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2012.01.08

新年五行歌会(関東合同)

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関東合同新年五行歌会(1月8日、於いて市ヶ谷レインボーホール)

1月8日は午後1時から、関東合同新年歌会があった。関東地方の歌会だけでなく、静岡や長野の歌会からも参加者があって、140人ほどが集まった。会場に入ってまず気がついたのは、男性がかなり増えたなという印象である。これは五行歌がホンモノとして認識されつつある証拠ではないだろうか。女性はだいた情緒的だから「あらいいわね」でとびつくが、男性は冷静というか疑り深いからそう簡単には仲間に入ろうとしない。男性が増えたということは、五行歌のよさが理解されてきたことを示していると思われる。

草壁えんた主宰は、あいさつで「七五調のメロディーから抜け出し、新しいものを生み出そう」と説いた。七五調の歌はそのメロディーが哀しい。それを超えて、活力ある歌を書こうというのだ。五行歌ならそれができるというのである。

全員の自己紹介のあと、十人ずつのグループで小歌会を開いた。前もって提出しておいた各自の五行歌を互いに評価し合うのである。最初に目を通してあまり印象に残らなかったうたが、こんどはとてもいい歌に見えてきたりするから不思議だ。人間の心の感受性というものは、きわめて不安定である。それだけに自分の歌をわかってもらうということは難しい。だから、わたしはいつも、歌の選はゲームのようなものだと思っている。

 義母(はは)の残した         今南道也(一席)
 釘字のメモを広げ
 女房が年の瀬に
 儀式の如く
 黒豆を煮る

 母の笑顔は               守谷美智代(二席)
 大きな拡大鏡
 子の小さな喜びさえも
 何倍にもして
 写し出す

 田畑を家を               中込加代子(五席)
 愛する人までさらったのに
 今朝の海は
 そうしてこんなに
 美しいのでしょう

 ようやく                 音羽ゆき(印象歌)
 気がついた
 いやなことを
 さらりと忘れるのも
 才能だ

 日本より                 ripple(わたしの歌)
 ブータンのほうが
 幸福だという
 物カネじゃ
 ないんだよなあ

歌の締め切り間近にブータン国王夫妻が来日していたので、ほとんど即興で歌をつくった。日本人よりブータンの人のほうが、とやるべきだったろう。歌としてはあまり面白くないものになってしまった。何か具体的なものを載せるべきだった。

歌会のあとは、飯田橋駅そばの「素材屋」という居酒屋で懇親会。2時間半ほど、いろんな人と歓談した。人はみんな違う。だからこそ、人との出会いは面白い。五行歌という共通の話題があるから、よけい楽しい。ほろ酔い加減の頬を冷たい風がなぞる。

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コメント

こちらは今年はじめてでしたね。
今年も宜しくお願い致します。
歌会が盛況だったようで喜ばしいですね。
男性の、それも年配の方が多いというのは
おっしゃるように五行歌の認識度が高まったから
だと思いますね。
かの「・・集い」でもドンドン増えていますものね。
更なる発展の年になるといいですね。

投稿: ミモザ | 2012.01.09 21:07

★ミモザさん、
俳句や短歌にくらべたら認知度は低いけれど
少しずつ五行歌のよさが知られていくようです。
思いを575にはめこむのはおかしいけれど、
それがまた面白くもあるのでしょう。
でも日常感覚で表現したいですよね。
まして古語ではピンときません。(^-^)
それはともかく、ことしも楽しくやりましょう。

投稿: ripple | 2012.01.10 09:08

今回初めて二次会に出ませんでした。
申し込みの頃お酒も美味しくなくて
酒のない二次会なんてと思ってしまったのと
遠くから夜帰ってくるのが、しんどくて。

今度は出ようと思います。
男性が活躍していましたね。
定年後の男性はどこで何しているのだろうと
思っていたのでうれしいです。

投稿: kei | 2012.01.11 05:46

★keiさん、
男性が増えると、歌の幅がひろがる
ような気がします。いいことではな
いでしょうか。

二次会は「飲み放題」のお店ですが、
年輩になると酒量も減るし、健康の
面からも断酒をする人もいますね。
それにお酒を飲まない女性も多い。
ですから、飲み放題はもったいない
ように思いました。
 

投稿: ripple | 2012.01.12 08:53

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