心をこめて海とつきあう
4時前に目が覚めたが、そのままラジオ深夜便「明日へのことば」を聞いた。プロ潜水士夫の渋谷正信さんが「心をこめて海とつきあう(1)」というタイトルで話をした。明日が海の日だから、それにふさわしい番組にしたのだろう。
澁谷さんはアクアラインや全国各地の港湾の建設作業に線水夫としてたずさわってきたという。若いときは、男はつよく逞しくなくてはならない、という信念でがむしゃらに働いたそうだ。それが危険な目にあったり、行方不明者の捜索、汚染の調査などをするうちに、丸くなったという。いまでは海がいとおしく見えるようになったようだ。
各地の海の「くせ」が分かるようになった、という話が面白かった。気温が0.1℃上がるだけで海の状況は一変するという話もすごい。きつい仕事をしてきた人のわりに話しぶりは優しい。しかし、つねに現場に出て働いてきた人の言葉は重く、真に迫る。明日は後半が放送される。
つねに
現場で
勝負してきた
男の話は
胸を打つ
コメント
現場で汗を流す
現場にいるという存在
その存在の希薄さが
いまの原発被害を
垂れ流した
投稿: 荒野人 | 2012.07.15 21:31
こういう人って世の中にたくさんいらっしゃる
のでしょうね。
ただマスコミに取り上げられたり、自分から発信しないだけで。ただただ尊敬します。
投稿: kei | 2012.07.17 04:55
机上の論理ではなく、実体験の話は
聞く者の心を動かしますよね
命がけの体験をしている人ほど、なぜか穏やかです
しかし、今日は暑い
海に飛び込みたくなる心境ですね
投稿: ブル | 2012.07.17 13:37
★荒野人さん、
ダイエーの創業者である中内さんも、ダイエーの
衰退は現場の状況がつたわらなくなったからだと
話していました。現場を知らない大卒が増えたため
客の声が通らなくなったとか。現場は大切ですね。
★ブルさん、
河川を改修し、海岸をコンクリにすると海が死ぬ。
コンブなんかもとれなくなったとか。海岸の加工
口上で魚を開き、その内臓などを捨てている所に
コンブが生えるという。つまり、海からとったもの
を海に還元するといいらしい。当たり前ですね。
投稿: ripple | 2012.07.17 14:53
★keiさん、
アクアライン、海ほたるの工事は8年かかったとか。
その間、ほとんど毎日海にもぐったそうです。いま
海の森をつくろうと、豊かな海の復元のためやはり
毎日のように潜水をしているとか。すごい人です。
投稿: ripple | 2012.07.17 14:55