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2012.03.07

フェルメール「光の王国展」

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イエスとマタイ家のマリア

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牛乳を注ぐ女

銀座にフェルメール展を見に行った。フェルメール・センター銀座という美術館があって、現存するフェルメールのほとんどがデジタル・リマスタリングで見られるという。分子生物学者の福岡伸一氏が監修している。年代別に展示されているが、このキリストの絵が初期に描かれた作品らしい。この絵を見たとたん、絵の明るさ、立体感に圧倒された。白や赤があざやかで、指や衣服のひだなどが細部にわたってきれいに描かれている。画家が作品を描き終えた瞬間がよみがえってくるようだ。フェルメールの絵はほとんど室内の人物画で、窓から差し込む光を巧みに使って、対象を浮き彫りにしている。

デジタル・リマスタリングというのは、古い原画をコンピュータに取り込んで、それを拡大し、細部の修正を加えることである。埃をかぶったり、油がついたり、絵の具が変色したりしているのを修正し、原画をできるだけ元の状態に復元する技術である。ここでは再創造(リクリエイト)であると強調していた。単なる復刻版とは訳が違うというのである。たしかに一見の価値がある。

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青いターバンの女

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レースを編む女

絵を鑑賞していると、バシャッと大きなシャッター音が聞こえる。ケータイで写真を撮っているらしい。注意書きを見ると「フラッシュ撮影禁止」とある。つまり、フラッシュを焚かなければ写真を撮っていいというのだ。それからデジカメを出して、印象的な作品をカメラに収めた。しかし、それぞれの絵にはスポットライトが当たっているので、デジカメの写真を見るとその光が反射したり、全体的に白っぽくなってしまった。展示場の出口付近には売店があって、図録や絵ハガキなどを売っているから、それを買い求めたほうが無難である。

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会場の様子

フェルメール・光の王国展は、7月22日まで。入場料、大人1000円。図録2000円。第一と第三月曜日は休館。あとで知ったが、音声ガイドは宮沢りえと小林薫だそうだ。もう一度行って、その音声ガイドを聴いてみたくなった。

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コメント

ここの存在知りませんでした!
今年も数点本物のフェルメールの作品が来ますよ。
15年前位にオランダで回顧展を観て以来
毎年少しずつ作品に出合えています。
全作品を観賞するのは難しそうですのでここも要チェックですね。

投稿: あおむし店長 | 2012.03.08 16:48

★あおむし店長さん、
400年も前の絵ですから、汚れたり変質したりして
オリジナルからは程遠いものになっているでしょう。
それを現代のコンピュータ技術を駆使して完成時の
原画に迫るre-creation。それには驚かされます。
本物とは違うでしょうが、一見の価値はあります。

投稿: ripple | 2012.03.08 18:19

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