多摩川土手の桜
50年以上も前の話になるが、多摩川の川崎側の土手は登戸から稲田堤まで桜並木がつづいていた。途中、桜の木がない所もあったが、とにかく壮観だった。稲田堤は桜の名所として有名だった。向ヶ丘遊園地も桜の名所で、遊園地の中や遊園地に向かう豆電車の両側も桜並木だった。お花見の頃の人出はものすごかった、という記憶がある。
開発が進み、交通量が増し、空気が汚れ出してから、桜は傷みがひどくなった。やがて、みな枯れ始め、次々に切り倒されていった。世の中には1,000年の桜もあるようだが、多摩川土手の桜は100年足らずで、ほとんど絶滅してしまった。自然を壊すことが自分の首を絞めることになるのだが。
自然はみな
リンクしているから
人間だけが生き残る
というわけには
いかないのだが
コメント
向ケ丘遊園地の跡地はどうなったんでしょう~
そこの桜の木も切り倒されたんでしょうか?
桜は1000年も生きている木もあるようですが
100年足らずに枯れてしまう木もあるなんて
差がありすぎです・・・
長生きしてもらいたいですね。
投稿: namiko | 2013.03.25 18:30
花(桜)下で死なむと歌った歌人はだれでしたかね。
桜ってなぜか来年もこの桜を見ることができるだろうかと
思わせますね。
あまりの美しさとはかなさと。
投稿: kei | 2013.03.26 09:02
★namikoさん、
一時計画が止まっていましたが、また動きだしました。
住宅と公園ができるようです。緑が少し減りますね。
★keiさん、
西行法師ですね。
まさに今日が「そのきさらぎの望月のころ」です。
旧暦の2月15日。満月です。
投稿: ripple | 2013.03.26 09:32