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2013.06.30

カタツムリの槍

何の番組か忘れたが、かたつむりの槍というのをを紹介していた。「ツノ出せ、ヤリ出せ、めだま出せ」という歌詞にあるヤリである。番組ではカタツムリを一匹ずつ10日間ほど離しておき、それから一緒にさせると二匹ずつくっつくといい、その動画を見せてくれた。ちょうど交尾をしているような状態である。はたせるかな、それはかたつむりの交尾だという。かたつむりは雌雄同体で、交尾をするとき恋矢(れんし)という突起を出して互いに刺激し合うそうだ。その恋矢がヤリなのである。英語では love dartという。

Lovedart

http://blog.goo.ne.jp/tamatumu/e/2cc8387a5a28d649378e8c3078734155

かたつむりの恋矢はなかなか見られないそうだ。文部省唱歌なので作者は明らかにされていないが、この「かたつむり」を作詞した人は自分の目でこの槍を見たにちがいない。テレビもパソコンもケータイもない時代、時間はたっぷりあったことだろう。自然を観察する機会も今とは比べものにならないほど多かったにちがいない。

かたつむりの
ツノは知っているが
ヤリは見たことがない
作詞家は見たのだろう
恋矢を自分の目で

デンデンムシという呼び名は、子供が「出よ、出よ、虫!」と囃し立てたのが語源らしい。デデムシと呼ぶ地方もあるそうだ。

このヤリだが、恥ずかしながら、わたしはヤニだと思っていた。「ツノ出せ、ヤニ出せ、めだま出せ」と思い込んでいた。だから、すでにヤリの時点でつまずいてしまった。

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2013.06.29

元気の秘密

脳梗塞の後遺症の治療で、毎週通って来る女性がいる。右半身にマヒがあったが、徐々に改善している。腕の動きがよくなったし、ひざにも力が入るようになった。その女性が春ごろからさらに元気になったのである。

その理由は、去年結婚した娘がこの春、男の子を出産し、その手伝いに行くようになったからだ。電車で1時間半もかかるので、1週間に1回のペースだが、孫の顔を見に行くのが楽しくてしょうがないらしい。右足が不自由なので心配だったが、最初のうちはフーフーいっていたものの最近はだいぶ慣れたらしい。

一週間あくと、孫の表情がかなり変わる。とくに最近は、自分を見て笑ってくれるので張り合いがある、というのである。娘さんは晩婚だったので、孫が抱けるとは思わなかったから夢のようだと話す。孫がおばあちゃんを元気にさせた、といっても過言ではない。

夢や希望を持つと
人は元気になる
結果はともかく
プロセスが
充実してくるのだ

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2013.06.28

きりりん

3けさは柿の木の剪定をした。ちょっと枝が伸びすぎたので高枝切り鋏で切りつめ、少し間引いて風通しをよくした。先日、知人が使っていてぐあいがいいという高枝切りバサミの1.9mというタイプをネットで買った。「きりりん」という名前だが、どうやら首が長いのでキリンをもじったらしい。てこの原理を使っているので生木なら直径4cmのものも切れるという。8,000円のものが5,000円足らずで買えるのだから、ありがたい。

実際に使ってみると、これが本当によく切れる。ただ掴む機能はないのでバサバサ落ちるが、剪定にはこれで十分だ。難点は、けっこう重いのですぐ腕が疲れることかな。ただ、これは慣れの問題で、目標の枝を挟むまでは柄の中央を持てばそれほど重くないことが分かった。長いほうの柄を腹に当ててもいいし、脇に挟んでもらくになる。とにかく仕事がはかどるので気分がいい。

落とした枝を剪定ばさみで細かく切るほうが大変だった。どんな仕事も、半分は掃除のようなものである。

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2013.06.27

ビワが食べごろ

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今が
食べごろだな
よその
ビワだけど
気になる

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イチローさよなら弾

Ichiro6

黒田とダルが投げ合って
ともに救援投手に変わり
9回裏、3対3
イチローが
さよならホームランを打つ

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高圧洗浄機

きのうは定休日なので、風呂場を洗った。先日ネットで買った高圧洗浄機を使って、壁や床、ドアや窓、そして天井まで隈なく洗った。頭にシャワーキャップをかぶり、マスクをし、パンツ一つになって2時間ほど奮闘した。高圧洗浄機はなかなかのすぐれもので、タイルの目地や天井のよごれなどを面白いように洗い落としてくれる。ドアにこびりついた石鹸の垢や黒カビなどもほとんど消えた。掃除を終えると風呂場が明るくなった感じがする。仕上げにシャワーで汚れを洗い流し、ついでに自分のからだも洗ってさっぱりした。before & afterの写真を撮っておけばよかったが、すっかり忘れていた。

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高圧洗浄機はネットでいろいろ調べ、アイリスオーヤマの超強力水圧の静穏タイプを購入した。安いものは音がうるさい、バケット式は水道がないところでも使えるが5分ぐらいしか持たない、耐圧ホースが短いと使用勝手が悪い、といった購入者のレビューは非常に参考になった。故障のときの対応がいいというので、アイリスオーヤマのプラザオリジナル・セットにした。本体に10mの延長ホースがついて19800円、それに曲がりノズル(アンダーボディランス)2,356円をつけて、合計22,156円。送料無料。

つぎは晴れた日に、ポーチの屋根や網戸など、外回りを洗おう。

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2013.06.26

ねじばな

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ピョコンピョコン
予期せぬ所に
ネジバナが咲く
自分のバネで
弾けたみたいに

ネジバナが
あちこちに
咲いている
ねじりの加減が
微妙に違う

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2013.06.25

43.5パーセント

都議選の投票率
43.5パーセント
棄権も意思表示には
ちがいないが
民主主義が泣く

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ネムノキの花

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散歩していてネムノキの花を見つけた。いつもは近くの新川で見るが、今年は枝を落とされてほとんど咲かなかった。もう花は終わっていると思ったが、宿河原の釣り堀のまわりに合歓の木が何本か植えられていて、花が咲いていた。やわらかい刷毛のようである。白く細い一本一本の毛先に紅をつけたように見える。

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ネムノキは、夜になると眠るように葉が閉じることに由来するらしい。ネブイ、ネムイ。中国では合歓の木と書いた。合歓とは夫婦円満のことだが、男女の営みの意味もあるらしい。な行やま行が多いと、なんとなく眠くなる。ムニャムニャ・・・

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2013.06.24

真夏はいつ

真夏と夏至とは違う。辞書をひくと、「真夏は夏の真っ最中、盛夏」とある。とにかく、いちばん暑い時だ。夏至は、「北半球の昼が最も長く、夜が最も短いとき」とある。このときはまだそれほど暑くはない。日射量が増えて地球が温まるにはかなり時間がかかる。だから夏至から1か月ほどして本格的な夏になる。これが真夏である。3日前の6月21日は夏至だったが、たしかにそれほど暑くはなかった。

「真夏の夜の夢」はシェークスピアの喜劇を坪内逍遥らが訳したもので、原題はMidsummer Night's Dreamである。そのmidsummerとは夏至のことで、舞台も5月から6月ごろの話らしい。日本語の真夏という感覚とはだいぶ違う。メンデルスゾーンはこの喜劇をもとに作曲をしているが、そのタイトルは「ある夏の夜の夢」とした。福田恆存や小田島雄志らは単に「夏の夜の夢」と訳している。真夏ではおかしいと思ったからだろう。かといって、「夏至の夜の夢」とまではしていない。ゲシという響きは、ちょっと耳障りである。したがって、演奏会などではなお「真夏の夜の夢」と紹介されているようだ。

むかし、マルせ太郎さんの「麻生表現研究会」に出ていたとき、マルセさんが書いた芝居を何本か見たことがある。その一つに「真夏の夜の哀しみ」というのがあった。シェークスピアのタイトルをもじっているのだが、その内容は文字通り、寝苦しい真夏の夜が舞台であり、しかも芸人の通夜の話だった。日本人にとっての真夏は、やはり土用の丑の日あたりになるのではないだろうか。

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2013.06.23

アフリカハマユウ

日曜日、栗平の西食亭で食事をした。それから叔母の畑を見に行った。まめに手を入れいているので、畑はほとんど雑草が生えていない。叔母は木陰で弁当を食べていた。雨が降ったおかげで野菜がぐんぐん伸びるので嬉しくてしょうがないという。もう80歳を越えたが、からだを動かして好きなことをやっているのでますます元気である。

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アフリカハマユウ(俗にインドハマユウともいう)

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赤い花もある

畑のすみにテッポウユリのような花がさいている。しかし葉っぱはアガパンサスそっくりである。叔母に「これ何の花?」と聞くと、「ハマユウだって」と答える。ふうん、ハマユウってこんな花だったっけ。写真を撮って、ネットで調べてみると、正式には「アフリカハマユウ」というらしい。ただ、俗称の「インドハマユウ」のほうが先行しているそうだ。では実際のハマユウの花はどんな花かというと、こうである。

Hamayu6
季節の花300より

女優の浜木綿子は知っているが、花のほうは知らなかった。
見てはいるのだろうが関心がないと記憶が定着しないものだ。

アフリカ浜木綿
花は
まるでテッポウユリ
葉は
まるでアガパンサス

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2013.06.22

水墨画展

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知人の
水墨画展にゆく
描いている人は
観ている人の
百倍楽しい

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早起き

雨戸を閉めずに
朝の光で目をさます
午前4時
瞑想して草取りして
ごはんがおいしい

変わった鳴き声がする
ヒヨドリの子かな
いや
あの飛び方からすると
コゲラの子だな

雨の後は
草が抜きやすい
根っこが
泥を
いっぱい掴んでいる

雨が降ると
野菜が伸びる
いっしょに
草も伸びるから
いそがしい

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2013.06.21

きょうは夏至

0621
東京の日の出は4時25分、日の入は19時。昼が14時間35分もある

お日様が
いちばん高く上り
昼間が
いちばん長くなる
今日は夏至

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23.4度
この絶妙な
地軸の傾きが
四季を
つくっている

月は
太陽の反対側で
見えるから
夏至のころ
もっとも低くなる

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2013.06.20

作品0015

0015
バナナとリンゴ(水彩)

デッサンをしてから、水彩で色をつけた。2時間で仕上げたものなので立体感や影の書き込みが不足しているが、まあまあかな。自分が望んだ色をつくるのが意外に難しいことがわかった。絵の具が乾くと色もかなり明るくなる。わたしは細かいところにこだわってしまうが、やはり大まかにとらえることが必要だと思う。あるがままに、ものを見る、ただ観察する。これが簡単なようで簡単でない。ヴィパッサナー瞑想と似ている。

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作品展のお知らせ

6月28日から7月3日まで、多摩市民館2階の市民ギャラリーで絵画教室の作品展が開かれることになった。来週の金曜日からだ。子どもたちの絵や粘土細工など、いろんなものが展示されるが、おとなの作品もいくつか置くそうだ。われわれの作品も並ぶらしい。1月から始めたばかりなのにもう作品展に自分の絵が並ぶとは、ちょっと照れくさい。京子は水彩とクレヨン、わたしはデッサンふたつを出す予定。ついでがあったら、立ち寄ってください。

自分が
描いた絵には
そのときの
自分も
描かれている

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2013.06.19

しんゆり五行歌会(6月例会)

しずく                                                とし子(一席)
一つ落として
紫陽花の葉上に
雨蛙
かしこまる

トマトが                    中川(二席)
青いちいさな実をつけた
いつ赤くなるのかなー
じっとみつめる
孫のホッペがピンク色

野良猫に給餌を続ける人に       片野(三席)
敬意を込めてお礼を言うと
ポロポロっと涙をこぼし
「命ですものねえ」
美しい涙と言葉に触れた

「失うものは何もない            高岡(三席)
いつものように
末席を飾れば良い」と
ダメもとで出した歌
見事一席に輝いた

焼肉屋の店先で              京子
置物のように
じっとすわって
ご主人の食事を待つ
シーズー犬

カルガモの親子が             ripple
川辺で遊んでいる
すばしっこいのや
とろいのがいて
母親は気が抜けない

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2013.06.18

カルガモ一家

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ハンゲショウ

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きのうの昼休みに東高根公園に行った。半夏生(ハンゲショウ)の葉が、その名の通り、半分色を白くしていた。紫陽花も今が盛りだ。一週間ほど前の新聞に、ここのカルガも親子の写真が載っていたので、それをるつもりだった。芝生広場には100人以上の親子連れがピクニックをしていた。大きな池や田んぼのほうは子供たちが大勢いてザリガニ釣りなどをしていたので、カルガモの姿は見えない。周囲に木が繁った池のほうに行くと、上の池から下の池に続く段差の岩のところでカルガモ一家を発見した。親は子を促して、下の池に飛び込み、そこで一家は食事を始めた。水に潜って水草を食べているようだ。

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見ていなさい、こうやるのよ!

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子供たちも潜りはじめる

カルガもの子供たちももうだいぶ大きくなっており、このぐらいになればカラスに襲われる心配は少ないだろう。小さいときは母親にべったりだったのが、いまはてんでんばらばらに泳いだり潜ったりしている。

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ひとしきり食事を終えると、母親は小さな島に登って毛づくろいを始めた。子どもたちも後に続く。しかし、ひとりで遠くのほうに行ってしまうのもあれば、あいかわらず水に頭を突っ込んでいるやつもいる。それらも島に上がって、せわしなく毛づくろいを始めた。やがて、疲れたのだろう、みんな昼寝を始めた。平和はいいな。

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ここなら餓鬼どもに悪さをされず、ゆっくり休むことができる。

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ヘビに卵を狙われたり
カラスに雛を獲られたり
天敵の多いなか
よくがんばったね
カルガものお母さん

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2013.06.17

カワラヒワの幼鳥

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カワラヒワ

けさ、となりの駐車場にスズメのような鳥が三羽いて、草の芽をついばんでいた。よく見ると羽根のところに黄色い斑があるのでカワラヒワだと分かった。まだ幼鳥のようで、親鳥のような風格がない。胸のあたりもくすんだ色をしているから、巣立ちしてやっとあちこち出歩くことができるようになったのだろう。

ムクドリや
シジュウカラなど
巣立ちした
幼鳥たちが
探検をしに来る

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2013.06.16

野菜スープは効く

毎日、野菜スープを飲んでいる。食事の前に野菜を摂ると、インスリンの分泌がおだやかになり、炭水化物が脂肪として体内に吸収されるのを抑制できるという。遺伝的素因もあって私も中性脂肪が高いので、去年の暮れあたりから野菜スープを飲み始めた。

はじめのうちはあまり体重に変化がなかったが、この春あたりから目に見えて減り始めた。63kgあった体重が、今ではコンスタントに60kgになった。野菜スープはもう半年以上つづいている。体重が3kg減るとウエストもだいぶ細くなり、ズボンがだぶつく。なにより、からだが軽くなったのがいい。からだが軽くなるとよく動くから基礎代謝もアップする。基礎代謝がアップするから太らない。こうして好循環がはたらくのである。

今日も、家に帰ってから梅や椿の剪定をした。切り落とした枝を細かく切ってゴミ袋に入れたら、45リットル袋4つになった。からだが軽いのでひょいひょい動ける。ただ湿度が高く、大汗をかいた。

現代人の
病気の原因は
大半が
食べ過ぎと
運動不足

健康法は
ごまんとあるが
けっきょく
運動と野菜食に
収束していく

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2013.06.15

梅雨こそ熱中症に注意!

梅雨に
熱中症が多いらしい
汗が乾かないので
からだの中に
熱がこもるそうだ

空気が乾燥していれば、気化熱がからだを冷やしてくれるのだ。

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2013.06.14

生田緑地の花菖蒲

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昼休みに生田緑地の菖蒲園に行った。小雨だったが3日ほど降り続いたので、菖蒲の花はぐったりしていた。花が終わったのも濡れて首を垂れており、近寄るとなんとも情けない様子である。それでも、すこし離れてみるとなかなか綺麗である。

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菖蒲田には水がたまり、葉はいきいきしている。だいぶ乾いていたので、この3日間の雨は植物にとってはまさに恵みの雨である。

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芝生広場の脇には泰山木があり、まだいくつか花が残っていた。つややかな葉に大きな花びらが見え隠れする。この花が終わると、本格的な夏となる。そう、来週は夏至を迎える。

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メタセコイアの葉もだいぶ繁り、うっそうとしてきた。この葉が夏の日陰を提供してくれるのだ。

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雨に
花菖蒲なんて乙だろう
と思って見に行ったら
かわいそうに
みなうなだれていた

少し歩くと
じっとりと
汗ばむ
なつかしい
夏の感触だ

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2013.06.13

夏目漱石の美術世界展

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水曜日の午後、上野の芸大美術館に行った。先日、Eテレで「夏目漱石の美術世界展」を見て、どうしても行きたくなったからだ。 芸大美術館は上野駅から15分、根津駅から10分と書いてあったので、千代田線で根津まで行き、言問い通りを谷中のほうに向かって歩いた。谷中、根津、千駄木あたりを総称して谷根千というが、噂にたがわず西洋人の旅行者が目についた。

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東京藝術大学

東京文化会館や国立博物館、国立西洋美術館、上野動物園はなんどか行っているが、芸大美術館は初めてだ。入場料は1500円。吾輩は猫である、坊ちゃん、草枕、三四郎などと、夏目漱石の作品ごとに原稿やイラストなどが紹介され、関連したヨーロッパや日本の絵画などが要領よく展示されている。いちいち小説の文章までが示されており、なかなか親切である。

http://www.tokyo-np.co.jp/event/soseki/

漱石の小説は、読んでいるようで読んでいない。冒頭の文章や、有名な文章は耳にしているが、最後まで読んだのは「坊ちゃん」ぐらいではないだろうか。「こころ」なんかも読んだ覚えがあるが、なんだか難しくて途中で投げ出してしまったような気がする。漱石の小説のなかに、われわれが知らない画家やその作品の解説などが多くなされているのも読破できなかった理由かもしれない。この美術展を観れば、もうすこし理解がすすむだろう。

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岡本一抱の描いた虞美人草(ケシ)の屏風絵を、漱石がくわしく解説しているが、その絵の行方は不明らしい。それをこの美術展のために現代の画家が試作しているが、これはなかなか見応えがある。

最後に、夏目漱石のデスマスクが展示されていた。これはとなりの国立博物館から借りてきたものだろう。激動の明治をまるごと生きた文豪の顔は、その波乱に満ちた人生にもかかわらず、思いの外おだやかだった。享年49歳。

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向かいの陳列館

◆夏目漱石の美術世界展は下記の番組でも紹介されるそうである。

「ぶらぶら美術・博物館」 BS日テレ 6月18日(火) 20:00~20:54
http://www.bs4.jp/guide/entame/burabura_art/onair/index.html

小説は
小説家の生きた時代や
その環境を知ると
はるかに
理解が深まる

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2013.06.12

世田谷美術館

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粉糠雨が降りつづく梅雨らしい一日だった。クライアントさんの美術展をやっているというので、砧(きぬた)公園内にある世田谷美術館に行った。成城学園前から都立大行のバスに乗って岡本一丁目で降りる。60台分の無料駐車場があるというが、きょうは午後、上野にも行くつもりだったので車はやめたのである。

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世田谷美術館では高島屋展をやっていたが、そちらにはあまり興味がないので、区民ギャラリーに直行した。3つのグループが美術展をやっていた。まずは、目的の雅風会展。油絵が多かったが、水彩あり、パステルあり、色鉛筆ありの自由な展覧会だった。なんでも東京農大の成人教室から発展した会らしい。うまいだろう、なんて気負った絵がなく、アマチュアの好感の持てる絵が並んでいた。どの絵にも描いた人が出るものだな、なんてあらためて思う。となりでは水彩の風景画展が催されていた。水彩画はなんかホッとする。三つ目はOVERVIEWというタイトルで、大きなサイズの絵がならんでいたが、抽象画が多くて疲れた。

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美術館に併設されているレストラン「ル・ジャルダン」でランチを食べた。新緑が雨に濡れて、その色を濃くしていた。たまにはフランス料理もわるくない。帰りは環八に出て、バスで千歳船橋駅まで出た。こっちのほうが早いようだ。

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2013.06.11

中川さん、テレビ出演

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背景も中川さんの水墨画

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しんゆり五行歌会の会員である中川さんがテレビに出た。BSフジで、21時55分から5分間という短い時間だったが、すべて中川さんのことなので面白かった。中川さんのお店(高石のパルテール洋菓子店)や中川さんが水墨画を描いているところなどが放映された。国民年金基金の提供という。残念ながら五行歌に触れる余裕はなかったが、仲間がテレビに出るのを見るのは嬉しい。中川さんはハーモニカの演奏もやっており、仕事をやりながらいろんな趣味を楽しんでいる。

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中川さんのお店の名前は「パルテール洋菓子店」で、パルテールとは花壇の意味らしい。世田谷町田街道からよみうりランドに向かう道に入り、一つ目の信号の少し先の右側である。道路の反対側に専用駐車場が1台分ある。ここのケーキはレトロな味がする。わたしはアップルパイやかぼちゃパイが好きだが、ロールケーキなどもおいしい。予約すればイベント用のケーキもつくってくれる。感性が豊かな職人がつくるケーキだから、どれも美味しい。

Partel1

Partelmap

水墨画も
五行歌も
ハモニカもうまい
そんな人がつくるんだもの
ケーキも裏切らない

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2013.06.10

添削でなく改作する

日曜日のNHK短歌と俳句を見ている。五行歌をつくる上で参考になることがあるからだ。4月から講師が変わり、第2日曜の短歌は斉藤斎藤さん。斉藤が苗字で斎藤が名前らしい。風貌もちょっと歌人には見えない。

番組の後半で、短歌づくりの上達のために、というようなコーナーがある。ここでたいがいの講師は添削をするのだが、斉藤さんは改作を行っている。原作の言葉づかいや語順をなおすのでなく、原作の意図を汲み取って、斉藤さんが斉藤さんの言葉で歌を一首よむのである。添削は原作に手を入れて修正するわけだが、改作は原作をいじることなく、まったく新しい歌をつくるのである。わたしはこれが気に入っている。

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きのう取り上げた歌はこうだ。

手術終え
まなことじいて
手に触れし
薔薇の花びら
いともやさしき

白内障の手術でもしたのだろうか、その手術を終え、病室で目を閉じているとき、手に触れたバラの花びらがとてもやさしく感じたという歌である。文語調の歌で、「まなことじいて」なんて日常語では絶対つかわない表現だ。「いともやさしき」もまず使わない。これを斉藤斎藤さんは、つぎのように改作した。

麻酔から
さめてゆく手に
触れていた
とてもやさしい
はなびらは薔薇

同じ趣旨の歌が、いっぺんに分かりやすくなった。麻酔からさめてゆくときは意識がぼんやりしている。しかし意識が戻ってくるにしたがって、何か手に触れるものがある。とてもやさしい感じだ。それがバラの花びらだった。

文語の歌は格調が高くなるように感じられることがある。しかし、ふだん使わない言葉なので、どうしても作り手の気持ちとは距離ができる。正直に表現するなら、やはり日常語で書くべきだろう。そして字数に制限を設ける必要もない。すこし工夫して歌らしい雰囲気を持たせればいい。そうなると、どうしても五行歌がいい、ということになる。

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2013.06.09

さくらのバラード

♪さくらのバラード

治療室のデッキが故障してので、うちの器械を持ってきて久しぶりにCDをかけてみた。「倍賞千恵子のベスト・オブ・ベスト」というCDを聴いていたら、なつかしい曲が流れてきた。曲名は分からないが、どこかで聴いたような気がする。寂しい、もの憂げな曲だ。

何度も聴いているうちに思い出した。その曲は加納真実が、「仮面舞踏会」というパントマイムを演じるときのBGMだったのだ。歌っていたのは中島みゆきだと思う。歌詞もちがう。「仮面舞踏会」は何度も何度も見たので、その音楽がしみついていたのだ。

CDケースを見ると「さくらのバラード」とある。「男はつらいよ」のさくらの気持ちを歌にしたものだったのだ。曲名がわかってホッとした。それにしても倍賞千恵子の澄み切った声はいい。心が洗われるようだ。

参考までに、加納真実のパントマイムのリンクを貼っておく。
こちらは大いに笑える。(^-^) 

→加納真実の「仮面舞踏会」

http://www.youtube.com/watch?v=3G4cu1t-h14

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2013.06.08

中野島の「香華飯店」

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香華飯店ー中野島駅より南へ徒歩7分ほど。火曜定休。

わたしの弟のお店。(実は、いとこなのだが一緒に育ったので弟と同じ。) 20代から30代にかけて、わたしもここで料理を作っていたことがある。叔母が始めたラーメン屋だが、当初は、かつ丼やカレー、魚焼き定食なども出していた。いわゆる大衆食堂だ。

はじめの頃は中華の板前さんを雇っていたが、だんだん調理を覚え、わたしも調理師免許をとって鍋を振るようになった。仕入れも出前も、なんでもやった。客商売なので、ここでいろんなことを勉強させてもらった。ちょっとした人生修行の場である。

今は弟夫婦がやっており、とても繁盛している。20人前後の宴会もできるので、地域の人にも重宝がられているようだ。店主が仕事熱心、研究熱心なのがいい。

香華飯店のブログに日替わりランチの写真が載っていたので紹介しておこう。麺は熱いのと冷たいのを選べるらしい。ランチは700円。(日曜をのぞく)

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肉みそ丼とタンメン、または冷やし中華

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いわしのかばやき丼ともやしそば、または冷やし中華

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餃子小ライスとラーメン、またはざるラーメン

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ちくわ揚げ小ライスとねぎらーめん、またはざるラーメン

→香華飯店のホームページ

→香華飯店のブログ

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2013.06.07

超強力マグネット

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治療室のドアに磁石でカレンダーを貼りつけているが、その磁石が大きくて格好がわるい。もっと洒落たものはないかと向ヶ丘遊園駅前のセリアに行った。スタッフに聞くと、その種の売り場に案内してくれた。そして、小さくて強いのもありますよ、と教えてくれた。

いろんなマグネットが並んでいたが、なるほど、超強力というのがある。サイズは大きいほうでも直径13mm、ミニのほうはなんと6mmだ。今まで使っていたものの一番小さなものよりはるかに小粒だ。しかも磁力が強い。これなら目立たない。すぐにこれを買うことにした。便利なものがあるものだ。百均の品揃えには、いつも驚かされる。

大手百均には
これでもかとばかり
珍品が並ぶ
個人の店が
敵うわけがない

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2013.06.06

デッサンに彩色

P1270302_2紫陽花を一輪挿しに生け、水彩で色をつけた。老眼のため、絵の具の色が分かりにくく、英語の名前も読めず、限られた色を使ってなんとか色をのせた。ほんとうはデッサンをおおざっぱに仕上げ、水彩で立体感を出せればよかったのだが、デッサンを細かく書きすぎたし、彩色もすこしくどくなったような気がする。

紫陽花の花びらはもう少し大きく大胆に描いてもよかったようだ。ま、最初だからこんなものかな。次回は、デッサンを淡く描いて、色付けもあっさりやってみたい。

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2013.06.05

ペンキ塗り

P1270294_2ペンキ塗り
親方の手さばきは
あざやかだが
見習を仕込むのは
たいへんそう

掃除でも後片付けでも言われなければやらないと、
親方がこぼしていた。

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9種類の薬をのんでいる

久しぶりに治療にみえた患者さん、81歳の男性。両足の先がしびれるという。病院では脊柱管狭窄症と謂われたそうだ。糖尿病で、日に1度、インスリンを注射している。薬は何種類のんでいるのですかと聞くと、「9種類です」という。これには私も驚いた。それじゃあ、薬で満腹だ、そんなに飲んでいたらしびれが出てもおかしくないよ、と思わず言いかけた。

たとえば、高血圧について考えてみよう。年をとれば運動不足で肥満になりがちだ。血管も硬くなる。そうすると抹消j血管の抵抗が増すから、心臓は一生懸命に血液を送らなければならない。だから血圧が上がる。それが自然なのである。

血圧が高くなると、降圧剤が処方される。薬の力で強引に血圧を下げようというのだ。すると血管が破れる心配はなくなるが、どうしても心臓から遠い末端部の血流はわるくなる。だから手足の先が冷えて、しびれてくる。よくあるケースだ。糖尿病があれば動脈硬化もすすむから、そちらから来るしびれも考えられる。根本的には、薬より食事や運動で対応すべきだろう。

Kusuri薬を一時的にのむのはいい。つらい症状がとれるのは救いである。しかし長期にのめば、かならずからだにストレスがかかる。からだは絶えず自己調整作業をしているのに、薬はその複雑な化学反応系に介入してゆくからだ。要するに、緻密な生命維持活動の邪魔をするのである。

からだにストレスがかかると交感神経が優位になり、筋肉や血管が緊張する。消化吸収など内蔵の働きもわるくなる。典型的なのは、自然界の動物が危険を察知して戦闘態勢に入った状態である。そんな状態が長く続けばからだに不調をきたすのは明らかである。

9種類も薬を服用しているなんて、困ったものだ。わたしに薬をやめなさいという権利はない。だから「お医者さんに薬を減らせないかどうか相談してみてください」と話した。病気を治療するための薬が、病気を引き起こしては元も子もない。

この患者さん、鍼灸治療とオステオパシーでからだの緊張をゆるめたら「しびれがらくになった」と言って喜んで帰った。だが、こちらの心中は複雑である。

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2013.06.04

五行歌誌、6月号投稿歌

人は
生まれながらにして
不公平である
だから
面白いのだ

土いじりをして
汗をかいたあと
木陰で一休み
そよ風こそが
最高のごほうび

男も女も
シングルが多い
一度ぐらい
結婚してみたら
いいのに

あたらしい
プラネタリウムは
椅子がりっぱだ
神話の解説のころ
寝息がちらほら

星座の名前と
星のかたちが
ちっとも
一致しない
古代人はおかしい

パソコンで
つくった文章は
どことなく軽い
入力も訂正も
一瞬だもんね

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2013.06.03

ばら苑(最終日)

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日曜日の午後、バラ苑に行った。いい天気で陽射しはつよいが日陰に入ると涼しく、爽やかな日だった。今年はバラの開花も早かったようで、種類によってはほとんど終わっているものもあった。3日前の雨に打たれて傷んでいるものもあったが、やはり、バラは花の女王である。

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バラ苑では毎回、最後の週末はコンサートが行われる。今日は弦楽四重奏とロックバンドが演奏をしてくれた。ここは天気がよければ、一日楽しめる。

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いったい誰が
設計図を描いて
あんなに綺麗な花を
咲かせるのだろう
不思議なことだ

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2013.06.02

たまりばーる、夏の風

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ランチ、有機野菜のお惣菜(900円)

1.変わり五目おから
2.春キャベツと油揚げの柚子こしょう和え
3.赤と白の新玉ねぎとカッテージチーズのサラダ
4.ひたし豆
5.人参入り平飼い玉子の出し巻
6.手づくり豆腐
7.大根と芽ひじきのちょっとエスニック
8.えのき茸の山椒風味
9.和風豆乳スープ

日曜のお昼は、久地の「たまりばーる」でランチをいただいた。ごはんと豆乳汁以外は和え物や酢の物で、すっかり夏向きのメニューになっている。それでも一汁八菜だから豪勢である。野菜ばかりなので肉付きの人には物足りないかもしれないが、素材を吟味し、手をかけた料理はどれもおいしくて頬がゆるむ。しかも、ランチは週替わりである。

大ざっぱにいうと、人は人生の三分の一を眠り、三分の一を飲食に関係のあることに費やし、あとの三分の一を働いたり遊んだりするわけだから、食べることは大きい。健康番組などを見ていると、けっきょく、最後は緑黄色野菜を食べましょうということになる。とくに日本人は野菜食が合っている。「たまりがーる」が近くにあったなら、もっと頻繁に通うだろう。

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2013.06.01

向ヶ丘遊園あたり

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府中街道のダイエーのところの信号のそば、遊歩道の入口にこんな案内板が立っている。あらためて、向ヶ丘遊園はいいところなのだと思う。遊園地は平成14年に廃止されたが、地名はそのまま残っている。一時は専修大学前なんていう名前になるのかと思ったが、長年親しんだ駅名はそう簡単に変えられない。まして土地の名前を変えるとなると事件である。

南には広大な生田緑地があり、その敷地内に枡形城址、日本民家園、青少年科学館、岡本太郎美術館、藤子F不二雄美術館、バラ苑などがある。北は小田急線が走り、その向こうには多摩川が流れている。生田緑地には野鳥観察小屋があるし、ホタルの里もある。菖蒲園や梅林など、植物園も自然の起伏を利用してつくられており、いい散歩コースになっている。

http://www.ikutaryokuti.jp/index.php

田畑が減り、多摩川梨をつくる農家も少なくなったが、向ヶ丘遊園あたりはまだまだ住むのにいいところである。ところが、あんがい灯台下暗しで、このよさを見過ごしている人も多いのではないだろうか。

灯台下暗しの
灯台は
海の灯台ではなく
机の上の
燭台のこと

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