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2014.04.13

啄木忌

Takubokuきょうは石川啄木の命日。おととしは没後100年だったので、いろんな催し物があったことを思い出す。石川啄木は26歳の若さで亡くなっているが、怒涛のような人生を生き、彼が残した短歌は今なお人々の胸を突く。

啄木は歌集『一握の砂』などで短歌の三行書きを試みており、作品も日常語に近い表現が多く、私がはまっている五行歌の先駆者のようなところがある。

ウィキペディアにこんなエピソードが載っている。

・中学時代、カンニングがばれたり出席日数不足や成績の悪さから退学勧告を受け中学を退学した。

・母カツは四人の子供の中で唯一の男児だった啄木を溺愛していた。息子が丈夫になる事を願い、自らは肉を食べる事を絶ったという。

・カツと節子(啄木の妻)は非常に仲が悪く、一家が病に見舞われるまでは家の中は冷戦状態だった。

・啄木は「たかり魔」で、困窮した生活ぶりゆえ、よく友人知人からお金をせびっていた。特に先輩の金田一京助は樺太に出張中にも啄木から金の無心を受けていた。63人から総額1372円50銭の借金をしたという。2000年頃の物価換算では1400万円ほど。ほとんど返済はしていないらしい。

歴史に名を残すような仕事をする人は半端でない。
こんな強烈な歌もある。

 一度でも我に頭を下げさせし
 人みな死ねと
 いのりてしこと

 (意味)人の弱みにつけこんで、一度でもおれに頭を下げさせたやつら、
      みんな死んじまえ! と念じちゃった。

http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/ichiaku.htm

http://www.youtube.com/watch?v=3SIPp58kXyo

今日は
啄木忌
夭折の歌人は
桜のように
余韻をひく

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コメント

啄木忌でしたか・・・
生活苦の歌、自然など
三行短歌・・・いろいろな歌が思い浮かんで来ます。
   “念じちゃった”
の訳に拍手です!!

投稿: mimoza | 2014.04.13 19:16

★mimozaさん、

花鳥風月を詠うのもいいけれど、やはり生きている人間を
歌ったものがいいですね。どうしようもない人間ながら
憎めないところがある。そうでなければ人もお金を貸して
くれませんよね。啄木に自由に五行歌を書いてほしかった。

投稿: ripple | 2014.04.14 09:13

自分の書いたものが 
これほどまでに世の中に 受け入れられている事を
本人は解っているでしょうか?

よく思うんですよ。
世に言う偉人達 自分の功績を解ってる人 解ってたんでしょうか?
啄木さんも 生きてる間に受け入れてもらってたら?
あんな最後を選ぶ事も無かったのかも。。。

投稿: メーメー | 2014.04.14 12:56

★メーメーさん、
神童とよばれた啄木は絶対成功すると信じていたのに、
世の中に認められず困窮の暮らしに堕ちてしまいました。
その極限のなかで生まれたのが「一握の砂」の名作群。
早くに成功していたら、こういういい歌は書けなかった
かもしれませんね。ゴッホも生前は理解されなかった
ようです。

投稿: ripple | 2014.04.14 14:26

でしょ、でしょ。
そう思うと とんでもない功績よりも
自分の持てる器に入るだけの幸せでいいから
自分の幸せを感じて そして 終わりたいものです。
自分の居ない世の中で 何を言われても 後の祭りですから。。。

私の大好きな歌
さだまさしさんの『主人公』
♪自分の人生の中では 誰もがみな 主人公〜
このフレーズが好きです。

投稿: メーメー | 2014.04.14 16:54

★メーメーさん、
あるかないか分からない来世を想うより、
たしかに今いきている時を楽しみたい
ですね。

五行歌の会の主宰、草壁焔太先生は、
誰の心にも名作がある、と口癖のように
言っています。その通りですね。

投稿: ripple | 2014.04.15 08:55

啄木・・・
まさしく忘れんとして
忘れ得ぬ歌人
ぼくもまた花を買い来て
妻と親しむ

投稿: 荒野人 | 2014.04.15 12:30

★荒野人さん、

谷村新司の「昴」も石川啄木の歌が下地になっている
ようです。しかも啄木が関係した歌集「スバル」を
そのまま題名にしています。とにかく後世の人に多大な
影響を与えたことは疑う余地がありません。

投稿: ripple | 2014.04.15 15:37

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