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2011.12.15

チャイナ・シンドローム

Chinas_2

BSで放映された映画をHDに録画して、休みの日に見ている。きのうは「招かれざる客」と「チャイナシンドローム」を見た。チャイナ・シンドロームは福島の原発事故で有名になった映画だが、まだ見ていなかった。たぶん大震災の前に見ても、あまりピンと来なかったかもしれない。しかし原発事故以来、小出裕章さんの本や動画を見たりして、原子炉のことをいろいろ勉強したので、 この映画ががぜん現実味を帯びて迫ってきた。原子炉格納容器、燃料棒、制御棒、圧力弁、放射性廃棄物、核分裂といった言葉が分かるからである。

Chinas2

チャイナ・シンドロームの意味は、アメリカの原発事故でメルトダウンが起こると、さらにメルトスルーという状態になり、核分裂を続ける高温の物質が地下を熔かし、地球の反対側の中国まで到達するということだ。もちろん、事故を起こした原発の周囲100キロほどは何十年も、何百年も人が住めなくなる。チェルノブイリでも福島でも、そこまでは行かなかったが、原発の恐ろしさを象徴的に示したものだ。チャイナ・シンドロームは直訳すれば中国症候群とか中国現象だろうが、これは原語のままのほうがいいようだ。

この映画では原発建推進派と反対派が描かれる。推進派は原発の安全性を訴える一方、会社の利益のために配管のX線検査の手抜きをしたりする。反対派は事故の危険性、放射能の子どもに及ぼす影響、使用済み核燃料の処分ができないと主張する。これは、まさに今の日本の状況と同じである。映画の撮影に、ロサンゼルスの原発が使われているようだが、アメリカの懐の広さを感じる。日本ではこうはいかないのではないだろうか。

原発は絶対安全だ
と言い続けてきた
人たちがいる
悪魔に
魂を売ってしまったのか


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コメント

地球の半分まで溶けると、後は重力の関係でストップするとか、どっかで見たか聞いたかしました~?

投稿: 魚衆 | 2011.12.19 13:41

★魚衆さん、
地球の中のマグマなどはやはり高熱なのでしょうか。
それにしても、メルトスルーした核燃料はいったい
どのへんまで行ったのでしょうね?

投稿: ripple | 2011.12.19 14:33

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