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2013.03.31

花曇り

お花見に
行きたいけど
暗い空と
この寒さに
ためらう

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山崎方代の歌(2)

甲州の柿はなさけが深くして女のようにあかくて渋い
丘の上を白いちょうちょうが何かしら手渡すために越えてゆきたり
ふるさとの右左口郷(うばぐちむら)は骨壺の底にゆられてわがかえる村

さいわいは空の土瓶に問いかけるゆとりのようなもののようなり
人生はまったくもって可笑しくて眠っている間のしののめである
なんという不思議なことだおもむろに蓋をとって茶をのんでいる

死ぬほどの幸せもなくひっそりと障子の穴をつくろっている
行く先をもたざるわれも夕方になればせわしく先をぞ急ぐ
私が死んでしまえばわたくしの心の父はどうなるのだろう

明日のことは明日にまかそう己よりおそろしきものこの世にはなし
力には力をもちてというような正しいことは通じないのよ
みごとな卵である 鉄砲玉もとおらない

かくれんぼ鬼の仲間のいくたりはいくさに出てそれきりである
しぼり出る汗の匂いを華というふざけた事はいわないでくれ
街燈の下を通って全身を照らしだされてしもうたようだ

わたくしの六十年の年月を撫でまわしたが何もなかった
こんなにも赤いものかと昇る日を両手に受けて嗅いでみた
夕日の中を変な男が歩いていった俗名山崎方代である

歌を作れ
歌を作れと
呼ぶ声が
巌とともに
とどろきせまる

                   出典:山崎方代歌集『こんなもんじゃ』

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2013.03.30

山崎方代の『こんなもんじゃ』

図書館から山崎方代歌集『こんなもんじゃ』を借りてきて読んだ。口語で飾り気がなく、どの歌もわかりやすい。どの歌にも哀愁が漂うが、ユーモアもあって救われる。山崎方代(ほうだい)は、戦争で右目をつぶされ左目は極度の弱視となり、傷痍軍人として恩給を受けながら、生涯無職で独身を通したという。『こんなもんじゃ』から気に入った歌を拾ってみる。

手のひらに豆腐をのせていそいそといつもの角を曲がりて帰る
こんなにも湯呑茶碗はあたたかくしどろもどろに吾はおるなり
卓袱台の上の土瓶に心中をうちあけてより楽になりたり

なるようになってしもうたようである穴がせまくて引き返せない
こんなところに釘が一本打たれていていじればほとりと落ちてしもうた
わからなくなれば夜霧に垂れさがる黒き暖簾を分けて出で行く

茶碗の底に梅干しの種二つ並びおるああこれが愛と云うものだ
一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております
くちなしの白い花なりこんなにも深い白さを見たことがない

ねむれない冬の畳にしみじみとおのれの影を動かしてみる
このように生きているのを何となく心苦しく思わないでもない
しあわせは朝の寝覚めにもどかしく放つくしゃみの中にありたり

こともなくわが指先につぶされしこの赤蟻の死はすばらしい
戦争が終ったときに馬よりも劣っておると思い知りたり
人間が人間をさばくまちがいを常識として世は移りゆく

手のひらをかるく握ってこつこつと石の心をたしかめにけり
石の上に雪がひそひそつもりおるかたわらに立つ吾すらもなし
いつまでも握っていると石ころも身内のように暖まりたり

遠い遠い空をうしろにブランコが一人の少女を待っておる
かぎりなき雨の中なる一本の雨すら土を輝きて打つ
馬の背の花嫁さんは十六歳方代さんのお母さんなり

このように
なまけていても
人生に
もっとも近く
詩を書いている

山崎方代の作品はとにかく読みやすい。文語や難しい言葉をつらねた歌集が多いなか、その簡潔さが際立っている。俵万智は『サラダ記念日』で大ブレークしたが、ひょっとすると彼女は山崎方代の口語短歌をヒントにしたのではないかとさえ思える。

方代が
歌を五行に
書いたなら
それも破調で
書いていたなら

   破調:七五調からはずれること、自由律。

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2013.03.29

春はスプリング

Kakime1

あちこちで
バネ仕掛けのように
草木の芽が吹く
なるほど
春はスプリング

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2013.03.28

新川の桜

P1250124

通勤のとき、日が差してきたので新川の一本入橋のあたりに車を止めて、桜の写真を撮った。ピンクの枝垂れ桜がみごとである。気温が低いのであまり散っていないのがいい。上からの眺めもきれいだが、水辺に下りて見上げる桜もまた圧巻である。週末は桜吹雪が楽しめるかもしれない。

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P1250139

P1250142

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P1250145

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デッサン、作品0009

P1250108

今回はブリキの水差しに入れた白い小菊を描いた。白い菊の花が難しい。なぜなら、花びらを細かく描き込んでいくと黒くなってしまうからだ。そこで、手前の花をていねいに描き込んでから練りゴムで黒を抜いてみた。なんとなく白い花らしくなったが、迫力がない。もうすこし花びらを省略して大胆に描くべきだろうか。白い花には黒っぽい背景がほしいところだ。例によって、時間があっという間に過ぎる。

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2013.03.27

調布のライトアップは3月29日!

定休日なのに小雨が降っているので、外に出る気にならない。そこで録りためたテレビ番組などを見た。ハーバード白熱教室の東北復興版はいい番組だった。復興はじゅうぶんな議論かスピードか、災害でひとを助けるということ、など。マイケル・サンデル教授によって問題が整理された気がする。午後、くろがね屋で人工芝の止め具や椅子のネジなどを買ってから、お花見ドライブに出かけた。

P1250102
野川、調布市八雲町。ライトアップが行われる場所

まずは深大寺に向かったが、道中、あちこちで桜が迎えてくれた。とくに学校のあるところは桜がたくさんあって、ここも、あそこも、と目移りする。霧雨に濡れたソメイヨシノはすこしピンク色が濃くなって見える。雨の日の桜もわるくないと思った。野川に出ると、ことしのライトアップは3月29日とあった。あさってである。ライトアップはたった一日だけなので、恐ろしく混み合う。ただ、一見の価値はある。

P1250101

P1250103

P1250105

甲州街道沿いの桜もきれいだったし、仙川の桐朋学園の桜もみごとだった。喜多見の野川から成城学園、次太夫公園、そして台和町の新川沿いへとドライブをした。寒くてお花見気分にはなれなかったが、花は持っている。週末まで楽しめそうである。

濡れた
ソメイヨシノは
ほんのり紅く
雨も
わるくない

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根性すみれ

P1250074

根性松には
およばないが
石垣に根を張る
スミレもまた
りっぱなものだ

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2013.03.26

さくらの花びらに

さくらの
花びらに
小皺がいっぱい
寒くて
開ききれないらしい

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日本民家園ちょっとリニューアル

P1250037

桜が満開だが、きょうは寒い。桜の花がこごえているようだ。木の芽が吹き始めた日本民家園に行ってみた。いくつかの民家の屋根がふきなおされたり、壁が塗りなおされたりして、ちょっとしたリニューアル気分が味わえる。

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P1250040

P1250043

P1250045

P1250054

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P1250041

茅葺の家に入り
囲炉裏やかまどの
においを嗅ぐと
自然に
こころが落ち着く

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安藤広重 → 歌川広重

安藤広重といえば江戸時代末期の浮世絵師で、「東海道五十三次」や「名所江戸百景」などで知られている。われわれが学校で習ったのはこの安藤広重だが、近年、マスコミの記事では歌川広重と紹介されている。広重は歌川豊広の門下で、実際は歌川広重と呼ばれていたらしく、安藤広重と名乗ったことはなかったという。そこで教科書でも歌川広重を使うようになったらしい。風景画では「富嶽三十六景」を描いた葛飾北斎も有名である。

Hakone

もうひとり、美人画で有名な浮世絵師に喜多川歌麿がいる。喜多川歌麿の名前のなかほどに「川歌」が入っているので、歌川と混同しやすい。だから歌川広重という名前を見たとき、なんとなく喜多川歌麿を連想してしまう。歌川広重ってひょっとするとあの歌麿のこと? なんて思ってしまう。歴史の教科書は新事実の発見とともにいろいろ修正されていく。鎌倉幕府の成立も1192年(いいくに)と覚えたが、最近の教科書では1185年と書いてあるらしい。なにごとにも、絶対はないと思っていい。

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2013.03.25

多摩川土手の桜

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多摩川土手の桜

P1250027
黒い幹に白い花があざやか

50年以上も前の話になるが、多摩川の川崎側の土手は登戸から稲田堤まで桜並木がつづいていた。途中、桜の木がない所もあったが、とにかく壮観だった。稲田堤は桜の名所として有名だった。向ヶ丘遊園地も桜の名所で、遊園地の中や遊園地に向かう豆電車の両側も桜並木だった。お花見の頃の人出はものすごかった、という記憶がある。

開発が進み、交通量が増し、空気が汚れ出してから、桜は傷みがひどくなった。やがて、みな枯れ始め、次々に切り倒されていった。世の中には1,000年の桜もあるようだが、多摩川土手の桜は100年足らずで、ほとんど絶滅してしまった。自然を壊すことが自分の首を絞めることになるのだが。

自然はみな
リンクしているから
人間だけが生き残る
というわけには
いかないのだが

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2013.03.24

二ケ領用水のお花見

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南武線で久地駅に行き、「カフェたまりばーる」でお花見御前を食べる。それから二ケ領用水沿いの桜を楽しみながら、登戸まで二駅ほど歩いた。天気予報では雨が降るかもしれないといっていたが、時おり薄日が差してきた。朝は寒いぐらいだったが、午後はだいぶ暖かくなった。二ケ領用水沿いの桜はほとんど満開で、たくさんのグループが宴会を開いていた。ここは桜並木が長いので、混雑した感じはあまりないのがいい。

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花桃3本(緑化センター)

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桜の古木(せせらぎ館前) 

家に戻ってから、サヤエンドウの支柱を立てた。人なつこいモズがやってきて、遊んでいった。ウグイスもだいぶうまくさえずるようになった。いい日曜日である。

お花見も
昔ほどバカ騒ぎしないで
みんな
静かに楽しんでいる
平和である

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2013.03.23

枡形山の花見

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枡形山山頂、花曇りだが人は多い

昼休みに枡形山に登ってきた。どんよりとした天気でうすら寒かったが、頂上広場は花見客でにぎやかだった。場所によっては8分咲きのものもあったが、ほぼ満開といっていい。明日は天気がくずれるらしいので、今日にぎやかなのかもしれない。

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P1240921
展望台から見下ろした風景

P1240922
桜はきれいだ

山頂から南へ下る道が工事中だった。歩道を直し、がけ崩れ防止のアンカーボルトが何本も打ち込まれていた。これは擁壁の工事などしなくてがけ崩れを防ぐしくみで、過日、TBS系の「夢の扉」という番組で「ノンフレーム工法」として紹介されていた。草木が繁れば、アンカーボルトは隠れてしまう。

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がけ崩れ防止のために打ち込まれた多数のアンカーボルト

アンカーボルトは互いにワイヤーでネット状に固定され、協力して土砂崩れを防ぐ。自然と人間が共存するために生まれた知恵だ。こういう知恵は大歓迎である。

ほっておけば
崖がくずれる
コンクリでは
自然が消える
こうすればいい

Nonframe
ノンフレーム工法は自然にやさしい

→ノンフレーム工法

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2013.03.22

お彼岸に桜満開

昼休みに二カ所、お墓参りに行った。平日なので車にしたが、府中県道は混んでいて、南武線沿線道路を使った。桜は8分から9分咲きで、満開と言ってもいい。泉澤寺ではヒガンザクラとソメイヨシノが同時に咲いていた。ふつうならヒガンザクラが終わったあとソメイヨシノになるが、ことしはみんな一緒に咲いている。

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ヒガンザクラ

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ソメイヨシノ

津田山の市営墓地は平日なのにかなりの人が出ていた。お彼岸でお墓参りをする人もいたが、花見客のほうが多いような感じだった。桜の時期に行ったことがないので、ちょっと驚いた。今度の週末は、お墓まいりと桜見物の人でごったがえすに違いない。

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津田山「緑ヶ丘霊園」の広場は、花見客でいっぱい。

暑かったり
寒かったり
大風が吹いたり
気がつけば
ほとんど春

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2013.03.21

今年の桜は

今年の桜は
短距離走者
スタートから
全力で
とばしている

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モノ欲しがらぬ若者

けさの読売新聞のトップは「モノ欲しがらぬ若者」という署名入りの記事だった。「車? 電車がある」という見出しもついている。事件や政治のニュースでなく、若者の動向を一面に取り扱うのはめずらしい。

今の若者はあまりモノを欲しがらないらしい。たとえば、クルマ。かつては大衆車から高級車へと買い替えていったものだ。いつかはクラウン、なんてCMも流れた。それが、電車があるのに高級車を乗り回す意味がわからない、とクールである。ブランド品などにもあまり興味を示さない。どこかさめたところがある。

そういう連中を、元気がない、活力がない、と責めるのはどうだろう。人間が生きていく上で必要なものは衣食住であるが、それが高級である必要はまったくない。衣食住がほどほど満足でき、やりがいのある仕事でも見つけられれば最高だろう。だいたい世の中には、なくてもいいものが多すぎる。それらはやがてゴミになって地球をよごす。低燃費、草食系といわれる若者たちはモノの豊かさでなく、こころの豊かさを求めているのではないだろうか。

モノを欲しがらぬ若者が
ふえているそうだ
足るを知るようになった
というのなら
それは悪いことではない

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2013.03.20

コゲラ

Koge1
柿の幹を突っついて虫を捜しているコゲラ。

Koge2
尻尾を第3の足のようにして体を固定している。

キツツキだから
木を叩くのは分かるが
そんなに激しくやったら
脳味噌が壊れちゃうぞ
コゲラくん

→コゲラのドラミング

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2013.03.19

ホトケノザ

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ホトケノザに
小さな花が
たくさん咲いた
仏の化身
かもしれない

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2013.03.18

沈丁花

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春の嵐
吹き荒れて
沈丁花の
香りも
どこへやら

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ミモザ

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軽そう
おいしそう
くすぐったそう
泡粒のような
ミモザの花

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2013.03.17

さくら開花

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梅が遅れ
桜が急いだので
今年は
いっぺんに
両方の花見だ

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物干し竿

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使い勝手では
角ハンガーに
軍配が上がるが
洗濯竿には
人間味がある

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2013.03.16

ラッパ水仙

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おしゃべりな
ラッパ水仙が
井戸端会議
えっ
私のうわさ?

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おそるべきファクス電話

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中野島の「あさひでんき」さんで新型ファクス電話を買った。去年自宅のファクスが壊れて新しいのにしたが、治療室のファクスもおかしくなったので買い換えることにしたのだ。自宅のよりは上位機種になるので、なかなかのすぐれものである。タッチパネル式、手書き入力、見てから印刷など、いろんな機能がついている。しばらくは慣れるのがたいへんだ。

http://panasonic.jp/fax/pd702/index.html

新しい
ファクスが来た
機能満載で
タッチパネル式
もう気分はスマホ

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2013.03.15

マエケン体操


マエケンダンス

WBC・3月10日のオランダ戦は、侍ジャパンが大勝した。6本のホームラン、先発全員17安打で毎回得点の16-4で圧勝した。投げては先発・前田健太投手が5回1安打無失点の好投をみせ、7回コールド勝ち。来週からアメリカで決勝ラウンドが始まる。

その前田健太は広島カープのエースで、通称マエケン。彼には試合前の儀式がある。左右の肩甲骨を大きく回す体操だ。からだを前傾させ、両肘をたたみ、その肘を10回ほど大きくまわす。それから5回ほど左右の肩甲骨を引き寄せ。これだけの短い体操だが、2年以上前からやっているという。こうすると腕だけでなくからだ全体を使って投げるから、ボールに威力が加わるのだろう。

Katabマエケン体操は、肩こりがある人や首や背中が硬い人にはいい体操である。うちでは患者さんに左図のような体操をすすめている。①肘をたたんで指先を肩に当てる、または指先でシャツなどをつまむ。②そのまま、両肘で大きな円を描くように前方に10回まわす。③つぎに、後方に10回まわす。④胸をひらくよう、左右の肩甲骨を近づけるように意識する。これを毎日、ひまさえあればやる。

テレビでもインターネットでも健康情報はいくらでも入る。そのなかで、いいなと思うものを選び、習慣にしてしまおう。3日坊主の人は、4日めにまたトライすればいい。ものごとの多くは「やるかやらないか」だけの違い。だれのためでもなく自分のためである。

ものごとの多くは
やるかやらないか
だけの違い
それがやがて
雲泥の差になる

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うたい文句

P1240611
電車の中の広告

五行歌をやるようになってから、周囲のものをよく見るようになった。文章もまた気になる。電車の中吊り広告や、網棚の上の広告のコピーなどに目が行く。これは小田急線の車内で見た住宅展示場の広告だが、そのコピーが洒落ている。「ご来場の際は、遊び心をご持参ください」と来た。

ふつうなら、「お気軽にお立ち寄りください」ぐらいになるところだ。プロのコピーライターの仕事だろう。ただコピーがうますぎて、BESSなる会社のことだの展示場のことだのが、もうどうでもよくなってしまった。だから、広告として成功したかどうかは疑問である。

遊園地などは
遊び心を持参したいが
けっこう
お金がかかるから
計算心を持参する

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2013.03.14

作品0008

00081
作品0008。1時間半なので、描き込み不足。

水曜日の夕方も、まだ強い風が吹いていた。このあいだのは煙霧で、今日のは風塵とかいうそうだ。耳新しい言葉がつづく。少し遅れて行ったので、デッサンの時間はほぼ1時間半。いつもより対象物が多いので、どうしても描き込み不足になってしまった。かぼちゃはもっと黒いし、表面のごつごつ感や白い紋のようなものがたくさんあったが、そこまで手が回らなかった。対象物ひとつひとつはいいが、その関係性のようなものが描けていないような気がする。奥行き感も弱い。少しずつではあるが、全体を把握する力はついてきたように思うが、やはり視点が動いてしまう。

ものごとは
いろんな角度から
見るのがいいが
絵を描くときは
視点を固定するのだ

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2013.03.13

しんゆり歌会(3月13日)

しんゆり五行歌会は場所取りのつごうで、第2水曜日の午前に変更。新百合ヶ丘駅から会場に向かったが、ビル風が強く、油断すると吹き飛ばされそうだった。4日前に煙霧という現象を体験したが、今日も同じような天気である。ただ気温は20度ぐらいあったのではないだろうか。汗ばむほどだった。

帰りの小田急は10分ほど遅れた。なんでも相武台駅あたりで、架線に障害物が引っ掛かったとか。畑のビニールでも巻きついたのかもしれない。とにかく強い風で、終日唸っていた。

ピンクの花もようの          島田(1席)
マニキュアをしたら
指先から
「早春賦」のメロディーが
浮かんできた

つれあいは               ripple(2席)
自分をみがく
砥石
これが
けっこう痛い

老いいそぐことは            神川(3席)
ないわ
ピンクのスカーフ
胸にあててみる
早春のブテイック

台所の排水管から           京子(4席)
出てくる 出てくる
汚れ
人の血管も
こうなっているのかな

防塵用マスクとメガネで        とし子
出目金になった私
花粉・黄砂・ PM2.5の
ブレンドした金魚鉢の中で
アップアップしている

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2013.03.12

めっちゃ

電車の中
チョーだの
メッチャだの
女子高生の会話が
一瞬外国語に聞こえた

ぞんざいな言葉を
使っていても
面接のときなんか
よそいきの言葉を
使うんだろうな

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おしゃれなゼラニウム

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ゼラニウム

朱色の花に
緑の葉が定番の
ゼラニウムにも
こんな
お洒落さんがいる

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2013.03.11

あれから二年

東日本大震災から2年
死者・行方不明者18,549人
避難している人32万人
自分が入っていないのは

ただ運がよかっただけ

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黄砂

車が
黄砂を浴びた
よくここまで
飛んで来た
もんだ

気象庁によると、きのう、関東では黄砂は観測されなかったとか。
ああいう天気を「煙霧」というそうだ。きのうのは砂塵、土埃など。

煙霧は
微粒子によって
空が霧状になること
黄砂が主の
場合もある

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2013.03.10

はかま姿

P1240609

ちらほらと
女子大生の
袴姿が目につく
ケータイは
離せないようだ

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下北沢、急行地下駅

小田急線の複々線化工事が進んでいる。この3月23日には、下北沢の急行駅(地下二階)の使用が始まるという。来年には、各駅停車のホームも使用開始となるらしい。井の頭線は地上二階なので、乗り換えにはエスカレータを乗り継いでも5分ぐらいかかるそうだ。工事開始から約10年。複々線化が完成すれば、新宿までの時間がだいぶ短縮されるだろう。

01
下北沢駅の断面図(シモチカ・ナビより)

02
井の頭線との相関図

03
東北沢駅

04
世田谷代田駅

いま走ってる
電車を止めないで
地下工事か
ちょっと
想像がつかない

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2013.03.09

310は東京大空襲

けさの読売新聞「編集手帳」に五行歌が引用されていた。三月十日の東京大空襲の歌である。1945年(昭和20年)、米軍機が本所、深川などを焼き尽くし、84,000人が死亡したという。310と311が連続して悲劇の日になった。

霊能者という人に        唐鎌史行(『五行歌秀歌集2』より)
本当に霊が見えるなら
東京なんて
一歩も歩けないと
東京大空襲の生き残りの父

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2013.03.08

くしゃみ

あちこちで
花粉症独特の
くしゃみ
ああ仲間だな
がんばれよ

年をとって、だいぶらくにはなってきたが、
今日はだいぶ飛んでいるようだ。

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犯人はこれ!

きのうの帰り道、車のラジオの調子が悪い。なんだかやたらに雑音が入る。FMのほうはだいじょうぶなので、AMアンテナが問題らしい。赤信号で止まったとき、窓を開けてアンテナのようすを見た。そうしたらアンテナぜんぶ格納されている。これではラジオが受信できない。アンテナを引っ張りだすと、こんどはよく聞こえるようになった。

運転しながら、だれがアンテナを引っ込めたのだろうと考えた。自分でやった覚えはない。駐車場に子供でも入って、いたずらしたのだろう。かならずドアの鍵をかけなければいけないな。なんて考えた。

P1240827
ビルの吹付工事、駐車場の車にもカバーが掛けてある

昼休みに用事があって駐車場に行くと、車にぜんぶ寒冷紗のようなものがかぶせてあった。奥のビルの塗り替え工事をやっているのだ。シューシューとペンキを吹き付ける音がしている。若い男が立っていて、「ちょっと車に用があるんだけど」と言うと、そのカバーを外してくれた。

それで分かった。きのうアンテナを引っ込めたのは、ここの工事をやっている人だったのだ。「きのうも吹き付けやってたの」と聞くと、「はい」と言う。「アンテナが引込められたままになっていてラジオが聞けなかったよ」と言うと、「申しわけありませんでした」とていねいに答える。ビルをネットで覆い、さらに近所の車にペンキが飛ばないように気をつかっているのだ。街中の仕事はいろいろ大変だ。

ものごとには
そうなるわけがある
なあんだと
思うようなことでも
わけが分かるとホッとする

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クリスマスローズ

うつむいて
恥じらうように咲く
クリスマスローズ
あの頃の
あなたのよう

どうして
クリスマスローズと
呼ばれるのだろう
控えめな
地味な花なのに

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2013.03.07

デッサン0007

0007
古い鉄瓶

00071
古い鉄の質感を出すには、もっと描き込まなければならない。

K0006
妻のかぼちゃ、なかなか重厚な出来だ

写真でさえ
撮った人の
思いが出る
絵はもう
まるごと出る

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2013.03.06

松田ハーブガーデンの桜

暖かいので、松田のハーブガーデンに河津桜と菜の花を見に行った。きのうの新聞では本家の河津で満開とのことだったが、松田では3~5分咲きといったところだった。今年は寒かったので、いつもの年より10日ほど遅れているとか。小田急線新松田駅からのんびり歩いてハーブガーデンまで登る。平日なのにかなりの人出だ。まだ真っ白な富士山が青空をバックに美しい。なんといっても、日本一の山だ。

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もとはミカン山だったとか

P1240642
酒匂川の向こうに富士山が見える

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ハーブガーデン。下は東名高速道路、向こうは相模湾。

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おひな様の展示

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NHKラジオ「はちまるちゃん号」の生放送(全国放送)

P1240729
帰りには、だいぶ花が開いたよう

目的があると
山登りもるんるん
ピンクの桜に
黄色い菜花
そして富士山だ

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2013.03.05

輝け杉の子

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枡形山の広場に「輝け杉の子」という学童疎開の像が立っている。わたしは戦後生まれ、団塊の世代だが、その頃のことはよく話に聞いているので理解できる。戦火をのがれて、学童が移住したのだ。そのころに比べると、今は想像もできないほど豊かな暮らしをしている。反面、失ったものも多い。曽野綾子の小説ではないが、『幸福という名の不幸』を地で行っているような気がしてならない。

ものの豊かさは
過去のどの時代より
勝っている現代
こころの豊かさとなると
どうだろう

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枝垂れ梅

Dsc_6296 

みんな
上を目指すけど
ぼくだって
花が咲くよ
と枝垂れ梅

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2013.03.04

梅にメジロ

Dsc_6368
写真はどれも拡大できます。

Dsc_6424

Dsc_6462

Dsc_6391

ようやく
梅が咲いた
メジロの群れが
歓喜して
蜜をあさっている

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感動ものです!

24歳の女性が、首と肩が痛いといって治療にみえた。デスクワークの人は、一日中、同じ姿勢をしているので、姿勢筋の疲労がひどい。どうしても前かがみになりやすいので、首や肩がこっている。軽くカッピングをしてから、細い鍼でこりをていねいにほぐす。姿勢筋は後頭部から首、背中、腰、骨盤まで走っているから、首や肩だけでなく背中や腰のほうも治療する必要がある。

この女性、左足に捻挫があって、足首に触れるとひどく痛がる。1月にスキーに行き、スキー場ではなく宿泊していたホテルのロビーでつまづいたという。そのうち治るだろうと思って、治療もしていない。検査をすると、左足の甲が少し腫れている。指の付け根にはまだ内出血の青い色が残っていて、触るとひどく痛がる。足先を伸ばすと痛むので、床にあぐらをかいた状態で座れないという。

カウンターストレインで足首の痛みが取れる位置に持って行き、そこで2分間ほど固定する。それから、ゆっくりゆっくり戻してゆく。これで圧痛は三分の二以上は取れた。さらに骨盤調整を加えて第1回の治療を終える。

5日後に見えたとき「ぐあいはどうですか」と聞くと、「痛みがなくなりました、感動ものです」とにこにこしている。「感動ものです」というからには、だいぶぐあいがいいようだ。2回目は、足のスネとふくらはぎに鍼と温灸を施した。右に比べて、左がパンパンに張っていたからだ。スネとふくらはぎは足首の背屈と底屈をつかさどる筋肉が走っているのである。足首の背屈変位と外反変位をカウンターストレインで治療する。

1週間後のきのう、3回目の治療を行った。前回は足の指の付け根を押すとまだかなり痛がっていたが、それがだいぶ取れた。腫れも内出血の跡も消えている。はじめは道路の凸凹でも足が痛かったのが、自由に歩けるようになったと喜んでいる。ていねいに足首の背屈変位と外反変位の治療を行う。もう一度治療をすれば、ジョギングぐらいできるようになるだろう。それもまた「感動もの」になるに違いない。

危険な目に合うと
からだは防衛反射を起こす
危険が去っても
これが残ることがある
それを優しく外せばいい

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2013.03.03

優雅な時間

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ジョウビタキ♀

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日曜午後は、風がないので庭仕事をした。枯れ枝や落葉を片づけたり、草取りをしたり、畑の支柱を集めたりした。3時間近く、やっていたろうか。その大半を、例のジョウビタキが来て遊んでくれた。落葉を片づけたり、草を抜いたりすると、そのあとからミミズや小さな昆虫が出てくることもあるのだろう。ジョウビタキはあちこち地面を突いている。ときには手の届くぐらいのところまでやってきて、こっちの動作をみている。ときどき、ヒッヒッと鳴いたり、カタカタと喉を鳴らし、尻尾を震わせている。羽根をふくらまし、丸まるしていてなんとも可愛い。

日曜の午後
庭仕事をしながら
ジョウビタキと
会話する
優雅な時間

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ひな祭り

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妻の
嫁入り道具
伯父さんの
手彫りの
おひな様

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2013.03.02

ローズマリー

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木枯しも
氷雨も
耐え忍び
迎える春の
嬉しさよ

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はてなネジ

洗濯ものを部屋干しするために天井につけていたネジが外れてしまったので、金物屋さんに大きいのを買いに行った。マークに似たフックのついたネジだが名前は分からない。私は勝手にこれを「はてなネジ」と呼んでいる。形状を説明すると、金物屋さんは箱を取り出してきて「大きさはどれにしますか」と聞く。手に持って大きく頑丈なやつを買った。一個60円だった。

箱には「洋灯吊」と書いてある。昔から、ものを吊るすのによく利用していたが、これを洋灯吊(ヨートーヅリ)と呼ぶのは知らなかった。もともと洋間の天井にシャンデリアのような照明器具を吊るすのに使うネジだったのだろう。うちでは、もっぱら納戸の桟などに取り付けて、いろんなものを吊るしている。

Neji
ネジつき金具: 洋灯吊(左上)、洋折(右上)、ヒートン(下)

インターネットで調べると、L字型のフックのほうは洋折(ヨーオレ)、または洋折釘(ヨーオレクギ)というらしい。洋灯吊の折れたやつという意味だろう。もう一つ、洋灯吊と似ているが円が閉じているものがある。これはヒートンというそうだ。英語ではeyeboltだから、目玉ボルトということになる。よく目にするものでも名前を知らないものは、あんがい多い。

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2013.03.01

蕗の薹を踏んだ

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蕗の薹を踏んだ
ぐにゅっと
首が折れた感覚が
いまも
足裏に残る

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ジョウビタキ♀

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ジョウビタキ♀

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ジョウビタキ♀

うちのまわりを縄張りにしているジョウビタキの雌がいる。草取りや庭掃除をしていると、かなり近くに寄ってきて、しきりに尾を振って愛嬌を振りまいてくれる。可愛いったらない。「ジョーちゃん、こんにちは」なんて声をかけると、こっちを向いて首をかしげたりしてしている。オスほどお洒落ではないが、目が可愛い。いい遊び相手だ。

鳥を
思う気持ちは
たぶん
相手にも
通じている

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