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2011.11.10

ホトトギス

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杜鵑草(ホトトギス)

鳥のホトトギスの胸の模様に似た花なので、この名前がついたらしい。地味な花であり、半日蔭を好んで咲くから、見過ごしがちになる。これは箱根で撮った写真で、ホトトギスの花にしては少し明るい。ユリ科。葉を見ると、ユリの仲間であることが分かる。

ところで辞書をひくと、鳥のホトトギスはいろんな漢字で書かれる。杜鵑、不如帰、時鳥、子規など。杜鵑の鵑などという字はまず他では使わないだろう。子規は正岡子規の名前にもなっている。正岡ホトトギスだ。彼が主宰した俳句雑誌も「ホトトギス」である。よほどホトトギスが好きだったのだろう。ホトトギスといえば、信長、秀吉、家康の気質をあらわす歌が有名だ。

 なかぬなら殺してしまへ時鳥 織田右府     織田信長
 鳴かずともなかして見せふ杜鵑 豊太閤     豊臣秀吉
 なかぬなら鳴まで待よ郭公 大權現様        徳川家康

近くには山頭火の歌がある。さらに最近ではフィギュアスケートの織田信成君もつぎのように詠んでいるそうだ。

 鳴かぬなら鳴かなくてよいホトトギス       種田山頭火
 鳴かぬならそれでいいじゃんホトトギス      織田信成


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コメント

山頭火の俳句は良いですね。

鳴かぬなら勝手にしろよ杜鵑
        荒野人

投稿: 荒野人 | 2011.11.10 20:08

こんばんは。
信長、秀吉、家康の性格の違い、そのホトトギスの歌(ここでは敢えてカタカナで書きました)で説明すると、戦国時代のことを何も知らない外国人でも、みんな「なーるほど!」と感心してくれますよ。

それに関して山頭火の歌まであったとは知りませんでした(笑)

横から口出しですが荒野人さんのも面白いですね。

投稿: MIKO | 2011.11.10 23:24

こんにちは。
ご無沙汰をしました。

ホトトギスの句が揃いましたね。
どれも味のある句です。

鳴かぬなら 踊ってごらん ホトトギス

投稿: おしゃれな猫 | 2011.11.11 15:06

★荒野人さん、
このホトトギスの句は小学校のときに聞きましたが、
ほんとにうまい歌ですね。山頭火も織田信成もいい
でしょう。鳴かぬならそれでもよろしホトトギス。

★MIKOさん、、
ホトトギスは英語でなんていうのでしょう。
郭公の仲間だから、cuckooでもいいですね。
山頭火は Let it be.ですね。

投稿: ripple | 2011.11.11 15:57

★おしゃれな猫さん、
コメントありがとうございます。
ホトトギスはうぐいすなどの小鳥の巣に
托卵するので好きになれませんが、珍重
されたようですね。5月ごろ近くで鳴き
声は聴きますが、いまだに姿を見ません。

 鳴かぬなら夏がいつ来る時鳥

投稿: ripple | 2011.11.11 16:05

ホトトギスとくると“不如帰”が先に出てきました。

浪子と武男の悲恋物語 

“・・・・千年も万年も生きたいわ” 

投稿: | 2011.11.11 22:35

★名無しさん、
徳富蘆花ですね。
ほんとうに「人間はなぜ死ぬのでしょう」ね。
もっとも死ななかったら死なないで、これまた
大変ですね。

投稿: ripple | 2011.11.12 10:18

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