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2012.03.28

榛名山神社代参

P1180093榛名神社に行った。地域の榛名講に入っているので、数年に一回代参(代表参拝)のクジに当たり、お参りすることにな。最近は講を抜ける人が増えて、以前は4人で行った代参だが、今回からは3人になった。朝7時半に出発したが、都内が渋滞していたので関越自動車道に乗るまで小一時間かかってしまった。途中休憩などを挟んだが、神社の宿坊に着いたのは10時半。それから榛名神社の奥の院まで行き、お参りをした。

鳥居と山門をくぐると、いきなり空気が冷たくなり、いやでも神域を感じさせられる。左右の山蔭にはまだかなり雪が残っている。日陰の岩からは太く長いツララが下がっていた。参道には雪道のスリップ除けのための砂が撒かれていたが、乾いた日は逆にすべりやすい。きつい階段をいくつか上ると、奥の院だ。

でっかい岩盤や千年杉、凍った滝などを見ると、ここは本当に聖地なのだなと思う。近年のパワースポット・ブームのせいか、若い参拝者もけっこう目につく。榛名山神社は商業主義的な気配がないのがいい。来るものは拒まず、去る者は追わず、という淡々としたところがいい。

宿坊でお昼をごちそうになる。むかしは4、5人で代参をして宿坊で一泊したものだが、いまは高速道路が通じているので、代参はほとんどが日帰りになった。酒の好きな人は宿坊に泊まらず、榛名山の裏側の伊香保温泉に泊まって遊山したものだ。要するに、代参は一つの娯楽でもあったわけだ。むかしは車がなかったから、電車やバスを乗り継いで、はるばる代参をしたが、そう、日帰りでは無理だったのだ。

うちのほうから、なぜ群馬県の榛名神社まで行くのかというと、ここの神様は雹(ひょう)の害を防いでくれるからだという。農家にとって、雹は大敵だ。まともに雹に降られたら、多摩川梨が全滅してしまう。帰りは圏央道を通って八王子経由で帰ってきた。高速料金は高くなるが、時間的にはこちらのほうが早そうである。

4月の寅の日に「雹まつり」を開き、代参の報告と直会(なおらい)を持つ。それで代参の役目が終了することになる。代参はくじ引きで決めるから、意外な人と榛名詣出をすることになり、地域のコミュニケーション維持にもつながる。せわしない時代を反映してか、講を抜ける人が多くなったが、残念なことである。

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コメント

榛名湖に時々行くので、榛名神社の前を通ります
神社の手前にある「魚籠屋」
ここの岩魚定食は美味いですよ

投稿: ブル | 2012.03.29 22:27

★ブルさん、
お仕事ですか、釣りですか、いや温泉かな?
そういえばお料理にイワナの煮つけが出ました。
むかしは鯉のアライが売りでしたが、鯉ヘルペス
だかウイルスだかの騒ぎがあってからは、
鯉の刺身がでます。アライではないというけれど
刺身との違いを聞くのを忘れました。

投稿: ripple | 2012.03.30 09:15

雹害の神様とは初めて知りました。
地理的にあまりつながりを感じませんでしたが
神様を通じて離れた地域の交流にも
繋がる参拝方法があるのですね!
時代の変化とともに習慣が守られていくの難しいですが
細くとも長く続いて行くと良いですね。

投稿: あおむし店長 | 2012.03.30 11:24

★あおむし店長さん、
これから梨園のそばを通るときは、
注意してみてください。ひょっとすると篠竹の
先にお札を挟んだものが立っているかもしれま
せん。それが雹除け、嵐除けの札です。大山は
あふり神社、つまり雨降り神社。こちらは雨乞
いを祈った神社です。大山講もあったのですが
自然になくなりました。いまあるのは、あと三
峰講です。こちらは火伏、盗賊除けです。

投稿: ripple | 2012.03.30 15:45

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