« 15000歩 | トップページ | 温泉口 »

2013.11.07

短歌はいびつ

P1250492

録画しておいた「NHK短歌」を見た。小島ゆかりさんの担当で、ゲストは音楽プロデューサーの須藤晃さん。須藤さんにとって短歌とは聞かれ、

 短歌はレトリックを排除し、ことばを接着したいびつな感じの詩である

とバッサリ斬った。無理に五七五七七の枠に入れようとするので、自由さがなく、つぎはぎしたようなところが「いびつ」にみえる、というわけである。とくに歌壇というか文壇的な臭いのする歌人のつくるものにそういう歌が多い。例外は石川啄木ぐらいだ、と厳しい。そして石川啄木と尾崎豊の自由さを讃えていた。

P1250500
不来方は「こずかた」と読む。盛岡の古い呼び名。

啄木は短歌を詠んだが、日常のこと、自然な思いを歌っている。尾崎豊も浮かんでくるままに詩を詠んでいる。それはとても自然で、自由である。詩とはそうでなければならない。それに比べると、短歌は切ったり貼ったりしていびつな感じがするというのである。

短歌の定型を取っ払い、ふつうの会話では使わない文語などを控え、思ったままを、感じたままを歌にするとなると、そりゃあ、五行歌でしょう。それはともかく、短歌の番組で、ゲストが「短歌はいびつだ」と言ったのがおもしろい。もっとも、小島かおりさんは口語短歌も多く、わかりやすい歌をめざしているように感ずる。あとは定型から脱皮するだけだ。

« 15000歩 | トップページ | 温泉口 »

コメント

五七五とか五七五七七という数には何か心地よいリズムがあるのかな?と感じることがあります。五行歌を作ろうと思ったりして考えていると、どうしても五七五の字数におさめようとしている自分にハッとします。そして五行歌がうまく作れません。トホホ  もちろん俳句も短歌も作れませんけど・・・・

投稿: エノコロ | 2013.11.08 16:19

★エノコロさん、
おっしゃる通りです。だから、逆にいえば、
みんな同じような感じになっちゃうのです。
書き出しを3字か4字にすると、あんがい
五七調の呪縛から脱することができます。
四行歌でも六行歌でもいいのです。自由に
やってみましょう。(^-^)

投稿: ripple | 2013.11.08 17:30

ふむ なるほどと
無理するといびつになる
の言葉に納得します。

>書き出しを3字か4字にすると、あんがい
五七調の呪縛から脱することができます。

投稿: dorucasu | 2013.11.08 22:56

★dorucasuさん、
わきあがる思いや感動を、五字七字にはめ込む
というのにはどうしても無理が生じてきます。
余計なものを省くのはいいけれど、字数を限定
するのはおかしい。奈良時代に中国からきた
漢詩の影響を受けただけの話なのです。(^-^)

投稿: ripple | 2013.11.09 09:12

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 15000歩 | トップページ | 温泉口 »