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2013.04.20

40パーセントの妻

毎週土曜の午後8:50から、5分間、Eテレで「もたさんの言葉」というのを放送している。精神科医の斉藤茂太さんの随筆などから拾った文章を親しみやすい絵と朗読で紹介している。絵は松本春野さんが担当し、淡彩で愛情にあふれている。朗読は矢田耕司さんで、老人が悟るように話しかけてくる感じがいい。BGMは村松健。文章もいいが、松本春野さんの絵がことのほかよく、できれば私もこんな絵が描けたらいいななんて思っている。

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(絵の文につづく) 私はフフと笑い、テキもなかなかわかってきたじゃないか、とまんざらでもない気持ちだった。見合いけっこんである。ほれたはれたで一緒になったわけではない。だからというわけではないが、私は、夫婦は50パーセントの満足度でいいと思っていた。100パーセントを望む気持ちはさらさらなかった。

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「40パーセント」では、それより10パーセントも下回るじゃないか、といわれそうだが、この話にはまだ先がある。私は人生に「腹八分目主義」を貫いてきた。望むことの80パーセントもかなえばバンバンザイ。それ以上を望むのは欲深すぎる。ずっとそう考えてきた。

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すなわち40パーセントの家内は、合格点なのである。しかも、トシをとるにつれて八分目主義は、七分目、六分目とだんだん大甘になってきた。この計算からいえば、「40パーセント」は、お釣りがくるほどの大合格というわけである。

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相手に対する要求水準を最初から低めに設定しておくことは、人間関係をスムーズにするいちばんの方策だ。夫婦だけではない。子ども、子どもの友だち、趣味の仲間、近所づき合い・・・ 50パーセント満足できればいいと腹を決めてしまおう。ずっとラクになる。勤め人の場合、人間関係で最も悩ましいのは上司と部下の関係であろう。だが、上司も部下も、たがいに相手を選べない。環境を自分で変えられないならば、心を変えるのが良策である。もしかして、期待値の合格ラインを120パーセントとかに設定したりしていないだろうか。80パーセントにすれば、たいていの人とまあまあうまくやっていけるはずだ。

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http://www4.nhk.or.jp/mota/


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コメント

50%に設定するならば、私は職場の仲間も夫も子どももみんなクリア、おつりもきます。なんだか嬉しくなっちゃいました!

投稿: エノコロ | 2013.04.21 14:44

40%が良い
心に余裕を持てる数字
半分も要らないよ
40%で充分という
その構えが良い

投稿: 荒野人 | 2013.04.21 16:56

★エノコロさん、
50パーセントだとほとんど許せますね。
それ以上やってくれたら嬉しくなるし、
精神衛生上とてもいいですね。さすが、
もたさんです。

★荒野人さん、
喜びも悲しみも受け取り方しだい。
こころの訓練が必要ですね。
なんでも「ありがたい」で通れたら最高!

投稿: ripple | 2013.04.22 09:01

良い番組を紹介してくださいました。
予約ろくがしておきます。

投稿: kei | 2013.04.23 08:59

★keiさん、
この番組で松本春野さんというイラストレーターを
知りましたが、このひとのほんわかとした絵がいい
でしょう。ナレーションもいいので、もたさんの話
が増幅されます。

投稿: ripple | 2013.04.23 09:20

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