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2014.02.07

ユマニチュード

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三日前の「クローズアップ現代」を再生して見た。タイトルは「医療現場を変えるかー新たな認知症治療」という。そのなかで、フランス人のイヴ・ジネストさんが考案したというユマニチュードという方法が紹介されていた。フランス語ではHを発音しないから、ユマニはユーマンから来た音で、英語のヒューマンと同じだ。つまり、ヒューマンな状態で関わるというぐらいの意味だろう。事実、番組が進むにつれて、介護者がいかに人間的に患者と関わることが大切かが展開されていく。

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認知症患者は、①時間や場所がわからなくなったり、②記憶障害がでたり、③判断力が低下したり、④言葉が理解できなくなったりする。その結果、①不安になったり、②意欲が低下したり、③暴言や暴力にでたり、④徘徊したりする。

基本的に介護者が心得ておかなければならないのは、見る、話す、触れる、立つ、という4つの動作についての気を付けなければならないことだという。

・見るー見下ろさない、正面から見る。
・話すーだまっていないで、おだやかに話しつづける。
・触れるーつかんだりせず、優しくささえるように動かす。
・立つー寝たきりになると症状が進むから、できるだけ歩かせる。

番組では二つのケースを紹介していた。怒りっぽかった男性の表情がよくなり、別れ際にピースサインを作って見せた。自分の居場所が分からなかった女性が、最後には先生の頬にキスをするまでになって、周囲を驚かせていた。

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医師や看護師は忙しいから、こういう仕事はボランティアでも募ったらいいのではないかと思う。映画「パッチ・アダムス」では、末期がんの子供たちに道化師が接していた。またホスピスでひたすら患者の話しに耳を傾ける「傾聴」という方法もすぐれている。ユマニチュードは文字通り患者を一人の人間として大切に扱うことが主眼になっている。とくに「触れる」ということが大きな要素を持っているように思えた。スキンシップは大切なのだ。

インタビューで、ジネストさんが、「見る、話す、触れる、立つ、この4つの行為を通して脳に働きかけているのです」と言っていたのが印象的だった。


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