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2013.09.14

腕神経叢の鍼

最近、腕のしびれを訴えるひとが多い。若い人もいれば年輩の人もいる。手首から先だけの場合もあるし、肘から先だけがしびれる、あるいは痛むという人もいる。肩関節が動きにくくなって、いわゆる五十肩の状態になっている人もいる。少々専門的になるが、自分の治療法の確認も兼ねて書いておく。

テニス肘などは前腕が上腕の上で外旋している場合が多く、比較的なおりやすいが、しびれや痛みの中にはがんこなものも少なくない。背中の襟ぐりの骨の下あたりに鍼を刺すと痛みがやわらぐ場合がある。これなどは交感神経が関与しているものと思われる。上背部が過度に緊張すると交感神経が興奮して上肢への血行を妨げるからだ。

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首回りの筋肉が硬い場合はそれらをゆるめる必要があるが、腕全体が重かったり、しびれたり痛んだりする場合は、首の付け根にある腕神経叢に細い鍼をすると奏功する場合がある。鍼灸のつぼでは「天鼎」と書いて「てんてい」と読む。首の側面で前斜角筋と後斜角筋のあいだにある。ここには何本もの神経が走っているので、腕の前側か後ろ側か、あるいは側面かなどと症状を見極めて鍼をする。細い鍼をつかえば痛くないし、うまくつぼに当たると瞬時にしびれや痛みがとれることがある。胸郭出口症候群と診断されるものも多くはこの治療が有効と思われる。

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慢性のものには鍼を刺してから軽く低周波通電をおこなう。これは筑波大学の芹沢勝助元名誉教授のセミナーに出たときに学んだ技法である。

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コメント

何時も 色々な情報をありがとうございます。
先生の病院が近かったらお邪魔したいと思っていつも読ませていただきます。膝に負担が掛りますので椅子の生活が多いのですが最近立った時、太ももの裏側がつったような痛さがします。こんなことおっしゃる患者さんはお見えでないですか。自分では坐骨神経通だろうかと思っていますが、
良い治療方や体操等ありましたらご教授いただければありがたいです。

投稿: tama | 2013.09.15 07:35

★tamaさん、
太ももの後ろはハムストリングという大きな
筋肉が走っています。ここが老化して硬くな
ると痛んだりひきつったりします。まずは、
痛みのでる姿勢を避けましょう。痛みが少し
収まったら、お風呂に入りましょう。温泉も
いいですが、腰からしたをよく温めるのです。
そして軽くストレッチをします。両足を前に
投げ出して前屈するのです。

現代人の病気の大半は食べ過ぎと運動不足!

投稿: ripple | 2013.09.15 08:57

早速のアドバイス誠にありがとうございます。
何もかも老化と運動不足だと思っています。
自分の事は自分で出来るを目標に頑張ります。
これからも宜しくお願い致しますm(__)m。

投稿: tama | 2013.09.15 12:28

★tamaさん、
患者さんにも、いつもいうのですよ。
人間は動物でしょ、動く物でしょって。

投稿: ripple | 2013.09.17 15:29

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