« JR南武線 | トップページ | 貸ボート屋も »

2014.10.21

高い鼻

五行歌をやっているので、NHKの短歌と俳句を録画して見ている。五七調という定型ではあるが、口語のものもあるし、歌をつくるコツのようなものが学べるからだ。先日の永田和弘さんの添削は面白かった。

P1040313

取り上げたのは、口語のユーモアのある短歌である。同じ家族でも顔が違う。父親似もいれば母親似もいる。祖父母や曽祖父母の血も流れているからややこしい。五行目は悲喜もこもごも、と読む。これを永田先生は次のように添削した。添削というより改作だが、うまくやっている。

P1040311

いきなり鼻のことだと明かさないで、最後に「鼻のことです」と書く。「高いのは」と言われると、何のことだろうと注意をひかれる。身長だろうか、着るものの値段だろうか、なんだろう? 最後までくると「鼻のことです」と言われ、「なあんだ鼻のことか」となる。なんだろうと思わせたぶん、五行目が生きる。「悲喜もこもごも」ということは書かないほうがいい。読み手にいろいろ想像させるのだ。「これなら入選です」と先生。

こうなると、この歌は短歌というよりも五行歌的である。花鳥風月を詠嘆するのでなく、より人間味があって温かい。


« JR南武線 | トップページ | 貸ボート屋も »

コメント

これは「センス」の問題ですね。(^_-)

投稿: | 2014.10.21 11:50

★功さん、
語順を変えるだけで違ってくるものですね。
センスをみがかなくっちゃ。(^-^)

投稿: ripple | 2014.10.21 12:58

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« JR南武線 | トップページ | 貸ボート屋も »