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2012.06.17

臨界幻想

102日曜の午後、京浜協同劇団の「臨界幻想」を見た。福島の第一原発で働いていた若者の死をきっかけに、原発の安全性に疑問が生じ、それを告発しようとしているうちに大事故が起こるという内容だ。30年前の作品だが、去年の311事件で脚光をあび、いくつかの劇団が演じている。

劇場のスペース京浜は、JR南武線の鹿島田駅からタクシーでワンメーター。観客定員は120人、満席。むかし渋谷にあったジャンジャンぐらいの広さだが、小劇場だけに臨場感がある。物語が現在に過去をフラッシュバックさせる手法をとっており、その入れ替わりもスムーズだった。

「ひでえんでねえのオッ!…人の子どもの命とってで…責任逃ればっか!…返して! あの子を…生きたまま、返してけさい!」。三十一年前に初演された劇「臨界幻想」の一幕。とある地方の原発で働く息子の死の真相を知った母親のせりふが、原発安全神話にあぐらをかいた社会をも糾弾しているようだ。(神奈川新聞)

101

休憩を挟んでの二幕もので2時間10分の上演だったが、あっという間に時間が過ぎた。それほど芝居にのめり込んでいったということだろう。311がなければ原発の仕組み話など眠気を誘われたに違いない。しかし去年の原発事故があるので、役者の一言一句が現実味を帯びて迫ってくる。全国の学校などでも公演してもらいたいが、やはり電力会社からはストップの圧力がかかるのだろう。これは札束と良心の戦いでだ。

政治家も
医者も
札束に
目がくらんで
魂を売ってしまった

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