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2014.08.30

こげ茶色

とつぜん、子供の頃のことが頭に浮かんできた。小学校に上がる前、学校に呼ばれて予備テストのようなものを受けたときのことだ。伯母に連れられて教室に入ると、何人かの先生が座っていて、子供たちにいろいろ質問している。

最初は折り紙の色を訊かれた。赤、青、黄色の折り紙を見て、「あか」「あお」「きいろ」と順調に答えていった。最後に先生が黒い折り紙をだして、その色をたずねた。私は「こげちゃいろ」と答えた。先生は「もう一度よく見てごらん、これは何色?」と繰り返す。私はまた「こげちゃいろ」と答えた。

折り紙の印刷が悪かったのか、あるいは窓から差し込む光の関係かわからないが、とにかく黒にしては薄すぎたので、こげ茶色と答えたのである。伯母と先生は笑っていたが、きっと黒と言わせたかったのだろうと、子供心に思ったものだ。

先生は
黒と言わせたかったのだろうが
六歳の私には
どうしても
こげ茶色にしか見えなかった


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コメント

面白い話を一つ!
遠くから 校長先生の呼ぶ声がする
『おーい ◯◯!(生徒の名前) 飴ちゃんの包み紙 捨てたらアカンぞ!』
◯◯君は 校長先生にゴミを捨てた事を見られたと思い 叱られるかと
 恥ずかしそうな 困った顔で立ってたんですが・・・
『先生!◯◯君を 呼び捨てにしたらあかんで〜飴に『さん』付けたのに・・・』って 
傍らに立ってた生徒に 言われてしまいました。
私が一年生のとき 隣のA君が 校長先生に注意したんです。
びっくりでした。
で、先生は 私の方を見て 
『そうやったなぁ〜 飴に『さん』付けたなぁ〜そりゃ悪かった!』って。
私、何も言うてません。けど、みんな私が言うたみたいで。。。A君知らん顔!

懐かしく はっきりと覚えてる場面です。子供の世界って面白い。

投稿: メーメー | 2014.08.30 20:28

子供の頃の強烈に残った記憶ってありますよね!!
私はとても理不尽に思え反発を感じた記憶が1つあるのです・・・
小学4年の時 父親の居ない(1年に他界)子供達を集め「1日お父さん」なるものが校長先生、先生、町長さん、議員さん等町のお偉いさん達によって催されたのですが
挨拶で今日1日、お父さんと思って過ごして下さいと言われ
食事したりゲームで遊んだ訳ですが
当時の先生、お偉いさん近寄りがたいものがあり
そんな気にもなれず 「あー、自分にはお父さんがいないんだぁ・・・だから可哀そうがられるんだ」と思い知らされた記憶が
素直な子供じゃなかったのでしょうねsmile
ちっとも楽しくなくイヤな気分で過ごした1日でした
感じるものがあったのか「1日お父さん」はそれ以後催されませんでした(≧m≦)

投稿: エリザベス | 2014.08.30 22:02

★メーメーさん、
大人のようにずるくないので、思ったことを
ストレートに言うことができるのですね。
子どもはほんとに生き生きしているのに、
知恵がつくとだんだん大人しくなって
つまらなくなりますね。それが成長していく
ということなのでしょうか。
本音は五行歌にして発散しましょう!

投稿: ripple | 2014.08.31 12:22

★エリザベスさん、
よく分かります。いきなりお父さんになってもらっても、
むかしの校長先生は神様みたいでしたからねえ。
子どもでも大人の魂胆はみえみえですね。
同情されるのは子どもながらにも嫌だったのでしょう。

自分の机のまわりを掃除するように言われ、かたづけ
を始めたら面白い本が出て来たのでしばらく読みふけって
しまったことがあります。それで適当にやって戻ったら
「よくやったね」と言われ、若干うしろめたい気持ちに
なったことを覚えています。

投稿: ripple | 2014.08.31 12:29

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