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2014.10.15

揚げ家と曳き家

午前中、小雨降るなか長念寺に曳き家の工事を見に行った。長念寺の庫裏は150年前に建てられもので、川崎市の文化財の指定を受けているそうだ。そこで、建物の構造などを調査し、20mほど移動して保存するという。

まず基礎部分を鉄骨でささえ、上物を補強し、それを6基の油圧ジャッキで60㎝持ち上げる。つぎに、その下にレールを敷き、庫裏全体を20m移動させる。目的の場所まで移動したら、そこでまたジャッキをかい、ゆっくり下ろすというのである。

子どもの頃、曳き家を見たことがあるが、その頃はウインチを使って2、3日かかって移動していたと思う。いまは油圧を使うので、半日で60cmぐらい持ち上げ、その下にレールを敷いて、やはり一日足らずで移動してしまうそうだ。

台風19号のため、揚げ家が一日ほど遅れてしまったそうだが、なんとなく雰囲気はつかめた。庫裏の重さは200トン。それを壊さないように静かに移動するのだから細心の注意が必要だ。日本人ならではの工法といえるのではないだろうか。

長念寺の本堂も耐震工事をするらしい。やはり本堂全体を持ち上げ、免震設備をほどこして下ろすらしい。長念寺さんは平成の大改修で当分いそがしそうだ。

太い柱に
重い梁
江戸、明治の
人たちは
すごい

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コメント

お城や、お寺を見ると私も何時も感心します。
石垣や太い柱に鴨居。何も機械のなかった時代にあれだけの仕事をこなすのは大変だったと思います。
本当に凄いことだと思いますね。

投稿: tama | 2014.10.17 14:51

★tamaさん、
私を含めて、今の人は40キロの俵も担げないのでは
ないでしょうか。昔の人は粗末なものを食べて60キロ
を担いだそうです。ノコギリもトンカチもいまは電動
ですね。電気がなければなにもできません。

投稿: ripple | 2014.10.17 17:49

昔は人生50年と言いましたね。
それだけ仕事もきつくてお肉や魚も十分食べられなかったからでしょうか。
今は約倍になり百才の人も年々増加しています。
楽をして長生きが果たして良いのかどうか考えさせられるこの頃です。

投稿: tama | 2014.10.19 12:24

★tamaさん、
石川啄木、正岡子規、樋口一葉、モーツアルト、
みんな夭折していますが、歴史に残る仕事を
していますね。現代人の何倍も濃密な人生を
生きていたのでしょう。

投稿: ripple | 2014.10.20 08:57

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