« ホタルブクロ | トップページ | 南天の花 »

2014.06.07

草壁主宰 on 五行歌@夕刊フジ

五行歌は五行で自由に書く詩歌です。日本には、短歌、俳句といった五七系の定型の短い詩歌があり、それは世界の財宝のような貴重なものですが、五七五七七は一つの調べであり、とてもいいメロディーではあっても、個性というもの、その場その場の感情などが表しにくくなります。

そこで、私は19歳のとき、いまから57年前に気持ちそのままが表せるように、五行で自由に書く詩歌を考えたのです。同じような試みは北原白秋をはじめ、明治の多くの人々がやっていましたが、「自由な短歌はできない」という結論に達していました。

 どんな
 ステンドグラスを
 通りぬけてきたのか
 君の
 薔薇色の頬

これが初期の私の五行歌です。3・8・10・3・7となっていて、短歌と同じ31字ですが、五七五七七とはまったく違います。こういう歌ができたとき、これは大変なことになったと思いました。こんなことができるのに、西行や芭蕉はどうしていたのかと思いました。

日本は伝統社会ですから、すぐには文学運動にできないと思い、35年後に運動を始め、いまでは全国で100万人の人が書くようになりました。

五行歌の会の歌会も全国、世界で130を数えます。

自由に書けるようになって、それぞれの人がその人の持ち味による、よい歌を書かれるようになりました。自分自身を表現できる喜びは何ものにもかえがたいものです。これからみなさんと一緒に五行歌を楽しんでいきたいと思います。

※夕刊フジのホームページより転載 (2014.5.30)
  リンク切れになるといけないので転載させてもらいます。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140530/dms1405301203011-n1.htm

« ホタルブクロ | トップページ | 南天の花 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ホタルブクロ | トップページ | 南天の花 »