けんもほろろ
朝ドラ「ごちそうさん」を見ている。大正モダンを時代背景とした楽しいドラマだ。視聴率もいいらしい。始めは不安だったが、主役の杏ちゃんもだいぶ板についてきた。
そのなかで「けんもほろろだったわね」という台詞が出てきた。気になったので「けんもほろろ」を辞書をひいてみた。すると「人の相談などを無愛想に拒絶するさま」とある。さらに、ケンもホロロもともに雉(きじ)の鳴き声で無愛想に聞こえることがあるから、とある。慳貪(けんどん)、突慳貪(つっけんどん)のケンと掛けたもの、ともいう。慳貪は「なさけ心のないこと、愛想がないこと」で、とりつく島がない、というのも同じ意味だ。
すこし前、箱根仙石原の湿性花園でキジの鳴き声を30mぐらい離れて聞いたことがある。甲高い声で、たしかにケーンと鳴いていた。かなり大きな声なので犬の鳴き声かと思ったほどだ。驚いたけれど、無愛想に聞こえたかどうかは覚えていない。もっとも、愛想のいい鳥なんているのだろうか
けんも
ほろろも
キジの声
無愛想
かな
コメント
朝の連ドラ、わたしも見ています。
丁寧に作られているなぁと感心して
みているのですが、「ケンもほろろ」の含蓄・・
なかなかおもしろいですね。
キジの鳴声・・
けんもほろろですか!
投稿: しあわせさがし(秋桜) | 2013.12.24 21:09
ややこしい複雑な語源ですね。
雉も“けんもほろろ”と鳴かねば打たれなかったろうに。大概の鳥は無愛想で・・・・・。
投稿: 魚衆 | 2013.12.25 16:39
★しあわせさがしさん、
つっけんどんのケンなら分かりますけどね。
キジは日本の黒鳥ですが、あまりなじみは
ありませんね。日本語の語源を調べてみる
のも楽しいですね。
★魚衆さん、
春先、キジの仲間のコジュケイがうちの前
に来てチョットコイ・チョットコイと鳴い
いました。キジによく似ています。
投稿: ripple | 2013.12.27 16:01