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2012.10.24

カネくれおばさん

定休日なので散髪に行った。床屋さんから近所の人が89歳で亡くなったと聞いた。うちもお通夜には行かなければならない。床屋さんは情報がはやいな。最新の情報がすばやく集まる。小一時間、客と会話をするからいろんなニュースが入ってくるのだろう。

街にはいろいろと変わった人がいるという話になった。いつもスーパーの入口に立っている「女ガードマン」、だれかれ構わずお金を要求する「カネくれおばさん」、やたら叫び声を上げる「叫びおばさん」、一日電車に合図を送っている「電車おじさん」など。こんな時代だから、心を病んでいる人は少なくない。

あるとき、カネくれおばさんが叫びおばさんに「お金をちょうだい」と声をかけたのだそうだ。ところが叫びおばさんは何のことか分からない。そこでしばらく二人がなんだかんだやりあったらしい。それを聞いて、私は吹き出してしまった。もう笑いが止まらない。しまいには涙が出る始末だった。カミソリを当ててもらっているときでなくて本当によかった。

ただ、こういう人はやりたくてやっているのではない。一つの病気だから、あまり軽率に笑うこともできない。自分もそうなるかもしれないし、家族にそういう人がいたら、それは大変だ。年をとるというのは厳しいものでもある。


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コメント

それは可笑しい
聞いただけで大笑いだ

うちの近所にも変なおじさんがいる
いつも交差点の角にたっていて
ニヤニヤしている、ニヤニヤおじさんだ

投稿: ブル | 2012.10.25 20:08

★ブルさん、
世の中の変化が早くて、情報が多すぎて、
にもかかわらず不況で、コミュニケーションが
希薄で、自殺者も多いし、精神を病んでいる人
が多いように思います。かなしいですね。

投稿: ripple | 2012.10.26 08:51

私は涙がでます・・・

アルツハイマー、認知症になる方は
お若い時にはとてもしっかりした方、キチンとした方などが多くなるようです

私の祖母は脳出血性の認知症になりました
脳出血から生還した時には家族で手を叩いて喜んだのですが
それからは大変な介護が始まりました

この方達の家族もどんなに大変な苦労しているか・・・
どうか温かい目で見てあげてください

周りが暖かければ本人も落ち着くのです。

誰もこのような状態にならないという保証はありません
明日は我が身かも~

投稿: namiko | 2012.10.26 08:54

認知症、アルツハイマーは
体質や食事などの影響もある様ですが
完全な予防は難しいですが、
30~40代のサラリーマンに
最近独り言を唱える方が多くて
とても心配しています。

投稿: あおむし店長 | 2012.10.26 09:54

この間まで働いていたお隣さんが
信じられないような行動をしたり、
散歩の途中家に帰れなくなったりしているのを
聞くとショックです。

老いの一つの形かな

投稿: kei | 2012.10.26 11:20

★namikoさん、
おっしゃる通りです。ご家族の方のことを
思ったら、笑いごとではありませんね。
いつも思うのですが、喜劇のうらには悲劇が
隠れていると思います。
ただ、話を聞いた瞬間は笑ってしまいました。
自分もまだまだ浅はかな部分があるなと
反省しています。

投稿: ripple | 2012.10.26 12:03

★あおむし店長さん、
コミュニケーションの不足というか、
ケータイやパソコン相手ばかりなので
独り言なんかを言うのでしょうか。
自閉的な世界ですからね。

★keiさん、
痴呆症を認知症と呼び換えたけれど、
からだも脳も年をとると枯れていき
ますからね。自分の身にも起こるかも
しれないので、笑えませんね。

投稿: ripple | 2012.10.26 15:03

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