽ

水曜日は「神楽坂ぶらさんぽ」なる企画に乗って、神楽坂を歩いてきた。気温が低く、北風が強かったが、昼頃には比較的らくになった。地元に詳しいガイドがイアホンを介して案内してくれるので、とても面白かった。かくれんぼ横丁、軽子坂、藁坂、揚場町、毘沙門天、ミシュランの星をもらっている料亭やレストラン、見番、文豪の住居跡など、いろんなところを見せてもらった。飯田橋駅西口南側には牛込御門の石垣が残っている

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神楽坂、朝は下り、午後は上りの一方通行。正午から一時間は歩行者天国。

昼食は「八百萬」の懐石料理。ヤオマンと読むのかと思ったが、ヤオヨロズだそうだ。和菓子「五十鈴」で栗きんとんと栗まんじゅうを買う。その名の通り、坂が多いのでけっこうくたびれた。

神楽坂の芸者に
ひと目ぼれ
それをもとに
湯島の白梅を書き上げた
泉鏡花

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2014.11.18

晩秋の紫陽花

寒い朝
あじさいの花を
見つけた
枯れてもなお
大輪のままに

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2014.11.17

枡形山頂上

桜の葉も
枯れ落ちて
枡形山の空が
少しずつ
拡がってゆく

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2014.11.16

死んだとて

死んだとて
知らせてやれば
来にゃならぬ
つい忘れたと
うっちゃっておけ       作者不詳

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2014.11.15

皇帝ダリア

いつも
上から目線で
こっちを見ている
皇帝ダリア
好きになれない

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2014.11.14

ヴィパッサナー瞑想法

Img002_449x640_2うちに針治療に来ている患者さんがヴィパッサナー瞑想の10日間コースに参加することになった。千葉の茂原にあるダンマディッチャという瞑想センターに予約をしたという。嬉しいことだ。

私のすすめでヴィパッサナー瞑想コースに参加した人は10人ぐらいになると思う。その誰もがコースに参加してよかったと言っている。二度三度と行く人もいるし、奉仕に行く人もいる。時間がとれたら、というよりも時間をつくっても、瞑想に行く価値はある。大げさにいうと人生が転換するからだ。

ヴィパッサナー瞑想はいろいろあるが、日本ヴィパッサナー教会が行っているものがベストだと思う。10日間コースは前後を含めて12日間が必要になるが、その10日間という長さが重要なのである。

 →日本ヴィパッサナー教会

日本ヴィパッサナー教会では京都と千葉に瞑想センターを持っている。参加費は無料。コースが終わったあと、「よかったな、他の人にも経験してほしいな」と思ったら寄付をすればいい。学生さんのようにお金がなくて時間のある人は、つぎのコースの奉仕をするという手もある。とにかくボランティアと寄付だけで運営しているのだから、稀有の団体である。

私は『ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門』を翻訳をしたが、この本は着実に売れ続けている。もう10刷を越えているから、春秋社でも静かなベストセラーだと言っている。AMAZONで読者レヴューを見ると、ほとんどが★★★★★の評価だ。ゴエンカ先生の話が素晴らしいのと、それをまとめたウイリアム・ハート氏の原文がいいのであるが、わかりやすい日本語をと心がけて翻訳した私の努力も報われる。

 →『ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門』(春秋社)

 →ヴィパッサナー瞑想体験記

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2014.11.13

満天星

星屑のように
花を飾り
血潮のように
葉を散らす
ドウダンツツジ

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2014.11.12

ナビは神わざ

午前中、床屋へ行った。今回は中野島駅前の「ヒロ」で散髪してもらった。お昼は栗平の「西食亭」に行った。私はカキフライ定食、京子はヒレカツ定食。カキは旬に入っているのでうまい。ヒレカツも油で揚げていないので、しつこくない。定食にはナスの煮物などがついてホッとする。

西食亭の主人は二年半前に事故で亡くなってしまったが、そのあとを奥さんとパートの女性ががんばっている。お店は広いし、食器は重いし、お昼は立て込むし、女性だけでよくやっているなと、つくづく思う。そういえば少し前、神奈川新聞に西食亭が紹介されていた。写真入りのかなり大きな記事だった。

それから横浜の親戚のところへ行った。ナビの指示に従って走ったが、ばか正直に246から16号を走り、あんがい遠回りになってしまった。帰りもナビを使ったがルートを変えて中原街道を使ったら、スムーズに帰ることができた。上り車線を走るので、ラッシュもほとんど関係なかった。知らないところに行くには、ナビはほんとうに重宝だ。

人工衛星から
位置情報を得て
道案内
これはほとんど
神わざである

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2014.11.11

さざんかの道

さざんか
さざんか
咲いた道
焚火は
禁止です

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立冬すぎて

半袖姿を
見なくなった
季節は
冬へ冬へと
いそぐ

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2014.11.10

キャンピングカー炎上

落下物を轢いて
キャンピングカー炎上
6人死傷ときた
そりゃあ
ないよな!

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みかん

二ヶ領用水の脇にある畑ではミカンが鈴生りだ。うちは川崎市多摩区になるが、昔はミカンを作っている家は少なかった。作っていても、その皮は硬く、やたらに酸っぱいものが多かったように思う。ところが、最近ではけっこう甘いミカンが採れるようだ。無人販売所で売っているものを買って食べてみても、けっこういける。品種改良もされているのだろうが、温暖化が進み、ミカン栽培の北限がだいぶ北に向かったようだ。

ミカンが
うちのまわりでも
採れるようになった
つぎは
マンゴーかな

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2014.11.09

ひだり

酒好きの人のことを左党(ひだりとう、さとう)と呼ぶことがある。右手で徳利を持ち、左手に持ったお猪口に酒をそそいで呑むから左党というらしい。ま、呑兵衛といいうより左党と言ったほうが粋ではある。

左翼という言葉がある。野球でいうとレフトのことだが、政治のほうでは急進派、社会主義、共産主義などの立場を指す。この反対が右翼で、保守派、国粋主義、ファシズムなどの立場を指す。左派、右派、中道、中道左派などともいう。自民党は右派、共産党は左派である。そのほかに、「安倍政権は右傾化しつつある」などと使う。

左翼の語源は、「フランス革命後、議会で議長席から見て左側の席を急進派ジャコバン党が占めたことから」というから面白い。保守派は議長席から見て右側になるので右翼というわけだ。日本の国会はどうなっているのだろう。議長席から見て右側に自民党議員の座席があるから、フランス議会の流れを踏襲しているようだ。

瞑想をするようになって、自分から積極的に酒を呑むことはなくなったから、わたしは右党になる。しかし、右は正しい(right)などと言うつもりは毛頭ない。

おとなしい人が
豹変するのを見ると
やはり
酒は
きちがい水である

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2014.11.08

こもかけ

二か領用水の
桜並木も
菰掛けが終わり         菰:こも
いつ来てもいい
冬の日

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2014.11.07

つわぶき

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石蕗(つわぶき)

寒くなるけど
元気だしてね
とつぜん
石蕗の花に
呼びかけられた

暗緑色の葉の
てかり
人懐こい花の
笑顔
つわぶき礼賛

つわぶきが
つやぶきと
呼んでもいいよ

つぶやいた

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2014.11.06

あと一枚

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今年も
カレンダーが
あと一枚
時は
なにを急ぐのか

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2014.11.05

『五行歌』誌11月号、投稿歌

運転手が
女性だと
すぐわかる
教科書が
走っているから

下駄はなく
靴ばかりだが
なお
下駄箱と
呼び続けよう

ものが多いと
心がもつれる
ほんとうに
こんなに
必要なのだろうか

踏切で
電車が通り終わるのを
待っている
枕木が何度も
ホワンホワン沈む

立ち上がろうとして
腰にズキンと来た
アワワワワワワ
とうとう来たね
ぎっくり腰

妻に
針をしてもらう
灸をしてもらう
患者の気持ちが
痛いほど分かる

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2014.11.04

昔遊び

先日、「ためしてガッテン」で、けん玉やお手玉などの昔遊びが脳を活性化させるというのをやっていた。スポーツ選手が集中力をつけるため、はたまた認知症の予防のためなどに利用されているという。生きるということは、五感を働かせ、からだをよく動かすということだから、こういう遊びをすればいきいきとなることは間違いないだろう。

→ためしてガッテン、昔遊びが脳をフル回転させる

頭のよい子を
つくるには
徹底的に
からだを動かして
遊ばせること

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2014.11.03

文化の日

302
ジョウビタキ♀

文化の日だけれど、あまり文化的なことはせず、庭の掃除などをして過ごした。モズがキキーッとけたたましく鳴き、ジョウビタキがヒッヒッと澄んだ声で鳴いている。スズメは忙しそうに飛び回り、草の実などを啄んでいる。晴れたり曇ったりして、はっきりしない天気だった。あちこちで催し物が開かれているようだが、草を抜いたり、片付けものをしたり、家でのんびり過ごすのもわるくない。

暑くも
寒くもない
ぜいたくな
一日が
暮れていく

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2014.11.02

新しいエアコン

日曜日の午後、治療室のエアコンを付け替えた。12年ぐらいだからまだ使えるが、冷房能力が落ちてきたし、暖房もガスを補助に使っているので、買い替えることにした。治療室は3階でベランダがなく室外機の取り外しと取り付けに時間がかかった。あさひでんきの若い工事士がサーカスのような格好をして仕事をしてくれた。足場は悪いし、室外機は45Kgもあるし、こっちも冷や冷やする。無事に取り付けが終わってホッとした。

火鉢から
石油ストーブへ
そしてエアコンだ
徳川家康だって
ここまでは・・・

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2014.11.01

ヤマホロシ

茄子の花に
似ているから
ナス科とみたが
ヤマホロシと
いうのだそうな

道行く人に
よく訊かれるのだろう
ヤマホロシ
という名札が
付いている

猛暑の頃から
咲いている
息の長い花だ
そういえばまだ
ナスが採れる

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生まれるとすぐ

生まれるとすぐ
馬の子は立ち
猿の子はしがみつく
ああ
人の子は泣くばかり

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